『貧乏を公言する男子』など短編5話【77】 – 感動する話・泣ける話まとめ

『貧乏を公言する男子』など短編5話【77】 - 感動する話・泣ける話まとめ 感動

 

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感動する話・泣ける話まとめ 短編5話【77】

 

 

上司からのメール

一人暮らしと同時に飼い始めたうさぎが8歳でお星様に。

翌日、三人しかいない小さな事務所で無愛想かつ厳しいとっつきにくい上司とおばさんパートに囲まれて仕事をしていたが不意に涙が出てきて何度もトイレに。
昼休みにお弁当を食べながらパートさんにウサギの話をして慰めてもらったけど上司は「だったらぬいぐるみでも買え」と一言。
しかもその日は上司に急がなくてもいい書類に残業を命じられ一人事務所でPCに向かってた。

上司もさっさと帰ってしまい遠慮なく涙をこぼしながら仕事をしていたら一通のメールが。

サブジェクトは「いままでありがとう」。
本文は

○○(私)ちゃん
○○ちゃんと会えて
とっても、とっても幸せだったよ。一緒にいれてほんとうに幸せだった。
ありがとう。
ぜったいにまたいつか会えるよね。いつも近くにいるよ。
だから元気だしてね。だいすきだよ。

そして最後にペイントで描いたらしき下手くそなうさぎの絵が。
送り主は上司のノートパソコンのアドレスでした。

次の日からも上司は何も変わらず無愛想で厳しかったけどそのメールは綺麗な紙にプリントアウトして自宅に飾ってあります。
でも本当、絵が下手ですね、××(上司)さん(笑)

 

 

クラスの貧乏を公言する男子

うちの中学は新興住宅地でほとんどが持ち家、お母さんは専業主婦みたいな恵まれた家庭が多かった。
育ちが良いのか虐めや仲間はずれなどは皆無。

クラスに一人だけ貧乏を公言する男子がいた。
7人兄弟の長男で子沢山と低収入で給食費も遅れるような状態。
黒であるはずの制服は何故か緑色っぽく色が褪せ、中3になると急に身長が伸びたためか腕の3分の1くらいが出ているような状態になってしまっていた。
前のボタンもきつくて閉められなくなり、ある日何かの拍子に休み時間に背中の真ん中の縫い目が裂けてしまった。
本人は笑いを誘うギャグを飛ばし、笑いながら家庭科の得意な女子が縫って直してあげた。
そこへ、ある男子が、
「誰か兄ちゃんとか近所の人とかで綺麗な制服余っている人いないかー?」と声をかけた。
みんな家に帰って親や隣近所に聞いたりしていらない制服を探した。

翌日2着の上着と1着のズボンが彼の机に置かれた。
その日はクラス対抗バレーボール大会の日で、制服を貰った彼は嬉しそうに制服を高く持ち上げて
「みんなー、ありがとなー、お礼に今日は俺がバンバン点取るからさー」と言った。
夕刊の新聞配達のため帰宅部だった彼は、どこで覚えたのかと思うほどバレーボールが上手く宣言どおりに、一人で何点も点を決め、クラスは優勝した。
勝った瞬間、男子は彼に駆け寄り、ポカポカ頭を叩いたり抱きついたり、最後には胴上げ。
それを見ていた女子たちは何故かみんな号泣。

いい時代だった。

 

薬の副作用

昔、当時中学生の弟が学校帰りに床屋で丸坊主にしてきた。
失恋でもしたのかと聞いたら、小学校からの女の子の友達が今日から登校するようになったからだ、と。

彼女は今まで病気で入院しており、薬の副作用で髪の毛が全部抜けてしまったらしい。
「女が丸坊主じゃ恥ずかしいって言ってたし、だったら他にも丸坊主がいりゃいいかなと思って。
野球部の奴等は元々丸坊主だけど、野球部じゃない丸坊主がいた方がいい」と弟は言っていた。

翌日、丸坊主で登校した弟は帰宅するなり「同じ事考えた奴が一杯いた……」と。
なんでも優等生から茶髪問題児を含め、クラスの男子全員が丸坊主かそれに近い頭になっており、病気の子と仲が良い女の子達までベリーショート、一人は完全な丸坊主になってたらしい。
更に担任の先生(男性)まで丸坊主。
丸坊主だらけの教室で、病気の子は爆笑しながら「ありがとうありがとう」と泣いたという。

示し合わせたわけでもないのに、全員同じ事考える当時の弟のクラスに和んだ。
ちなみに病気の子は今も健在、弟は意外に丸坊主が気に入ったらしく、それからずっと丸坊主。

 

 

オムライスとごはん

20年前ぐらいの前の話

当時俺の家はいわゆる片親ってやつで、すげぇー貧乏だった。
子供3人養うために、かぁちゃんは夜も寝ないで働いてた。
それでもどん底だった・・・

俺は中学卒業してすぐ働きに出た。
死ぬほど働いた。
遊んでる暇なんてなかった。

1年ぐらいして同級生に久しぶりに会った。
飯食いに行こうって話になった。
メニューの漢字・・・読めなかった。
読めたのは、一つだけカタカナで書いてあった「オムライス」だけ。
同級生は「焼きそばとごはん」って注文した。
無知な俺は「じゃあ俺はオムライスとごはん」って店員に言った。
店員、固まってた。
クスクスって笑い声も聞こえてきた。

そしたら同級生
「さっきのキャンセルね!!俺もオムライスとごはん!!」

・・・店出た後、同級生が一言「うまかったな」って言った。
「仕事がんばれよ」って言ってくれた。
泣けてきた
心の底から人に「ありがとう」って思った。
そいつは今でも親友です。

 

 

嫁に感謝の独り言

妻が亡くなって4年たった
俺、嫁、娘2人で集まって笑ってる写真の前で
お線香焚きながら嫁に感謝の独り言、
そんで涙目になって
「ずっと愛してる」って独り言

我慢できずにいい歳こいてビービー泣いてた
夜中なのに娘にバレて笑われたw

んで結局みんなで泣いた
亡くなった嫁よ、あんたの俺と娘達は仲良くやっとるぞ

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