『豪邸に住んでる友達』本当にやった復讐 – 修羅場【長編】

『豪邸に住んでる友達』本当にやった復讐 - 修羅場【長編】- 実際に行動した体験談

 

スポンサーリンク

豪邸に住んでる友達

 

友人から聞いた話だけど、OK出たのでカキコ。

フェイク込み+結構昔の話です。

この友人(Aとしておきます)が生粋のお嬢様、というかかなりの天然で若干世間知らずな性善説を信じてるような箱入り娘。

住んでる家も結婚祝いにとご両親からポーンと高級住宅をプレゼントされちゃうレベルで、でも日々の生活は夫婦でしたいということで慎ましく普通の

(って言うと語弊があるかもしれないけど、私立とか色々お金のかかるような場所でない)

幼稚園に子供を入れたそうな。

ここまでが前提。

で、園のバザーの役員になり、どこに集まろうかというところで最近越してきたという人(仮名Bさん)が

「お金もったいないし、節約のために持ち寄りして皆の家順番で良くない?」

と提案。

特に反対意見も出なかったので決定、苗字の五十音順で翌日からと決めて、早速集まりが開始。

それがAの家からだったんだけど、普段ユニクロしまむらが多いAの家が豪邸だったもんだから全員びっくり。

Bさんは特に大はしゃぎで、探検していい!?

と目を輝かせたそうな。

それをリーダーママ(仮名Cさん)が

「そんなことしに来たんじゃないでしょ、決めること決めてさっさとお暇しないと迷惑じゃない」

とピシャリと咎めて、話し合い開始。

持ち寄りのお菓子と各自持参のお茶以外にAがもてなそうとすると、その度にCさんが

「他の人も同じようにしなくちゃならなくなるでしょ?場所提供だけで十分だよ」

と言ってAを座らせたとか。

それでも解散する前にはBさんが

「庭だけでも」

とAに頼んで、Cさんも

「話し合い終わったし、実は私も気になる」

と言って、他の人も一緒に庭とか家の外観なんかを見たりした。

Bさんのはしゃぎっぷりはすごくて、すごいすごいと写メバシャバシャ。

そしてその日は終わりになったと。

そして案の定というか、やっと本題だけど物がなくなってた。

夕飯の支度の為に冷蔵庫を覗いたら、中の高そうな食べ物(A実家からの差し入れ)がごっそり消えてたという。

ママ友を疑うなんて欠片も思い浮かばなかったAは慌てて警察に連絡して、他になくなったものがないかと言われて色々と見てみるけどどうも食べ物だけだったらしい。

けれど寝室なんかには高価なもの(主にAの独身時代)があるので、警察も高級住宅街の一軒家というのもあって念入りに調べたらしく、複数の部屋のドアノブに同一の指紋が結構あったらしい。

今回は下調べだけのつもりだったのかも、でも指紋を残した上に目立つものを盗むか?と色々警察と旦那さんと話したりしたらしいんだけど、とにかく見回りを強化しますと言って警察は帰ったと。

この時点で普通に泥棒と疑ってなかったA夫婦、旦那さんは

「自分の留守中で妻子がいる時間に入られて何かあったら大変!」

と実家に一時帰ることを薦め、gkbrなAも子供のことを思って了承、両親に電話すると即帰って来いと言われて準備開始。

翌朝幼稚園に軽く事情を話して暫く欠席とバザーの役員が出来なくなって申し訳ないと伝えて欲しいとお願いし、新幹線の距離の実家へ。

実家について落ち着いた頃に、幼稚園から話を聞いたらしいCさんから電話が掛かってきた。

急にどうしたの?と聞かれたけど、怖がらせたらいけないと中々事実は言い出せず言葉を濁すA。

Cさんは別の何かと勘違いしたのか

「深くは聞かないけど、早く仲直りしなよー」

と明るく言ったと。

「一週間もしたら旦那さんも帰ってきてくれって泣き付くだろうから、大きく構えてな!w」

と。

旦那さん激ラブなAはこのままでは旦那が誤解されてしまう!

と旦那の名誉のために「実は…」と事情を説明。

Cさんは暫く黙ってから、

「…食べ物だけなんでしょ?ならもしかしたら、園のママかも」

と神妙な口調で言い出した。

Aは驚きつつも話を聞いてみると、

「Bさん、変な時期に転園してきたと思わない?理由も教えてくれないし…よそでそういう問題起こして、居辛くなってこっちに来たとか、そういう理由かもしれない」

と。

Aはそんなわけはないと思いつつ、前日のBが家を回りたがったり写真を取り捲ってたことをCさんに指摘されてそうなのかもと思い始めてしまったらしい。

ここからちょっと会話だけで書きます。
Cさん「Bさん、いつも節約節約!って言ってるじゃない?だから食べるに困ってたのかも」

A  「そんな…でも、そうしたら、届けとか取り下げた方がいいよね…」

Cさん「うーん、そうだねぇ。Bくんにとったらママなんだし、ママを取り上げちゃうのもね…」

A  「そうよね。でも、困ってたなら言ってくれたら良かったのに…泥棒するくらいひもじい思い、してたのかな?盗まないと生きていけないくらい辛かったのかな…可哀想に…」

Cさん「…そこまで言う?Aさんちょっと酷いよ」

A  「だって、食べ物を買う余裕がないくらいに、生きているので精一杯だったら、他人のものに手を付けても…。

本当は犯罪だけど、盗みたくて盗む人なんていない筈だもの。

盗んだものを食べるB君もB旦那さんも可哀想だし、今回は見逃してあげてそれとなく行政の手助けの紹介とか…」

Cさん「Aさんさぁ、お金持ちだからってその言い方はないよ。
Bさんには私から諭しとくけど、あなたの酷い言い分は他の人にも聞いてもらうから」

ここで電話切られて会話終了。

Aが昔した話を私が聞いて今書いてるから細部は違うだろうけど、印象に残った言葉はあってるはず。

Aはショックを受けつつも早速旦那さんに電話してまるっと会話をそのまま伝えたところ、

「それは…うーん。とにかく、夜には一度そっちに行くから」

とだけ言われたのでやっぱり私が酷いことを言ってしまったんだと後悔して謝ろうとCさんに電話してみるけど着信拒否されていた。

他の人にも話すと言われて園の人に嫌われてしまうんだろうかと落ち込んでいたら、夜に警備会社から

「不審者を警察に引き渡しました」

との連絡が。

慌ててこちらに向かっていたであろうA旦那に連絡を入れて引き返してもらい、Bさんが盗みに入って捕まってしまったのかとハラハラしていたら、警察にいたのはCさん。

知り合いだと分かると警察は話し合いで…

と言ってきたらしく、男女ということであらぬ事を言われぬようにその場で警察立会いの下軽い話し合いが行われたのを、後からAが聞いたというのがこちら。

いつもみすぼらしいAがつれてるA子がブランド物(A実家からのお祝いなど)を着てるのが鼻についていた。

子供に金をかけて自分に金をかけられない貧乏だと思っていたのに豪邸に住んでいてムカついた、と。

場所提供者だから~と座らせたのは、コップ借りるねなどと言って自分がキッチンに入り、そこで冷蔵庫をこっそり物色するため。

庭を見るのに賛成したのは、進入経路の確認のためだったとか。

家の中にあった指紋もどうやらCさんのものだったようで、トイレを借りると言いつつ家の中をひっそり歩き回って目ぼしい部屋を探っていたとか…

そして最終的にはAの口にした言葉を悪い方に180度変換しまくった言葉をA旦那にAの発言として伝え、

「あんな口の悪い、あなたのお金で金持ち面する偽善者はあなたには似合わない。

さっさと離婚した方がいい、私のような清い心の妻が相応しい筈」

と…

その辺りでC旦那が警察署に到着し、その場で夫婦喧嘩が始まってしまったのでA旦那は

「あの家もA子のブランド物も、全て妻の実家からのもの。

私の年収は○○○万(多分一般家庭程度)ですよ」

とだけ言って、不法侵入(幸い警備会社に事前に連絡していた事で到着が早かった+大きいガラスを割るのを躊躇ってうろうろしていたので物損被害無し)の被害届だけ無理やり出して帰ってきてしまったとか。

結局、窃盗+不法侵入で前科がCさんにはつき、刑務所に入ったのか入ってないのか・離婚したのかしてないのかは分からないがC子ちゃんは転園したので引っ越していったらしい。

Bさんは結局ただの節約好き&若さもあってのお調子者だったらしい。

Cさんは盗みに入る前にBさんを始めバザー役員ママにAの暴言(ほぼCさんの創作)を触れ回ったらしいけど、

Aが馬鹿正直にBに電話の内容を言って謝罪したらあっさり許されてむしろ節約仲間になって仲良くなっていたこと

+C子ちゃんの転園した途端に園での物がなくなる事件がぱったり止んだことで少しの間ひそひそされていたのがすぐに収まったとか。

Aにとって一番の修羅場は

「両親が心配して、お金は出すから今からでも私立に転園しろとしつこかった時」

だったらしい。

他にもあるだろうと突っ込んだけど分かってなかった。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
修羅場長編
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!