萌える話『巫女さんの台詞』など – 短編10話【4】 – ほっこりする話 まとめ

萌える話『巫女さんの台詞』など - 短編10話【4】 - ほっこりする話 まとめ 萌える話

 

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萌える話 – 短編10話【4】

 

 

そりゃ猫なつくわ・・・

 

うちは拾ってきた猫を飼っているんだけど、父親はいつも猫に冷たい

それでも猫は父になつき、いつも父のトイレをのぞいたり
お風呂からあがるのを待っていたりする。
そのたび「またお前はちょろちょろついてきて。はぁ」とため息をつく父

が、早朝、まだいつも寝ている時間に目が覚めた私は
リビングから聞こえてくる父の声にびっくり

「○○ちゃん(猫の名前)可愛いね~☆
抱っこしてあげましょうねー、内緒でまぐろあげようねー☆
わー美味しかったね~☆もう無いよーざーんねん☆」
とすごい裏声で猫のことを可愛がっていた

それから数日間早朝に起きて観察していたけど
どうやら私の前以外では毎日気持ち悪いぐらい可愛がっている様子

そりゃ猫なつくわ・・・

 

 

子供のときのプロポーズ

 

俺、子供んときに近所の子にプロポーズしたことあるんだけど
そのネタで小学校で「あいつが私にwぷぷぷ」って6年馬鹿にされ
中学校で3年馬鹿にされ、高校でも3年馬鹿にされ
未だに夕食時に言われるけど腹が立つ。

 

 

ナンとライス

 

とあるカレー屋の前を通った時の出来事。
嫁「あんなに強調しなくても、カレー屋さんにライスなんて普通だよね?」
俺「何の話?」
嫁「だ~か~ら~、カレー屋さんにライスなんて有って当たり前だよね?」
俺「だから何の話?」
嫁「あれよ、あれ」(カレー屋の前の看板を指さす)
看板「ナンとライスあります。」

嫁は「何と!?ライスあります!!」みたいに読んだらしい・・・

 

 

姉「すっげぇ発見したんだけど!!」

 

自室でちょっとDVDを鑑賞しようと準備してたんだけど

姉「ねぇ!すっげぇ発見したんだけど!!」ドアバターン
俺「うあぁっ、なんだよ急にノックしろよ!!」
姉「いいから聞いて!ねぇ、すっごい発見!聞ーいーてー!」
俺「分かったよ。聞くって、聞くから……落ち着いてください」
姉「あっ、うん……」
俺「……落ち着いた?」
姉「うん……あれ?」
俺「え、何?」
姉「どうしよう……忘れちゃったよ、大発見」
俺「えぇぇぇ……じゃあもう部屋戻れよ」
姉「なんでよ!すっごい発見だったんだよ!?
ちょっと思い出すのに協力しろやァ!」

それで、とりあえず今まで部屋で何をしてたかを順に整理させていって

姉「思い出した!鼻毛抜くとさ、抜いた毛の生えてた穴と同じ方の目から涙が出るんだよ」

 

 

餓死寸前のシチュエーション

 

以前このスレで
「食事する時に、餓死寸前のシチュエーションで食べる。」
ってのをふと思い出し、ご飯を目の前にして、
「・・・・・・・。」
おもむろにハシをとって白米をかっ込む俺。

目線を落しつつ、おかずを掻きこんで、味噌汁を飲む。
「・・・ホントに・・・死ぬかと思った・・・・!」だの
「・・・すまねぇ!!本当にすまねぇ・・・・!!」だの言ってて、なんとなく理解したのか、嫁も爆笑。

なんて事をしてたらですね、ふすまが開いていてですね、幼稚園に行ってるはずのですね、娘が出てきましてね、どうやらその場面を見ていたらしくてですね、冷蔵庫に走っていってですね

アンパンマンチョコレート(娘の大好物)の袋を出してですね、泣きながらですね、
「おとうさん、これ食べてぇぇぇ(´;ω;)食べなきゃ死んじゃうんだよー!( ;д;)あばばば(声になってない)」
とか言われてですね、優しく育ってくれてるなぁ、とか思う前にですね、動揺しまくって、ついつい、「ご飯・・・・おいしかった・・・。」とか行って、正座してスーツ着たままパタッと横に倒れたの。

「お父さんが死んじゃっpぴぎゃあああああああ!!!!( ;Д;)」
泣く娘を宥める嫁。
さすがにまずいと思って、チョコをひとつ口の中に入れて
「おとーさん、ふっかーつ!元気もりもりあんぱんまん!」とか言っても泣いてるの。けっこう似てたのに。

今、嫁は熱出して休んだ娘の看病とアホな旦那への怒りか、全然かまってくれず、自分でスーツにアイロンかけてます。
どうしよう。
やはり俺が悪かったのか。

 

 

スーパーでのバイト

 

うちの姉ちゃんがスーパーでバイトしてた時の話

果物つんでる姉ちゃんにカコイイ兄ちゃんが近寄ってきて

ささやくように「ねえ、次の休みいつ?」

姉ちゃんしどろもどろになりながら

「バッバイトしてんのは土日だけですっ」

すると兄ちゃん3秒ほど考え込んだ後

口調を正して申し訳なさそうに

「すいません、お店の定休日を聞いてるんですが」

 

 

スーツ姿の若い男女

 

夕方の駅構内でスーツ姿の若い男女が話していたら、女が携帯を取り出して
女「ごめんね(男に)。もしもし?…今電車に乗るとこ。…うん、うん。それじゃ急いで帰るからね。バイバーイ」
男「ご家族ですか?」
女「うん、娘」
男「え、えっっっ?!?!?」
女「今日初めて一人で電車に乗ったんだ。学校が休みの間実家に行っててね」
男「へ…へーー。えっ?学校?」
女「今年小学校に入ったの」
男「えっっ?小がっ…校?え?でもアナタ今二十代ですよ…ね??」
女「来月二十五になるけど何?明日からは有給使って秋休み明けまでべったりするの」
男「えっと、おわかくて…いらっしゃった?」
女「日本語危ないわよ。それじゃまた明日」
女が電車に乗った後
おっさん「残念だったねえ。落ち込むんじゃないよ」
男「えっ?!誰?!?あ……ありがとうございます…」

男のキョドりかたが面白かった。

 

 

嫁「ニャー」

 

この前俺が酔っ払い朝帰りしてしまった。
そのことで嫁と大喧嘩。
嫁は泣きながら俺のこと責める責める。
嫁「・・・でも電話の一本くらいできるでしょ!」
俺「いや、だから、つい飲みすぎて・・」
嫁「飲みすぎたからって!!一度も連絡なしで、夜中過ぎても帰ってこないし
携帯いれても電話にでない!」
猫「ニャー」
嫁「ニャー(←条件反射らしい)・・・・めちゃくちゃ心配したし、不安になったし!!」
猫「ニャー。ニャー」
嫁「ニャー。ニャー。・・・もう、ほんっとなんかの事件に巻き込まれたらどうしようかと思って
警察にいこうかとかおもったんだからね!!」

たのむから、ケンカの途中で猫と挨拶すんのやめてくれ・・・
こっちは笑い堪えんの必死なんだからな・・・orz

 

 

彼女が見てない隙に

 

中学の時、英語の辞書忘れたから隣の女子のを共同で使わせてもらった。
家も近所だし気さくで話しやすいやつだったもんで、
彼女が見てない隙に、ふざけてその辞書の「vagina」の項を○で囲んでやった。
…あれから10年以上が経ち、そんな事ずっと忘れてた。
盆休みで実家に帰省して仕事の整理をしてた時の事。
英語の辞書が必要になって、中学時代のを探し出して使った。
そしたら憶えの無い落書きをみつけた。
「penis」が○で囲んであって余白に「お返しだバーカ昼休みに図書室で待つ」と書いてある。
それで思い出した。
あの時あたりからだったか、彼女は昼休みになると真っ先に教室から出て行くようになった。
俺は「何委員だか知らないけど忙しいんだなぁ」なんて思ってた。
中学最後の昼休みも、彼女は教室にいなかったっけ…。
で、嫁にそれ見せたら顔真っ赤にして「今頃みつけるな!」だって。

 

 

巫女さんの台詞

 

毎年恒例となった北海道神宮でのカウントダウン。
特に何かを祈るわけでもなく神様に手を合わせた後、御守りを買うために売店へ。
今年はどれにするかなぁなんて悩んでいるフリをしながら巫女の売り子さんを眺め、お気に入りの巫女さんの前に並ぶ。

いつもは車用の御守りしか買わないところだが、今年はなんとなく自分用の御守りを買う気分に。
受験生じゃ無いし、身体はとりあえず健康だし、こういう場合はどんな御守りを買えば良いんだ?
と迷っていたその目に飛び込んできたのは、必勝祈願の御守り。

『すみません、この必勝祈願の御守りって、どういったモノですか?』

受験生向けの御守りだったら買っても意味無いなぁと思いながら、巫女さんに質問してみる。

『え? あ、えーと、その‥‥』

ただのアルバイトで商品知識が無いのだろう、その巫女さんは困った顔でしばし悩んだ後、両手で小さくガッツポーズ。そして‥‥。

『か、勝つぞっ』

ぐはぁぁぁぁぁぁ(はぁと)
困り顔と照れ顔の絶妙なブレンドに、可愛い仕草付きでそんな台詞を言われた日にゃ、俺に一体どうしろと?(どうもせんで宜しい)

‥‥今年は良い年になりそうだ。

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