本当にあったずうずうしい話 短編10話【34】まとめ

本当にあったずうずうしい話 短編10話【34】まとめ

 

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本当にあった図々しい話 短編10話【34】

 

1

生活保護を受けている20代後半カップルの隣人は犬を2匹飼いタバコを吸いハローワークにも通わず廊下ですれ違う時は酒やお菓子がたくさん入ったコンビニ袋を両手に持ってい ます。

毎日毎日朝から晩まで働いて月13万の手取りで同じ部屋に住み贅沢もできない自分がアホらしくなってきます。

カップルは両隣の二部屋借りていて区役所から生活保護の見回りが来る時は片方の部屋に犬2匹を連れて行き犬のいない部屋を見せています。

こんな事っていいんでしょうか?

揚句の果てにこちらは朝早くから仕事なのに夜中の2時半すぎから友達を連れ込み騒ぎ出します。
大家さんに苦情を言っても1日だけ静かになるだけで何度も元通りです。

こんな隣人に挟まれてノイローゼになりそうです。
何か解決方法はないでしょうか?

先程区役所に電話したところ生活保護を受けていてもペットを飼ってはいけないという決まりは特に無く、生活保護のお金でお酒やタバコ、お菓子等何に使うのかは本人の自由の為、何等問題無いと言われました。
警察に相談に行っても民事は仲介できないと言われ、どこに相談すればいいのでしょうか?

 

2

今は縁切りし成功した年下の元友達の話。

遊びに行くときは必ず私が車を出していたが、ガソリン代も高速代もスルー。
私の方が年上だしな・・・という考えもあり、多少は我慢していた。

前から、私の母が作った夕食が食べたい!家行きたい!と言うので実家に連れて行った。
事前に母に食事をお願いし、その日作ってもらった。
彼女の家と私の家は車で片道1時間ほどの距離。
その日のお昼頃に今日の帰りは実家の最寄り駅までは送るから電車で帰ってほしい旨を伝えると
「そっかー し ょ う が な い ね ー 。」とメールの返事が。
内心ハァ?と思いつつも家に連れて行き、食事とお喋りを終えそろそろ帰ろうかというときに
「遅くなちゃったぁ。もうこんな時間かぁ(こっちをチラリ)。」といってもまだ21時半。
いやいや十分電車で帰れるだろうと思いつつも、何かが私の中で切れ、もうこれが最後の
仏心だバカヤロー!と思い、次の日バイトだから早く寝たいという我侭も最後ついでに聞き、
高速乗って送っていった。
これ高速代!と言われて受け取った金額は高速代の半額以下。

その前後もずうずうしい&神経わからんことがありすっぱり切った。

 

3

これは従弟から聞いた話ですが、
丁目内の自治会の集まりで会長でもないのに取り仕切っている60代後半の
じじいがいた。
じじいは 某銀行(現在経営統合で名称変更の大手銀行)の支店長までやったんだから
そこらの企業に働いてたやつとは違うんだぞ!といわんばかりに10年間
集まりでやってた。自治会のひとから迷惑がられてた。
ただそのじじい去年の夏からおとなしくなった。

なぜなら叔父(私の母の弟)が単身赴任先の大阪から12年ぶりに帰ってきたから。
叔父は某銀行の常務(じじいより何ランクも上)までやった人だから、
叔父が集まりにくると威張れなくなったからです。

自分は偉かったんだぞ!とばかりに会長でもなく、幹事でもないのに
取り仕切るじじいはほんとうにずうずうしい。
詳しくは聞いてないけど、もっとなんかやってたかもしれない。

ちなみに叔父は集まりに参加するだけでじじいみたいなことは一切してないそうです。

4

最近、義姉が妊娠した。
なかなか出来なくてやっとだったせいか、彼女は親族中でちやほやされている。
それで義姉もどんどん付け上がってきたからたまらない。
私が友人の誕生カードのために子犬のイラストを描いていると「あっ犬の絵。頂戴」
悪いけどこれは無理、しかし何故?と聞けば手持ちの占いの本に「他人から貰った犬の絵は
安産のお守りになる。ただし絵はくれた人の手描きでなければ無効」と書かれていたらしい。
これは友人の誕生日カードだから、と言ったらかんしゃく起こした。
彼女は妊娠前はむしろ、占いやまじないの類は迷信だと一蹴するような人だったのに何と言う変わりぶり。
いくら親類中からちやほやされていても、安産のため迷信にでもすがりたくなったとしても
人の物をやたら欲しがっていいという免罪符にはならないよ・・・。

 

5

小学校の時のクラスメイトなんだけど、どう見ても柴犬にしか見えない飼い犬の写真を見せて
「シベリアンハスキーとゴールデンレトリーバー(その他多数)のミックスなの~。とっても高かったんだからぁ」
と言っていたこと

値段の高い犬をずらずら上げて、全部の血が入っていると言っていた
それを聞きながらシベリアン飼っている他の子に「そう思う?」と目で聞くと首を思いっきり横に振っていた
後で「一緒にしないでほしい」と言っていた
「いいじゃない、柴犬で!!可愛いんだし!何、見栄張ってんの?」とみんなが言っていた

そんなにずうずうしくないかな?
でも今、横で気持ち良さそうに寝る愛犬を見ると、ふと思い出した
値段なんてどうでもいい。可愛がって心を込めて育てれば名犬だと思う
余計な見栄なんていらないでしょうに・・
彼女は何がしたかったのか
「へぇ!すごいねぇ」
と言ってもらいたかったのだろうか

 

6

たまたまショッピングセンターに行ったら、モロ好みのデザインの服を一着
半額コーナーで見つけ、サイズもちょうどだったので迷わず買った。
後日それを着ていたら、どうも気の合わない先輩に「その服どこで買った?」と
聞かれて正直に話せば「何それ羨ましい。欲しいけど高いなあって
いつも思ってたもの。」
私も半額じゃなければ泣く泣く諦めましたよ、と言えば今度は「一生のお願い!
定価で構わないから明日その服を譲って!」と縋られた。
確かに自分の欲しかったものが思ったより安く他人の手に渡ったとなると
悔しい気分になるのは分からなくもないが、気味が悪いにも程がある。
おかげで、その服は休日専用にせざるを得なくなった。

7

遠方から来た取引先の人(自称アラフォー、見た目50代、既婚薄毛男性)と
同僚男性と私と三人で夜居酒屋で食事をすることになった。
その居酒屋は以前、私が友人15人ほど(全員20代女)で
プチ同窓会をしたときに利用したことのある店だった。

そのことを何気なく話したら、その取引先のおじさんが
「合コンして!その15人をまた集めて、俺を呼んで!」と騒ぎ出した。
最初の頃は私も「おもしろそうですね~」とか
適当に話を合わせてたんだけど
その後もずっーと「今度いつ集まるの?その時に絶対また来る!
一度に3人までなら付き合える!」とか本当にしつこく言ってきた。
あまりの身の程知らずのずうずうしさにイライラして仕方なかった。

 

8

こないだ上司に、とある資料の作成を1週間で作るように頼まれたが
意外と簡単にまとまりそうだったので、自分なりの所感も交えたデータも入れて
5日間くらいで上司に、
「頼まれてたのはここまでで、あと、こういう視点でこういう資料の作ってみましたがどうでしょうか」
って提出したら、
「余計な仕事までするな、ずうずうしい!」
って怒られた。
すげー納得いかなかったけど、その場は、すいませんでした。って謝ったけど

期限守って、言われた課題自体は全部クリアしてるはずなのに
なんで怒られたのかわからん・・・

しかも何故、「ずうずうしい」と怒られたのか本気でわからん。

本気でわからないので、今朝上司に、自分の何がいけなかったのかを聞いてみたら
「自分で考えろバカ」
って言われた。
くやしい。

 

9

「質問があったらしなさい」というのでお言葉に甘えて以前から疑問だった
会社の製品に使われる素材(とある数種類の樹脂)の相違点について訊いてみたら
返事が「じゃあそれは宿題にしよう、レポート書いてきなさい」だった。
いやそれ質問の返事になってませんが。
困り果てていたのを見かねた先輩がくれたヒントをとっかかりにどうにか調べて提出したら
レポートには目も通さずに引き出しに突っ込み
「なんでこんなに時間がかかるんだ、知っていると言うからレポートを書かせたのに」
と叱責された。
正直あの時の上司が何を考えていたのか、未だに理解できないでいる。

 

10

母はお茶を習っている。私は習っていない。
なのに母のお茶の先生に展示会で下働きをしろと呼び出された
母の顔をつぶさないために仕方なく行った。
すると菓子を見本のままに並べる仕事がまず与えられた。
そのとおりに並べて客のもとに運ぶとすでにいくつか菓子が運ばれている。
お茶の先生は菓子のもとに来ると
「まあ!これは並べ方が違うじゃないの!」と絶叫した。
そして正しい並べ方を大声で客の前で説明を始めた。

が、その菓子は先に運ばれていたもので私は一切関係がない。
でも母が並べたものかもしれんと叱責に耐えた。

後で聞くと間違った菓子は先生が並べたものだった。
弟子でさえない人間を自分のミスをごまかすために使うなんてずうずうしい。
しかも自分の子もいるのにそれは呼び出してないことも知った。
ずうずうしすぎる。

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ずうずうしい話
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