短編 洒落にならない怖い話 全5話
小人のおじさん
小学校低学年の時のこと
うちは母と姉と俺の3人家族で母は看護婦で夜勤が多く
その日も夜勤で帰りが11時過ぎになると言われていた。
母が夜勤の日は近所のスーパーで好きなものを買って
食べる事になってるのでスーパーで買物をしていると小人がいた。
小人と言ってもいわゆる小人症のおじさんで小学校低学年の自分より
身長の低い大人がいることにびっくりしてまじまじと見てしまった。
その視線に気がついたのか小人のおじさんが俺に近づいてくる。
うわっと思って逃げ出したが振り向くと小人のおじさんがいる。
スーパーの中で鬼ごっこしてる感じで逃げてたけど疲れて
ついに小人のおじさんに捕まってしまった。
怒られるかなとビクビクしていると小人のおじさんが
「おまえ、殺すよ」
もうめちゃくちゃビビッた。他にもなにか言われたけど覚えてない。
とにかく「おまえ、殺すよ」だけは鮮明に憶えている。
特に何もされずに済んだけど、怖くて買い物もせずにスーパーから逃げ出した。
夜になり姉と一緒にドラえもんスペシャルを見ていると急に意識が飛んだ。
これをどう説明していいのか難しいんだけど意識が飛んだといっても
気を失ったわけではなく肉体と精神が離れる感じ。
目も見えるし耳も聞こえるんだけど、一切動けないし声も出せない。
で精神のほうが真っ暗な世界にいて、そこで自分はあの小人のおじさんになっている。
真っ暗な世界をただひたすら歩いている。自分でもどうしていいのか????
どれくらい時間が経ったのかわからないけど肉体のほうが自分の意志とは関係なく大声で泣き出した。
姉がびっくりしていろいろ話しかけてくるんだけど、ただひたすら泣くだけ。
姉も不安になったみたいで隣の家からおじさん、おばさんを呼んできたけどどうしようもない。
遅れて隣のばあちゃんが来ると俺をじっと見つめ、俺の額に手を当てて
頭をグワングワン回し俺の耳元でなにか語りかける。
すると意識が戻って、あの大泣きもピタっと止まった。
「戻ってこれた?」「うん」
で何事もなかったかのようにドラえもんスペシャルの続きを見た。
これが唯一の霊体験っぽいものだけど霊体験というより
いろんな不安感のせいで一時的に精神に異常をきたしちゃっただけかもしれん
風俗の話といまじょ
世界で一番古い職業は売春婦だそうだ。
wikiってみると古代メソポタミアの女神イシュタルを祭る神殿では
イシュタルの巫女が参拝者を相手に売春を行っていたと言う。
これは現在の売春とは意味合いが異なり神の力を交合した者に分け与えるためのものであったそうだ。
エジプトのブバスティスの巫女は一夜の代償として相手の男の全ての財産を要求した、
ここでは巫女は神の奴隷であり、人ではないものとして考えられ
同じく神の力を分け与えるものとして売春は行われていた。
日本でも神聖な儀式としての巫女の売春行為はあり、
神がかりをするものと繋がることによって神と繋がれると信じられていた。
国家神祇編成や社会道徳の変化などにより、巫女による売春は定まった場所の神社から離れて、
漂泊する巫女の生業としてつい百数十年前まで確認されている。
前スレででていた「いまじょ」の話があったが、奄美大島では「いまじょ」は
白風呂敷を背負った女の姿で現れると信じられている。
これはヅレと呼ばれる、部落を巡りながら春をひさぐ娼婦の装束である、
このヅレというのも娼婦としての職能に固定化されたのは江戸中期の頃らしく、
それ以前は民謡(それも祭りや神事の祭に歌われるもの)の歌い手としての側面があり、
元々は島に渡って来た漂泊の巫女を源流に持つのではないかと言う見方が強い。
一神教や儒教的道徳観以前の社会では娼婦の体はまさに神へと繋がる肉体の門であると考えられていた。
いや、今でもそのように考える人間はかなりの割合でいて、
宗教関係の人間は割りと本気でしんじていたりする。
例えば韓国キリスト系カルトの教祖が婦女暴行を繰り返すのは、
本人の性欲を満たすと言うことに加えて女を犯すことによって力を得ると言う発想がそもそもの根幹にある。
また、朝鮮半島では巫女との交合における神聖な力の受け渡しにおいて、
巫女自身の神聖性は無視され呪術のアイテムとしてのみ扱われることが多かった。
神がかりになりやすい、つまりトランス体質を多く生みやすいむ
巫女の家系の女を犯し孕さらにませさらには死肉を食らい力を得る。
試し腹が制度として定着していた背景と同根に朝鮮半島おける巫女の特殊性というものは実は有る。
また、ここからは推測だが日本に渡って来たて来た白丁などの被差別民の中にはそのような呪術を
行うものも含まれており、日本で宗教者になった者もいるのではないか?
現代でも風俗嬢には不思議ちゃんというか、
おかしなことを口走る娘というか巫女的な性質を持つ女の子が多い。
とくにそういう娘に限って、お店にも告げずにある日突然姿を消すことが多い、実体験だが何度もある。
消息を絶っても誰もさほど気には留めない彼女達が仮にそのような
呪術的なことのためにかどわかされたとしても誰も気づかないだろう。
ここまでくると推測と言うよりただの妄想だが。
読み返してみるとずい分と民族差別的な内容だが。
近代的な視座に立ってみたときにそれ以前の民族の文化において
野蛮であると移るものが有るのは当然であり。
それらの物事を近代的な物差しで計るのは無意味だと考える。
まあ、俺にはそのことで差別したり下げずんだりするような意図はないよ。と一応書き加えておく。
一応、書いとく
いまじょの話を他人に聞かせるなよ
特に子供がいる奴はな
こっくりさん
これは30年くらい前に、わたしが小学2年の時に小学4年の兄が実際に体験した怖い話です。
その日の夕飯時、兄の顔は青白く、いつもの元気な兄じゃなく
悲しそうな不安そうな感じで体調が悪そうでした…
気になった父が兄に「どげんかしたつや?」(福岡弁でどうかしたのか?の意)
と、聞いた直後 ジリリリリン!ジリリリリン!と電話が鳴り響きました。(当時まだ黒電話)
兄は電話の音にビクッ!と、反応していました。
母が電話に出ると兄の担任の先生からでした。
兄にかわってくれということで兄がかわり何やら話を聞かされて兄は、はい、はいと返事していました。
数分で電話は終わりました。
兄が食卓に戻ると父はすかさず「何かあったつや?」(なんかあったのか?の意)と聞きました。
兄は急に涙目になって、うぅぁぁと言って大粒の涙を流しながら今日学校であった事を話だしました。
わたしはよっぽど怖いめにあったんだな!と感じました。
当時、今も!?かな、こっくりさんが流行っていたらしく、
学校の昼休み兄とガキ大将グループ数人でこっくりさんをやったそうです。
女子生徒は辞めたがいいよ!とさんざん忠告したそうですが、
ガキ大将のEさんは強がって聞く耳をもたなかったそうです。
こっくりさんを呼んで!?紙に書いた絵、文字とコインを使って、こっくりさんにいろいろと質問したそうです。
それがズバリ!的中していて周りのみんな、おぉ!!と驚いていたそうです。
こっくりさんをやめるときにはこっくりさんに帰ってもらってから
紙をチリチリにさいて外にバラまくというルールがあるそうです。
また、こっくりさんがなかなか帰らない場合があるらしくその時は、
帰るまで根気よく質問つづけたり帰るのを待つしかないそうです。
この時のこっくりさんはなかなか帰ってくれたなかったらしく…
昼休み時間も終わりに近づいていたそうです。
と、Eさんが何をおもったのか、急に「なんかこん奴めんどくさかぁー!」
(このこっくりさんめんどくさい!の意)と言って、急に紙を丸めて3階の教室から校庭に投げたそうです。
クラス中、ヤバい!とか バチ当たる!とか騒然となったそうですが…
ガキ大将Eさんは強がって気にもしてない様子だったそうです。
午後の授業が始まったそうです。
さっきの騒然となった雰囲気はなくなり担任の先生の声以外聞こえず静かな教室だったそうです。
と、兄はEさんが気になっていたらしく、Eさんをチラチラみていたそうなんですが…
時間の経過と共にEさんの様子がおかしいのに気づいたそうです。
顔は黒板を直視して血の気の引いた真っ青で、体が小刻みに震えていたそうです。
と、次の瞬間、ツーン!と鼻をさす獣の匂い!?みたいのがクラス中に立ち込めたそうです。
みんな鼻を抑えざわめきだしたそうです。
先生が窓を開ける様に指示しましたが、悪臭は消えなかったそうです。
きゃぁ! と、突然Eさんの隣の女子生徒が悲鳴をあげたそうです。
Eさんの様子が明らかにおかしいのです。体をプルプル震わせながら、目はキツネ!?みたいにつり上がり、
猫のように手を丸めて顔のあたりをなでたり丸めた手をなめたり、口からは大量のヨダレをたらして…
異変に気づいた先生がEさんに近づき「どうしたの?」とたずねました。
Eさんは何も答えず、次の瞬間 うぉぉん うぉぉんと異様な鳴き声を出し はじめたそうです。
また、Eさんの目からは大量の涙が流れていたそうです。
福田和子
ガチ話です。
実家が愛媛の松山なんですけど当時小学生だった僕のめちゃくちゃ近所に福田和子が住んでいました。
田舎だったんで、家の外で壁に向かってボールを投げて遊んでいると、
うるさいとゲンコツを食らわされた事もあります。
それを知った母親が怒って注意しに言ったらしいけど、逆に怒鳴り返されたらしい。
母親とはすごく仲が悪かったらしいし、僕も大嫌いなおばちゃんだった。
それなのに家の親父は学校の先生なんですけど、よく福田和子に飲みに誘われたりしてたらしい。
当然断ってたらしいけど。
それからすぐ松山であの事件が起こりました。
今思うと少し怖い。
福田和子14年の逃亡劇 世界仰天ニュース
おばあちゃん
俺の怖かった実体験
中学生の時釣りにはまっててよく海釣りに行ってたんだ
で、その日は風がちょい強かったけど釣りに朝早くからでかけた
家から海まで5キロほどなんだけどその途中で妙なおばあちゃんを見たんだよね
篭背負ってもんぺ履いてて昔話にでも出てきそうな感じ
自転車で行ってたんだけど、そのままおばあちゃんとすれ違って、
すれ違い様になんか変に違和感があった
んでちょい振り向いたら、いたはずのおばあちゃんが忽然といなくなってるんだよ・・・
え、幽霊!?とか思いつつ、まだ中学生な俺はテンションダダ下がりでその日は釣りに行くのをやめた
そんで昼ぐらいに地元のローカルテレビ見てたらニュースで
いつも俺が行ってる場所で釣り人1人が高波にさらわれて行方不明とか流れててゾッとしたって話
俺も行ってたら流されてたかもだし・・・あのおばあちゃんはひょっとして俺を助けてくれたのかな・・・
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