『ムカつく弟の嫁にしたイタズラ』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

ムカつく弟の嫁にしたイタズラ

俺には3つ下の弟が居る、兄弟仲はすごくいい、今でも俺は弟が可愛い
俺は料理人をやっていて弟はよくウチに食事を集りに来てた

俺が作るものを旨い旨いとなんでもかっ込む弟を見てると
料理人としての自信にもなったしやはり嬉しいもんだ

で、俺より弟が先に結婚した
弟の嫁は弟の4つ上、つまりは俺の一個上の姉さん女房を貰ったわけだ
弟は可愛がられて育ったから甘えっ子で年上の嫁さんを貰ったのはいいと思う

だけどこの嫁さんが俺にとってはちょっといけ好かなかった
ここまでが話の前提だな、長くなって申し訳ない

弟は結婚前から嫁を連れて俺の家に飯を食いに来た
いつもなにかお土産や料理の材料を持って
アニキこれで何か作ってよ、とか、一緒に食おうぜ!みたいな感じでな
俺はそんな弟に腕によりをかけて飯を作った

無愛想って言われがちな俺が弟の嫁だと思って精一杯の愛想も振りまいたりした
で、結婚したあともちょこちょこ弟は嫁さんを連れてやってくる
まあそれはいい、俺は嬉しいし楽しいしな
でも、この弟の嫁ってのがだんだん図々しくなってきた

弟の嫁が俺に口癖のように言うのが
・わざわざ材料も買ってくるんだからこっと豪華なのが食べたい
・まずくはないけどもっと変わった料理は出ないの?
・ただで俺の働いてる店にたまには招待しろ

俺の年上だからなのかもしれないけど、タメ口以下の俺が失礼に感じるような
言い方で言ってくるんだよな
弟はたしなめるけど嫁の尻に完全に敷かれてるみたいで大して言えないし
俺も一応年上だし弟の嫁ってことで結構我慢してたけど
ふと我慢の限界だな、と思ったんでいたずらしてやることにした

弟の嫁はいい年こいて好き嫌いが多かった
野菜のことを草なんか食べれない~みたいな感じで平気で除ける
でも肉や卵は大好きという俺に言わせりゃ典型的な偏食さんだった

弟から今度の休みに行っていい?と連絡が来たので
俺はアメ横に料理の材料を買出しに行った、センタービルの地下の
アジアンなお店を回りいろいろ買った
変わったものが食いたいって言うなら食わせてやろうじゃねえか
と俺はちょっと東南アジア風味の料理を作ろうと思っていた

休みの日が来て弟夫婦がやってきた
俺は自信満々で前菜を出したまずはピータン豆腐とゆで卵
卵が好きって言ってたからなあw
俺も弟も酒が好きだしピータンも大好きなんだが早速弟嫁が文句を言いだした

こんなゲテモノなんて…みたいなつぶやきに俺は
そっちのゆで卵は結構高級な珍しい卵なんだぜ、食ってみろよって言った
渋い表情でゆで卵を手に取ってカラを割ると、嫁弟が椅子に座ったままの姿勢で
ウギャーワギャーと喚きだしたw

俺は珍しい料理が食べたくて卵が好きな弟嫁のために
わざわざアメ横でホヴィロン買ってきてやってた

卵の殻を割って出てきた雛鳥のなりそこないに弟嫁は絶叫からの号泣
弟には悪いが俺は心からスッとした
なお、このホヴィロンは責任を持って俺と弟で美味しくいただきましたw
見た目はすごくキモいけど濃厚でメチャ旨いんだけどなあ

それ以来、弟嫁は俺の家にあまり近寄らなくなったし
心なしか会った時も舐めた口調は鳴りを潜めてきたと思う
弟は今でも月に1回か2回はやってくる
弟嫁は来なくなったが俺が弟に持たせる料理にはなんの文句も言わず
キレイに食べると弟が笑って言っている

 

 

服装・髪型や言動、趣味までマネされた

俺には3つ下の弟が居る、兄弟仲はすごくいい、今でも俺は弟が可愛い
俺は料理人をやっていて弟はよくウチに食事を集りに来てた

俺が作るものを旨い旨いとなんでもかっ込む弟を見てると
料理人としての自信にもなったしやはり嬉しいもんだ

で、俺より弟が先に結婚した
弟の嫁は弟の4つ上、つまりは俺の一個上の姉さん女房を貰ったわけだ
弟は可愛がられて育ったから甘えっ子で年上の嫁さんを貰ったのはいいと思う

だけどこの嫁さんが俺にとってはちょっといけ好かなかった
ここまでが話の前提だな、長くなって申し訳ない

弟は結婚前から嫁を連れて俺の家に飯を食いに来た
いつもなにかお土産や料理の材料を持って
アニキこれで何か作ってよ、とか、一緒に食おうぜ!みたいな感じでな
俺はそんな弟に腕によりをかけて飯を作った

無愛想って言われがちな俺が弟の嫁だと思って精一杯の愛想も振りまいたりした
で、結婚したあともちょこちょこ弟は嫁さんを連れてやってくる
まあそれはいい、俺は嬉しいし楽しいしな
でも、この弟の嫁ってのがだんだん図々しくなってきた

弟の嫁が俺に口癖のように言うのが
・わざわざ材料も買ってくるんだからこっと豪華なのが食べたい
・まずくはないけどもっと変わった料理は出ないの?
・ただで俺の働いてる店にたまには招待しろ

俺の年上だからなのかもしれないけど、タメ口以下の俺が失礼に感じるような
言い方で言ってくるんだよな
弟はたしなめるけど嫁の尻に完全に敷かれてるみたいで大して言えないし
俺も一応年上だし弟の嫁ってことで結構我慢してたけど
ふと我慢の限界だな、と思ったんでいたずらしてやることにした

弟の嫁はいい年こいて好き嫌いが多かった
野菜のことを草なんか食べれない~みたいな感じで平気で除ける
でも肉や卵は大好きという俺に言わせりゃ典型的な偏食さんだった

弟から今度の休みに行っていい?と連絡が来たので
俺はアメ横に料理の材料を買出しに行った、センタービルの地下の
アジアンなお店を回りいろいろ買った
変わったものが食いたいって言うなら食わせてやろうじゃねえか
と俺はちょっと東南アジア風味の料理を作ろうと思っていた

休みの日が来て弟夫婦がやってきた
俺は自信満々で前菜を出したまずはピータン豆腐とゆで卵
卵が好きって言ってたからなあw
俺も弟も酒が好きだしピータンも大好きなんだが早速弟嫁が文句を言いだした

こんなゲテモノなんて…みたいなつぶやきに俺は
そっちのゆで卵は結構高級な珍しい卵なんだぜ、食ってみろよって言った
渋い表情でゆで卵を手に取ってカラを割ると、嫁弟が椅子に座ったままの姿勢で
ウギャーワギャーと喚きだしたw

俺は珍しい料理が食べたくて卵が好きな弟嫁のために
わざわざアメ横でホヴィロン買ってきてやってた

卵の殻を割って出てきた雛鳥のなりそこないに弟嫁は絶叫からの号泣
弟には悪いが俺は心からスッとした
なお、このホヴィロンは責任を持って俺と弟で美味しくいただきましたw
見た目はすごくキモいけど濃厚でメチャ旨いんだけどなあ

それ以来、弟嫁は俺の家にあまり近寄らなくなったし
心なしか会った時も舐めた口調は鳴りを潜めてきたと思う
弟は今でも月に1回か2回はやってくる
弟嫁は来なくなったが俺が弟に持たせる料理にはなんの文句も言わず
キレイに食べると弟が笑って言っている

 

誰だお前?

小学生4年か、5年の頃
私は女子のグループが苦手で、一匹オオカミだった
それでイジメってほどじゃないけど、大きな女子のグループから
「ナマイキ」
「頭下げたら、うちのグループにいれてやる」って攻撃を受けていた

同じクラスのある地味な男子(以下、地味男)が、
『こいつだったら、オレでもイケる!イジメれる!』と思ったんだと思う
なんかいきなりはっちゃけて、私を攻撃してきた

地味男「おい、○○(私の名))~」
 (私の肩を突き飛ばしてきた)
私「痛!なにするん」
 (突き飛ばし返した)
地味男「うわ!お前ナマイキやぞ○○のクセに!」
私「誰だお前?」
地味男「誰ってなんだよ!誰って!」
私「いや、お前が何なんだ」

私はちょっと変わった子どもで、興味のない、かかわりのない人の名前は
クラスメートでも覚えなかった

地味男「なあなあ~、△△(グループのリーダー)~~!
 ○○がナマイキなんやけどお~」
リーダー「え!何よ、急に!」
地味男「いや、○○がさあ~ナマイキでえ~~」
リーダー「いきなり馴れ馴れしく話しかけてこないでよ!
 今までしゃべったこともないのに!」
地味男「え・・・・」
私「私もこいつ知らん」
リーダー「気持ち悪い!!」
私「だから、お前誰?」
リーダー「もう、寄ってこないで!気持ち悪い!!」
私「あ、やっぱり名乗らんでいい、どうせ覚えないし」
地味男「・・・・・」

地味男はこれ以降、はっちゃけることなく、もっと地味な男子になり、
中学でもう一回、同じクラスになったんだけど、
もういるのかいないのかすら、よくわからない男子になってた
そしてやっぱり私はヤツの名前を覚えられなかった

 

 

わがままで嘘つきでうぬぼれが強い

私の生まれ育った家の隣に、同い年の女子A子がいた。
こいつがわがままで嘘つきでうぬぼれが強くて要するに嫌な奴。

私のものを気に入って「これちょうだい」とねだり
断ると大泣きして家に帰って母親にあることないこと告げ口し
A子母親がうちの母親に苦情を言いに来る。

それでも小さい頃はなんだかんだでお互いの家に遊びに行ったりしていたが
年齢が上がるにつれてそういうこともなくなっていった。

しかし学校では私の事やうちの話をないことないこと言い触らし、
そのたびにその話を聞いたA子と共通の友人が興味しんしんで
「私子って昔〇〇で××だったんだって?」
「私子のお母さんって▲▲したんだって?」
と聞いてきてうんざりした(今考えるとこの友人もアレだが)。
私のちょっとした言動を大げさにして私を悪者にするのは日常茶飯事だった。

私は大学進学で遠く離れた地に行き、そこで就職。
両親は亡くなり、家はたまに帰郷する際に泊まるだけの場所となった。
A子は東京に出て就職したが色々あって地元に戻り、
一人娘なので婿を取り実家で暮らしている。

さて、新しく作られる道路が私の家の敷地にかかることになった。
家は取り壊すことになった。
で、道路にかからない半分ほどの土地が余った。
その土地をA子が「売って欲しい」と言ってきた。

もう生活の基盤はこっちにあるし、地元に戻る可能性は多分無い。
土地も大して広くないし、今後価値が上がるとも思えない。
売っても良かったのだが、断った。
断って土地の周囲をフェンスで囲い、A子家から見える面に「私有地」と看板をつけた。

A子とは売買の話の時以来顔を合わせていないが
「評価額以上の値段を吹っかけてきたので抗議したら
『それくらいも払えないの?貧乏人』と言われた」と
地元の友人たちに言い触らしているらしい。

子供の頃とやる事が全く変わっていなくて笑った。
私はもう墓参りの時くらいしか帰らないのでどうでもいい。

 

 

オレオレ詐欺をからかってみた

オレオレ詐欺をからかってみた。

俺の携帯に非通知で着信があったが、出なかった。
3分間隔で何度もかかってきていたがすべてスルーした。
同じ3分間隔で、市内の、ただし知らない電話番号からかかってきたので
ご近所さんに何かあったかなと思い、出たところ
前フリなく「遅い!電話にはさっさと出ろ!」と怒鳴られたので、切った。

即座に同じ番号から着信したので出ると「切るな!失礼にも」切った。
以降何度か、出ても名乗らなかったら無言で切っていたら、18回目でようやく
「×島だ!返事しろ!」と怒鳴られた。

記憶にない名前だったが、名乗ったからには相手をしてやることにして
「坊や、電話をかけるときは最初に名乗らないとダメなんだよー?」と
子供向けの口調と声で思いっきりバカにしてやると
「とにかく金をよこせ!」と叫ばれた。

思わず素で「お前、バカだろ」と応じると、
向こう側に共犯者でもいたのか「その通りだよ!」と聞こえて殴るような音。

改めて×島は「昨日、お前に貸した300万、全額返せ!」と俺に怒鳴ってきたが
「この市外局番ってことは、お前××市からかけてるよな?
ここ、××市から直線距離でも約4万キロあるんだが」と本当のことを伝えた。
電話の向こうで×島とやらが「4まん・・え?」と戸惑っているので
「どうすんだ、オイ。シルクロードでも横断すればいいのか?」と聞くと
そのまま切られた。

先週末、地元の友人たちと呑んだのだが、
つきあいの長い友人が「×島って知ってるか?」と言いだした。

覚えてるか、ではなかったので、やっぱり知らない奴だったかと思えば
市内だが違う中学で、高校では3つ隣(俺たちが1組なら4組)にいた奴。

その×島の自営業の実家が廃業したので、高校当時の学年名簿を頼りに
1組から順番に稚拙なオレオレ詐欺をしていた、らしい。

「からかってたら逆ギレして切られたから、
こっちからかけ直したら着拒されてた」と友人は笑っていたが、
今朝の新聞で、×島親子(もと同窓生は子)が詐欺未遂で逮捕されたと書いてあった。

 

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