『毒家族』『可愛い復讐』など 短編5話【11】本当にやった復讐の体験談

『毒家族』『可愛い復讐』など 短編5話【11】本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐【11】

 

 

怖い奥様

 

こないだ娘が手足口病になったんだけど、かなりひどくて
看病のため何日も仕事をやすまなくちゃいけなくなった。

まず旦那から(パート代が減るから)ぐちぐちと嫌みを言われた。
そして職場の上司からも、辞めれば?的な嫌みを言われた。
旦那には娘のゲロ混じりのうどんを炒めて焼きうどん風にして晩御飯にした。
上司には会社の湯呑みにたっぷりと娘のよだれ(口が痛かったらしく唾液がすごかった)を塗った。

二人とも見事に手足口病を発病してかなり酷かった。
寝込んでいた。

やりすぎたかなあ。

 

 

可愛い復讐

 

今やってきたどうしよう・・・弟にやった。
喧嘩してウチが言われたら真剣に落ち込む言葉を言われた。

そこでやった。
・適当にブラクラを印刷しまくって弟の部屋にしのばせる
・弟の携帯の待ちうけをブラクラに変更
・弟のPCの待ちうけを(ry
・弟のPSP(ry
先輩方を比べると軽いかもしれないですけど。
ただ言われた言葉ってのが昔いじめっ子に言われてトラウマになっててさ
そのこと知ってるのに・・・口喧嘩で不利になったから言ったみたい。
言われた後普段なら部屋に三日は引きこもるのに、弟に言われるとは思ってなかったから
ショック受ける前に復讐に走ってしまった。

ちなみに弟は重度のシスコンでさ、その事で喧嘩してたんだよね・・・
まさかPCのパスが私の誕生日でファイルの中に私の隠し撮りがあるとは思ってなかった・・・
まあ全部ブラクラに変えたけど

 

イラストを描く

 

すごくぬるい復讐ですが…

パートアルバイトあわせて総勢30人くらいの職場に就職。
入ってすぐに、若いけど役職付いてる人(仕事はできる、以下A)にものすごく嫌われた。
同期入社した他の子に対しては普通なのに、私に対しては言葉尻がキツい。
他の役付の人もや先輩からも「Aさんはなんで私さんにだけキツいんだろうね?」
と言われるくらい、扱いに差があった。
そんなことをされる理由もわからなくて
(ずっと席が近い人が見ていても原因がわからない)、
それで職場の雰囲気も悪くなることがあって、申し訳なかった。

他の上司に相談したが、Aは注意されても「別件でイライラしてただけ」とか
「自分で(キツいという)意識はしていない」と言い逃れされて終わっていた。
(実際本当に偉い人が近くにいると絶対Aは私と口をきかない。)
露骨なセク◯ラとか、パワハラとまではいわないレベルだし、嫌だったけど
「この人はこういう人なんだ、もう治らないものはしょうがない」と思って
業務に支障は出ない範囲で、Aとは極力接触しないように過ごすことにした。
たまったストレスは同僚や友達とのカラオケやらバッティングセンターやらで発散。
心身がムダにたくましくなったなあと思っていたある日、復讐のチャンスはひょっこりと訪れた。

お客様向けのパンフレットをリニューアルする話が出て、
そこに社員の似顔絵を入れることになり、美術部だった私が指名された。
そこで私は特徴を残したまま、若い社員は2割増しのイケメンに、
女性スタッフは萌え成分を追加し、頭の寂しい初老の先輩はロマンスグレーに改変。
しかし当のAに対しては本人に忠実に、コンプレックスといっていた
特徴のある鼻とほくろをやや盛り気味に描いた。
一応本当にこれでいいかどうか、直属の上司には相談したが、
普段からAの私への態度を見ていたその人は
「こんなところでやり返されるとはA君も思わなかっただろうなー。
俺、私さんに優しくしておいてよかった(笑)」
とOKを出してくれた(その上司はイケメン風に描いていた)。
そのまま入稿データ完成させて印刷業者に送信。
1週間後、できあがったパンフレットを見た人たちは大ウケ。
「俺こんなにカッコ良くないよ~」
「こんなに可愛く描かれたら私、客先で見比べられるよ~!」
といいつつ皆嬉しそうにとキャッキャしてるところ、
Aだけは「なんだこれ。やり直せよ!」と激怒。
しかし皆に「だってイラスト入れようって言い出したのAさんじゃん」
「イラスト描くなら私さんがやるのはわかってたのに、あんな態度とってたらねえ」
と言い返され、Aは顔を真っ赤にしてぷるぷる震えながら
「絶対ゆるさん」とかなんとかブツブツ。

そこへ社長がパンフレットの出来を見に来て、
「このA君はそっくりだねえ!あっはっはっは!」と爆笑。釣られて皆も笑った。
「これを持って行ったらA君はすぐにお客さんに顔を覚えられるよ、よかったねえ」
「コレ描いたの私さん?私怨なの?じゃあ、私さんのご機嫌はとっておかないとなー」
と受け入れられ、作り直しは発生しなかった(言われても、やる気無かったけど)。
それ以来、Aが私にキツいことを言いそうになると他の人が
「またそんなこと言ってるとブサイクに描かれますよw」とかからかいはじめ
キツい当たりは減り、やがてなくなった。

おとなげない復讐だったなーと思わなくもないけど、
「昔ふられた女に顔と声が似ていた」なんて理由でキツく当たられていたなんて聞いたら
(私のいない酒の席で、Aが同僚にぽろっと話したらしい)
ただ耐えるなんてできなかった。だから反省はしていない。
終わり。

 

 

毒家族

 

毒家族に行った復讐。
小さい頃から搾取用兼サンドバックとして育てられてきた。
三人兄弟の一番上だが、下の妹弟は私の事は
生物と思わない様に、と常日頃両親に言われていた。
父方の親族会議を機会に復讐開始。
会議もつつがなく終了し、場は宴会へと移行。

ずっと黙りっぱなしの私に、親族の一人が気を使って話し掛けて来た。
親族「私さんも成人して、すっかり綺麗になりましたね。成人式は華やかだったでしょう」
父「いやぁこんなの見た目だけでね、わがままばかり言って結局写真だって撮っていないんですから」

母「そうですよぉだらしなくってどうしようもないあばずれなんですから。お金だってあればあるだけ使っちゃうから、
私が管理してやっているんですよ」
聞かれてもいないのに割り込んで来る両親に挟まれ俯く私。
いつもなら余計な事は一切話さず話を合わせるだけだったがこの日は違った。

私「違うんです。成人式は行かせてもらえなかったんです。おまえは出来そこないのクズだからって。
お金だって大学にも行かないで一生懸命働いてるのに全部没収されちゃうんです。
でも足りないから風俗で働けって言われているんです」
ポロポロと涙ながらに話し始めた私に親族停止。ここで父親の拳が頬に飛んできた。

「不要な事を話した罰」としていつものように私を殴り蹴る父。
傍らで大声で私を罵る母。いつもと違うのは、ここは自宅ではなく本家と言う事。
両親が我に返るとそこには呆然と一部始終を見ていた当主と親族一同が。
誰も一言も話さない。
突然大声で両親が弁解を始めたが後の祭り。
当主の怒鳴り声と両親の金切り声(妹弟も加勢していた)の

混乱に乗じて、裏口に止めておいたタクシーで逃亡した。
後日、本家と自宅に今まで家族にされた事の記録と診断書、
宴会の際の会話の録音データを郵送。
自宅宛には「これから先もし接触して来るような事があったら被害届を提出する」の一言を添えて。
後に聞いた話によると家族は本家からは絶縁宣言。

私の収入はそのまま母の遊ぶ金だったらしいがそれが途絶えた為
妹弟の学費を補填に使ったそうで、妹弟もそれが原因で学校退学。
私と言うサンドバックを無くした母は妹弟を代わりに据え、二人はそのせいで引きこもりに。
父も同様に追い詰められたらしく、仕事で失敗を繰り返しあり得ないような左遷をされた。
実は父は現職の警察だったので、被害届云々は相当こたえたらしい。

先日銀行で調べてみたら、残金0で振り込まれる予定の無い私の口座を
何度も残高照会しているらしい記録が見つかった。
たぶん通帳とカードを持っている母だろう。

私がPCの副業で数百万稼いでいた事も、
口座を複数持っている事もあの人達は知らなかったみたいだね。

 

 

メモ

 

中学の頃、自分をいじめてた女たちにしたこと 小ネタ

ひょんなことからそいつらが文通に使ってたサンリオキャラクターのメモを入手
頑張って女文字で「(リーダー格の女)キモくね」と散々なじった文章を書いてその女の机の近くに放置

その後狙い通りその女が見つけたらしく、次の日から学校に来なかった
そしたらその日の朝に教師から、いじめがどうのこうの、内輪だけでやるメモ交換がどうのこうのの説教があり、
放課後に教室を訪れたら女を取り巻いてた奴らがメモのことで喧嘩してた。
それから俺に対するいじめはなくなった

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本当にやった復讐短編
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