【妖怪退治の仕事シリーズ】- 妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?
太平洋側の島の話
書きだめとか一切ないからご勘弁
あといろいろこっちの都合もあるから隠す部分も多いかな
多分いまから2,3年前くらいの話かな?
その時も普通に師匠に仕事あるって言われて、ついていったんだけど。
場所は某県で、太平洋側の島の話
島といっても、結構近くて、橋がつくられる計画とかもあったらしくて
宿とかたくさんあった場所だった。まぁ、一回したいってないから、今はどうなったか知らんが。
事前に師匠から話を聞く限り、あまりやっかいなヤマでもなかった
まぁ、よくある系の、家になんかいるみたいな感じのやつで
- 布団をだすとよく獣の毛みたいなのがはさんである
- 屋根裏からとんとんと足音みたいなのが聞こえる
- いろいろ調べたけど、何も出てこない
- 子供がよるトイレに行くときに「へんなもの」をみた
みたいなものだった。
中卒だからいろいろ言葉おかしかったらごめん
その家はかなり古いもので
戦争の間の空襲からも生き残ったというすごい物件だった
相談のルートはよくわからないけど、その島の漁業組合みたいなのがあって
そこの年取った人から紹介されたみたい
その一家の構成は子供一人と、その親、そして、半身不随で迷信とかかなり信じてるおじいちゃんの4人だった。
4人にしてはすこし広い家だったんだけど。
まぁ、こんなもんかと、現地に到着したらさっそくお家しらべ。
一周して俺は特に何も感じなかったんだけど、先生はどうおもったかしらん
とりあえず、布団に挟まってた獣の毛とかをみせてもらったんだけど。
俺の知識的ではそれだけじゃあやっぱり何とも言えなかった
でも、先生的には、その動物の毛が毛ショウヒ?に似たなにかだっていわれた。
まぁ、さっきも言ったように、妖怪は種類なんて存在してなくて実はみんな違うんだけど
でも、いちおうこんな感じのものかなぁ?みたいな経験則で、むりやり色々分けてるみたい
そんでその毛ショウヒってのは昔の風俗。遊郭だっけ?によく出てくるやつで
子供が「へんなもの」といったやつは一応ヒト型という話もあったから
先生はその線で進めることにした
idかわるから出来ればトリップ付けて
それで、その毛が誰の布団によく出るとかそういうのはないのか?って聞いたら。
どうやら、おかあさんの布団からよく出てくるらしい。
あ、ちなみに布団にどんな感じについているかというと
猫とか犬とかがソファ荒らした後、毛がたくさんついているって感じかな
でもその妖怪って風俗に多いんですよね?って先生に小声で聞いたら
先生「依頼主のそこら辺はあんまり詮索するな」
っていわれた
その家が悪いのかどうかわかんないんだけど
その時点で、もしかしたら、って考えが浮かんだ
とりあえず、こういう系の妖怪は駆除するのは簡単だけど
すぐに戻ってくるという厄介な奴だから
まずは、駆除→そんでそれから戻ってこないようにするための措置
ってだんどりになった。
まずは家の四方に縄で囲んで、東南側をあけておく
理由きかれてもよくいえないんだけど、まぁそういうもんだと思ってくれ
そして専用のお香みたいなのをたくさんつけて、家をもくもくとさせる
一通りお香がたき終わったら、ロープに火をつけて、ゆっくりと燃えて一周するのを確認する
燃えきれば妖怪はでていったことになっているらしいんだけど。
その日は素直にでていってくれなかったらしい
なので、少々めんどくさいことになった。
妖怪と幽霊の違いは、妖怪のほうがあまりしつこくないっていうところなんだけど
しつこい場合は大抵何か理由があるから
そういう場合一番手っ取り早いのは家をひゃっはーすればいいらしいけど。
もちろん、その時はそれができなかったから
歌?みたいなのを歌うことにした
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