【長編- 名作】スカッとする話
キチ + 勘助の破壊力
数年前に体験した事。大した事じゃないけど少しだけフェイク入れます。
第1の修羅場。
面識のなかった元同僚にストーカーされ、家凸、会社凸、挙げ句には子供の学校にまで凸された。
何度も話し合いの場を持ったがまるで話にならず、最後には「俺の言うことが聞けないんだったらコロす」とまで言われ警察へ。
しかし
警察は糞の役にもたたなかった。これが第2の修羅場。
当時はまだストーカーがそこまで問題になっていなかったからか対応はひどいものだった。
「つきまとわれてる?いいじゃない、モテて~」
「最近多いんだよね。痴話喧嘩の仲裁に警察を使う人。うちらもそんなに暇じゃないのよ」
「てゆうかまだ相手と付き合ってないんでしょ?1回だけ試しに付き合ってあげたら?」
そしてトドメに
「ストーカー規制法ってのは恋愛関係にあった男女に適用されるものなの。あなた達付き合ってないでしょ?」
「自分でもっと解決する努力をして、それでもダメならもう1回相談にきたら?」
で、追い返された。
この時ほど警察の無能さを感じた時はない。
私は、自分で何とかするしかない、と覚悟を決めすぐにICレコと日記帳を購入。
更に携帯のメールが全てPCに飛ぶように設定。
とりあえず警察のアドバイス?どおり、まずは元同僚の親に事情を説明し元同僚を説得してもらう事に。
で、単身元同僚実家に乗り込んだ。
実家には元同僚母が1人でいて、母は元同僚に席を外すように言い私と母2人きりの話し合いが始まった。
もちろん会話は全部録音。
で、この話し合いが第3の修羅場だった。
以下、私と元同僚母の会話
母「初めまして、ムチュコタンの母です。主人は〇〇生まれの〇〇育ちで今は〇〇で部長をやっておりますのよ~」
私の話も聞かずひたすら「うちは名士」自慢を聞かされる事1時間。
その後
母「そんな我が家に、あなたみたいなどこの馬の骨かも分からないような子供に嫁に来てほしくないけど、でもムチュコタンがどうしてもって言うなら仕方ないわね。しっかりうちの家訓を私に習って精進しなさいね」
といきなりの嫁イビリ宣言。
そうか!元同僚母は私が結婚の挨拶に来たと勘違いしてるんだ!と気付く。
私「いえ、今日はそういうお話ではなく。お宅のムチュコタンにつきまとわれて迷惑してるので止めさせて頂きたく相談に来ました」
母「あら!そうなの?じゃぁあなたはムチュコタンとはお付き合いしてないのね?」
私「してません」
一瞬喜んだ風に見えたけど、すぐに不機嫌そうな顔になった元同僚母。
母「今、あなた何て言ったの?迷惑って言ったの?」
私「はい、言いました。迷惑です」
母「あなた!何様のつもりなの?!うちのムチュコタンに好かれて迷惑だなんて!有難いと思いなさいよ!謝りなさい!」
母「あなたみたいな貧しいうちの子がうちのムチュコタンに好かれたのよ?だいたいムチュコタンのどこが嫌なの?」
私「全部です。てゆうか、私、あなたのムチュコタンの事よく知らないですし」
母「知らないなら教えてあげるわ!ムチュコタンはね、優しくて男気があってかっこよくてウンヌン」
ここからムチュコタン自慢が延々1時間以上。
母「こんな素晴らしいムチュコタンは他にはいない!世界で1番素敵な男性よ!私があと10年若かったらムチュコタンと(ピー)うふふふ(ハァト)」
私(絶句)
母「あ!今のは主人には内緒よ?主人もムチュコタンの事が大好きだから嫉妬するわ~(ハァト)うふふふ」
私「…そろそろ帰りますね。次に何かトラブルあったら警察呼びますから」
母「あなたねぇ、意地を張るのはみっともないわよ。1回くらい試しにムチュコタンと付き合ってあげなさいよ。ムチュコタンだってバカじゃないんだから、あなたと自分が合わない事にすぐ気が付いて別れたがるから」
私「無理です。失礼します」
母「まぁ!無理ですって?!この事、主人にしっかり報告させてもらうから!覚えておきなさい!この親なし×××!」
とりあえず、相談に行きましたって証拠が欲しかっただけたから、別に本気で解決してもらおうと思って行ったわけじゃなかった。
けど、このキチ〇イ母には本当に驚かされた。
ちなみに、後出しになっちゃうけど、この当時で元同僚40代、100㌔オーバーの超ピザ。
元同僚母は70過ぎのヨボヨボばあちゃんだったから余計に気味が悪くてひいた。
この後色々あって、最後には警察に介入して貰って今は平和になったけど。
最初にストーカーされてから解決するまでの3年半が私にとっての最大の修羅場でした。
実家訪問後、元同僚(以後キチ)とキチ両親が「ムチュコタンに色目使いやがって!」って大騒ぎ。
うちは私と母と娘の女三人家族だし、警察は頼りにならないしでまたまた修羅場。
そんな中、キチが「試しに3ヶ月だけ付き合ってくれ。それでお前の気持ちが変わらなかったら諦める」と譲歩案?を提案。
どうせ1回は付き合わないと警察も動いてくれないし、その案を飲んで3ヶ月付き合ってみました。
それはもう地獄のよーな日々でした…
キチと、というよりキチ両親の奇行がハンパなく一生分のHPを3ヶ月で使い果たした。
奇行①
夜更けにキチ父がキチを助手席に乗せて車で家凸。
「ムチュコタンがあなたと宿泊施設へ行きたがってる」
「行きません」
「何だと!?夫に操を立てるのが女としてナンタラ!」
夫((((;゜Д゜))))て思いつつ、大騒ぎするのでき仕方なくキチ父の車に乗り3人で宿泊施設へ。
(うちの母はテンパってオロオロするだけで役に立たず)
で、宿泊施設の前で無理やりキチと2人降ろされ。
満面の笑みで「頑張ってな!」(何を?)と言いながら去ってったキチ父。
私は泥酔状態のキチをとりあえず適当な部屋にぶっこみ1人でタクシーで帰宅。
奇行②
キチが夜中に私に電話したらしいが夜勤中で出れなかった。
キチ「ママン!彼女が電話に出ないよぉ」
キチ母「何ですって?!」
キチ母、深夜3時に家の電話にかけまくる。
私母「もしもし」
キチ母「大変です!お宅の娘さんと連絡取れないんです!」
私母「娘は仕事中です」
キチ母「いくら仕事だって言っても夫からの電話には出て当たり前!きっと何かあったのよ!誘拐?!警察に通報しましょう!」
私母「やめてください!!」
キチ母「あなたは娘が心配じゃないんですかーっ!!!」
これはごく一部に過ぎませんが、こうゆうのが連日続いたので、約束の3ヶ月目に別れました。
当然相手は納得しないので、集めに集めた証拠を持って警察へ。
無事に接近禁止命令が出されました。
皆さんもキチ+勘助の破壊力ハンパないんで気をつけて
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