『夜の運転練習』霊感主婦シリーズ|洒落怖名作まとめ

『夜の運転練習』霊感主婦シリーズ|洒落怖名作まとめ 短編

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夜の運転練習

 

皆さん色々ありがとうございます。
ほんのり~洒落にならない話まであるので、取り敢えずここにしておきます。
「霊感主婦の友」は何となくあのセコケチw雑誌を思い出して
面白いかなと思ったのですが、次から「霊感主婦」までにしておきますね。

せっかくなので彼女について一つ。
数年前の出来事。(お子さんがまだいなかった頃)
彼女は結婚してから免許を取ったのだが、夜によく練習に行ってたという。
彼女の家の少し先にはI霊園があり、さらにちょっと方向を変えると
Y霊園がある。どっちもなかなかな心霊スポットだった。
「何かあった?見た?」と聞いたら、「免許取りたてはそれどこじゃないから」と。

心霊スポット嫌いが何故そんなとこで練習?と聞いたら、「だって教習コース
だったから道がわかりやすいんだもん・・・」と。
それでも一度だけ、旦那さんも同乗してたのに道を間違え、どんどんあらぬ方向に行って
最後は行き止まりになって、農道を通って帰ってきたことがあると。
「だいたいうちから一時間~一時間半でぐるりと回ってくるんだけど、その時は四時間
かかって、しかも行き止まりの時に、右に光が見えたから、ああ、何かあるんだと思って
行ったら見たこともない山の中の畑の農道というか・・・凄い怖かったよ。」
霊的にではなく、田んぼにおちたらどうしようが怖かったらしい。
行けども行けども街灯すらなく、ただ畑とうっそうとした林のみ。
カーナビ起動せず(新車なのに)携帯は圏外だったそうだ。そこで二時間以上うろうろしたらしい。

□ □ □

気付いたら、ふっと知っている道に出たそう。
家で地図を確認してもよくわからなかったそうだ。
「で?手形とか、バックミラーとか何かあった?」と聞いたら
「翌日すぐ洗車に行った。ついでにカーナビが使えなかったと言って車屋に行って、
ついでに車内清掃もお願いした。何かあったら怖いじゃん。」
カーナビは故障でも何でもなかったそう。ちゃんとそれからは使えるらしい。
「バックミラーなんか見てる余裕無いよ。本当に、人家の全くない山の中の畑しかないところに
出たんだもん。・・・でもさ、昼間行ってもやっぱりそんな道無かった。」
以後、夜の練習はやめたという。

「まあでも、昼間と夜では風景違うからね~。K市はけっこうまだ林があるから、
裏道からそういうところに入り込んで、民家も何もなかっただけだと思うよ・・・と信じたい!
きっと、K市にはまだ携帯圏外もあったんだよ!!!」だそうな。
「私はXファイルよりCSIを信じたい。だから絶対、あれは鎌ヶ谷市のどこかだ!!」
と、彼女は言いはっているが、車の中のそれぞれのドアに小さいお札を貼っているのを見たので、
もしかして言わないだけで怖いことにその時は気付いていたのかもしれない。

以上です。

□ □ □

近所住民。夜は気をつけてくれ。
もう霊園名もわかっちゃいますね。
あと、行き止まりじゃなくて、「突き当たり」が正しいかも。
とりあえず右に謎の道はあったわけだし。

ついでに、彼女の実家のお婆さんは「そっちの方はおおのがたじゃねえか。
狐にでも化かされたんだな。気いつけろ。」と言ったとか。
おおのがた、って彼女のお婆さんというか、その実家あたりの老人が使うんだが、
「ど田舎」という意味らしい。
「今時鎌ヶ谷に狐なんかいないよ。」って言ったら「じゃあタヌキじゃ」だってさ。
「そんなこと無いよ」「昔はようあった。」と。
「昔っていつ?」「戦前じゃ!」・・・と。

戦前の狐や狸はよく人を化かしたらしい。

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