『混雑した新幹線』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

混雑した新幹線

正月の混雑した新幹線での話。

指定席で通路に立ち客が大勢いる中でオタクっぽい大学生が通路の出入り口付近にいた。

そいつはPSPに夢中で、後ろから人がまだ乗り込んでいるのに立ったままで避けようともしない。

何人かの乗客は迷惑そうな顔をしながら無理やり通っていたのだが、身重というほどではないけど、すこしお腹が出た妊婦さんは流石に通れず立ち往生。

妊婦さんが声をかけてもオタはイヤホンしていてガン無視。

これはダメだと思い車掌さんを呼びに反対の出入り口に向かう途中で怒声がwww

「ごらぁ!てめぇ、何をつったとんじゃあ!はよどかんかわれぇ!」

大阪弁なのか広島弁なのか分からないけど、サングラスかけたスーツの男性が立ち上がった。

本当にその車両全体に響き渡る大声だった。

ヤクザきたぁ!と思った。

ヤ「後ろがつまっとろうが、前に詰めるか避けるかして道あけんか!」

オタ「通っている人いるじゃないですか…」

ヤ「ええかげんにせぇよわれ、後ろ見てみぃ困っとるひとがおろうが!」

オタ「誰か車掌を呼んでください。変な人がいるって!」←みんな無視

ヤ「俺は警察じゃ。(ここから標準)皆様お騒がせて申し訳ありません。警察の物です。お手数ですがどなたか車掌を呼んで…」

警察という言葉を聞いてオタ逃走。

流石に混雑していたので警察と名乗った人は追いかけず、それどころか妊婦さんとそのお子さんに席を譲っていた。

ガチで警察らしく連れのスーツの男性2人も指定席なのに子供に席を譲っていた。

見た目は全員ヤクザっぽいし、サングラスしていた人は耳がちぎれている感じで怖かった。

妊婦さんはしきりに恐縮して、お礼をいいつつ何度も頭下げていたけど、心中はビビっていたと思う。

というか私なら逃げると思う。それぐらい顔は怖かった。

でも、子供の相手したり荷物を棚に上げたりと心優しい人たちでした。

 

 

ランボルギーニカウンタック

子供のころにめっちゃ憧れてた車があってさ
ランボルギーニカウンタック
親戚のおじさんが持ってて、子供の頃はそらしょっちゅう見に行ってた。
カウンタック欲しくて欲しくて、一生懸命お金貯めたよ
でも結婚して子供できて、中古でもとてもじゃないけど無理
購入を諦めてたらそのおじさんが
「もう乗りこなせないから譲ってやる、ただでいいが子供の顔見せに来い」(おじさんは俺の子供を孫のように溺愛してる)
もう天にも昇る気分だったね
毎日ワックスかけて、アイドリングさせてエンジンと会話して
子供からは「パパかっこいい!」
嫁からは「カウンタックと結婚したら」と言われたww
そしてカウンタックに乗っておじさんの家に子供と遊びにいく途中お土産を買いにスーパーに寄って買い物した
続きます

お土産買って車に戻る時に、隣に停めようとした車がカウンタックにガン!
しかもその車他のところに移動しようとしてたから急いで止めに走った
出てきたのはおばさんで
「あらー見てたのーごめんなさいねー」
とそれだけで済まそうとするから急いで引き止めて車を確認
ドアがべっこり凹んでる
「すいません、ドアが凹んでますので」というと
車を見て
「まぁーでもうちの車も凹んでるからお相子じゃない?」
相手の車もリアが凹んでた
「車ぶつけたのはおたくでしょ?なんでお相子になるんですか!」
「ちょっと凹んだくらいでそんなに怒らなくていいでしょ。器の小さい人ねー」
「とにかくぶつけたのはおたくですから」
「わかったわよ。幾ら払えばいいの?」
と財布と出そうした
修理もだしてないのにわかるわけないだろと思いつつ
「新車価格2000万近いのでかなりとられると思います」
というと態度が豹変
「ぶつけたのはわざとじゃない、事故だ」
知らんがな
「こんな大きい車乗るほうが悪い」
停まってる車にぶつけたのはあんただろ
「こんな高い車乗ってるほうが悪い」
何乗ろうが俺の勝手だ
一頻り文句を言った後逃げようとしたのでとっ捕まえて
警察電話して、きっちり修理費払わせることにした
ただでさえ目立つ車に、ぎゃーぎゃー騒ぐおばさんで注目されまくって恥ずかしかったw

その後、おじさんにカウンタックぶつけられたと謝ったら
「一回リア振りすぎてガードレールでこすっとるwwwwwだからお前にやったんだwwww」
と笑われたwww
おじさん60すぎてカウンタックで山攻めてたんですかwwwww

 

会社へ自動車通勤してる

私の母の話になってしまうけど、ママンは会社へ自動車通勤してます。

ある日のこと、信号待ちしてたらママンの車の前に居たDQNおやじが後ろから車をぶつけてきたといいがかりをつけてきて、母に凄んで来た。

警察やママンのお世話になっている自動車販売会社の社長さん迄巻き込んで騒ぎになり、DQNおやじがママンに言った。

DQN「おまえの連絡先を教えろ」

ママン「ええ、自宅には誰もいないので、何かありましたら会社の方へ電話を下さい。●●組で、電話番号は***-****です」

ママンが●●組と言った時点で、DQNおやじはおもいっきり青ざめて

「あ、いいです、すんませんでした」

と言って警察さんやママン達に必死に謝ってそのまま走り去ったそうな。

ちなみに●●組と言っても、そこは小さい建設会社なんだけど…

世間では未だに●●組=暴力団関係、という図式らしい。

一部上場してる建設会社でも●●組っていう会社名はあるのにね。

 

 

車掌さんGJ

電車と言えば急に帰省が決まったので指定席が買えず自由席で帰ることになったとき、自由席の車両の乗車口で、座れるかどうかの微妙な位置で並んでいたら、女2人男2人のグループが指定席車両の乗車口に並び始めた。

指定席の方は余裕で座れるので、みんな電車が入ってきてからタラタラと乗り始める(停車時間30分くらいあるし)。
なので誰も並んでいない。奴らはドアが開いたら指定席車両の入口から乗り込んでダッシュで自由席車両に行って席を取ろうという魂胆らしい。

指定席の切符を持っていないという確証もないので、誰も注意できずにイライラしていた。
そこに電車到着。そわそわしてるのでどう見ても自由席に乗ろうとしている。あいつらに席取られたら立ち確定だなぁと思っていたら、ドアが開く直前、車掌さんがそいつらの前に立ちはだかって、「自由席のお客様がお乗りになるまでお待ちください」と止めてくれた。

「え?あの、俺達も自由席なんだけど?」と言ったら、「それでしたらあちらにお並びのお客様の最後尾にお並びください」と車掌さんに言われていた。
車掌さんGJ。

 

 

2台ぶんの駐車スペース

ショッピングセンターの敷地内にある銀行の前の駐車場に、DQNが2台ぶんの駐車スペースを使ってDQN仕様セダンを横向きに停めていた。(わかりづらかったらゴメン)
迷惑だなーと思いつつもわたしは歩きだったので、特に気にしなかった。

銀行で用事をすませてから外に出たら、横向きに停めたDQN車の前後をキッチリ挟むように、正しく駐車スペースに停められたBMW×2。
挟まれた車を前に、ポッカーンとしてるDQNとその彼女。
前後とも、間隔がメチャクチャ狭い。
切り返しても多分、車をBMWにぶつけずには出られそうにない。

小一時間、ショッピングセンターの本屋とミスドで時間つぶしてから再度そこを通ったら、BMWはまだ停まってた。
DQNカップルはとりあえず車の中で呆然としてた。

 

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