『ラーメン屋のおばちゃん』など短編5話【39】 – 感動する話・泣ける話まとめ

『ラーメン屋のおばちゃん』など短編5話【39】 - 感動する話・泣ける話まとめ 感動

 

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感動する話・泣ける話まとめ 短編5話【39】

 

 

ラーメン屋のおばちゃん

最近よく行くようになった通勤途中のラーメン屋。
行くときは歩きの時と、チャリの時がある。
チャリの時はアップダウン越えてくるので冬でも汗をかく。今頃になって気づいたんだが、そこのおばちゃん、
歩きの時はあったかいお茶を、チャリの時は冷たい水を
出してくれる。

なごみというか、感動した。

 

 

カーチャンの愛情

小さい頃からひいおばあちゃんの介護を一人でしてた。しかも義理の。
おばあちゃんたちは先に他界してたから、カーチャンしか見る人がいなかった。
離れに住んでたんだけどいつもいつもブザーがなって呼び出されてたな。
夕飯も自分たちのよりおばあちゃんのが先。寝たきりだから体ふいてあげたり、しもの世話までしてた。
痴呆でぼけちゃってるから食事も投げつけられたり、誰もいないのに「あそこに女の子がいるからおい払え」とか怖いこと言われたり。すさまじかったと幼少ながら記憶してる。
介護があるから旅行なんて全くしたこともなかったし、うちに友達を呼ぶのも禁止だった。
小学校高学年のある日、カーチャンがトイレでうずくまって泣いてるの見てしまった。いてもたってもいられず、思わず手紙を書いた。
お母さん泣かないで、自分も妹と一緒にお手伝い頑張るから、とかそんな内容。まだ文字も書けない妹に鉛筆持たせて、一緒になまえかいた。そんで居間のテーブルにおいといて、寝た。次の日の朝、テーブルの手紙は無くなってたけど、特にカーチャンは何も言わなかった。
結局ひいおばあちゃんは、自分が中学に上がるまえに無くなった。
あれから15年の月日が流れ、自分は25歳になり、去年結婚することになった。
結婚する前夜、カーチャンは色褪せたそのときの手紙を大事そうに持って来て見せてくれた。
そんで、「私はあんたのカーチャンになれて本当に幸せだよ、自慢の子供なんだ。幸せになってね。」って言って、初めて自分の前で泣いた。自分もないた。
カーチャンみたいに無償の愛情を注げる人間になれるよう頑張るよ。

 

 

あんな夫婦になりたい

飲食店接客業アルバイトだけど
今日来たお客さんで40代くらいのご夫婦がいた。
とにかく旦那さんがニコニコして楽しそうに奥さんに話しかけてる。
料理のメニューを一個一個読み上げながら、その度感想を言ってて
とにかく楽しそうで見てるこっちも自然と笑顔に。
奥さんも旦那さんの感想をうん。うん。と聞きながらニコニコしてたけど、なんか変な感じなんだよね。表情が堅いっていうか…。
で、オーダーが入って料理をその夫婦の席に運びに行った時にその違和感がなんだったのか気づいた。
奥さんは声が聞こえたら、その方向に顔を向けるから気づかなかったけど
目が見えてない人だった。
だから料理が来る度、旦那さんが「来たよ!彩りが凄くキレイ!○○(奥さんの名前)が好きな人参も入ってるよ!」とか
説明をしながら料理を奥さんが食べやすいように切り分けて、お箸を持った手を料理まで誘導させてた。
ドリンクもお酒をいくらか飲まれてたんだけど
一つひとつどんな味か説明しながら、奥さんの手をコップまで誘導させてた。
2人ともお帰りになられる時まで凄く楽しそうに話してらしたから
周りが思うほど奥さんの障害が隔たりになることは無いんだろうけど
旦那さんの健気な気遣いとか本当に楽しそうに奥さんに話してらっしゃる姿に泣きそうになった。
私も片方が障害を持っても変わらず愛し合えるような、あんな夫婦になりたい。

 

爺様と熊

爺様がまだ20代だった頃、猟を始めて3~4年目の事。

2月が過ぎてからまもなく1頭の熊を仕留めた。
近づいてみると、回りに子熊がちょろちょろしている。
普通、冬期の冬篭り期間に出産・授乳し、春先に出てくるので、
この子熊はまだ授乳期間中だろう。

爺様は、見捨てるべきか助けるべきかしばらく悩んだ。
放っとけば2~3日中に間違いなく死ぬだろう。
結局、親を殺した負い目があるので家に連れて帰ることにした。
親父にえらく怒られたらしいが、今年だけということで了解をとり、
家で山羊を飼っていたんで、その乳を与えて育てた。
近所に知られると、嫌がられるので「こっそりと」だったみたいだが。
なかなか利口な奴だったみたいで、そこいらの猟犬の子より賢かったとの事だ。

爺様が子熊のことを「奴」とか「野郎」とかしか呼ばないんで、
「名前は付けなかったのか」と聞いたら、
「付けたけど忘れた」だって。

春まで家で面倒をみて、夏から裏にある家の山の木の穴に住まわせ
定期的に食い物を持って行ってた。
爺様が来ると喜んで体当たりしてきてたが、爺様が転んだらやらなくなったらしい。
その年はそこで冬篭りをさせ、次の年の春、猟でも入らないような奥山に連れて
いって放した。なかなか離れなかったらしいが、怒鳴ったら逃げてったとの事。

それから4年目の夏、お婆さんと一緒に山芋採りに近くの山に入った村の女の子が行方不明になった。
村の連中で捜索隊が組まれ、爺様も参加したが一向に見つからない。
1週間が過ぎてもう駄目だろうという声が出始めた頃、2つ先の山の中で発見された。
皆が、1週間も良く無事でと思い話を聞いてみると不思議な話を言い始めた。
朝、目が覚めると近くに木イチゴ、アケビ、山芋が一杯おいてあるので食べたと言う。
村の連中は、天狗のおかげだとか山の神様のおかげだとか色々なことを言って感謝しているが
爺様は「あの野郎だ」とピンときた。
木イチゴもアケビも山芋も、あの子熊の大好物だ。
裏山にいた時、爺様の所にも持って来たことがあって、褒めた事があったらしい。
そこで爺様は次の日、発見した山に出かけて、
「こんな近くに来たら危ねえじゃねえか!とっとと遠くに行け!」
と怒鳴り回って来た。
その晩、爺はでっかい熊に体当たりをくらわされて、崖から落ちる夢を見たらしい。

まあ、気持ちは判るが熊が気の毒になった話だった。

一般常識として、熊は冬眠するものと考えてると思うが
実際は真冬にうろつく奴も結構いるらしいんで注意してくれ。

 

 

残すならなにがいい?

このスレは見ててなごむなぁ、、
オレは1歳半の子供がいて、前職が保育士みたいなものだったから、こどもの成長とかがすごく楽しい
障害をもった子供たちを見ていたから、すこしでもその兆候があると、心配していたなぁ。
そう思うと>>378の嫁のように明るく肝の座った発言とかを自分の嫁から聞いた時
子供を生んだ嫁って凄いなぁっておもった。そういや、去年の11月末にリストラされて、いまだ無職。実家の親も当てにできんし、嫁とも別居中。
人生詰んでしまったので、最後になにかの嫁と子供に残したいとおもうのだけど
まだ、1歳半の息子と嫁に残すなら、なにが一番良いと思う?

>>
おまえ

コメント

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