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【山にまつわる怖い話】『山にまつわる怖い話 短編集』など 全5話|洒落怖名作まとめ – 山編【22】

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【山にまつわる怖い話】『山にまつわる怖い話 短編集』など 全5話|【22】洒落怖名作 - 短編まとめ 山系
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山にまつわる怖い話【22】全5話

 

 

山にまつわる怖い話 短編集


山菜採りを生業としている夫婦が、山肌にある大岩が燃えているのを見つけた。
慌てて近寄ったが、不思議と熱を感じない。
やがて火は消えたが、周囲の草や木には焦げた跡はなかった。
ただ、岩肌の苔は奇麗に無くなっていた。


猟師が河原に猿を追い詰め、銃で撃った。
倒れて動かなくなった猿のところへ、猟師が近付いてみると
そこにはひからびた猿の毛皮があるばかりで、周囲には血の跡もなかった。
猟犬は怯えるばかりで近寄ろうともしなかった。


男が炭を焼いていると、窯の中から妙な音がする。
耳を澄ませると、男がいつも歌っている歌が聞こえてきた。
気味が悪くなったものの、そのまま焼き続けた。
やがて出来上がった炭は、生焼けで使い物にならなかったと言う。


ある男が山菜を摘んでいると、背後から何物かが近づいてくるような音がした。
てっきり猪か熊だと思い込み、慌てて手近な木の上に登って下を見ていると
姿の見えない何物かによって草や灌木がなぎ倒され、けもの道が出来上がっていく。
それが遠ざかってから下に降りてみると、辺りには百合の匂いが漂っていた。


その杣取りは、毎朝桜の木の根元にあるお地蔵さまに手を合わせるのを日課としていた。
ある日、手を合わせている最中にお地蔵さまの顔が何処となく悲しげに見えた。
そこで、五分咲きの桜の枝を手折りお地蔵さまの足元に添えた。
夕刻山から下りてくると、満開となった桜の枝がお地蔵さまの頭を貫いていた。


枯れた竹薮に湧く化け物がいるらしい。立木を引き倒し、大雨を降らせると言う。
嵐の夜、見回りをしていた男が、半年前に枯れた竹薮の足元に来た時
黒髪のようなものが絡み付いた木々が、土石流と共に押し寄せてきた。
慌てて逃げる男の後ろから、甲高い笑い声が追いかけてきた。


一仕事終えた男が山で酒を飲んでいると、突然耳もとで声がした。
「馬鹿だな、馬の小便なんか飲んで」それを聞いた途端、
口の中に何とも言えない味が広がり、男は思わず酒の瓶を放り投げた。
一瞬後、我に返った男がいくら探しても瓶は見つからなかった。


ある人が山中の滝壷の側で休んでいた。
何気なく滝に近付いた際、轟々と流れ落ちる水の中で腹を見せて泳いでいる魚を見つけた。
尾ひれを優雅にくねらせる魚の周囲の水は静止しているようにも見える。
思わず顔を近付けたその時、向こう側の水面から突き出した嘴が魚をついばんで消えた。


猟師をしていた祖父は山で人の形をした獣を撃った。
翌々日に家に帰った祖父は祖母にそのことを話した。
祖母は顔を青くして昨晩猿のようなものが人の言葉で
祖父の名前を呼ばわりながら家の周りをぐるぐる回ってい
たことを祖父に話した。

10
釣りをしていなはいけないとゆう伝えの残る沢での話。
そこで釣りをした叔父いわく、そこほど岩魚がたやすく釣れる場所は
無いと言う。えさをつけて投げ入れるだけで必ず釣れる。
しかし、そこほど恐ろしい場所も無いという。
向かいの川辺から何人もの獣じみた目をした白い顔がこちらを見ているのだと
云う。気にしない振りをして釣りを続ける。
家路につくころには白い顔は殺気をあらわにして、いよいよ獣じみてくる。
さてそろそろかと思い、叔父は家路に着くという。
恐ろしいことはないのかと叔父に尋ねると、叔父いわく
「恐ろしいが、白い顔の連中が里の近くまでついて来るだけだ
なんの悪さも祟りも無い」
叔父は今でもそこに通っているが、今ではあまり白い顔の人たちは見ないと
ゆう。

11
山の木には切ってはいけない木があるとゆう。
古木に限らず、若木であっても熟練の者であればそれとわかるという。
ある若者がその類の木を切ろうとした。
「やめてくれ!!」との声がして振り向くと、その若者の祖母がいたと
ゆう。チェーンソーをとめるや否や、祖母の姿は煙と消えた。
若者は恐ろしくなって山を降りた。家に帰ると祖母が亡くなっていた。

 

心霊ホテルの調査

俺がフリーの調査業をやってたころで
まだそれだけじゃなかなか食えない頃に経験したいくつかのお話の1つでつ

そのときに受けた仕事はとある出版社の心霊関係の
特集の調査で俗に言う心霊スポットを調査して、
それらは事実なのか調べる仕事でした。
そのときの調査で行った場所は関東のとある山の中の廃墟になったホテル。

まず心霊スポットだと言うとよくあるのが、
だれだれがそこで殺されたや自殺したという話で、
そのスポットもご多分にもれず、とある若い女の人が彼氏に殺されて
その廃墟の壁に埋められていて、その女が霊となってでるというものでした。
さっそくその殺人が実際にあったのかを調査しようと
まずその地域の図書館で事件がおきたとされる年代の新聞などをチェックしたり、
地元警察やそのスポットの地主、地元の人に聞き込みなどを行ったのですが、
そのような事件がおきた痕跡や記録はありませんでした。

そして最後に現調と調査報告に使う写真の撮影のため、
夜中に一緒に組んで仕事をしているもう一人の仲間の女性と
現場に撮影をしにいったときのこと。
さすがに人気のない山中ということもありかなり不気味。
建物のなかはかなりカビ臭い。
撮影は昼間でもいいのですがやはり夜の写真がいいというのが
依頼の内容に入っていたために夜中に現場へ向かいました。

とりあえず建物の外観や内部をカメラで撮影しはじめ、
あらかた内部の調査も終わったころに引き上げようと思い、
建物内部にいるはずの彼女に大きな声で
「そろそろ引き上げようか」声をかけた。
すると彼女が「あ、まってください。こっちの部屋にきてくれませんか」と
声をかけるのでそちらに向かうとなんの変哲もない部屋がそこにあった。
さっき通ったときはなかった気がすると思いながらも、
部屋に入るとなんだか魚が腐ったような匂いが
カビ臭い匂いと入り混じって悪臭がすごかった。

そして俺を呼んだはずの彼女はいなかったが、
特に気にもせず(移動したのかなくらいに思ってた)部屋を見ると
壁が一箇所だけ塗り替えたように色が違う。
「あぁ。これが噂の元になっているんだな
(壁に死体が埋め込まれたという噂)」と
思い撮影をしていると急に持っていた懐中電灯やカメラなどが
全て急に電源がきれてしまって使用不可になったんです。

暗闇の中で「参ったな…」と思ってると部屋に入ってくる足音が聞こえます。
「あのさ。明かりが消えちゃってつかないんだよ。
きりがいいから引き上げよう」というと彼女の声が
「もう少しだけここに残ろう・・・。ね?」と引き止めます。
俺が帰ろうといっても「もっと撮影したほうが・・」とか
「壁を掘り返しましょう」とかやたらと引き止めるんです。
「それならば明日にしよう」と帰ろうとすると
「待ちなさい!」と俺の手をにぎったんです。
その手の感触は今でも忘れません。

ぶじゅっ・・・と音がしたと思うと俺の手を
ものすごく柔らかくてすじばっているのに
どろどろしたような表現しがたいものがにぎったんです。
うわっ!と手を離すと彼女が一言
「もうちょっとだけここに残ろう。・・・ね?もうちょっとだから・・。」

その瞬間に俺は彼女じゃないと恐怖を感じ
その場から一目散に逃げました。
月明かりだけだったのであちこち体をぶつけて痛みも感じたけど、
それどころじゃなかった。

そして建物の外に出ると車の前で彼女が待っていました。
彼女の話だと撮影しはじめてすぐに懐中電灯などが
使用不可になったために、ここで待っていたとのこと。
じゃさっきのは?と思いやっぱり。。
その場からすぐに立ち去ろうと車に乗ったときに
彼女が「ひっ!」と声をあげ「あ・・あれ」と震える指で車のミラーを指差した。
俺はもう恐怖のためミラーを見たくなかったそのまま車を急発進させてそのまま町へ

そして全ての経緯をまとめて依頼主に報告。
そして事務所に戻って撮影したものを見たときには普通の写真と映像でした。
何も写ってはいなかった。
そして一緒にいった彼女が見たものを聞くことはありませんでした
「思い出したくないんです」・・ただそう言ってました
けどきっとあの映像と写真になにかあったんだと思う。
最初は報告を受けて「おもしろいじゃないか。使えるよ」と乗り気だった
依頼主が急にそれらの使用を取りやめ写真と映像を処分したからです・・・。

いぶきをとるぞ

学生の頃、私はデザイナーを目指していました。
しかし、学業も専門分野の勉強も上手くいかず、
いつしか死にたいと思うようになっていました。
今で言う、鬱だったのかもしれません。

真夏のある日、私は友人の勧めで
自然に触れて気分転換しようと山に行きました。
なるべく自然がそのまま残っている山を選んで登っていると、
心が晴れるどころか、この山に同化して消えたいという思いが
どんどんと膨らんできます。

私の足は自然に山道を逸れ、藪を掻き分けながら進んでいました。
しばらく進むと、急に目の前が開け、小さな池(?)が現れます。
その池はとても綺麗で、怖いとも思いましたが
私は気の向くままに服を脱いで池に入ってみました。

今考えると、一応は年頃の女が、素っ裸とは考えられません。
自暴自棄でした。死にたいと言いながら、
本当は、何か自分の中でスイッチが入って欲しい、
そのスイッチ(の弾み)で変わりたい、そう思っていたのです。

水の中を漂っていたら、
目の前を大きな藻だか海草のようなものが横切りました。
不思議に思って水面に顔を出すと、急にその藻が競りあがってきました。
それは、藻や草を浴衣のようにまとった色白の女性でした。
河童という推測が思いつきましたが、それよりも高貴な雰囲気です。
変ですが、私はかぐや姫を連想しました。

しかし次の瞬間、その女性の真っ赤な口がニヤリと開き、
ザザザと水面を移動して向かってきました。
水際まで逃げたのですが、そのままのしかかるように押し倒されます。

私は必死になって逃げようと暴れましたが、
両手が身体を包み、しっかりと抱きかかえられてしまいました。
閉じた両足の間に、女性のヌメヌメした足らしきものが割って入り絡みつきます。
そしてあろう事か、口に齧り付かれました。口付け、という感じではなかったのですが。
続いて藻や草がどんどん私たちの上に積もり、
真っ暗な藻の中に取り込まれてしまいました。闇の中では、
私の口を貪る女性の「ん゛ーーー! ん゛ーーー!!」という唸り声が聞こえます。
凄く生臭かったのを覚えています。

しばらくパニックで動けなくなっていましたが、
いくら恐ろしくても、同じ状況が続くと人間は冷静になってくるものです。
口を塞がれたまま、私は「ここで死ぬのか」「もっと頑張りたかった」と思いました。
突然、闇の中で解放され、耳元で囁かれました。
「…………たら、迎えにいくぞ。いぶきをとるぞ」

気がつくと、池の側で服を着て倒れていました。
時計を見ると、1時間前後ほど経っています。
私は不思議な気持ちのまま、まるで操られるように下山しました。
何人かの親しい友達に話してみましたが、大抵は日射病だと言われます。
その後、私は一生懸命にやり直して、今は小さい店でデザイナー見習いをしています。
カウンターを預かって色白の女性が店に入ってくるたび、私は思い出します。
あの女性(妖怪?)は、何をしたら私を迎えに(殺しに?)くると言ったのか。
残念ながら、あの時は聞き取れなかったので気になっています。

怖いという気持ちはありません。
どちらかと言うと、日増しにもう一度逢いたい気持ちが増してきます。
(お恥ずかしい話ですが、あのとき、ほんの少しだけですがドキドキしました)
あれは、私を元気付けようとしてくれた山の神様……
なんて思うのは都合が良すぎでしょうか。

いつか、もう一度あの場所へ行ってみようと思います。
危険なのは、わかっているんですが……。逢いたいと、思うのです。

 

二足歩行の犬

森の開けた場所でキャッチボールをしていると

まるで芸でも仕込まれたかの様に
四頭の犬が茂みから前足を胸の前にぴょこりと上げて二本足でよたよたと歩き出てきた
茂みから出て五~六歩もすると申し合わせたかの様に
四頭そろってばたりと倒れた
面白がってみていると今度は四頭そろってムクリと起きあがった
そしてまた二本足で歩きだした
気のせいか、さっきより上手く歩いている様だ
今度は十数歩歩いてから倒れた
そんなことを繰り返しているうちに
気のせいではなく確かに足取りがしっかりとしてきた、今や早足程度の速度になっている、
しかも真っ直ぐこちらに向かってくる
口から泡を吹きぜいぜいと喘ぐような音も聞こえてくる

まだ小学校の高学年だった私は一年生だった弟を脇に抱えるようにして
全速力で家を目指して走った
その後ろからは地面を蹴りたてる複数の音が迫ってくる

息を切らせて家に逃げ帰った私たちを見て母親が

またあの空き地で遊んだね

と冷ややかに言った

当然の事だが空き地に忘れて来たグローブと軟球はしばらく取りに行けなかった…orz

 

おわんの中

脳内怪談だけだと、なんなんで(汗)

伯母(今度は母の妹の方)の家は、5分も歩くとチョウコウザンという山がある場所だった。
冬休みに従姉妹と3人でその山にはいり込んで遊んでいたら、
「あそこは危ないから、行っちゃ駄目」と言われていた、小さめのダムがある川に行き着いた。
冬になると、その川は干上がってしまい、ダムもお役ごめん。
20センチぐらいの幅のコンクリートのダムの上を、度胸試しをかねて渡るという
今から考えると危ない遊びをするのが楽しかった。

その日も、3人でダムの方に遊びに行った。
すると、ダムの上に、何かが置いてある。椿の葉っぱ、赤い椿の花、
木の皮で作った、おままごとの食卓のようだ。
その上には、松葉のお箸とプラスチックのおわんが置いてある。
岸から見たおわんの中には、椿の葉っぱとばらばらになった赤い椿の花。

「わ、きれい~」と、おわんの中を覗き込んだ従姉が悲鳴をあげた。
プラスチックのおわんを放り投げて、泣きながらもどってくる。
「どうしたの?」と聞いても
「○○ちゃん、帰ろう。もう帰る!」
と、言うばかり。
しかたがないので、3人でもときた道をもどっていった。
帰りの道でふるえながら従姉が言った。
「あのおわんの中、椿の花の下にすずめの首が2つ入ってた…」

それ以来、ダムのそばには二度と遊びに行かなくなった。

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