『不気味な幼馴染』本当にやった復讐 – 修羅場【長編】

『不気味な幼馴染』本当にやった復讐 - 修羅場【長編】- 実際に行動した体験談

 

スポンサーリンク

不気味な幼馴染

 

私(女)と幼馴染(女)の話で漸く終わりが見えそうなので、ここに吐き出させて下さい。

私と幼馴染は保育園から高校まで同じ所に通っていました。

問題は、その幼馴染が何かの病気なのか人前ではお話が殆どできず、いつも身体が小刻みに震えており、声も同じく震え声でした。

その為、友達になりたがる子もあまりいなく、幼馴染の母親が私に全てを押し付けたのが始まりでした。

小学校に上がっては全てクラスは同じ。中学同じく。

(後日幼馴染本人からママが先生にお願いして貰ったのと聞きました。)

高校に至っては、私は全力で逃げようとギリギリに願書提出したものの、教師がグルで結局同じ高校に通う事になりました。

高校が同じでも教科が違えばと単位制にしたものの、全て同じ単位希望を母親が懇願したらしく、小学~高校は自転車で通学する時から学校内、帰宅までずっと付きまとわれました。

殆ど会話が出来ない割には私には遠慮がなく、気持ち悪いと思って逃げようとしても

「なんで」「なんで」「なんで」「なんで」

とずっと同じ言葉しか発しないまま、ずっと追いかけてきます。

・走っても無駄。

・自転車で逃げても無駄。

・家に籠っても無言電話ラッシュ。(取っても切られる)

・電話線を切ったらピンポン嵐。

・それも鳴りやむと、家全ての窓を揺らし始めます。(入れる場所を探す)

・私が単独で買い物に行っても監視され出発時間、帰宅時間を把握されています。

・帰ってくると「どこにいってたの~」と私の部屋(不法侵入)に入り、私の後ろで囁いてくる。

そういう生活が当たり前でした。

その奇行が恐ろしく、幼馴染母親に訴えても

「幼馴染ちゃんをよろしくね」
としか返ってきません。

私の親族も

「(幼馴染ちゃんが)かわいそうだからね、頑張ってね」

という考え方でまともに聞いてくれる人はいませんでした。

友人も幼馴染がちょっと無理だからと距離をあけてしまう子が多く、背後霊のように足音もなく私の後ろにいる幼馴染という姿は現在は「異常だった」と言ってます。

誰に訴えても

「幼馴染ちゃんは私ちゃんがいないとダメだから~●×△」

細かい話になると、かなり長くなるので省略しますが、教師ですら私を介して幼馴染とお話する、という異常性だと理解頂けたら幸いです。

高校卒業後、大学に入る気も専門に行く気もありませんでした。

今までの生活から考えて、学問というものは幼馴染と一緒に居させられる、それが怖くて怖くて。

遠出で一人暮らしで大学に行っても、着いてくるんじゃないかと気が気でなかった私は、隣の県に親に反対されながらも就職に行きました。

流石に仕事となるとお金で解決できる範囲も超えていますし、とても仕事が出来るとは思えなかった為。

ただ何故か知られてしまった様で、幼馴染の母親が泣きながら

「この子の面倒を」

「この子を見捨てないで」

「私ちゃんだけが頼りなのよ」

「私ちゃん毎日遊んであげて」

と縋ってきましたが無視。
私は漸く脱出する事が出来、背後霊がいない世界、他人世話をしなくてもいい世界って凄く気持ちいいと、毎日働いていました。

(精神的に不安定な毎日であったため、精神科に通いカウンセリングは行っていました)

が、会社の意向で、地元の支社にどうしても地元の人が欲しいと言われ出戻りするはめに。

実家に顔だしした際、また幼馴染の母親が登場。

幼馴染母親

「私ちゃん幼馴染ちゃんと遊んであげてね」

いつもの通り凍える程の無表情で、言っている事は保育園の頃と全く変わらず。

ふと振り返ると

幼馴染「私ぢゃ~ん゛」

幼馴染の姿…でした。

服装が小学4年生の頃のまま、Tシャツもうまく着れないのか、肩が出てしまって…見るに堪えられませんでした。

もう23歳の頃だったと思います。

私「すみませんがもうこの歳ですし、子供の頃とは違います。私は今は会社に務めており、もう昔のように\”遊ぶ\”事が出来ません。申し訳ないのですが」

幼馴染母「時間がある時でいいのよ、ほら行っておいで」

幼馴染(にたぁーと笑いながら背後霊)

私「いや、それより娘さんの自立の事を考えてあげないとまずいですよ!?というかおばさんもカウンセリ…」

話もそのまま、家に帰られていました。

昔何度もやってきたやりとりが、20年経っても変わらないのに驚きました。

実家に顔出しに来た途中だったので、走って玄関を閉め窓も全て鍵をかけました。

両親は挨拶もせず帰ってきた娘の奇行に驚いていましたが、事情を話したら理解してくれました。

まず昔、家を反対されていたのに出て行った事を謝罪しました。

すると時間が経って変だと気付いてくれたのか、両親は逆に謝罪し涙を流しました。

話を聞くと、

・毎日のように私ちゃんはいつ帰ってくるのか聞かれた

・子供の事だから仲良くしている事は良いことだと思っていた

・家によじ登っていたのを目撃した

・本当は家にいるんだろうと言われ、説得しても理解が出来ない様子だった

その後、祖母や親族がやってきては、本当は気づけていたけど助けてあげられなくてごめんと謝罪されました。

友人にもその頃、

「あれは異常だった。あいつのせいで私ちゃんと遊べなかった時あった」

とか言われたり、なんで今更…と思うような事もありました。

しかし理解されても、幼馴染は存在する訳で、実家に泊まった時はベッドの枕の位置に立って

「あそぼ~」「あそぼ~」

や、トイレの窓を壊してでも入ろうとしているのを目撃してしまったり、ヘッドフォンをして音楽を聞いていたら、後ろに立っていた等、今思えば凄い体験をしてきていると思っています。

それから数年後ずっと実家には行きませんでした。

今その幼馴染の家には幼馴染父が一人暮らしをしています。

近所では離婚したんだろうと噂になっていると昨日母親から聞きました。

ほっとしてしまって、どこかに吐き出したくてここに書かせて頂きました。

–後日投稿–

ホラーでもなんでもないです。
事実です。

私が地元を離れている間は、施設にでも入っているのではないかと噂で聞きました。

私が帰ってくると、出てきていたみたいですが…

親は近所づきあいとして頼まれていたみたいです。

進学をあきらめた時は、引き止められましたが、もう私自身が耐えられなかったので止められても、それが幼馴染の為なのか、私の為なのか判断できませんでした。

小説みたいな人生だね、と婚約者に言われます。

それも理解してくれる方と来月籍を入れる事になりまして、それを区切りに…だったのに書き忘れていました…

スポンサーリンク
スポンサーリンク
修羅場長編
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!