バスの運命
ある家族が妻の実家に遊びに行くために田舎までのバスに乗っていた。
山のふもとあたりまできたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、しょうがなく途中のバス停で降りて近くの定食屋で食事をすることにした。
食事が終わり定食屋に設置されているテレビをふと見ると、さっきまで家族が乗っていたバスが落石事故で乗員全員死亡というニュースが流れていた。
そのニュースを見た妻は、「あのバスを降りなければよかった…」と呟いた。
それを聞いた夫は、「何を馬鹿なことを言っているんだ!」と怒鳴ったが、
すぐに「あぁ、なるほど。確かに降りなければよかった…」と妻の意図に気づく。
解説
もしこの家族がバスを降りなかったらタイミングがずれて落石はバスにぶつからなかった。
耳に詰まったパチンコ玉
とてもやかましい店だったため、耳栓替りにパチンコ玉を左右の耳に詰めた。
ところが耳の奥に詰め込んだため抜けない。
耳掻きで取り出そうにも隙間がない。
知人が勤めるある企業の研究室を訪れた。
以前、実験用に超強力な電磁石があると聞いたから。
知人は呆れ返り「簡単に抜けるから、大丈夫」と言う。
装置の磁石の所に、右耳をつけた。電磁石のスイッチを入れる。
言葉どおり、磁石は超強力で、瞬時に磁石に引き寄せられた。
その後、カキーンカキーンという衝突音が研究室に響き渡ったのである。
解説
左のパチンコ玉はどうなる?
本当の人数
昨日8人でかくれんぼ。 ものの5分で自分が見つかった。その5分後3人見つかって最後の4人も5分後に見つかった。驚異的な速さでだったよ!またかくれんぼしたいな。
解説
鬼 → 1人
最初に自分が見つかった → 1人
次に3人見つかった → 3人
最後には4人見つかった → 4人
招かざる人
2人の女がビデオカメラを携えて心霊スポットに入り、このまま1時間ほど廃病院を探索した。 「何も映らなかったねー。」 「家帰ろっか。うち来る?」 「そうするよ。」 「え?いいの?」 「いいよー。」 「じゃあ行くー。」 2人の女は病院を後にした。
解説
「家帰ろっか。うち来る?」に対して返事が「そうするよ。」
「え?いいの?」
便座
初めて家にきた彼女。彼女がトイレを出た後に俺がすぐ入った。その直後彼女が「ダメ!見ないで!忘れ物したの!」とドアを激しく叩く。トイレ内を見ても特に何もないので「どしたの?何も忘れてないよ」とそのまま俺は用を足し、便座を降ろしトイレをでた。
解説
女性は便座を上げてトイレを使用しない。
部屋のあかり
友達から怖い話を聞いた夜。私は怖くなって、全部の部屋の電気を点けてお風呂に入っていた。そろそろ出ようとバスタオルを手にしたとき、自室から物音がした。恐る恐る電気をつけたが、何もいなかった。…なあんだ、気のせいか。
解説
風呂に入る前に電気を就けたはず。
娘の警告
ある夫婦に5歳になる娘がいた。娘「パパ、ママ、ウカヤヘテギン。」夫婦「なにを言ってるんだ?」次の朝娘「エニソヌレチキエザン。エニソヌレチキエザン。」夫婦「おかしな子だなあ」その次の日、娘が急死した。葬式後に夫婦は言葉の意味に気づき夫婦は急いで家から逃げ出した
解説
「パパ、ママ、ウカヤヘテギン。パパ、ママ、ウカヤヘテギン。」
のウカヤヘテギンの部分をローマ字表気にするとukayaheteginとなる。
これを逆にするとnigetehayaku、「逃げて早く」
「エニソヌレチキエザン。エニソヌレチキエザン。」
同様に、enisonuretikiezan、を逆にすると
「nazeikiterunosine」
少女の行方
友人と廃墟の病院で肝試しをした。病院を出た後、友人は何事もなかったようにしていたが、俺には友人の背中にのった少女の霊が見えていた。俺は恐ろしさのあまりそれを言えず、気付かないふりをしたまま帰路についた。やはり、あの病院には双子の少女の霊がいるって噂は本当だったんだ…
解説
友人には少女が一人見えていたようだ。
「俺」の背中にも少女が乗ってた?
死の宣告
道端で大量の五百円玉の入った袋をを拾った。しかしその五百円玉をよく見ると、製造年が来年になっている。偽物なのかと思いながらも試しに銀行に持っていくと、問題なく入金された。しかし通帳を見ると振込日は来年になっていた。そして入金内容は「ゴコウデン」と印字されていた。
解説
あなたの香典?
見捨てられた国王
某国の国王が宇宙旅行の為に乗った宇宙船が宇宙に出たとたん事件は起きた。搭乗員が地球外ウイルスに感染しているとを疑われ、地球への帰還が禁止されたのだ。国王は薬を求めて船内中を調べた。しかし帰りの燃料タンクも含めて、どこにも何も見つからなかった
解説
帰る必要はないと判断されていた。
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