本当にあったずうずうしい話 短編10話【50】まとめ

本当にあったずうずうしい話 短編10話【50】まとめ

 

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本当にあった図々しい話 短編10話【50】

 

1

仕事中車でちょい狭い商店街を通ることがあった。
右折中歩行者に窓叩かれたので何かと思ったら道を教えてほしいと。
よりにもよって曲がりっぱなで声かけられた。
超接近してるから下手に車動かせないし、
角のお店の店員さんじーっとこっち見てるし、
当然後続ものろのろとだけど近づいてるのが見えるし。
超早口で説明したら礼も言わずに行っちゃった。
正直しらんふりしたかったけど社名ロゴ入り車に制服だったで、断ったりしてクレームになったらと考えたら無下にできず。
そんな状況であえて車停めさせて道聞く兄ちゃんと、申告恐さにうかうか相手しちゃった自分と、どっちが図々しかったんだろう。

 

2

俺山いくつかもってるんだけど
じいちゃんから受け継いだなーんにも無い山なんだがきのことか山菜だけは結構採れるんだ。
俺一人で山菜食べきれるわけでもないし、中には物々交換でお魚置いてってくれる人もいるし
全く知らない人が勝手に採って行っても別に今までは黙ってたんだ。
でもここ数年ちょっと困った人がいて、練馬ナンバーつけたステップワゴン。
乗ってるのは30~40代くらいの夫婦なんだが一番困ってるのがゴミを捨ててく事。
最初はジュースの缶とかお弁当のパックだったんだけど、
去年はトランクに発泡スチロールいっぱい詰め込んできて崖から捨ててた。
流石に通報するよって言ったら
「そんな風に自然を独占するのは良くない」って言われた。
「でもここは自分の山だからあんまり勝手なことされるとこっちにも考えがある」って言ったら
「こんなことで通報なんかしても恥をかくだけだ。これだから田舎者は・・・」
とか言いながら帰って行った。

 

3

うちは市役所の前の蕎麦屋と似ていて、しょっちゅう市役所からの間違い電話がかかる
大抵は、違いますと言うと「すみません」と言って切るんだが、
ある時「はぁっっっ!ちっ」と言って切った女がいた(多分おばはん)
ナンバーディスプレイは市役所の電話だったから、すぐさま電話して抗議したが、
誰が電話したかは調べようともしなかった
数日後、またその声の主から「○○蕎麦ですか?」と電話がきたので、
いかにも蕎麦屋風に「ハイッ!」と返事したら、次々と大量に注文しやがったので、
「はい、はい、まいどありー」と言って切ってやったwあとはシラネw

4

昨日の間違い電話
「○○(どっかの事務所)さんですか?××さんお願いします」と言われたが違うのでその旨伝えて切った。
直後また同じ人から掛かって来た。すいませんと言われて切った。
さらにすぐにまた掛かって来た。すると今度は
「問い合わせて聞いた番号がこれですがほんとうに違うんですか?」と向こうが半ギレ。
急いでるんだけど、なんでこの番号なの、間違いを教える相手ではない、などグチグチ言い出した。
いい加減切ろうとして「104に聞いてみたらどうか?」と言うと
「なんでまた電話代使わなくちゃいけない。番号が間違ってると分かるのならおまえが調べろ!」
なんて言い出した。こりゃ変な奴だと早々に切ったら
すぐ掛けてきて「こっちが話してるのにどうして切るのか!」だと
こっちもいい加減キレたんで怒鳴り返して切ったら嫌がらせで何度も掛けてきた。
急いでんじゃなかったのかよw

あとでそのその事務所の番号をタウンページで調べたら末尾が違ってた。
たぶん掛けて来た奴がメモを書き違えたか汚い字で自分が読み誤ったかしたのだと思う。

 

5

高校生まで住んでいた所が日本史の教科書に載ってるような
人物やら出来事やらに関係したとある山間の田舎(一応観光地)。
その頃、犬を飼っていたんで犬の散歩をしてると、
道に迷った観光客に観光スポットまでの道順を教えてくれと
聞かれることがよくあった。
でも、うちの地元の観光スポットって山の中とか道が入り組んだ先に
あるのでなかなか説明しづらい。
大概は、「説明しづらいんでもうちょっと先まで行ったら
もう一度誰かに聞いてください」
って、途中までの道を案内するんだけど、中には
「どうせ犬の散歩ついでにそこまで案内してくれ」
と図々しい観光客が居たりした。
観光客にとっては旅先で一回程度の事でも地元民は日常茶飯事なんだ。
高校生になってくらいからは面倒だから
「最近引っ越してきたら知らない」と逃げる様にしてた。

 

6

数日前、鮮魚コーナーの前で小学1年生位の子を連れた若い母親と、昔から近くに住んでいるババァが揉めていた。
お祝い用の鯛のお造りをその若いお客が注文してあり、受け取りに来たらしい。
鮮魚のチーフから受け取り、カゴに入れて少し歩き出したらババァが「あらそれ美味しそうね~私買うから譲って」と言うが早いがカゴから取り出して自分のカゴに入れようとした。

無論若い客は「それはうちが注文してあったんです!」と取り返そうとした。
だがババァは「私だって食べたいの!あんた別の買えば?」と立ち去ろうとしたが、若い客はババァの腕をつかんで引きとめ口論に。
鮮魚のチーフが出てきてババァに「このお客様が注文されたものですから!」
と言ってもババァは聞かない。あいにく別の鯛も売り切れ。

ついに店長呼ぶことになったが、悪いことにババァは店長の知り合い。
なんと、ババァに鯛を買わせようとしてしまった!
若い母親は「この子のために注文までしたのに!」と反論したが、店長は
「こちらは昔からの住人の方ですので・・・申し訳ないですが・・・」
そのお客は半泣きで買い物カゴをその場に叩きつけて「2度と来ない!」と叫んだ。

確かに田舎の店で、新住民より原住民の方を大事にする傾向はあったがこれは酷い。
鮮魚の人も、周りの客もみな呆れと非難の混じった顔で店長を見ていた。

そしたら、客の中からお爺さんと2人の男性が「まあまあ」と歩み出て、店長に「注文した方にお売りなさい」と命令した。
ババァは喚き出し、店長は「あなたには関係無いでしょう!」と抗ったが、男性の1人が懐からピルケースを取り出してババァと店長に見えるように突き出したら二人はプギャーと驚いて跪いた。

近所の旅館に泊まっている越後のちりめん問屋の一行がまさかあのお方だったとは。
これであの母親も鯛を買えて一件落着となった。

7

営業の電話があった時にどこの自宅の電話番号を手に入れたのかと聞いた。
電話帳からだというので、電話帳には載せていないどの電話帳か?と問い詰めると、
「あ。なんか病気の方なんですね。お気の毒に」と言ってガチャ切りしやがった。
電話営業のストレスを客にぶつけるなんてずうずうしい。

 

8

銀行に行ったらATMに長蛇の列。
並んでたおばさんAが、ATMを操作しているおばさんBに
なにやら話しかけたので「話で操作してる人の手を止めるなよ」と
思ったら「もう一回並び直しなよ!5回操作までって書いてあるでしょ!」
とAが声を荒げた。
自分がATMにたどり着くまで5分、Bに注目してたけど
確かにBは無心に操作してて一向にどく気配がなかった。
「そりゃあ怒られても仕方ないな」と思って自分もさっさと
入金して店を出た。
隣の銀行とコンビニに寄って計7分後くらい、さっきの銀行の前を通ったら
自動ドアの向こうにBがまだATMと悪戦苦闘してるのが見えたw
あきれてちょっと吹いてしまった。商売人にしたってどれだけ件数
あるんだよwネットバンク利用しろよwと。

 

9

家の電話に間違い電話がよくかかってくる。
まぁ、それはナンバーディスプレイを利用してないことだし、
もう長い間この電話番号を使ってるから、いまさら変えるつもりもないし、
しょうがないとは諦めている。

だけどね、かけ間違えてきたことを指摘した途端、相手方が謝らないまま
ガチャ切りされるのはまだましなほうで、
自分がかけたい番号が正しいかどうか確認することなく何度もかけて来て
怒り出す奴、自分がかけたい電話番号を教えてもらえないからと怒り出す奴、
対応が悪いと怒り出す奴などなんで自分が間違えてかけてきたくせに
そんなにずうずうしい言動をするのか?って奴らが多い。

散々間違い電話をかけてきた挙句に、対応が悪いとただ文句を言うためだけに
かけなおしてくるDQNもたまにいるが、普通の民家に商売人みたいないい対応を
求めるのが無理だっての。

そもそも、間違い電話さえかけてこなきゃ、不快な思いをしなくて済んだはずだろうに。
自分のやったことを棚にあげて文句言ってくるなんてほんとずうずうしい。

 

10

数日前、鮮魚コーナーの前で小学1年生位の子を連れた若い母親と、昔から
近くに住んでいるババァが揉めていた。
お祝い用の鯛のお造りをその若いお客が注文してあり、受け取りに来たらしい。
鮮魚のチーフから受け取り、カゴに入れて少し歩き出したらババァが
「あらそれ美味しそうね~私買うから譲って」と言うが早いがカゴから取り出
して自分のカゴに入れようとした。
無論若い客は「それはうちが注文してあったんです!」と取り返そうとした。
だがババァは「私だって食べたいの!あんた別の買えば?」と立ち去ろうとした
が、若い客はババァの腕をつかんで引きとめ口論に。
鮮魚のチーフが出てきてババァに「このお客様が注文されたものですから!」
と言ってもババァは聞かない。あいにく別の鯛も売り切れ。
ついに店長呼ぶことになったが、悪いことにババァは店長の知り合い。
なんと、ババァに鯛を買わせてしまった!
若い母親は「この子のために注文までしたのに!」と反論したが、店長は
「こちらは昔からの住人の方ですので・・・申し訳ないですが・・・」
そのお客は半泣きで買い物カゴをその場に叩きつけて「2度と来ない!」と
帰っていった。
鮮魚の人も、周りの客もみな呆れと非難の混じった顔で店長を見ていた。
確かに田舎の店で、新住民より原住民の方を大事にする傾向はあったがこれは酷い。

一部始終を見てた自分はこんな店にいたくないと思い、来月店を辞めるつもりで
退職願い出した。

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ずうずうしい話
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