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【山にまつわる怖い話】『ソンショウダラニ』『お宮参り』など 全5話|洒落怖名作まとめ – 山編【3】

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【山にまつわる怖い話】『ソンショウダラニ』『お宮参り』など 全5話|洒落怖名作まとめ - 山編【3】 山系
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山にまつわる怖い話【3】 全5話

 

ソンショウダラニ

ある男が一人で山に登っていた。
するとどうしたことか、途中で靴紐がプツッリと切れてしまった。
今までこのようなことはなかったのでおかしいと思いながらも修繕してから歩き出すと、今度は反対側の靴紐が切れてしまった。

やれやれ、またか。と思って近くの木によりかかって直していたら
いきなり後ろから強い力で両肩をつかまれたかとおもうと
「ギャッ!」と叫び声がして、つかんだ相手がとびすさる気配がした。

おそろしくて男がそのまま固まっていると
またもや後方から、しわがれた声で何者達かが会話が聞こえてきた。
「どうした」
「しくじった。」
「二回までも鼻緒を切ってやったというのに。」
「相手が悪い。ソンショウダラニを持っている。」
「それは残念。」
そこまで言うと、背後の気配はサッと消え
後に残るは呆然とした男のみ。

昔、父の知り合いが家に遊びにきたときに怖い話をねだったら、この話を教えてくれました。
ソンショウダラニというのは、お経の一種だそうです。
(男がお守りとして持ち歩いていたということでしょうか。)

「ソンショウダラニ」は尊勝陀羅尼(仏頂尊勝陀羅尼経)。

中世説話集『今昔物語集』に藤原常行が百鬼夜行に遭遇し襲われるが、
彼の乳母がこっそり着物に縫い付けておいた尊勝陀羅尼のおかげで助かる話があります。
また歴史物語の代表作である『大鏡』にも常行の甥である藤原師輔が、
同じく尊勝陀羅尼の霊験で百鬼夜行から助かる話が収められています。
当時の厄除けお守りみたいな感じでしょうかね。

 

風習

東北の海沿いの山にあったとある集落の話。
そこの人たちは近隣の集落とあまり関わりを持たなく訛りも特殊。
血縁で固まっているのか姿形も似ていて、色黒小柄で彫りが深く日本人離れした風貌をしているらしい。

この集落にある豊穣を祈る祭りで、人形に男衆が小便をかけてバラバラにして段々畑に撒いて埋めるという。
昔は人形ではなく女の子を使っていたという伝説があり、戦前には近隣で神隠しがあった際、いきり立った他村の人たちが押しかけて一触触発になったという。

今は過疎化して廃村になってるらしいが、その場所に訪れる人もほとんどいないとのこと。

トンネル

昔の話ですが・・・。

トンネル建設のため中国地方の山中を採掘機で掘削中、急に機械が停止した。何があったのか前へ確かめに行くと作業員の一人が「なんで機械が止まったのか分からないのですが、こんなものが・・」と足元を指差した。

そこには多数の墓石が散乱していた。そういう墓石とか骨が出てくるのはさしてめづらしい事ではないのだが、不思議なのはその場所だ。

その地点は200メートルくらいの山のちょうど中心。
いうなれば、山をそのまま墓地の真上にドンとおとさなければこのようなところから出てくるとは考えられない。
人工的な山ではないし以前に穴を掘った跡のようなものも見受けられなかった。
首をひねりつつも工期に遅れるわけにもいかないので、そのまま工事を行い完成に至った。

 

お宮参り

友人から聞いた、そのまた友人Sさんの話。
Sさんの村では重病人が出ると、村人が寄り合って(寄り合い=集まること)夜神社にお参りし回復祈願をするという風習がある。

10ン年前の真冬の出来事。
村人の一人が手術を受けることとなり、その晩 村でお宮参りをすることとなった。
その日、仕事で遅くなったSさんが、最終バスで村に帰り着いた頃には、辺りはすでに真っ暗になっていた。

家に向かって歩き始めたSさんは、通りの向こうから2、30人位の集団がこちらに向かって近付いて来るのに気がついた。

朝、母親からお宮参りがあることを聞いていたSさんは、特に不審と思わず、自宅と社への道が途中まで一緒ということもあり、立ち止まって列の後ろについた。
(ただこの時、何となくではあるが、列の先頭を歩きたくないとも思ったそうだ。)

途中から列に加わったSさんに、誰も注意を払おうとしない。
集団は2列となり、昼間に降り積もった雪の中をゆっくりと進んで行った。
いつもならば、世間話の一つでもしながらにぎやかく進んでいくのに、この日に限って皆うなだれ、小さな声でお経のようなもの呟いている。

あまりの静かさに、Sさんは足音を立てるのすら憚られ、妙に息苦しい雰囲気を感じた。
「お宮参りには、母も参加しているはず」
Sさんは、最後尾から母親の姿を探してみた。が、先頭にでもいるのか見あたらない。
周りの人も見覚えはあるのだが、どこの誰なのか判らない、それに何か引っ掛かる。
そのうち、列は社と家との分かれ道にさしかかった。

一言挨拶してこの列から離れるか…。
しかし、声を発してこの人達の注意を自分に向けさせるのは、何故か怖ろしいことのようにSさんは感じた。

「このままお宮までついて行って、母と帰ってくるか…」などと考えていると、斜め前を歩いていたおばあさんが急にSさんに振り向き、人差し指を口に当て無言のまま「しーぃ…(静かに)」というかっこをした。そして、列から離れるよう手振りで示した。

云われるままSさんはゆっくり列から離れ、その行列が社の方角に進んで行くのを見送った。
列から離れる時、おばあさんはSさんに向かってにっこり微笑み、Sさんも懐かしさを感じながら会釈した。

そこではじめてSさんは、誰も足音を立てていなかった事、誰も懐中電灯を持っていなかったのに行列全体がぼんやりと薄明るかったことに気がついたという。
家に帰り着いたSさんは、お宮参りに参加しているはずの母親が居たことに驚く。
更に驚く事に、回復祈願の当人が手術中に死亡した為、お宮参りは中止になったというのだ。

「お宮参りはなかった。では、私が出会ったあの行列は何だったのか?」
そこまで考えた時、Sさんはあっと声を上げた。
歩いていた最中に感じた引っ掛かたもの。あの行列の真ん中辺りにいたのは、この夜手術中に亡くなった人ではないか!

そして、Sさんにこっそり列から離れるように指示してくれたおばあさんは、Sさんが子供の頃、Sさんを孫のように可愛がってくれた近所のおばあさん(故人)であったことに気がついた。

あの行列が向かっていった先には、たしかに神社もあるが村の墓地もあるという。

 

ええもん

5年くらい前の秋、兵庫のある山での出来事。
俺と彼女で秋の行楽ハイキング中、道の右手の森10m程奥の木に一匹の猿がいた。
目があった俺に向かって「ええもんやるわ!」と言い何かこっちに投げた。
投げたものはよく見えなかったが、ハンドボール大の黒っぽいもので2~3m手前の薮に落ちた。
目線を戻すと猿はいなくなってた。

彼女は結局猿は見ていないが、「ええもんやるわ!」の声と、薮にええもんが落ちたガサササって音は聞いたと。
俺はかなりパニくって、その”ええもん”の正体は確認せずに彼女の手を引いてダッシュで逃げたが今はちょっと後悔している。
でもなんかその時は生首みたいな気がして….
なんとか族の干し首?あるやん?アレっぽい気がした。
あ~でもホンマにええもんやったらもったいなかったなぁ。

 

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