ほっこりする話『太ってて良かった話』『不登校でオタクな女の子』など短編5話【22】 – 優しい話・体験談まとめ

ほっこりする話『太ってて良かった話』『不登校でオタクな女の子』など短編5話【22】 - 優しい話・体験談まとめ ほっこりする話

 

スポンサーリンク

ほっこりする話 短編5話【22】

 

 

結婚5年目の記念日

昨日、結婚5年目の記念日だったのでなんとなく言ってみた。

俺「いつもありがとう。愛してるで」
嫁「うん知ってる」
俺「ばれてたorz」
嫁「ばればれや。顔に書いてるし」
俺「恥ずかしー><」
嫁「ほんま恥ずかしい男やなwちょっとぐらい隠し事してみろw」
俺「ん、じゃあ浮気でもしてこよか?」
嫁「どうぞ。どうせ無理やし」
俺「それもばれてたか」
嫁「顔見たらわかるやん」
俺「顔に書いてるわけではないのね」
嫁「描いてたらもうちょいマシになってるやん」
俺「うまいなwクソw」
嫁「まぁね(ドヤ顔)」

で、今朝仕事に行く前に弁当を取りにいくと、弁当箱の上にメモが。

「結婚してよかった。私も愛してる。」

Sっ気たっぷりで軽口が好き、
でも実は恥ずかしがり屋の嫁の精一杯の返事でした。

 

 

嫁と嫁友の会話

さっきあったこと

今日も疲れて帰ってきた俺
子供も寝てるからそっと帰宅。
台所から水音と嫁の声と女の声がしたんだ
どうもハンズフリーでの会話らしい

耳を傾けた俺は心臓が氷る思いだった

嫁友「あー…もうほんとムカつく!
年々アッチも適当になるし、嫁も最近レスっていってたよね?」
嫁「あ~…そうだねぇ最近したの…先月、したかな?」
嫁友「はぁ!?うちらまだ二十代だよ?なのに1ヶ月あいてるの?私なら3週間しなかったら限界だわ」
嫁「わかるー私も限界通り越してるぅw」
嫁友「本当いやんなるよねぇ…もうATMくらいに割りきらなきゃこっちがストレスで禿げる!」
「あはは~ATMになるならまだいいじゃんかぁ~うちはそれにすらならないよ~」

もうこの時点でお前なんて恥ずかしい会話をっ!とか思ってたけど真っ白になったわ
確かにわけあって給料は新卒並みだし五人家族を養えてない。
それでもいま頑張れば確実な昇進と給料アップが約束されてて、嫁も応援してくれてると思ってたけどやっぱり本音はそうなのか…って

「でもまぁそれでも私達の為に必タヒに働いてくれて、ヘトヘトになるまで頑張ってくれてるし愛してくれてるから幸せだよ~」

嫁友「うわぁ相変わらずラブラブだねぇ」
嫁「嫁友だって未だに出掛けるときは旦那さんに初めて貰ったネックレス絶対つけてるし、旦那さん好みの髪型十年維持してんじゃんかwどっちがラブラブなのさ」
嫁友「う…それは…」
嫁「それに手抜きのカレーって言ってたけどそれってあれでしょ?旦那さん好物のルーから作ったやつだよね?しかもなんも焼いてんでしょ?
手抜きのカレーってのはうちみたいな市販ルーのやつをいうんだよ」

と続く会話にほっとして愛しい気持ちが溢れて抱き付きたかったが、きっとこの会話は男が聞いたらいかんやつだと思い直してそっと玄関に戻ってから
今帰りました風に音をたてながら部屋に入ったら携帯もった嫁がいて抱きしめてめちゃくちゃキスした
10年一緒にいるが愛しすぎてつらい
もちろん台所で泣かせてきたぜ

 

ちょっと怖い感じの義母

義母はなんかいつも半分怒ってるような口調で、正直ちょっと怖い感じの人。
でも人が悪いわけじゃないことは同居しててよく分かってる。
私は幼少時に母を亡くし、結婚して少しして父も亡くなってしまった。兄妹はいない。
母の記憶はほとんどないので、結婚するとき「母」と呼べる存在ができて嬉しかった。
そう言ったら「目出度い席でそんな話するもんじゃないよ!」ってちょっと泣いてた。そんな人。

義母の妹が家に来たときに、「お嫁さん、家なき子だってね。そんな子と同居だなんて
うまくやったね。避難先もクレーム元もないのはさぞやりやすくていいでしょう」
って台所で言ってた。私は扉一枚向こうの洗面所にいて丸聞こえだった。

「何いってんだい!あれ見てごらんよ!(と言って続き間の仏壇を指す)
いつでも見張りがいてやりにくいったらないよ!
あの子を産んですぐいっちまうなんて、本当にバカな人だよ!
絶対にそのへんにいて私らを見てるに決まってるだろう!
私があっちに行くときに、嫁に来てもらったのに幸せに出来なくてすみませんでした~
・・ってペコペコ謝るなんてまっぴらごめんだからね!
だからね!うちは三世帯なんだよ!あの人らも、今もそこらに座って茶してんだよ!
分かったらとっとと糠漬け出しな!」

こんなこと言いながら(記憶の限りほぼ原文ままだと思う)、妹さんのお尻をはたいてた。
あれ、強烈でかなりいい音するんだよね・・w
三世帯って言われて、初めて自分でもそういう発想になった。
あんな目立つところに仏壇置かせてもらって、いつも申し訳ないと思ってただけだった。
ありがとうおかあさん。
それにしても、義母と妹さんは、なんで姉妹でこんなにってくらい性.格が違って不思議。
(妹さんは上品で物腰柔らかで第一印象はかなりいいけど、実はかなり毒もってる)

 

 

太ってて良かった話

うちの旦那はイケメンなのに40近くまで独身&男だらけの職場ということもあり同性.好き疑惑をもたれていたらしい
と言うのも周りが見合いやら合コンやらセッティングしてだいたい一番かわいい子が寄ってくるのに連絡先交換すら断ってた
そんな中、旦那の上司が「取引先の独身美女」と称してデップりした私を紹介して半年後結婚
単にデブ専だったのを本人も気づいてなかったのを私との出会いで気づいた話だけど未だに旦那は偽装結婚だという説が社内にあるらしい
痩せてたら旦那とは結婚できてなかったと思うとデブで良かったとは思うがスタイルのいい姑と義妹が私の体型気に入らないらしく旦那いない時チクチク攻撃してくるのは辛い
あと最近はさらに太ったのでダイエットしてるのを旦那が妨害してくるけど服が入らないから隠れてウォーキングがんばってる

 

 

不登校でオタクな女の子

中学三年の夏。
私に不登校でオタクな女の子の友達ができた。
きっかけは些細なことだった。

担任の先生から「運動会の練習するから呼びにいって!」
と、何故か私に頼んだのだ。
まともに話したこともないのに・・・と思ったが、文句を言わずに行った。
おおげさかもしれないけど、本当にアレは運命だったのかもしれない。
その子はびっくりするほど元気で、私に話しかけてきた。
そして、私がアニメが結構好きだと知るや、自分の趣味も話してきた。
そして私とその子は友達になった。

一週間経って、先生が私とその子の席を前後ろ同士にした。
二週間経って、その子が朝と帰りのHRにでるようになった。
三週間経って、その子が授業にちらほらでるようになった。
四週間くらい経って、いきなりその子から電話が掛かってきた。
「あ~、○○ちゃん(私の名前)?」
「え・・。そうだけど、どうかしたの?」
「あのさ~、さっきテレビで・・・・」
それからその子と小一時間話をした。家族のことだったり、アニメや漫画のことだったり
ようするに、他愛もない話をした。
最後にその子はこんな事を言った。

「あ~明日さ~、暇だったらカラオケいかない?」
涙がでそうになるのを、私は必死で堪えました。
だって、カラオケとかに一緒に行く遊び友達なんていなかったから。
そもそも、友達と他愛もない話で長電話をしたことだって初めてだったから。
私は昔から一人ぼっちでした。
軽く話せる友達はいるものの、彼女らと遊びにいくほど親しくはありませんでした。
中三になってから、私はクラスの皆から少しずつ離れていきました。
そんな私の様子を先生は気が付いていたのかもしれません。

いっつも教室の隅っこでひとり本を読んでいる私のことを心配してくれてたのかもしれません。
今となっては分かりませんが、先生のおかげで私には初めて親友と呼べる存在ができました。
月曜日が待ち遠しく感じることができました。
この場を借りて、お礼を言いたいと思います。
ありがとう。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました