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【動物怪異譚】『仙石原の大蛇』など 短編 全5話【6】|洒落怖名作まとめ – 動物編

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【動物怪異譚】『仙石原の大蛇』など 全5話【6】- 怖い話・不思議な話 - 短編まとめ 動物系
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動物にまつわる怖い話【6】全5話

 

骨とカモシカ

自分は小さい頃、引越しした友達の家に遊びにいきました。東北の山奥とだけ言っておきます。
近くにきれいな川が沢山あり、カジカを取りに行こうということになりました。
ヤスというでかいフォークみたいな道具でブスっとカジカを刺して取るんだ。
と話してくれました。
自分は小さい頃から自然が大好きだったのでかなり楽しみでした。
準備を整え友達のお父さんの車で友達と三人で川へ向かいました。
カジカ取りのポイントまではけっこうな時間がかかり、人も全然いないような所でした。
こういう雰囲気のある場所は大好きで、テンションが最高潮に達してました。
水中メガネとシュノーケルをつけてヤスを持ちカジカをとりまくりました。
「これはから揚げにするとうまいんだよ」と友達のお父さんが教えてくれ、
ますます楽しくなりました。
そして、滝のあるポイントへ移動しようと言われ、三人で川を上っていきました。
その川は浅く、走って移動できるくらいのところもありました
しかし登っていくにつれ、だんだん水深が増してゆき、
ついに人1人すっぽり入ってしまうくらいに深くなってるところがありました。
といっても流れはかなり緩やかで、シュノーケルのおかげで犬かきで大丈夫でした。
(もはや川ではなく川幅も広く沼のようになっている)
「○○君、そっちは深いからきをつけなよー。」お父さんに注意されました。
ですがハイテンションの私はどんどんいぬかきで進んでいきました。
そのとき、水底になにか白いものが見えました。

白い岩なんて珍しいなー
と思い、つま先でちょいちょいと砂をかき分けてみると、白い物体がどんどん出てきます。
ギョッとしました。
それは獣の骨でした。形も動物が寝そべった状態でした。
私は急いでそこを通りすぎようと必死で泳ぎました。すると、砂が舞上がり水底が
どんどん白くなっていきます。全部白骨化した動物でした。
ほとんどがカモシカでした。
良く見るとそこらへん一帯が骨だらけで白っぽく見えました。

「○○ーー!!骨がいっぱいあるぞ!!」とあわてて川から出て叫びました。
しかし、返事が無く周りには誰もいません。川の流れる音しか聞こえません
本気で怖くなり、川岸へ急ぎました。

すると ドン ドン と無気味な音がしました。
骨を見てガクブルだった私はちびりそうになりました。

カモシカの群れが山から降りて水辺へ向かってきます。
なんと向こう岸からも。
あわてて川に飛び込み、できもしないクロールで上流へさかのぼりました。
足元には骨、両脇にはカモシカの群れ、しかも川の中でなかなか進まない。
時々確認すると量が増えてる。もう大群状態に。
しばらくして二人が見えました。(話ではずっと見えるところにいたそうですが・・・
「カモシカがいる!!」と
声を裏返らせて叫びました。二人は爆笑していました。
が、あまりの量に驚き、友達のお父さんが走ってきました。
カモシカ達は茂みに帰っていきました。
その後少しカジカを捕ってから、友達の家に帰りました。

友達のお父さんがおじいさんに骨のことを話してくれましたが、「おおげさだ」と笑っていました
友達のお父さんは、カモシカは毎日のように出るが、
あんなにたくさんいるのは見たことがないと真剣に言っていました。
繁殖期だったのかな?

 

豆だぬき

長崎出身の元猟師の人が話してくれたんだけど、
国有林で猟をしてたら豆だぬきを捕まえたことがあるんだって。
豆だぬきというのは、体は小さいんだけど子狸じゃなくて、ものすごく年をとってるやつ。
小さい檻に入れて土間においてたらしいんだけど、
夜に笑うから気持ち悪くて逃がしたって。

豆だぬきの話は俺のじいちゃんもよくしてた。
山の中にある畑の農具小屋は豆だぬきがいたずらしてるから
朝に戸を開けるときは大きな声で驚かせてから開けないと
中から若く美しい女が出てきてからかったり
山姥が出てきて追いかけられるんだって

 

仙石原の大蛇

私の親父(昭和3年生まれ)から聞いた話です。
親父がまだ大学生(夏休み)のときです。一人で箱根仙石原にぶらっと出かけたそうです。

目的も何も無く、只暇つぶしみたいな感じで文庫本1冊だけ持って。
当時の仙石原は今のように整備されてなく、葦がうっそうと大人の背丈より長く伸び水浸しの地面には只板切れが敷いてあるだけだったそうです。

親父は其処を文庫本を読みながら歩いていたそうです。その時何となく違和感?(誰かに見られている)を感じ辺りを見回したが特に何も無く気のせいかと思いそのまま歩いていると今度は確かに何かの気配がします。

其処に立ち止まっていると突然、前の自分の背丈よりも高い葦の上に、蛇の顔が・・・
いわゆる大蛇が鎌首をもたげて親父の方をじっと見ていたそうです。

あまりの恐怖に声も出せず一瞬立ちすくんでいたいたそうです。その間大蛇はじっと親父を見つめたままで
とにかく逃げようと思った親父は、1歩後ずさりをしました。すると大蛇はその分顔を前にスッと出します。

又親父が1歩下がると大蛇が前に出てくる。もーだめかな、そう思ったとき遠くの方で人の声が聞こえ
その人の声が聞こえた瞬間大蛇はスッとUターン?していなくなったそうです。
親父は間髪入れず元来た道を一目散に逃げ帰ったそうです。

親父はそのときの話を、2m以上丈のある葦の上から顔を出すんだから少なく見積もっても7~8mはある蛇だ。と言っていました。

余談ですが、箱根山の手前には久野山という山がありそこに端を発する山王川には
山の樹を伐採するきこり達?が殺した大きな蛇が(3mを超える青大将)流れてきていました。

 

タヌキ

あんまり怖くない話ですが
嫁ぎ先は結構山で近くに週末になると走り屋が来るスポットがあります
旦那は走り屋なので結構攻めに行ってるのですが
数年前夜中に軽く走った後休憩してると山の中で建物の明かりが見えないような所なのにポツンと明かりが灯ってるのが見えて不思議に思って明かりの方向に向かって走ったそうです
でも何故かいくら走っても明かりが近くならなくて
諦めて一周してから休憩してた場所に戻ったら
狸が逃げていくのが見えたそうです
この時代になって狸にだまされる人間も居るって何だか凄い・・・

 

火の鳥

父から聞いた話。

私の父の実家は、山に囲まれた集落にあるのですが、
父が中学生くらいの頃、山のほうを見ていたら、尾が光る山鳥が
飛んでいたそうです。

鳥と父との間の距離は20メートルもなく、光はろうそくの火のような
色で、ドッジボールほどの大きさだったという事です。

父は「あの鳥は山の主か、その御使いではないか」と言っていました。

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