スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
酔っ払って女の従業員に絡む人
昔牛丼屋でアルバイトしていたのですが、毎週週末に来るお客さんで、必ず酔っ払って来店しては女の従業員に絡む人がいて嫌がられてた。
ある日、すごく忙しい別の店舗から女の子が応援で来てくれた時の事。
女の子「いらっしゃいませ。ご注文お決まりですか?」
お客さん「僕、並と・・・・そうやな、君が欲しいわ(笑)」
女の子は「はい、わかりました」と言うと生卵の白身を全部捨ててしまった。
旨いと思った。
おじさんは多少ムッとしたようだがあきらめて牛丼に卵の黄身だけ乗せて食べた。
それから、おじさんの絡みは多少ましになりました。
DQNが大声で携帯
文章苦手だから箇条書きで
・バス内、DQNが大声で携帯。
・運転手さん注意「他のお客様に迷惑になりますので・・」
・DQN「お客様は神様やろが!」(こっちではめずらしい関西弁)
・運転手さん黙る
・DQN大声電話再開
・運転手さん再度注意「他の神様に迷惑になりますので。」
・他の乗客「クスクス!」「クスクスクス!!」
・DQN真っ赤、次の停留所で降りる。超田舎。どうみても目的地じゃありません。
席を変えてちょうだい
「ちょっとスチュワーデスさん!席を変えてちょうだい」
ヨハネスブルグ発の混んだ飛行機の中で、白人中年女性の乗客が叫んだ。
「何かありましたか?」
「あなたわからないの?黒人なんかの隣には座りたくないのよ!こんな人迷惑だわ」
女性の隣では、黒人男性が憮然とした顔で座っている。
「お客様、少々お待ち下さいませ。空いている席を確認してきます」
乗務員は足早に立ち去り、周囲の乗客はザワザワと不穏な空気。
しばらくして乗務員が戻って来た。
「お待たせしました。ファーストクラスにひとつ空きがありますので、どうぞそちらへ。本来ならこういうことはできないんですが、隣の席がこんな人では確かに迷惑でしょうと、機長が特別に許可しました。さ、どうぞ」
周囲の乗客は、にこやかに黒人男性を見送った。
ゴミを捨てて行かれて
うちの会社の敷地に自動販売機がある。
社員のオヤツなんだが、国道に面しているため一般の人も自由に買える。
隣には当然飲料水会社の据えた空き缶入れがある。
ところが、ある朝来て見ると、缶にまぎれてスーパーのポリ袋がある。
近くに港があり、船でドンチャン騒ぎして出た缶をまとめて置いていく輩(大抵ビール缶)もある事があったが、明らかに違う物体。突付いて持ち上げると悪魔のごとく臭くて重い。
どうやら漬物のぬか床や酒かすのようなものだ。当然自販機屋は引き取らない。
で、生ゴミの日にでも出すかと会社のゴミ置き場に捨ててたのだが、なんだか月に二度のペースでその悪魔はやってくる。
そのうち、悪魔は仲間を引き連れてやってきだした。
おおよそ空き缶とは程遠い、炊飯器、掃除機…
そのたびに美観保持と思い片付けていたが、ある日ぬか床の袋が裂けて臭い物体がぶちまけられ、俺はプッチンと切れた。
使ってないビデオカメラとデッキを軽四バンに載せ、電源を引いて仕事が終わったあとその販売機を延々と撮影するよう仕掛けておいた。
そして数日後のある日、悪魔を配達する野郎が見事に録画されていた。
平日の午前5時。ご丁寧に子供の壊れたおもちゃと共に置いていった。
時間と日にちの予測が立ったので、こんどは人間が監視。
次のゴミ捨て予想日早朝。
やはり横付けしてゴミを捨てる男の車を会社のダンプで前後に挟む。
かなりあせるDQN、しかしピッタリ寄せられたダンプからは逃げられない。
前回撮影の証拠をつき付け、「今まで捨てたものを返す」と一言、奴の車に向かってダンプの荷台が唸りを上げて持ち上がる。
荷台は生ゴミと今までのゴミが満載w
土下座するDQNが自主的に出した産廃処理代を頂き開放。
ダンプは朝一で生ゴミと家電とで分別し、処理場へと走っていった。
チンピラ風の男と可愛い女性店員
混んでるドーナツ屋で、20代後半くらいのチンピラ風の男と可愛い女性店員さん。
男が順番無視して強引に注文した。
男「ブレンドとエンゼルフレンチ」
女「順番にお伺い致しますのでお並びいただけますか?」
男「ああん!?ワイが順番抜かしたとでも言うんけ!なあ!ワイ、ちゃんとならんどったよなあ!」(並んでる客に向かって叫ぶが、自分も含め皆さんモジモジ)
女「お並びいただけませんか?」
男「しつこいんじゃ!ワイが誰だかわかっててい言うとんのけ!」
女「はい!もちろん存じてます!県議会議員△△様のご長男にして××建設の専務○○様でいらっしゃいますよね?」
男「お・・・何や知ってるやんけ」
女「まさかそんなご立派なかたが順番守らずに開き直って逆切れなんてなさいませんもんね。最後尾はあちらですのでお並びいただけますか?」
男「おお・・・そうけ・・・ワイを知ってんのけ・・・」(嬉しそう)
その後は大人しく並び直して食べて帰って行った。
男は地元の割と大きな建設会社の有名なバカ息子。
終始笑顔で毅然と対応した店員さんカッコ良かった。
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