本当にあったずうずうしい話 短編10話【48】まとめ

本当にあったずうずうしい話 短編10話【48】まとめ

 

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本当にあった図々しい話 短編10話【48】

 

1

近所の電気屋の広告で、ウォークマンが処分価格で出てた。
20個限定だったので並んだんだが、開店前からわりと行列が出来てた。

店が開き、オーディオ関係のフロアへ急いだものの、タッチの差でウォークマンは完売。
思う壺だと思ったものの、使ってるやつは壊れてたので、少し高いが他のものを探すことに。

10分くらい経ち、そこへのこのことやってきた50代くらいのババア。
おもむろに店員を呼びつけ、広告のウォークマンを出すように言う。
店員が丁寧に売り切れたことを伝えると、ディスプレイに使われていた現品を指し、
あれでいいから頂戴、と。
その手があったかと、ちょっと悔しい思いをしながら見ていたら、
店員がそれを外し、箱を用意してカウンターに持っていくと、
「それの新品を取り寄せて頂戴」としゃあしゃあと言い出した。
店員が「これは特別価格なので、最後の一点なんですよ」と言うと、
「でもそれ店頭出てて傷が入ってるでしょ。メーカーにはまだ同じのがあるはずよね」とピシャリ。

他の人と同じ価格で傷物買わせるの?などと勝手な理屈で騒ぎ出し、結局ババアの勝ち。
店員は電話で取り寄せしていたようだった。
考えようによっちゃ賢いんだろうが、ああいうババアにはなりたくないわ。

 

2

隔週で届くシリーズものの雑誌を定期購読したら
配達がペリカンで、ポストに入らないサイズだったとかで
マンションのドアの外に置いていかれた!
雨の日に酷いじゃないかとペリカン支店に電話入れたら、
「それが本当なら改善しますが、そちらも品物が入るポストを用意してください」
みたいな返事されてムカつき、ホームセンターでドア付けポストを即購入。

ところが、次の号がいくら待っても来ない。
ペリカン支店に問い合わせたら「ちゃんと配達したポストに入れた」の一点張り。
埒があかないので雑誌の本社に問い合わせしても「配達会社の方にお訊ねを」
対応gdgdなんで定期購読ヤメタっつったら「今やめると特典の専用ケースはやらん」
とかまたgdgd…

結局、直送はやめて書店で予約購入に変更。
届かなかった雑誌は、近所のババアがポストから盗んでたと判明。
ババアいわく「ポストから半分以上はみ出してて、通路の邪魔だった。
迷惑料がわりに中身は私がもらった!」だと

で、ことの顛末を一応ペリカンに伝えたら
「ポストにちゃんと入ってなかったというのは、泥棒側の主張で信用できない。
品物はきちんとポストに入れたという配達員の言葉を信じる」

なんかもうね…
雑誌社もペリカンも泥棒ババアもみんな図々しくて頭にきましたよ…

 

3

友達と夜通し遊んで朝帰り、車を車庫に入れて家に入ろうとしたら
近所に住んでるA夫婦が挨拶してきたのでこちらも返した
普通ならそれで終わるのに、何故か今朝は話しかけてきて
暫くたわいも無い話していたら、A奥さんが
「朝帰りって事は今日はもう何処にも行かないんですか?」
「もし何処にも行かないんなら、車貸してくれません?」
「一度ポルシェ乗ってみたいんですよ」
「天気良くてドライブ日和だからお願いします」
此処からA旦那に交代して
「もちろん安全運転します」
「夕方には必ずお返します」
「代車でうちのレクサス置いていきますし」
って感じで畳み掛けるように言ってきた
前もって練習してたのかってと思うぐらい流暢に。

保険が本人限定だし、まだ慣らしが完全に済んで無いから
貸すのは無理ですって断るも、その後かなりしつこく食い下がられ
切れ掛かってたら、友人から電話があり、これ幸いと
A夫婦との話し合いを強制的に終わらせ、家に入ったんだが
入る直前に、ケチって言ってるの聞こえたが、怒鳴るのも面倒だから無視した。
多分俺のが年下だから完全に舐めてるんだろうと思うけど
近所とは言え、挨拶程度の付き合いしか無いのに車貸せって言われてもねぇ・・・

4

あるイベントに、友人と行く約束をしていたことがある。
そこは着物姿だと入場料が安くなるので私は着物で行こうと計画していた。
すると、イベント3日くらい前になって「着物着てたら割引らしいね。
もし予備持ってたら貸してくんない?」と言う。
今の季節に着られるものは一着しか持ってないからと断っても、
「気にしない。汚さないように気を付けるからお願い!」としつこかった。
そういう問題ではない。まさか秋に梅の柄を着るわけにいかないだろう。
へたすりゃ浮いた入場料数百円と引き換えに大恥かくかもしれないよ、と
忠告すれば「ケチ!」と吐き捨てられ、約束も解消した。
本当、せこい奴は恥も外聞もないんだね…。

 

5

私の妹は父の弟の子供。つまりいとこ。
いとこが生まれて半年で父の弟は離婚し、母親の方は精神的に子供を育てられないとかで
じいちゃんが長男である父にいとこを育てろと連れてきた。
うちは3人兄弟で私は3番目。小学生だった私は弟か妹が欲しかったので
いとこが来た時はすごく嬉しかった。
両親も久々の赤ちゃんに楽しかったと思う。
家族みんながいとこを妹のように可愛がった。
籍は父の弟がおいておいて欲しいという事で入れなかったが
中学生になる頃には好きにしてくれと言われたらしく
両親は私らに妹を籍に入れようかと思うんだがと言った。
私らは妹を他人だと思ってなかったので「早く入れてあげようよ」と言ったが
両親は結局、籍は入れるならいつでも入れれるからと入れなかったらしい。
その間も血が繋がってない事をいつ言えばいいかと相談された
20歳になれば言おうと言ってたが、妹が20歳の時「言えば出て行くかもしれない」と言うことで、
結局結婚したら出て行くことになるんだし結婚してから言おうという事になった。

そんな妹も仕事をし30になるって時に、何十年ぶりくらいに父の弟がじいちゃんの法事に来た。
ちなみに6年前のじいちゃんの葬式にも来なかった。
そして法事のあとに父が言われた事は
一緒に暮らして老後の面倒をみてほしい。親子だから当たり前。結婚なんかさせん。
もう、はぁ?って感じ。
親子って…面倒ひとつも見てないどころか仕送りさえもしてきた事ないくせに
てか、今まで親子の対面もしたことないおっさんと30になった女がいきなり暮らせると思うのか??
しかも、妹は私らと血が繋がってない事自体知らないのに…(戸籍が必要な手続きは父がやってあげてた)

断ると暴れて暴言、殺すぞとかそんな感じの。
一度父が不在の日にでかいしゃもじみたいなの持ってきて、これで躾けなおそうと思ってきたとか言ってきた。
その後も家の付近をウロウロしてるみたいで、たまたま休みの日に出かけた妹に話しかけてきたり
無言電話があったりで、妹はびびりまくって実家を出て一人暮らしすることになった。
育ててないくせに老後の面倒みろなんて図々しい。

 

6

数年前の祖父の葬儀の席で、遠縁の親戚夫婦(60代子無し、祖父とは疎遠だった)が祖母に

 

  • お前のところの孫をうちの養子によこせ。
  • 3人もいるからいいだろう。
  • まあ跡取り(弟)は勘弁してやる。
  • うちは裕福?ででかい屋敷もある?しそっちにもおいしい話。
  • 上の二人(姉・私)のどっちでもいい。養子を取らせて子供を生ませる。
  • これで自分達の老後は安泰。

というような香ばしい事をニヤニヤしながら言ってきた。
「苦労をかけたので自分の親(父は鬼籍)の面倒は絶対見たいと思っている」とお断りした。
「両家の老後を見ればいいじゃないか」と全然懲りてなかったけどなんとか逃げ切った。

そしてこの遠縁のおじさんこれから半年後に急死しました。

7

友人A、Bと話して射たとき、私が1ヶ月ほど前Aに貸した本の話題になった。
A「あの本、おもしろかったよ~~次、Bに回すからね♪」
とBに対して話しかけていた。

読み終わってるなら、さっさと返せ。
次の貸出先を勝手に仕切るんじゃない!!

その後、返ってきた本は表紙を栞代わりにしていたらしく
折りグセが付いていた…

二度とカサネ

 

8

ずうずうしいというかマナーの話だけど、某ラーメンチェーンでバイトしてた時の話。
その店ではつまようじは以前は卓に一つずつ置いていたが
補充などの手間を省くためレジの前に一つ置くようにした。

「兄ちゃんようじどこ?」
「レジ前に置いてあります」
「…………」
「…………」
「いや、持ってきてよ」
「あ、はい…(自分で動けよ…)」

まぁここまでいい。で、持ってったらみんな大概
「あぁ、そこ置いといて」でテーブルに放置。
あの…そこにあったら他の人が使えないよね?
使ったら戻せよみんなで使う物って意識がないのかね。

 

9

昔働いてたショッピングモールの企画で福引やったんだ。
各ショップが買い物した客に福引券を配って、うちのゲーセンでガラガラするシステム。
福引の期間が半分が過ぎた頃、福引券を100枚単位で持ち込む人が出てきた。
数に物を言わせる形で特賞の旅行券やら目ぼしい賞を次々当ててしまったんだけど
怪しかったので店長達で問い詰めても「買い物で貰った!何が悪い」と。

福引券には店の判子が押してあるので、すぐにその店の不正発覚。
お客にはほとんど配らず知り合いに頼んでガラガラ→店長らがウハウハ
当たり前だが全て無効。
もちろんそれ以降、イベントには参加させず。気付いたらつぶれてた。

 

10

学生の頃バイトしてた頃の話。
商店街主催の福引きがあり、バイトしてたお店で結構大量の福引き券が余ってしまい、
それをバイトのAさんに店長が「勿体ないからくじ引きしてきて」と頼んだ。
大量にあったものだから、
商品券や1キロの砂糖数袋、醤油や油など大量に当てて帰ってきた。
それを当然店長に渡すものと思っていたら、
丁度あがる時間になっていたAさんは、それを当然のように全部持って帰ってしまった。
店長も私もボー然。

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ずうずうしい話
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