『楽器に詳しい同僚』スカッとする話【長編- 名作まとめ】

【長編- 名作】スカッとする話

 

スポンサーリンク

【長編- 名作】スカッとする話

 

楽器に詳しい同僚

仕返しっていうか意地悪だったかもしれない。
ちょっと後悔してるので懺悔。

私が子供の頃からやっている楽器を会社の同僚Aもやりたいと言い出した。
その楽器は有名だけどやってる人は少なくて、それ故に世間的なウケは良い。

そこを狙ったんだと思うけど、真面目にやると言うので私の師匠を紹介した。

で、案の定すぐ止めた。それは良いんだけど、Aはその楽器を習っている事を周りに自慢していた手前、自己都合ですぐ止めたとは言えなかったらしく、なんと師匠の悪口を言いふらした。

セクハラとか、頭が固いとか権力志向とか。

叩かれたとまで。勿論事実無根。

そこまで言うならもうその楽器を大嫌いになって離れるかと思いきや、Aはいつまでもその楽器を自分は演奏出来る、詳しいと言い続ける。

いつでもどこでも間違った知識を披露して、自分はもうある程度弾けるから止めた、この子(私)もけっこう頑張ってるんですよ~、なんて。すっごいムカムカしていた。

 

時々その楽器を弾ける年配の方もいらして、その方が私とAを一緒くたにして(ああ、弾けもしないのに間違いだらけの知識を披露して。馬鹿な女性たちだなあ)という目線で見ていて耐えられなかった。

ある時、取引先とうちの課で飲む事になって、そこには私が憧れていた男性も参加していた。
で、Aはその男性にいつものように話し始めた。

楽器の嘘知識、自分は弾ける、私はイマイチ、止めたのは師匠のセクハラとモラハラで、って。

その男性が私に、でもあなたは続けてるんだね、子供の頃からなら相当上手いんじゃない?と言うとAは「この子はあの師匠のセクハラを子供の頃から受けまくって耐性が出来ているから。
私はあんなの許せない。あなた、良く平気だね。もしかしておじさん趣味?師匠に会いたくて
続けてるんじゃないの~。道ならぬ恋的な!」
って言い出した。周りのゲス親父も参加してきた。

 

さすがに許し難くて、お店に人に言ってその楽器を持ってきて貰った。
その楽器はある所には必ず置いてある楽器なので。

それで、ゲス親父をけしかけてAに渡してもらった。
Aは顔面蒼白、周りは拍手。弾かざるを得ない空気。

当然、Aは赤っ恥をかいた。音すらまともに出せない。
Aの話にノリノリだったゲス親父たちも
「なんだよ~Aちゃん弾けないじゃん、嘘かよ」
「先生の話も嘘なんじゃないのお」って騒ぐ。

 

私は助け舟を出すそぶりで
「Aちゃん、じゃあ一緒に弾こうよ」といって
Aが唯一習った曲を提示、そして要所要所で、さあ、ここはソロだよ!Aちゃん見せ場だよ!と
突き放した。Aはパニックを起こしていた。

 

それで、師匠のセクハラも全部嘘だって露見した。
Aが根性無しの見栄っ張りなのは自由だし責められないけど、自分の為に誰かの名誉を毀損する噂を流す人間として認識されるようになった。

私は自分が下手だと言われるのはどうでも良いけどその楽器や師匠について嘘を言われるのがムカついた。

だからAが見栄っ張りで悪質な嘘をつき人間として社内で認識されたのはとても良い事だと思った。

Aはその後「なんであの時一人で弾かせたの!!」って
私を責めたけど、私は
「だってAちゃん、弾けるっていつも言ってたじゃん…」
って返して終わり。

 

Aは、買った楽器をお店に返品しようとして断られ、師匠に買い取って欲しいと私に言ってきた。
もう見たくもないからって。

だから「Aちゃんは師匠にセクハラモラハラを受けたんでしょ?
顔も見たくないのなら、買い取ってもらうのも難しいよね…
交渉は自分でしなくちゃならないし。

師匠も、セクハラの件は詳しく話を聞きたいって言ってたよ?」
って言ったら逃げた。

楽器だって、高いから最初はレンタルにしなよって言ったのに意識高い()から良い楽器を使いたいって馬鹿高いのを買ってたの。

今Aは周囲に「(私)に紹介された師匠に高い楽器を買わされた、騙された、詐欺だよ、酷い、お金返して」
って言いふらしてるけど、笑われている。

 

自業自得だと思う反面、皆の前で楽器を使って
恥をかかせて嫌な事しちゃったなとも思う。
ちなみに師匠はAの発言は知りません。

 

【厳選】スカッとする話 一覧

【傑作選】スカッとする話 一覧

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スッキリ長編
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!