画像が違う
【長編・オカルト・怖い話】都市伝説・本当にあった怖い話
出典:【納涼】怖い話【VIP】
65以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/07/23(火) 15:36:33.234ID:7blKN20t0
これは家族団欒をしていて、携帯でその様子を撮っていた時に起きた出来事です。
その日はいつもと変わらず、私と妻、子供2人の4人で夜ご飯を食べていました。
子供たちは変顔をしながら楽しく食事をし、笑いの絶えない食卓となっていました。
「そうだ、写真でも撮ろうかな。」
私は普段写真を撮るという習慣がないのですが、ふとたまには撮影してみようかと思い、携帯で写真を撮り始めました。
子供達は妻に写真を撮られ慣れているので、面白いポーズを取りながらシャッターチャンスを作ってくれます。
そうして食事を終え、妻の携帯へ撮影した写真を転送しようとした時でした。
「あれ?」
私がiPhoneの写真フォルダを開いてみると…見た事もない赤ちゃんのドアップ画像がありました。
しかしその画像ファイルをタップして開いてみると、確かに先ほど撮影していたうちの子供の画像になっています。
つまりサムネイルの画像だけ、知らない赤ちゃんの画像に入れ替わっているのです。
なんだこれは!と、オカルト好きな私は興奮しながら嫁にその画面を見せるも、嫁は
「何これ!?怖いんだけど!」
と本気で怖がっていたので、画像はそのまま削除しました。
その赤ちゃんは、私も嫁も知らないし、見た事のない顔でした。
一体あの赤ちゃんは何者だったのでしょうか…。
助からない患者
【長編・オカルト・怖い話】都市伝説・本当にあった怖い話
出典:【納涼】怖い話【VIP】
70以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/07/23(火) 15:38:37.806ID:7blKN20t0>>87>>159
心霊モンじゃないんだが、おれが検査技師だった頃の話で聞いてくれ。
その時も、今も一応バイク乗り。
おれが当直だった夜に、急患でおれは叩き起こされた。
急変とかで、まあよくあることだ。
処置室に行くとちょうど患者が救急車で病院に着くときだった。
救急車からストレッチャーで下ろされたのは、真っ黒に焦げた死体(にみえた)だった。
救急車のスタッフにきくと、交通事故をおこしたドライバーで引火した車のなかで取り残されたらしい。50代位の男性だった。
一応、生きてはいるが、そりゃもう表面なんかコゲコゲで肉の焼けるにおいがあたりに立ちこめ、俺はもう吐き出しそうになった。
全然動く気配もない。もう時間の問題だ。
「すごいですよ。一応心停止してません。まあ、もうだめでしょうけど」
と救急隊員は言った。
医師も
「あー、こりゃすごいね」
と言って治療をする気もなさそうだ。
「ひどい・・・・」
看護婦も目が怯えていた。
俺は一応検査をするための準備にかかった。
機器を用意している部屋に入って準備をしていたら、その黒こげの患者が運ばれてきた。
おれは腕に検査の為に針を刺すのでその患者の血管をさがしたが、表面が黒こげでどこに血管があるか分からなかった。
「あー、これ、メチャクチャでどこだか分かんないよ」
と俺は言った。
皮膚のまともなとこを探そうと腕をつかんだとき、その黒こげ患者が言った。
「・・・そんなに私、ひどいんですか・・・・」
「あ、あ」
俺は声にならなかった。ずっと意識はあったんだ。
今までの俺達の会話を聞いていたんだ。
その部屋の中にいた、医師、看護婦、俺、救急隊員、全員が凍りついた。
まあ、2時間もしないうちに患者は亡くなったんだが、なんども「私はしぬんですか?」って聞かれて、おれたちは不謹慎だが逃げ出したい衝動になんどもかられたよ。
間違って呼び出しボタンを押してしまった
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出典:【納涼】怖い話【VIP】
71以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/07/23(火) 15:39:42.269ID:7blKN20t0
大学生のときに同じ学校の友達が体験した恐怖体験です。
ある夜、友達が私のアパートに駆け込んできました。
まるで怖いものでも見たように青ざめた顔で、部屋の床にへたり込んだ友達になにがあったのかと問うと、こう言ったのです。
風呂に入っていて、追炊き機能のボタンを押そうとしたとき、間違って呼び出しボタンを押してしまった。
その時、風呂の外から女の声で
「待ってて、今行くから」
と聞こえてきたのだと言うのです。
友達は、結構いい賃貸マンションに住んでいるのですが、実家は地方のため、私と同じ一人暮らしです。彼女もいません。
一体だれの声だと思ったとたん、悪寒が押し寄せてきて震えがとまらなくなったそうです。
怖くて風呂から出るのもためらわれたが、風呂から出ないことには外にもいけない。
そんなわけで、脱いだ服をあわてて着て逃げるようにマンションから飛び出してきたのだといいます。
「部屋の中に、女の人がいたのを見たの?」
との私の問いかけに、友達は小さく
「わからない。怖くて、わき目も振らずに家のドアまで向かった。でも…ドアにはきちんと鍵がかかっていて、チェーンもしていたんだ。大学から帰って、俺が戸締りをした。鍵はかかっていた。間違いないんだ。」
と、がたがた震えながら言いました。
結局その日は友達を家に泊めましたが、電気を消さず冷蔵庫に入れてあった酒を浴びるように飲み、なんとか気持ちを落ち着かせていた、といった状態でした。
そして彼はそのまま実家に帰り、両親がマンションの荷物を引き取りに来たようでした。
それ以来、連絡を取っていないのでその後のことは分かりません。
あの話を聞いて以来、私は風呂の中で呼び出しボタンを押さないように、細心の注意を払っています。
祖母の骨
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出典:【納涼】怖い話【VIP】
76以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/07/23(火) 15:44:31.438ID:7blKN20t0
父方の祖母が亡くなった時のこと。
通夜の時、親戚が座る席に見知らぬ男性がいた。
父方の親戚たちは毎年集まる習慣があったのだが、その男性の姿は一度も見たことがなかった。
母にそっと
「あの人誰?」
と聞くと、父の兄だという答えが返ってきた。
当時私は小学生だったのでよく分からなかったのだが、父の兄(以下伯父)は昔ギャンブルで多額の借金を背負い、実家に多大な迷惑をかけたため、縁を切られていたのだという。
しかし、実母の葬儀ということで連絡がいっていたため、顔を見せたらしい。
奥さんも連れてきており、そちらは普通のおばさんという感じだったが、伯父の方は陰気な雰囲気で、子供心に「ちょっと気持ち悪いな」と思った。
そんなこんなで葬儀は進み、祖母の遺体が荼毘に付された後のこと。
親戚一同が箸で骨を拾い、互いに渡し合っている時、小学生の私には見慣れない光景なので所在無さげにキョロキョロとしていたところ、ふと伯父が目に入った。
するとなんと、伯父が祖母の骨を食べていた。
どうやら本人も他の人に見られてはまずいと思っていたらしく、せわしなく視線を泳がせていたので、バッチリ目が合ってしまった。
伯父は口をモグモグさせながら、心なしかニヤニヤと笑っているように見え、心底ゾッとした。
小学生だったので「骨を食べてる!」と衝撃を受け本当に怖かったが、何だか親に言ってはいけないような気がして、このことは10年以上誰にも言えずにいた。
しかし大学に入って民俗学に明るい友人ができ、ふとこのことを思い出したので話してみたところ
「ああ、骨噛みでしょ。九州地方にそういう風習があるよ」
と、そんな恐ろしいことじゃないよとでも言うように答えてくれた。
父の実家は中部地方なのだが、詳しく調べてみると九州に限らず日本各地にそのような【骨を噛む・食べる】という風習があるようだ。
故人を悼む気持ち・大切に思う気持ちや、故人の生命力・能力にあやかろうとする感情から行うという意味があるのだとか。
もしかしたら伯父は、縁を切られてしまった実家・あるいは母との繋がりを保つために、骨を食べたのかもしれない。
しかしその行為はある事だとしても、あの時の不気味な伯父の眼差しは、今でも目に焼き付いて離れない。
白い着物の女の霊
【長編・オカルト・怖い話】都市伝説・本当にあった怖い話
出典:【納涼】怖い話【VIP】
77以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/07/23(火) 15:46:16.308ID:7blKN20t0
いまから20年ほど前、父が建てた家に家族5人で暮らしていた時の話です。
当時小学校4年生だった末の弟は、その家でずっと白い着物の女の霊を見続けていたそうなのです。
女の霊が現れるときは決まって階段をあがった踊り場のところに立っていて、階段下正面にあるトイレに入っていく弟をじっと、無表情で見つめていたそうです。
初めはなにがなんだかわからず、弟は「お客さんかな…?」と思っていたらしいですが、人間じゃない、おばけだ!と気づいてからは怖くなってトイレをサッと済ませたり、それまで開けっ放しで入っていた扉を閉めるようになったそうです。
いつもいるという訳ではなかったらしく、ふと見ると「あ、いる…」という感じだったそうで、弟はそのうち小は庭の用水路で済ませるようになり、大はバタバタバタっと走って行って驚くほどの早さで済ませ、またバタバタバタっと部屋に戻ってくるようになりました。
両親はそんな弟を行儀が悪いと叱りつけ、私と上の弟は「こわがり!ビビり屋!」と茶化しいじめたのですが…弟はなにも言わずただただ黙っていました。
この話を打ち明けられたのはそれからだいぶ後、弟も大きくなって、とある事情で家を手放して家族が離れ離れになり久々に再会した時でした。
「実は…」と言いにくそうに、大げさでもなく淡々と話す弟に
「なぜその時に言わなかったのか?」
「黙っててこわくなかったのか?」
とみんなで質問責めにしたのですが
「…言っても信じてくれると思わなかった。誰も信じてくれないことと、誰かに言ったらおばけが仕返しに来るんじゃないかと思って、怖かったから我慢していた」
と。
なるほど…と、その女の霊の話を聞いた時はゾッとしてしまいました。
弟は真面目な性格で嘘をつくようなタイプではありません。それにそんな嘘をついたところで何にもなりません。恐らく本当に体験していたのでしょう。
ちなみに女の霊は悲しいのか怒っているのかまったくわからない、ただただ無表情だったそうです。
白い着物で顔までもが白っぽく、ぼわーっと透けるような浮きあがるような…なんとも不思議な雰囲気で、人間とは違うそうです。
霊といえば恐ろしい表情を浮かべていたり、うらめしいことを言ったりという話ばかりですが、弟が見たように静かでそこにただいる、というものも多いのではないでしょうか。
結局その白い着物を着た女の霊の正体はわからないままですが、余談があります。
弟がその話をすると「…あ、そういえば」と母も不思議な話を思い出したように打ち明けました。
母は叔母(母の妹)が泊りがけで遊びに来た時、飲んだり食べたりしながら夜遅くまで尽きない話をしていると、廊下とリビングを隔てたすりガラスの引き戸に白いものがひらっと見えたことがあるそうなのです。
うるさくしたから祖母が目を覚まして起きてきたのかな?と見に行ったものの、誰もいない。
白いものは布がひらっと舞いあがってスッと消える感じだったそうですが、叔母も見たので見間違いではないそうです(一応叔母にも確認してみましたが、同じことを言っていました)。
白い布って、もしや…?と、一連の話を聞いた時には家族全員鳥肌がたちました。
ちなみにその家は現在別の方が住んでおり、今もまだ同じままあります。
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