『聴覚障害者の娘』など短編5話【75】 – 感動する話・泣ける話まとめ

『聴覚障害者の娘』など短編5話【75】 - 感動する話・泣ける話まとめ 感動

 

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感動する話・泣ける話まとめ 短編5話【75】

 

 

パーパ、大丈夫よ

我が子について話したいと思う。

今、長男が一歳十ヶ月、次男がまだ一ヶ月。
次男の夜泣きもひどく、嫁との会話も少なくなってきた。
そして、長男も次男に母をとられたせいか、今まで以上に母に甘え、私には全く寄りつかなくなった。
おいでと手を広げても無視され、頭を撫でようとしても逃げられ、心底寂しさと共に
何の為にしんどい思いして仕事をしているのだろうと本当に辛かった。

そして昨日、仕事を終え家に帰るとなんだか体がだるかったので、熱を計ってみると三十九度の高熱。
晩ご飯も早々に済ませ、いつもみんなで寝ている寝室の隅で壁の方を向き、倒れ込む様に横になった。
眠りについてから数時間経った頃だろうか、寝室のドアが開き誰かが近づいて来たが、体が痛く動けなかった。

すると、私の頭を撫でる小さな手…
そして、「パーパ、いい子いい子」
長男だ…

最近私に寄りつかなくなった寂しさもあり、涙を堪えられなかった。
そして、泣いている私を見て、涙を拭ってくれ、
「パーパ、大丈夫よ」
私を避けていたんじゃなかったの?
いつの間に、そんなに喋れるようになったの?
親として、子供からの愛情を疑った私は最低な父親だ。
しかし、私は必ず命に代えてでも家族を守ろうと再確認した。

そして、今朝、嫁に昨夜長男を私の所に来させたのか?と聞くと、
「最近パパ嫌われてるから、私が長男に言ったとしても行かないでしょ?だから、言ってないわよ。」
と…

 

 

本当は嬉しくて

中学ん時 バカばっかりやってた俺。
学校にもほとんど行ってなかった。
たまに学校に行ってもみんなが軽蔑した目で俺を見やがる。

いつものように早退しようと玄関まで行くと担任が
「よく来たな!明日も来いよ!」
って言ってくれた。
俺は黙ったまま出てったけど本当は嬉しくて泣きながら帰ったんだ。

今年で俺も21歳。
未だに年賀状くれる先生。
あん時言えなかったけど、こんな俺を心配してくれてありがとう!
大好きだぜ!先生!

 

 

父のしょっぱい卵焼き

些細な事ですが…

10年程前、母が何かの病気(今だに知らないのはちょっとおかしいですよね)で手術して入院しました。
私の通っていた中学校の昼食は、給食ではなく弁当持参の学校でした。
毎朝作ってくれていた母が入院したので、その1ヵ月弱の期間、代わりに父が毎朝早くから起きて作ってくれました。
私の兄弟は3姉弟でした。
皆年が近かったので、3人分を作らなくてはいけませんでした。

父は「友達に見られても恥ずかしくない弁当を作るから安心しろ!p(^-^)q」
と、テレビの料理番組や本を見ながら研究したり、友人に聞いたりしていたようです。
父は毎日の弁当に、必ずしょっぱい卵焼きを入れてくれていました。
季節は夏だったので、父なりに調べたのであろう
「塩を少し効かせると腐りにくいんや♪(゚∀゚)v」
と、どこから仕入れた知識なのやら、その卵焼きは塩味の効いた不器用な卵焼きでした。

アレから十数年…
母が残業で遅くなったりして夕食の支度がまだの時は、父が例の卵焼きをよく作ってくれます。
その卵焼きは、まだ少ししょっぱくする癖が残っており、
食べる度に「あぁ…、オレの親父の味だな」と、ホロリとしてしまいます。
父と呑む晩酌の、愛情の効いた最高の肴です。

 

ドア裏は落書きでいっぱい

大きな病院に通院していました。
ある日、男子トイレの洋式の方に入り座ると、ドア裏に小さな落書きがあったのです。

『入院して二ヶ月 直らない もうだめだ』

そして二週間後
(その落書きの事はすっかり忘れていたのですが)、またそのトイレに入りました。
…ドア裏は落書きでいっぱいいっぱいになっていました。

『頑張れ』
『ガンガレ』
『必ず良くなるぜい!』等々。

しかもその後、トイレはペンキ塗り直しされて、他のドアは新しい色になったのですが、
なぜか、そのドアだけは塗り直されずに落書きがそのままでした。

それを見て温かい気持ちになりました。

 

 

聴覚障害者の娘

ここで良いのか?と思いながら・・・・(w
本当は、昨日レス入れようと思ったんだけど、昨日はみんながリアルタイムで見ている所に、長レスは迷惑になると思ったので控えました。
見ててくれる事を願って・・・・

土曜日の14時~頃、コーカサス館で娘(小3)にバラソフトを買って下さった方、有難うございました。
娘が戻って来て、買って頂いた事を知って慌てて周囲を探したのですが、もう見当たらなくて。
娘に聞いたら、多分・・・携帯で見てたのは「2ちゃんねる」だと思うと言う事だったので。

うちの娘、聴覚障害者でお金と「ばらソフトクリーム1個下さい」と書いたカードを持たせて買いに行かせました。
話しを聞くと、順番が来る前に注文を書いた紙を出そうとしたらない・・・・
涙目になって、お姉さんのオーダーに答えようとしていたら、
後ろにいた「お兄ちゃん」が写真を指差し、携帯画面で「これでいい?」て聞いてくれたそうです。
うん、とうなずいたら、そのソフトを2個買って一つを娘に手渡してくれました。
娘がお金を渡すと
「いいよ、お兄ちゃん一人で来たから一度二つ買ってみたかった」と言う文章を見せてくれたそうです。

その人がここの人がどうか分りませんが、とにかくお礼を言いたかったので、こちらを借りてレスさせて頂きました。
どうも有難う。
何度か万博へ行って色んな思い出がありますが・・・・
多分・・・この思い出が私の中でも、娘の中でも最高の思い出だと思います。

素敵な思い出をどうも有難うございました。

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