本当にあったずうずうしい話 短編10話【39】まとめ

本当にあったずうずうしい話 短編10話【39】まとめ

 

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本当にあった図々しい話 短編10話【39】

 

1

久しく連絡のなかった友人から突然電話がかかってきた。
「携帯代を支払う金がないので10万貸して欲しい」
そっちも母子かも知れないがこっちも母子。

私「そんな大金無理」
相「5万でもいいから」
私「あのさ、5万でも携帯代としたらかなりの金額だよ?
本気で何か悩んでる事あるなら言って欲しい」
相「私と子供二人(成人w)の分なんだ。止まると困る」
私「それなら子供の携帯代払わずに、自分のだけ払えばいい」
相「一括契約にしてるから…」
私「解除して自分の分だけ払ったら?」
相「子供も仕事してるから、携帯無いと困る」
私「給料はどこに行ってるの? 必要なら自分の分くらい払わせろ」
相「あんたが困ってる時、相談とか乗ってやったのに」
私「それ以上に、あんたの相談に乗ってきたよ」
相「またかける」

一週間ほどして、やはり気になったので電話掛けた。
呼び出し音は鳴ってるけど相手は出なかった。
掛け直してくる事もなく、そのまま音信不通になった。

 

2

友人と食事した。
友人はライスセットを頼んだ。私はパンセット。
店の人が運んできたパンセットはパンが二つ乗っていた。
私は料理と一緒にパンを一つ食べ、残りの一つを食べようとした時、
友人が「パン美味しそう。ちょっとちょうだい」って言ったから、
手に取っていたパンを半分に千切り、「いいよー。はい」って渡そうとした。
千切る様子を見てた友人が「セコッ!ww」と笑い出した。
「あげようとしてセコいと言われるのか…じゃあもうあげない」
って普通に口に出して言ってしまった。そのまま無言で食事して店を出た。
後で食事ごときで大人げないなとは思ったけど、もう彼女と食事する気にはなれない。

 

3

バレンタイン当日が日曜日だからと、今日バレンタインの義理チョコを
女性スタッフ全員から男性スタッフ全員に送ろうとチョコを買った。
(義理チョコの必要性云々の議論はあるけど、それは今回置いといてください)

女性スタッフ全員でお金を平等に出し合って、男性スタッフ全員にと買ったのに、
そのチョコを50代ババァが勝手に「私からの気持ちでぇす」と朝一番で
男性スタッフにチョコを一個ずつ手渡してた。
全員でお金を出し合って買ったのに、そこには一言も触れず、ババァが個人で
買ったことにされてた。

さすがにひどすぎると抗議したら、
「私が個人的に贈ったことにしとけば丸く収まるのにぃ」
「冗談なのに、わかってないなぁ」
だと。
50過ぎてんのにずうずうしいんだよ。

4

バイト先の6つ年上のAさんと、Aさんと同い年のBさん、私の三人で少し高めの焼肉屋さんに行った。
お店はAさんが押さえてくれていて、場所を知らないBさんと私は、先に到着してるAさんから電話で説明を受けながら店に向かった。
店に着いたら「先に頼んどいたよ!」と肉や料理が既にテーブルに並んでいた。
後から聞いた話では、Aさんの大食いは凄まじく、一緒に食事に行きたくない人で有名だったらしい。
値段も見ず人の好き嫌いも確認せず、注文しまくるAさん。私とBさんは唖然。
「二人とも少食だね!」とご機嫌に肉を食べまくる。怖かった。
何故か「女ならもっと綺麗になる事に貪欲にならなきゃ」と説教された。
ちなみにAさんは綺麗なんだけど、体系が今いくよくるよの太い方そっくり。
その日も派手なぴちぴちの真っ黄色のワンピースで、はち切れんばかりのお腹が印象的だった。
散々飲み食いした挙句、もうお腹いっぱいと言っている私とBさんを前に「もう食べないの?」とシメのビビンバを貪っていた。
お会計でAさんの口から「割り勘ね!」と出た時は本当にびっくりした。
二万円弱円位で、一円単位で割り勘。
お金を出している時も「実は二人が来る前にビビンバ食べてたんだけどね☆」と気分上々でした。
Bさんと二人で帰ったんだけど「学生だし大変でしょ?」と私に気を使ってくれて、5000円を渡してくれた。
Bさんも私と同じ位しか食べてないし受け取れなかったけど、同い年でこの違いかと本当にびっくりした。
もうAさんとは食事したくないし、美容の話もしたくない。

 

5

職場の同僚(向こうが先輩)がずうずうしいというかよく分からない
「ねぇ~ぶぅ~。ボールペンちょうだい」
から始まり、こっちが忙しいのは誰の目にも明らかなのに
「暇でしょ、手伝って」
と言われる

「ぶぅ」はここ何日かで言われ始めた呼び名
ずうずうしい、というか「お願いv」に
「何で私に言う?」
と悩んでる
ちなみに一度、きっぱり断ったら
「役立たず!ドケチ!」
と言われた
腰が痛いのに
「これ重いから持って」
はないだろう
ヘルニアで仕事休んだの知っているだろうに

 

6

電車の中での出来事。
6人掛けのシートに6人で座っていた。
女性ばかりだったんで、わりとゆったりと座れていた。
そこへ突然太ったおばちゃんが現れ、席をどけと言い出しだ。
向こうに席が空いているんだけど自分の座れる幅じゃないらしく、
私が向こうへ移動すればそこに自分が座る事ができるということらしい。
ずうずうしい。

7

A君のいとこB、Cの話。

A君と馴れ馴れしく書くが、40代後半であまり親しくはない。

A君は、若い頃からやってきた事業がようやく実を結んで、年収約約1億ほどになったらしい。
A君の父の姉(おば)の息子B、娘Cは、A君の事業と何のかかわりもないし、協力もしてない。
Bの収入は普通だが、金遣いが荒いので、家計は火の車。
離婚もしているので慰謝料や養育費もはらっている。今は再婚しているが、また子どもをつくったのでさらに教育費もかかる。
そして、B君の母、つまりA君のオバが認知症がひどくなって、介護が大変になった。
徘徊や大声で暴れたりもするようになったので、Bが施設にいれたがっていた。
しかし、Bの母は無年金で貯蓄がない。金遣いが荒いBも余裕がない。

既に展開が読めていると思うが…
Bは頭をさげるどころか、Aに「親戚なら、お前にもオバを介護する義務があるから、金をだせ」というようなことを言ってきた。
「だいたいお前の会社はもうけているんだから、それくらいは当たり前、そんなに金をためて何になる」とも言ってきた。
人のいいAは、親戚が金に困っているならしょうがないってことで、50万ほど貸した。
もちろん返ってくる見込みはないと思っていたようだ。
それに味をしめたBは、それから何度も金を借りに(奪いに)やってきた。
それ以来、貸してはいないそうだが。

ちなみにBがもらった50万は、1ヶ月の間に豪華な海外製のテーブルやらBの借金の返済やら何やらにあっという間に消えたらしい。
「もし、ちゃんとオバの介護費用に使ってくれてたなら、もう少し援助してやろうと思ってた」ってAは言ってたが、
人がよすぎだよ……。

 

8

地元で、成人式以来話してない友達A(19でデキ婚・男児あり)に駅で会った。
数分世間話(最近どう?とか)をしてたら
Aはおもむろに「○日に結婚記念日で~、あ~あ、二人でデートしたいなあ」とか言い出した。

別の話に切り替えても「二人でデートしたい」と何度も言いなおしてちょっと気持ち悪かったので
適当に話を切ってバイバイしようとしたら

A「あんたんちで預かってくんない?一晩だけでいいから。家広いでしょ」

3歳の男の子を預かれる自信はないのでダメだと言ったら
「結婚記念日だからどうしても二人がいい」とゴネ出したので
「子供が結婚のきっかけだったんだから、記念日を祝うなら一緒にいるべきじゃない?」と言った。
するとムっとした感じで「そうだね」と低くつぶやいて黙ったので
そのまま「じゃあね」って別れて帰って来た。

用事をすませて家に帰ったら、親が「Aちゃんから電話あったよ」って言ってきたけど絶対かけ直さない。

 

9

今小さい喫茶店の二人がけの席に一人で今座ってるんだけど
先にいた隣の二人連れがこっちの空いてる席に荷物置いてた。
他に空いてないから、そいつらに隣が空いてるか声かけてから腰かけたわけだが、
私も空いてる席に自分のバッグ置きたい。
がそいつらが荷物置いたままくっちゃべってる。
イラついたんでそいつらの荷物端に寄せて自分のバッグ置いてみた。
特に反応なし地味にイラつく
どかせよ

 

10

靴売り場で試し履きしようとしたら鏡の前のスツールにドカッと鞄置いたまま「どの靴にする~?」って靴探してるアホ女がいた。
立ったままブーツは履けなかったので隣(鏡に遠い方)のスツールに鞄移動させたらかっさらう感じで無言で鞄取って出て行った。
他人に触られるのがイヤならちゃんと持っとけばいいのにねw

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ずうずうしい話
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