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『ト・コ・ヨ・ワ・タ・リ』など 全5話|洒落にならない怖い話【短編・オカルト】

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『ト・コ・ヨ・ワ・タ・リ』など 全5話|洒落にならない怖い話【短編・オカルト】 厳選
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短編 洒落にならない怖い話 全5話

 

「ト・コ・ヨ・ワ・タ・リ」

俺の家の近所に青柳タンスと言う廃屋があった。別にタンス屋だった訳じゃなく、
ただの民家だったんだろうが、壁面にそういう看板が掛けてあった。
そこには電話番号も書いてあってその番号に掛けると霊界につながるという噂があって、
ある日、番号をメモして電話を掛けてみた。携帯も無い時代。

電話を掛けてみると呼び出し音が鳴るが、いくら待っても誰も出てこない。
友達数人と面白がって何度か掛けていたが、ある日一人が
「多分、実際に青柳タンスに掛かっていると思う。みんなで青柳タンスに行って、
その時一人が電話を掛けてみよう」という話になった。

そこで俺一人が家に残って電話を掛けることになった。
みんなが青柳タンスにつくぐらいの頃に電話してみると、いつもどおりの呼び出し音が
鳴ったあと、がちゃ、っと音がして電話が通じた。

 

友達が電話を取ったと思って「そっちの様子はどう?」と聞いてみたが返事がない。
変わりに低い男の人とおばあさんの声が混ざったような声で

「ト・コ・ヨ・ワ・タ・リ」

という返事が来て電話が切れた。
恐くて怖くてみんなが帰ってくるのを待ったが、
結局その日は帰ってこなかったので、心配してみんなの家に電話を掛けてもらうと
「結局、電話が掛かってこなかったのでつまらなくなってみんな自分の家に戻った」と言う。

何も言わずに家に帰ってしまうなんて変に思ったが、その日以来みんな少し様子が
変わってしまってなんとなく俺たちは疎遠になってしまった。

十何年後、同窓会でその数人の話を聞いたが、
みんな学生時代に健康を害して病気で死んでしまったらしい。

トコヨワタリは常世渡りって解釈でいいのか?
常世(あの世)に渡った=三途の川渡った?=死んだみたいな

 

 

ヨウコちゃん

 

落ちがはっきりしなくて申し訳ないのだが、十一年前、俺は大阪の野田でバイトをしていた。

一人暮らしを始めたばかりで、節約の為にも毎日自転車で新大阪から通い、
毎晩の先輩からの誘いを断らず、飯を奢ってもらい、深夜まで先輩のバイトの愚痴を聞いていた。

帰るのはいつも夜中になって、その日も夜中の2時か3時前くらいになっていたと思うのだが、
いつもの通り自転車で帰ってる途中の話だ。

場所がはっきりしないのだが、確か高速か電車の高架下に夜中でも屋台が出てて、結構大きな道路沿い。
バイトで疲れたのもあっていつも帰り道の途中では休憩がてら、
その道くらいになると自転車を押して歩くようになってた。

そんな時間なので、屋台以外にはあまり人通りも無く、車もまばら。
しかし、ふと見ると少し先に黒い車がだいたい10メートルくらい離れて停車されていて、
手前の車から黒いスーツの男と、青いワンピースのドレスに青いリボンを着けた
小さな女の子(だいたい5.6歳だと思う)が降りて、手を繋いで歩いていた。

こんな時間に小さな子が歩いてる事が珍しいが、まぁ親と一緒なら良いのかな、とか考えてたと思う。
そしたら、前に停めてあった車からも黒いスーツの男が降りてきて、こちらに向かって歩いて来た。

 

道がわからないか何かで話し合いかなぁと見ていたら、黒いスーツの男2人の会話が聞こえてきた。少し興味がわいたので、ゆっくり歩いていたのを更にゆっくり歩き男達の会話を盗み聞きした。

男1「こんばんは、いつもお世話になっております。こちらが今回の商品のヨウコちゃんになります。こちらの茶封筒の中に詳しい事が書かれた書類が入ってますので、ご確認下さい」
男2「はいはい、了解、いつもありがとね。おたくは信じているから大丈夫だよ。それじゃあご苦労さん。」

そう行って、男2は、男1の手から女の子をもぎ取ると、
手慣れた感じで女の子をおもむろに肩に担ぎ上げ、車まで歩き後部座席に投げ入れた。

あまりの出来事と会話の内容に呆然としていたが、
幸い男2人からは死角になっていたのかなんなのか、俺の存在は気付かれても無いみたいだった。
時間にして五分も無いくらい、一、二分の出来事だと思う。

その日から帰る道は変えた。

あれは、人身売買だったのだろうか、ただ施設に入るとかそれだけの話だったのだろうか。
後者なら怖い話でも何でも無いが、後者であって欲しいと願う。
あの時は若過ぎて助けるとか、警察にとか、そんな事も思いつかなかった。

ただ、ただ、恐かった。
ヨウコちゃんに申し訳なく思う。

 

マンション自殺

心霊でもなく別に怖くもない話だけど私的にかなり鬱だった話

一昨年の春くらいの事だけど朝の6時過ぎにマンションの部屋のインターホーンが鳴ったんで、
何だと?思いながら眠た目こすりながら受話器で応対したんだが

「××署ですが昨夜の1時半くらいにこちらのマンションで飛び降り自殺があった
のですが、ちょうどこちらの階近辺からの飛び降りたようなのですが、何か
お気づきになった事ございませんでしょうか?」

ちょうど前日は12時過ぎは就寝してたので気付かなかったし、
嫁にも念の為に確認したが知らないとの事でそのままを警察に伝えると
「そうですか分りました早朝からお騒がせしてすいませんでした」
そんなやりとりで結局ドアも開けずに用件が完了してその後の連絡もなく終った。

そんな事から数日後、エレベーターで顔見知りと同乗したので
少し気に掛かかる事もあったので件の飛び降りの話を振ってみた。

「救急車とパトカーが来てたらしいねぇ。・・お宅の部屋の前にハイヒールが
揃えて置いてあったらしいなぁ、ほんまかなわんねぇ。」

言っとけよなぁ警察・・・、気にかかるというのが半年前くらいに不倫してすったもんだの末に
別れた女がうちの自宅も知ってたからなんだがお陰で数週間は鬱々とした日々を過ごしたわ。

 

学校の肝試し

夏休みに小学校のグラウンドで、一泊二日のキャンプファイヤーをやった時の事。
夜になって火を囲んで各クラスで出し物やって、
マイムマイム?ていう踊りやって、最後に校内で肝試しをやることになった。

生徒たちの親と先生たちがおばけ役をやってくれて、
けっこう本気で泣いちゃう子が出るくらい本格的だったのを覚えてる。
6年生のクラスは三つで、全員で130人位だから時間かかってしまうので、
4、5人で1グループで校舎を一階から3階まで行ってスタンプ押して帰ってくるってルールだった。

キャンプファイヤーするにあたって、あらかじめ決めてあった、クラスがバラバラな班で肝試しした。
俺のグループは結構最後の方で、先に終わって帰ってきたグループからいろいろ情報を聞いた。
音楽室ではピアノの下から足を掴まれる、二階の階段に先生が隠れてるなど、
女の子の前で恥をかきたくなくて必死に覚えた。

自分たちの番が来て、俺はかっこつけて前に立ち、その横に同じクラスのA君がいて、
後ろに違うクラスの女子二人(名は忘れた)が並び、
恐怖を隠すためにA君と大きな声でしゃべりながら校舎に入った。

なんとか後ろの女子に醜態を晒す事無く3階の放送室(チェックポイント)に着き、
ハンコを押して、部屋を出ようと扉を開けた瞬間、変な感じがした。
車に乗ってて、段差で体がフワっと浮くのに似た感覚がした(後に4人全員が感じてた事が分かった)

なんだ?と思ったが別に変ったことは起こらず、気にせずに階段に向かった。
電灯は一個しかなくて、俺が持っていた。
階段をおりながら全然怖くなかったなとかいいながら後ろの女子を振り返ったら、
電灯に照らされた女子の一人が青い顔でこう言った。

「・・・ここ新しくない?」

ほかの俺含め3人は は? ってなる。
なに言ってるかわかんなかった。

「いつもホコリ臭いじゃん学校。なんか新品の木のニオイするもん。」

俺はそこではじめて気付いた。数十年たってる木造校舎の階段の手すりがぴかぴかだった。
毎日生徒たちに触られて黒ずんでるはずの手すりが。
歩いてもミシミシもギシギシもいわなかった。
壁もボロボロだったのに綺麗になってた。ここどこだよ。

4人ともこれはただ事じゃないと思って急いで校舎までおりて上履きのまま外に出ようとした。
だけど開かなかった。それどころか待機してるはずの先生もいなかった。
ガラスから外をみたら校庭が見えるのだが煌々と光ってるはずの火も無く。
大勢の生徒もいない。おれは固まってた。なんだよこれなんだよこれ。

 

「途中でやめたかったら窓から叫べって先生いってたよな!」

A君の一言で俺らは昇降口のすぐ横の廊下の窓を片っ端から開けようとした。
6つ位あるまど全部に鍵がかかってた。
普段は中から開けられる鍵なのに、昔の差し込んでかける古臭い鍵になってた。

「ここどこなの?家に帰りたい。」

女子の一人が泣きだす。正直おれも泣きそうだった。
A君が涙声でちくしょう、ちくしょうっていいながら必死に窓をひっぱってた。
俺もそれをみて隣のまどを思いっきりひっぱった。
神様帰らせてくださいってなんどもいいながら。

どれぐらいやったかわからないけど、A君の窓がすごい勢いで開いた。
その瞬間目の前のガラスに赤い炎が映って、他の生徒たちの声も聞こえた。
4人は争うように窓から出た。

「あ、先生!俺君たち居た!」

突然いなくなった俺たちを先生たちがさがしてくれてたみたいで、すごい怒られた。
でもそれ以上に安心しちゃって4人全員で先生たちに抱きついた。

それ以来、夜はもちろん夕方の校舎にいられなくなった。
俺たちはあの時どこにいたんだ。

 

 

うちのタマしりませんか?

幼稚園の頃、うちのタマしりませんか?というキャラクターが好きで、
よくグッズを買ってもらっていた。

家族でキャンプに行った日のこと。
両親やお兄ちゃんは食事の支度をしていて私は暇を持て余していた。
すると、木の蔭からなにかが手招きしている。ひょいひょいと。

タマだった。リアルタマ。タマっぽいんじゃなくてあのまんまの絵柄で存在するの。
私はとてもテンションが上がり、タマの方へ駆け寄った。タマはタッと走り出した。
タマはどんどん奥に行き、私は追いかけた。

すると、大きな池のふちにたどり着き、またひょいひょいと手招きをし、池に入り始めた。
私は水遊びするんだ!楽しそうと思い、タマについて行こうとしたその時、
●●子!!と叫ぶ声で、我に返り振り返るとお父さんがいた。

タマがいるんだよ、といいタマの方を振り返ると、
身長が120cmくらい?のしわくちゃで白髪がまばら、はだけた白装束の老婆が
醜悪な顔でこちらを睨み、ふう、とためいきをつくとそのまま池に消えて行った。

あれはなんだったんだろう??
お父さんは見えなかったという。

 

>>
某「ぬ~べ~」で、三途の川の周りには、死者に死装束を着せて川を渡らせる
老婆のような妖怪(?)がいるって話があったのだが、
実は、34は病気や事故で臨死体験をしたのではないか?
「池→三途の川」「水遊び→服を脱ぐ→死装束に着替える」「老婆→妖怪」
なんて深読みをしてみたwww

 

>>
えっ、、、
確かに小さい頃溺れて救命処置を受けたことがある、
と両親から聞かされたことがあります、、、
でもそれはプールだったはず、、、
キャンプで私が迷子になったのも事実、、、
家族や他のキャンプ客総出で探したと聞きます
なんで?記憶がごっちゃになってるのかな
怖い、、、

今度両親に聞いてみます、、、

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