本当にあったずうずうしい話 短編10話【44】まとめ

本当にあったずうずうしい話 短編10話【44】まとめ

 

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本当にあった図々しい話 短編10話【44】

 

1

余談だが、短大の文化祭に奴の同級生が来ていて、その子と話す機会があっ
たのだが、開口一番「ねぇ、あの子ってココでもハブられたりとかしてんの
?」とな。
よくよく話を聞くと奴は高校の時点で既にハブられていたらしく、原因が自
己中なのと友達カップルが別れると知るや否や別れた相手に猛アタックして
お零れを貰う…という、えげつない感じだったらしい。
「勿論、ココでもハブられている」と話すと「やっぱり…」という返事が。
もう図々しいと言うか何と言うか…

 

吹聴するまでもなく誰もが奴が自己中でハブられてること知ってたから、言
いふらすなんてことしなかったよ。卒業してからは一切連絡取らなかったか
ら思い出すこともなかったし。
奴の自己中さは話すとキリがないぐらいあるけど、

 

  • 授業中ひたすら前(若しくは後ろ)から話し掛け&手紙攻撃
  • ダンスの授業で自分よりも高い点数付けられた子を妬む
  • ピアノの授業で自分よりも先に進んでる子がいると妬む
  • 文化祭前日までは何もしないくせに当日になると、やたら仕切る
  • 着替えるのが遅いと誰か1人捕まえて待たせる
  • 調理実習の授業でも仕切る(私がやるから放っといて!とか言って)で、 仕切らせておくと「何で何もしないの!?」と怒る

思い出してたら苛々してきたorz

 

2

学生の頃。幼児教育の短大に通っていたのだが、とある先生が「野菜を育ててみましょう」と提案したので育てることになった。しかし野菜を育てる為には水遣り当番がいる。

先生が「誰かいませんか?」と聞くがクラス全員シーン。
この状態がいつまでも続くのは嫌だったので当時クラス委員をしていた自分が「やります」と言い、終了した。それから毎朝、水遣りをしては苗の成長をケータイのカメラで撮って記録していた。

そんなある日、クラスの中でも一番嫌われていた自己中女が珍しく朝一のスクールバスに乗り込んできて「あ、おはよ~☆こんな朝早いんだね~☆」と話しかけてきた。寝起きで機嫌の悪かった自分は軽くスルー。

しかし後ろの席に座っても尚、「あのね~昨日K君がね~」と彼氏自慢を始めだすので音漏れするぐらいウォークマンの音量上げて狸寝入りしてみた。
程なくして学校に到着。到着したと同時に苗のある中庭へ行ったのだが水をやろうとしたら苗の傍に奴がいるではないか。

ウォークマンの音量そのままで後ろから付いてきてたことに気付いてなかったorz。「まぁいっか」と思って水をやってたら、提案した先生が様子を見に来た。苗の成長を先生に色々と説明していたら

「ケータイで撮った写真を付けたレポートを出してくれれば点数に加算しといてあげるよ」

と言ってくれた。今までサボらず水遣りしてきた甲斐があったなぁと思ってたら、出ました自己中馬鹿女。

「やった~♪じゃあアタシも撮っとこ~♪」
カチン☆
「お前の為にやって来たんじゃねー!」

叫ぶと同時に如雨露を投げ付けてた。ボッコボコにしてやろうと思って奴に掴みかかった瞬間、先生に慌てて止められた。
先生が「先生の言い方が悪かった!(自分)さんだけに言ったつもりだったんだ!(自己中)さんには言ってないよ!」と必死にアピールしてくれたお陰で事無きを得た。

それ以来、元々嫌われていた自己中女は卒業までハブられることになったとさ。ちなみにアタシは自分の性格が意外と短気だという事に気付いたので保育関係の仕事には就かないことにしました。
釣りのようで釣りでない、本当にあった図々しい女のお話でした。

 

3

10年くらい前だけど
雨が降りそうだから自転車の前カゴに折りたたみ傘入れて走って、途中コンビニに寄った
出てきたら傘がなくなっていた。そのあと雨が降ったけど小雨で傘いらなかった
この程度の雨のために傘盗まれたんですよ。骨2本折れてたから別にいいけど

4

急に雨が降り始めた頃、コンビニの傘立てに傘差して、買い物終わって傘立て見たら私の傘がない。
見回すと数十メートル先に若い男が私の傘さして歩いてたので
ダッシュで追いかけ、傘掴んで「私の傘です」と言ったら
DAIGO風の男がギョッとした後にわざとらしく「あーすんません自分のと間違えましたぁ」と。
男が真っ赤なハート柄の傘間違って持っていくかヴォケ!
と怒鳴りたいのを我慢し、じゃあと傘を取ろうとしても男が傘を放さない。
「返してください」「いやでも降ってるし」「は?」「オレ濡れるじゃないっすか」
知らんがな。
「オレの傘買うんでコンビニまでよろしく」だと。
知らんがな。
窃盗犯のくせに送迎頼むなんてずうずうしい。
最終的には、返さないなら今この場で警察呼ぶと携帯プッシュし始めたときに
「もういいよ!ブス!」と言い捨て走ってった。
窃盗犯のくせに送迎頼んだ上に罵倒するなんてずうずうしいにも程がある。

 

5

近所のおばちゃんが急に訪ねてきて、子供用の服を持ってきた。
おばちゃんが言うには「子供のために買ったんだけど、サイズがあわなかったからおたくのお子さんなら合うんじゃない?」と言ってきた。
「はぁ、それはどうも」と私が言う前に服を下駄箱の上において
「じゃあそれ6000円したから後でお金もってきてね」

…はぁ?ですよホント。まだもらうとも言ってないし、何より息子のサイズに合うかどうかも確認してないのに。
しかもその服近所の西松屋で2000円で売ってる所も見たし…本当にずうずうしい

その後、服を持って返しにいったらひったくるように服を取ると無言で扉を閉められた。
なんなのホント。

 

6

いま、某ブランド化粧品を5千円買うと
ブランケットがもらえるキャンペーンをやっていて、
ファンデーションを切らしていたのもあり
会社の休み時間に最寄りのカウンターへ出かけた。
けっこう人気のあるノベルティらしく、私の時点で残り数枚。
まにあって良かったと満足しながら帰ってくると、同期のFに見つかった。

F「なにそれ買い物したの?服?」
私「化粧品とノベルティのブランケット。5000円買うとこんなのがついてくるんだよ」
F「いいなー。ちょうだい」
私「5000円買ったらもらえるから。○○百貨店にあったよ」
F「そんな買うのもったいない。あんたは化粧品があるんだからそれは私が欲しい。
ただでもらったんだからちょうだいよ」
私「私はこれをもらうために買い物したの!だめだよ!!」
F「じゃあ化粧品ちょうだい。両方もらうなんてずるいじゃん」
私「だからこれも私がお金を出して買ったんだって」
F「じゃあタダでついてきたそのおまけをちょうだいよ」
私「両方私のだからダメだよずうずうしいな」
F「そんなのずるい」

という意味のわからない会話を数回ループさせた
ノベルティの意味がわかってない感じがしたので
紙に絵を描いたりして説明したが、サルのほうが賢いのではと思えるほどに理解しなかった
あんまりイライラして最後の方「バーカ!バカバーカ!!」とか変な罵りあいになって終わった
なんであんなに理解してくれないのか、それとも本当はわかってるのか謎

7

私はもうすぐ出産予定。
子供の名前は仮名だけど、咲良と書いて(さくら)みたいな感じにする。
会社で名前を聞かれた夫が説明すると、上司のAさんから大ブーイングを受けたらしい。
「(さくら)なら(桜)をあてるべきだし、
そもそもこの時代は海外でも通用するような名前をつけるべき!
(さくら)なんて外国人が発音しにくいのは辞めろ」
そして、なんとAさんは候補を書いた紙を渡して来た。
アリスから始まって最後はココア、スカイ、ミルク、マリン…
ってのが当て字で書かれていた。
Aさんは海外留学してた際に日本的な名前で苦労したそうな。
でもさ、留学期間が3ヶ月。しかもAさん未婚。
夫の上司じゃなかったら、私は海外に3年住んでたけど何か?って言って切り捨ててやるのに。
夫は毎日Aさんから候補から名前を決めたか聞かれてるらしい。
どう考えても他所の家の子供の名付け親になれる立場じゃないのに図々しい。

 

8

車を車検に出してる間、代車に乗っていたら近所のDQNママに絡まれた。
以下要約。
「車を買いかえる前に連絡くれれば古い車はうちでもらってあげた」
「買えるお金があるならその分うちにくれれば良いのに気がきかない」
「お詫びの気持ちがあるならその車でも構わない」
などと朝のゴミ出しの時に言われておまけにゴミまでひっくり返されそうになった。
丁度旦那が出て来てDQNママに代車だって説明したら「あ、そ」って納得してくれたけど
車検に出した車も代車も高級車じゃないし、むしろDQN家の方が金かかってそうな
黒塗りのシーマとか乗ってるのにどうしてうちに言ってきたんだろう…。

 

9

見知らぬ子供にトイレを借りにこられた者です。

昨日のことなのですが、仕事を終えて帰宅しましたら、庭になにやら動くものが見えました。
何かと思って見に行ったら、トイレを借りに来た子が我が家の庭に入り込んでいました。

何をしているのかと聞いたら、トイレを貸して欲しくて・・・。となにやら歯切れが悪く答えます。
後出しになってしまいますが、我が家から数10mほど離れた公園には、市が管理していて割りとキレイな公衆トイレがありますし
公園そばにはコンビにもあります。

近所にすぐに入れるトイレがあるのに何故留守宅の我が家に来るのかと話を聞いているうちに判明したのですが
我が家が留守のときは庭に入り込んでこっそり遊んでいたそうです。
小学生くらいなのに何をやっているのかと脱力。

留守の家に勝手に入ったら泥棒と間違えられるよ。もう絶対やらないでね。と話をして子供を帰らせました。

親が怒鳴り込んできたってことは、子供は家で親に何を話しているのかと
考えるとものすごくめんどくさい。

今日は午後からの仕事なのでなんとなく留守にするのが憂鬱です。

 

10

ウチは農家で近隣にも農家が多くて、近所付き合いが結構豊富なんだけど、こんなずうずうしい人がいたので書きます。
その人はじいちゃんの知り合いで、色々野菜を育ててはうちにもってきたりしてくれるんだけど、なにしろ大声での世間話が好きで朝早くからウチに来てばあちゃんやじいちゃんを呼び出して2時間くらい全力で喋った後に帰っていって、夕時の忙しい時間にもごめんくださいの一言もなしに客間に来て「ばあちゃんいねえんかい?」
とばあちゃんを呼び出して1時間ほど世間話。

そのせいでばあちゃんが料理に失敗したことも多々あって、俺はその人をかなり疎ましく感じるようになりました。
野菜の育て方を教えてくれたりするらしいから不遜なことはできないけど、何しろこちらが牛舎の仕事をしているときにも仕事をする父の後尻くっついて世間話。
更には正月の2日目の朝から世間話をしにきてもううんざりしてました。
物静かなじいちゃんもその人をあまり好ましく思っていないようでした。
でもある日、その人が客間でタバコを吸おうとしたとき、じいちゃんが普段ほとんど出さない声を振り絞って「タバコは吸わんでくれ!!」と一喝!!それからその人はほとんどウチにこなくなりました(ばあちゃんは畑で時折会うみたいです)。

じいちゃんよく言った(;ω;)

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