『不倫への復讐』など 短編5話【31】本当にやった復讐の体験談

『不倫への復讐』など 短編5話【31】本当にやった復讐の体験談

 

スポンサーリンク

短編 – 本当にやった復讐【31】

 

痘痕も笑窪

同じ会社で働く彼と付き合い出したのは、私からの告白がきっかけだった。
友達いわく、誰が見てもちょっとキモオタ、なんか違う意味で怖いW
そんな彼だけど、いつニコニコしていて、そこにいるだけで場を和ませる彼が大好きだった。

ところが、付き合いだしたら、今までの彼とは全く違い常に意地悪をしてきた。
俺はお前の顔嫌い、服が嫌い全部嫌い、俺は○○さんのような女と付き合いたかったのに、
なんでお前が彼女なんだ?と言われて、私が泣くと
お前俺の事好きなんだろ?お前が付き合いたいって言ったんだよな?とご満悦で、優しい笑顔になった。

その笑顔を見ると、私が頑張れば優しくしてくれるかな?って色々尽くして努力した。
冷静沈着な罵倒で、泣かされてばかりだけど、彼は私以外には優しいから私が悪いんだと思っていた。

彼以外の社員からはモテてるのを知ってるのもあって、
私が褒められている話をうれしそうにするようになって
色々な場所に連れて行ってくれたり、彼がたくさん笑ってくれるようになり、すごく幸せになった。
努力は実るものなんだね。

彼が撮ってくれたたくさんの写真を二人で眺めて、こっち向いて微笑んでくれた。
泣きそうなくらい幸せだったからつい、私の事少し好きになってくれたの?って聞いてみた。

そしたら急に彼の顔が真顔になって、全っ然っ好きじゃないどころか嫌い!!
嘘~っ?まだ1個も良い所見つからないかな?まだ私の事嫌い?
は?お前に良いところなんて、どこにあるの?どこを好きになれば良い?教えて欲しいよ。
いつもながら冷静沈着なトーンで言われて、慣れてはいたものの、このタイミングでそれ?
今までの事が走馬灯のように頭をグルグル駆け巡り、やっと目が覚めた。

 

復讐開始
その頃、彼は車を買おうと計画していたので、車が好きな私も協力してデート代をほぼ負担していた。
だから、車種決定権の半分は私にもあった。彼も納得済み
私はあえて彼の好みと真逆を押した。

ガソリン代は私が出すからって事で、燃費最悪なDQNカーで色もワインと微妙な色を指定。
私本当は彼と同じ好みの車が欲しかったけど、もう乗る予定はない。どうでも良いけどノリノリを装う。
彼は渋々ながらも契約、そして納車の日、私は友達の家にいた。
納車後にすぐ迎えに来た彼、ニコニコ得意げに降りて来た。

もう覚めているから、本当にキモオタ以外の何者とも思えない。
友達と二人で窓から顔を出し
何それ?本当に買っちゃったの?格好悪いよ~Wダサキモい人の横に乗りたくないし、帰ってくれない?
友達・うちの前に車停めないでよ~帰って~警察呼ぶよ。

彼は、わけがわからないと言う顔をして帰って行った。
翌日、会社で呼び止められた。
怒ってるけどヒソヒソ言ってて怖くない。
私なんかと付き合ってると思われたくない、との事でいつも通りにコソコソと手短に話そうとしている。
別れよう、私が言うと彼は色々言い始めた。

せっかく付き合ってやってんのに勝手だとかなんとか言ってる。
これも毎回お馴染みのセリフで聞き飽きていた。
大きく息を吸い込んで、キャーーッやめて下さい。やだー誰か助けてーー!!

すぐに他の社員が来た。
誰が見てもちょっとキモオタな彼と、泣いてる私
今までの気持ちが溢れて大泣きしてるだけだけど、何も言わなくても噂になった。
彼は堪えきれず自己都合で退社する事になった。

今は派遣で頑張ってるみたい。
私は優しい彼と結婚して、お気楽に2ちゃんねる三昧W

 

結婚式の招待状

図らずも復讐になってしまった話

15年前になるが職場の同僚にイジメられた
何となく虫が好かないのが理由だったらしいが、こちらの仕事を意図的に落として上司に報告してた
こちらから連絡しても「連絡がなかった」ととぼけられた
最終的に俺の発言を露骨に聞こえないふりまでした

小学生みたいなイジメだけど、上司の一人が俺のことを
虫が好かない奴だと思っていて、二人して俺を落としまくった
俺の直属の上司がかばってくれたけど、問題の糞上司の方が立ち場が上なので焼け石に水

3年間我慢したけど精神的に追い詰められて、休職して部署を左遷された
新しい部署は環境も良くて頑張って係長まで昇進したが、
治療は今も続いていて薬を飲んでいても突発的に過去を思い出して体が動かなくなる

そいつから2年前に結婚式への招待状が届いた、正直何故?と思った
俺なんか足元にも及ばないほど出世して、同僚や部下なんていくらでも呼べるはずなのに
なんか裏があるんじゃないかと思って出欠の返事を出さないでいたら本人から直接電話が来た

「覚えてる?」とか「懐かしい」とか言いつつ出欠の返事がないので電話したって言われた
声聞いてるだけで当時を思い出して気が狂いそうだったっけど、
平静を装いつつ所用があるんで欠席するって返信したって嘘ついた

正直のこのこ行ってたら散々バカにされたり
おもちゃにされたりするんじゃないかって妄想が止まらなかった(何度も夢に見た)
「残念だ」とか「都合付かないか?」とか散々渋ってたけど、
こっちは平身低頭の演技で「ゴメン、祝電は打つから」って言って電話を切った

 

しばらくして庇ってくれた元上司と仕事の打ち合わせをすることになった
当時の事にお礼を述べつつ、今は元気でやってますとか世間話してたら、
その同僚の結婚式の話になった

「なんか酷かったらしいで」と話してくれたのは、
上司以外の職場の人間が全員欠席したということだった
近しい人達は何やかや理由をつけて全員欠席、
部下を動員しようとしたがこちらも家庭の都合などで欠席

割と大きな式場で、新郎側の数が少ないと目立つので昔の同僚にも招待状出しまくっていたそうな
「流石にお前のとこには送ってないやろ」と笑ってたので、曖昧に言葉を濁した
結局、取引先に動員をお願いしたが、当日はドタキャンが相次ぎ、
会社側の席は上司数人以外空っぽ状態だったそうな

祝電や花も殆どなかったそうで、新婦側の親族に相当突き上げられていたとのこと
俺も祝電送るって言ってたけど、面倒になってほっぽっといた
(どうせ山ほど祝いの品が届くだろうと思ってたから出さなくてもわからないよなと思ってた)

その後、職場の席表を見ると肩書は変わっていないようだけど部下が1人になっていた

裁縫

姑と旦那の姉はワンピースとかスカートジャケットなどの服を私に作らせる
作るのが好きだからそういう勉強をしたし、だから作る分には文句はない
だけど、生地代やボタン代、服を作るにはその他色々いるんだけど一回も払ったことがない

ありがとうもなくて作った服にどっかしらケチをつける
旦那に言っても作れる腕がある人が近くにいたらそりゃあ作ってもらいたいだろ
生地代くらいケチケチするなよと話にならない

礼がないことを言っても照れくさいんだよそういうのと適当なことばかり
せっかく作った服も適当にすぐ人にあげたりする
もういい加減うんざりしてた

涼しくなってきたからと上着を頼まれたんだけど
実家の母の具合が悪くてちょくちょく様子見に帰ってるのですぐには出来ません、って言ったら
役に立たない、出来の悪い服でも我慢して着てるのに、みたいなことを
もっといやみったらしく言われた

そうだよ、色々直してもらいたい所があっても言わずに黙って着てるのに
さーっと布裁ってさ、ミシンでガーって作ればいいじゃんと旦那にも言われた

そこでなんか私のどっかがキレた
我慢してまで着てもらわなくていいですよ、とこれまで三人に作った服を
全部ハサミで小間切れにした近所のお友達にあげた服も知ってる限りの家に訪ねて行って
「出来の悪い服を我慢して着てるって言われました。そんな不良品を着ていただくのは申し訳ないので引き取らせてください」
って言って、車の中で全部小間切れにした

ケータイにメールと着信がすごかったけど着拒した
もう絶対あの家には戻らないと思った

 

それがお昼過ぎ
さっき実家に電話したら父と母が帰ってこいって言うので帰ろうと思う
姑や旦那から電話が行っていたようだった
具合悪いのに心配かけてごめんとたくさん謝ったけど
反対に両親に謝られてみんなで少し泣いてしまった

ミシンや生地はもしかしたら捨てられたり壊されたりしてるかもしれないけど
あの人たちを捨てられるんなら惜しくないと思う

話を聞いて家に呼んでくれた友達が書き込んでみれば、と言うので書き込んでみました
なんかよく分からない所があるかもしれませんが書いて少しはスッキリした
文字にするとちょっと落ち着くね

 

レコーダー

少し前のお話。

中学の2年に入ってイジメにあった。
原因は特になく自分がクラスの中で小柄で、口べたな所が奴らのツボだったのか。
メインは3人(A・B・C)だったけど、同じクラスなので全員が敵みたいなものだった。

最初は小さい嫌がらせみたいな事だったけど、段々物を捨てられたりこづかれたりとしていった。
クラスからも無視され孤立無援に。
その辺から自分でもどうにかしなくてはと思ってはいたけど何もできない。

担任の先生には言ったが気のせいという事にされスルー。
それどころが「イジメられる自分に何か問題が無いか考えてみろ」と言う始末。
もちろん親には言えなかった。

2学期に入りイジメはさらに悪化。
殴られたり蹴られたり、お金の取られるのも普通な状況。
命に関わる所までは行かなかったが暴力は日常茶飯事に。
先生も一緒になって笑いものにするという状態にまでになる。
自分には妹がいるのだが、そのことが3人組に知られこのままでは
妹にまで被害が及ぶと思い、とにかく3人を何とかしようと考えた。

 

年末年始になり自分は小型のレコーダーを購入した。
これでイジメられている所を録音し、どこかに出せばいいと思った。
テストとして録音したところうまくいったので、もうしばらくだと耐えた。
先生にイジメを報告した所も何度か撮った。

3人組のリーダーであるAが、折りたたみナイフを持ち出すようになり体を傷つけられる事もあり、
ここで録音したのを暴露した所で本当にイジメが無くなるのか不安になった。
手を出せない位に相手にダメージを与えるしかないと考えるようになる。
そして悩んだが決行することに。

タイミングの合う状況はなかなかなく、ひたすらイジメられる日々。
録音はしてあったが、この録音を知られなかったのが、一番のラッキーだったと後で思った。
ある日放課後男子トイレでイジメにあった。
個室に入れられホースに水を入れられるという古典的な状況。

しかしコレが待っていたチャンス。
個室から出されナイフを出しいたぶろうとした。
Aがナイフ自分をいたぶろうと、ナイフを顔につきだそうした時に嫌がるそぶりで手をAの顔に向けた。
そしてAの両目に思いっきり指を突っ込んだ。

片方外れたけど、無理矢理指両目にを突っ込む事ができた。
後は思いっきり目をつぶすつもりで指を動かした。
Aの目が両方ともつぶれる感触があった。

 

Aが叫びBとCが慌てて先生を呼びに行った。
自分は声を上げずに両目をひたすらつぶした。
そして何事もなかったかのように「大丈夫?」と心配するそぶりでAをなだめた。
先生達到着。

一目でイジメとわかる状態の自分。
先生の車で病院へAを運ぶ。
自分とBとCは職員室などで個別に先生から事情聴取。

偶然に手が目に入ったと説明。
もちろん今までイジメにあっていた事も話した。
母が呼ばれとりあえず一旦家に帰ることに。

次の日Aの両親と自分と両親、先生と警察官と弁護士?だかと面談。
Aの両目は失明したらしかった。
自分は再度その時の状況を説明。

今までイジメられていた事も説明。当然レコーダーも持って行った。
その結果不幸な事故ということですまされた。
Aの両親は割とまともな人で、目をつぶしたにも関わらず自分に謝ってくれた。
そして矛先は何度もイジメの報告を無視した担任へ。

自分と両親はその後少し警察と弁護士?と話して、家へ帰った。
ちなみにレコーダーはこちらに何も請求しない代わりにA両親へ渡した。
PCにコピーがあったのは内緒だ。

 

その日から担任は顔を見せなかった。
BとCは次の日から学校へ来たが、もう自分に話しかけることも無くなった。
クラスから無視されるのは変わらないが、静かな学校生活が戻った。

Aは転校していなくなった。
3年ではクラス替えは無いのだけど、なぜかクラス替えが行われた。
自分の所には慰謝料みたいなものは請求されなかったが、学校と担任には行ったらしい。
Aの家も学校も大事にはしたくないので、表だっての話は聞かれなくなった。

自分はあの時少しおかしかったなと今になって思う。
だけどイジメられたままで良かったとおも思わない。
もしかするともっと良い方法があったのかもしれないが、あの時はそれしか考えられなかった。

 

不倫への復讐

昔、付き合ってた彼女が不倫した。
お礼に相手の車を金属バットで叩きまくった。
もちろん家庭のある奴は警察にも言えないし
バレルのが怖い為に家族に言える訳もなく泣くはめにw
ボンネットに赤スプレーでイニシャルを書いてやりました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
本当にやった復讐短編
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!