『校長』など全5話 – 【厳選】スカッとする話 まとめ

『校長』など全5話 - 【厳選】スカッとする話 まとめ

 

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【厳選】スカッとする話 まとめ – 全5話

 

【厳選】スカッとする話 一覧

 

 

1

小学生の時、よく物を取られていた。
取っていたのはクラスのリーダー格の女子(Aとする)で、私が当時流行ってた
キャラのグッズ(といっても鉛筆とか)を持っていると「お前がそんなの持ってるなんて生意気!」と強奪されていた。
私は当時目立たない上に口下手な子で、先生に言いつけるとかそういう行為ができなかった。
先生に言ったら叩くからね、とAに言われていたし。
しかしある日、誕生日に母が買ってくれたマスク入れの巾着を取られた。
これは強奪されたわけじゃなく、どうやら私が見てないところで盗られたようで、Aが盗ったという事は翌日に判明した。
おそらく私は何も言えないと踏んでいたAが、それを堂々と使ってたから。
大事にしていたのでどうしても返して欲しくて、勇気を出してAに
「それ私のだよね、返して」と言ったら「は!? あんたのの訳ないじゃん」と言い返されて突き飛ばされた。
そこに担任登場。とりあえずAと私は職員室に連れてかれた。
Aは勉強も運動もできて外面は良い子だったので、担任ははなからAが盗ったとは思ってなく
「(私)ちゃんは失くしたんじゃないの、Aちゃんがたまたま同じの持ってたんでしょ」と私を疑った。
私は気弱で口下手な子だったので「でも私の……」と言ったまま口篭ってしまい、なぜか私が怒られる羽目に。

 

そこにたまたま来た校長が「どうしたんですか」と入ってきた。
担任はさも「(私)ちゃんの勘違いでトラブルが起きた」ように説明していたが、校長はその説明を聞いて、私の目線まで屈んで
「本当に失くしたんじゃないんだ?」とやさしく聞いてきた。
私は「校長先生も私を疑っている!」と思って、悲しくなって「失くしてないです」と言いながら泣いてしまった。
そしたら校長は私をなでてくれて、担任に
「この子は普段あんまり自己主張しない子だけど、そんな子がここまで言うなら本当かもしれないよ?」
と言い、今度はAに向かって屈んで「それは本当に君のなの?」と言った。とたんにAの目が泳ぎだした。
この校長、普段から私たちと話す時はじっと目を見つめてくる人で、
今思うとこの人にだけは嘘を言えないような雰囲気を持った人でもあった。
Aは結局、下向いてぼそっと「ごめんなさい、盗りました……」と白状した。
担任はころっと態度変えてAを叱ろうとしたが、校長はそれを制して
「人のものを盗るのもいけないけど、嘘を吐くのはもっといけない事だ。
でもAさんは今、本当の事を言ってくれたね。僕はうれしいよ。今度から人のものを盗っちゃだめだよ」
とAの目を見たまま穏やかに諭した。
翌日、私が登校するとAが来て、小さい紙袋を突きつけて「ごめん」とぼそっと言って去っていった。
紙袋には、私がいままで取られていたものが全部入っていた。
校長に感化されたんだろう。今考えても、人間的にも教師的にもとてもいい校長だった。

 

 

2

俺『Nさ~ん今日、仕事終わったら話があります』

派遣女32才N『何ですか?』

俺『ちょっと言にくい話なんで、勤務後にゆっくり話ます』

派遣女32才N『困ります』

俺『はぁ、何か用事でも』

派遣N『年が離れ過ぎてますし』

俺『はぁあ?』

派遣N『他の方との予定がありますから』

俺『あのぉアナタの勤務態度の事でお話があるんですが、実は来月で解雇と言う話なんですが』

 

 

3

同じ大学の同じ授業を受けてる女の子(A子とする)とすごく仲良くなって、これって恋?
なんて浮かれてた。

ある日、友達Bが彼女にフられたとヘコんでたんで、グチを聞いてあげたら
その相手はA子だったということを知った。
大学内でBがA子と一緒にいるところなんて見たこと無いから付き合ってたことを知らなかった。
フられた理由は「他に好きな人ができたから」ということで、
その別れのメールを送りつけられて、それっきり着信拒否。大学で会ってもシカト。
デート代奢ったり車出したり結構高価な誕生日プレゼントを買ってあげたり、
ドン引きするくらい奉仕してたらしくて、Bいわく好きだったから耐えてきたと。
で、仕送りとかバイトでお金が無くなって、あまり奢れなくなったとたん、
そんなフラれ方したとのこと。かなりショックを受けていた。

数日後にA子から告られたので、内心、次のカモは俺なのか。。と思ったので
Bの仇を討ってやろうと画策。
初デートの日に車出してディズニーランドに連れて行った(金は余るほどあったし余裕だった)。
ところどころ金がかかるところをキッチリ割り勘にさせた。
A子はなんか不機嫌になってきた。
夕食の時も食べ終わったあと普通にレジ通り過ぎようとしたところを
ガッチリ腕をキャッチして割り勘ね!と財布を出させるほど徹底して金を出させた。
険悪な雰囲気で帰りの駐車場で、ガソリン代と駐車場代あわせて1000円ほど請求。
A子はブチ切れて、とうとう私が何でお金払わなきゃいけないのと本音出しまくり。
俺は「金払えないなら帰りは送ってやらん」とスッパリ言い返し黙らせそのままA子を置いて帰ってきた。
ちょっとスーッとした。カッコ良すぎかと(ついでにホテルで失神するまでハメたればよかったかなw

A子自身いろいろな男に同じことしてたみたいで、いつの間にか大学の周りの友達から総スカン喰らってた。
今は別の性格いい彼女もできて幸せに過ごしてる。近々結婚する予定です。A子?んな便器シラネ

 

 

4

会社から電車で帰宅中、私の横に幼稚園児くらいの男の子が座っていて、その子の前に若い母親が立ってました。
男の子は大きい声で喚いていてかなりうるさく、私を含め他の乗客みんなイライラ顔。
しかし母親は携帯いじって子供放ったらかし。
終いには男の子が土足で席に立ち飛び跳ね出した。
さすがにやばいと思ったのか母親が注意したのですが、その言い方が
「ほら、横のお姉ちゃん怖い顔してるよ。怒られちゃうからやめようね~」
ハァ?と腹がたったので、私はその男の子に
「ここに靴のまま上がったら汚れちゃうよね?僕だったら汚い席に座りたいと思う?」
とニコニコしながら聞くと、男の子は「座りたくなーい!」と元気に答えてきたので、
「そうだよね、だからそこには靴のまま立っちゃ駄目なんだよ。
怒られるからやっちゃ駄目なんじゃなくて、みんなの電車を汚しちゃ駄目って事だよ。わかる?」
とまたニコニコしながら言った。
男の子は更に元気にうんっ!と答えたので、
「僕はえらいね。でも僕のママはわかんないみたいだから、教えてあげてねー」
と男の子に言って、母親の顔を見てやった。
母親はぶすっとしながら小さい声でスミマセン…と言って車両移って行きました。

 

 

5

その日は、山手線が人身事故で止まっていて、電車が大変な混雑。
金曜日の夜遅くということもあって、本当にぎゅうぎゅうだった。
私と友人の近くにアホなヤンサラ二人。うち先輩格がほんとバカで。
混んでて辛いのはてめえだけみたいな面で、子連れのおかあさんやお年寄りに聞こえよがしに毒を吐いたり、
不可抗力でそいつに体が押し付けられた格好になった私たちも、「寄ってくんナよ、キモいんだよブサイク!」とか言われて、
故意としか思えない感じで、肘でごりごり押し返されて痛かったり。

で、電車が大きく揺れて、そいつらのほうに押されたら、
なんと!そのバカ、私と友人の足に「ふざけんなよ」とか言いながらキックを喰らわせた。
ブチ切れ寸前のところで、友人がうめきながら突然座り込んだ。
急なことに激しく動揺し、唖然としてしまってたら、隣のおじさんが「君、どうした!」と声を掛けてくれて。
友人、「脚・・・・蹴られて・・・・」とヤンサラを指差す。
すかさず私も「あたしも蹴られました!」と糾弾。
バカは「たまたま当たっちゃったんですよー」とへらへら逃げようとしたが、
おじさんが「どうやったらふくらはぎにたまたま足が当たるんだよ!」とナイスな追い詰めをかましてくれた。
周りのお客さんも「てゆーかウチラも肘鉄されたんだけどー」
「あと、年寄りがどうとか言ってたねえ」
「大体、満員電車でニンニク食ってぺちゃくちゃ喋んじゃねえよ」
「酷いよねー」「つーかどういうつもりなの?」などなど、援護射撃をしてくれた(いま思い出しても有り難いです)。
おじさんが「駅員さんに訴えたら?これ傷害だよ」ととどめを刺したが、
友人は「それは忍びないので・・・私は大丈夫ですから」と。
皆に睨まれつつバカ二人は次の駅で降りてった。

ちなみに、心配してくれた、おじさんはじめ優しいお客さんの手前
車内ではずっと「怪我人」だった友人の座り込みは、演技だったのでした。

 

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