短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【35】
浮気相手は私の友人
高校時代から付き合ってた彼氏に浮気され別れた。
浮気相手は私の友人。
二人を責め立てすぎてしまい
「泣きわめく姿がみっともない。愛情冷めた」
「責め立て方に思いやりがない。友情が失せた」
長年の友人と婚約者を失った。
婚約者と言っても、指輪も無いし友人知人両親に「もうすぐ婚約するよ」と予告してた程度なんで慰謝料とか無し。
向こうの両親も婚約は成立してないから自由恋愛を強行に主張してきたんでそのまんま。
揉めて経歴に傷つくことやそんな親族ができなくてかえって良かったということで、弁護士も立てず穏便に別れた。
なのに元彼と元友人は、友人知人に私のことを、単なる恋愛の行き違いで弁護士立てようとしたバカ。結局周りに説得されて弁護士諦めたみたいだけど超粘着pgrした。
ただまあ、周囲は婚約寸前と知ってたので元達を窘めてくれたみたい。
その後元達は結婚しようとしたけど、元達の親から反対された。
掠奪する女(男)なんてろくでもないとの理由で。
両方の両親を説得するのに私の力が必要なのとか言ってきた。
呼んでないのに飲み会に元達が現れた。
元彼「お前の気持ちはよく分かる。好きな相手と結ばれないなんて辛いよな。だから俺達の気持ちも分かるよな」
とかなんとか言われた。
飲み会メンバーに「お前が言うな」とか言われてた。
その後、クドクド言い訳してた。
飲み会男性陣はわりと穏やかにしてたけど、女性陣はかなり元達にツンケンしてた。
それでキレたのか元友人が「これならどう?」と言いながら元彼をビンタ。
「ほらこれで気がすんだでしょ。ほら元彼くんもぶって」と頬を差し出した。
元彼も元友人をビンタ。
「まだ足りない?」と言いつつ元達はしばらく二人でペチペチ。
皆、ぽかーん。
二人とも涙目頬真っ赤で「どう?」
男性陣「いや、意味分からんのだけど…」
元「わかった」と言いつつ私の頬をペチン。
「ほら、私たちを叩き返して」
私はついていけずぽかーん。
元「ほらほら、返さないとおさまらないよ。」と言いつつ二人で私をペチペチ。
我に返った周囲に引き離され追い出されて出て行った。
あまりの訳のわからなさに鬱々とした気持ちも消えて笑えるようになった。
それから気持ちを切り替えてお見合いして、真面目そうな人と結婚した。
籍入れて新居購入してあとは結婚式という段階で、飲み会メンバーの一人が笑い話として飲み会での元達の所業を暴露。
それを聞いた結婚相手はドンびき。
私が元達に裏切られたという話はしてあったのに
「まさかホントのことだったなんて。傷物の女は要らない。そんなおかしい輩と関わった妻なんて出世の妨げになる。親族にも迷惑がかかる」
と離婚を申し渡された。
これもややこしい人だったかと、むしろ逃げようという気持ちになり離婚。
離婚を言い出した側だからと諸費用慰謝料を支払ってくれたはいいけど、
「慰謝料ではなく手切れ金と考えていただきたい。誰にきかれても手切れ金で通していただきたい」
と言ってきたけど聞かなかったことにした。
後で聞き合わせにきた人がいたけど、手切れ金云々も包み隠さず私の祖母が丁寧に説明したらしい。
元彼は飲み会メンバーと同じ業界だからか微妙に干されぎみで苦労してるんじゃないかと聞いた。
元友人は玉の輿だと元友人母が私の母に自慢しにきたと母がプリプリ怒ってる。
私はもう交際も結婚もしないことに決めた。
中学一年の時いじめられていた
意図せず復讐になった話なのでつまらないかもしれない。
長いしあまり学もないので目が滑ったらすいません。
中学1年のとき、母子寮に入っている子をからかってた同じクラスのボス格みたいな男(以下ボス男)に「お前だって母子家庭じゃん」と言ったら自分もいじめられるようになった。
そんなある日、クラスでそのボス男とその取り巻きの財布が盗まれる事件が何度か発生した。
盗まれた当日にさっさと帰宅した自分が盗んだという話になったらしく、ボス男とその取り巻き10人くらいが「お前がやったんだろう」と、私の家に訪ねてきた。
身体の弱い母親のかわりに家事をしていたから早く帰宅していただけの私ポカーン。
自宅玄関前でゴチャゴチャやってたもんだから、家の母親が出てきて話を聞いて激怒。
手近にあった雪かき用のプラスコップ持って暴れだしたので、母親を取り押さえながら
「母親有段者だから逃げてー!!!」
と叫ぶと、そいつらは蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
翌日、クラス担任や学年主任の教師に相談するも
「疑われるようなことをしたんじゃないのか?」
「双方で話し合えばきっと誤解は解けるよ!」
等といわれ、終いに
「実際あまり裕福じゃないはずなのに、文房具なんか新品も多いしねぇ」
と言われ、安いときにまとめ買いしたり、私自身も新聞配達のアルバイトなんかをして、貧乏ったらしくならないようにしてきただけなのにと、激怒。
「もう解決するまで学校には行かんでよろしい」
と親のお墨付きを頂いて不登校開始。
「学校に来い」という教師達と「解決するまで行かない」という私とで大揉めに揉めた。
最終的に、教育委員会まで巻き込むくらい話が大きくなったが、なんとか落ち着いて翌学年から普通に通学。
自分が通学を再開したあたりから、母親の体調がじわりじわりと悪くなっていった。
3年になり、内申書も悪かろう、と公立の底辺高へ進学を決めて無事進学。
奨学金も獲得した。
卒業後、同じ学校に進学した取り巻きのひとりから
「(ボス男)の財布を盗んだの、取り巻きA(以下A)だと本人から教えてもらった、本当に申し訳ない」
と土下座された。
しかし正直今更知らされてもなぁ、という感想しかなかった。
そのうちに母親の体調が本格的に悪化し、母子家庭だった我が家ではかさむ医療費に学校どころではなくなり、働くために学校は中退。
母親の医療費の為に昼夜働くようになり、18になると同時に水商売で働き始めた。
生活保護は頑なに母親が嫌がったので、受けなかった。
中学時代のことは思い出しもせずにホステスをして何年か過ごしているときに、たまたま某飲料メーカーの人事の人が私を気に入ってくれて、何度も指名をしてくれるようになった。
何の会話のときかはもう覚えていないけど、出身中学の話題になり
「自分ドコソコ中学です~」
とか話してたら
「ドコソコ中学?うちのルート配送にドコソコ中のヤツいるよ。今度連れてこようか?」
と、言われた。
笑いながら「自分いじめられっ子だったんで遠慮www」とは言ったものの、気になったので「誰ですか?」と聞いたらA。
思わず「アイツ手癖悪いですよ、人に罪なすりつけるし」と口走ってしまった。
当然場はシラケるわけで、自分の商売意識の甘さに情けなく思った。
そのあとしばらくそのお客さんも来てくれなかったしね。
何ヶ月か経って久しぶりにそのお客さんが来てくれたときは土下座せんばかりの勢いで前回口走ったことを謝罪した。
そんな自分をさえぎってそのかたは「逆にこちらが感謝したいくらいだ」と。
ポカーンとなった私に、そのかたが話してくれたんだが、「Aの社内での窃盗と横領が発覚してクビにした」と。
コネ入社だったらしくその絡みで揉めて、飲みに来るどころではなかったらしい。
前回私が口走ったことで、何度かあった窃盗に関してもしかしたらと思い罠を仕掛けて取り巻きAはまんまと罠に引っかかった、という。
その後、取り巻きA両親が離婚、新婚だったAも嫁に逃げられて同窓会にも出てきてないらしいが、まだ地元にAとその母親は住んでいるらしいがほぼ村八分状態だとか。
ちなみにボス男には卒業式の時呼び出され
「ほんとはずっとお前のことが好きだったんだ」
とかモゴモゴ言ってたけど
「自分のこと殴ったり、こそこそ悪口言ったり、荷物漁ったりする男に惚れるバカがいるかボケ」
と言ったのを最後に会ってもいない。
無断で犬を飼っていた
アパート住まいで端部屋なんだけど、うちの2軒隣が無断で犬を飼ってたんだ。
俺の家からは2軒隣になるんで害はなかったんだけど、真横の家はさすがに迷惑してたみたいで、でもこういうご時勢だし直接言いに行くのも何かと怖いんで、仲介してた不動産屋に相談したらしい。
そしたらその日の夜に隣に怒鳴り込む声が聞こえてさ、ゴルフのドライバーを抱えたおっさんが
よくも言いつけやがったな!!
迷惑なら迷惑と何で俺に直接言わねえんだ!
俺が家を追い出されたらどうするんだ!
ってわめき散らしてんの。
どう聞いてもおっさんの身勝手なんだけどねw
玄関のドアはガンガン蹴っ飛ばしてるし終いには殺すぞ!なんて言い出すし、俺を含めた近所の男衆で仲裁に入ったんだけど、おっさんの家の前にはどんぶりに猫のエサ、洗濯機の上に鳥のエサ、これ全部飼ってるんじゃなくてノラ用、で家の中からは犬の泣き声。
しかもその放置してるエサが臭いんだ・・
これどう見てもあんたが悪いよ、ここは動物禁止なんだからってみんなで言ってたら
じゃあコイツ(犬)を殺せってのか!
とどこまでも自分中心の身勝手な逆ギレ
で、俺らはこういう物(エサ)を置いてると近所のノラとか鳥が集まって来て、ノラは病気持ってたりするし動物が嫌いな人もいるんだから辞めましょうよって言って聞かせた。
そしたらおっさん
お前ら可哀想と思わんのかあ!!
腹すかせて食べるもの無くて死んでいく動物の身にもなってみろ!
と泣きそうな顔で訴えかけてくる
だからね、そういう事をしたければペット可の所に引っ越すか、ご自身で家を建てたらどうですか?
ここはペット禁止なの知ってて住んでるんですよね?
集団生活の場なんですから互いにルールだけは守らないと
ここまで言うとおっさんはエサの入ったどんぶりを投げ捨てて鳥のエサも投げ捨て、その割れたどんぶりの破片とエサが前の道路にバラ撒かれた。
これを見た男衆の若い子がキレて
おい!ジジイ!
ふざけんな、車通れねえじゃねえか
拾って片付けろ!!
おっさんはその場で家の中に入ってしまい中から鍵をかけて、こっちの呼びかけにも無視。
ドアを叩いてもおっさんじゃなく犬が吼えて返事するという事にw
仕方ないんで俺らで片付けしてるとそのおっさん、買い込んでたエサを通路にばら撒き始めたんだよ。
それ見た若い子は耐えられなくなっておっさんを殴り、おっさんは傘を出して応戦。
俺らが止めても若い子はもうコイツ殺すって喚いてるし、おっさんは顔を真っ赤にしてハアハア荒い息で目が飛んでる状態。
二人を引き離してるとおっさんの嫁さんが家の窓から何故かブラウン管の14インチくらいの古いテレビを投げ捨てる。
で、何かギャーギャー喚いてる。
そのテレビは下の駐車場の車にヒットw
どうしようもないんで警察呼んで貰い、俺らは二人を引き離してる状態で待つ。
若い子は落ち着いてきたみたいだけどおっさんは顔が赤黒いまま。
嫁さんは何か家の中で泣いてるし。
結局そのおっさんは車の修理費を出させられた上に強制退去。
若い子は殴ったんで逮捕されたんだが関係ない余罪があったらしく、その子の家も空き家になったw
これが近所での最大の修羅場だったよ。
ちなみにおっさんの犬は、結局保健所送りになったそうです。
人間のエゴで振り回されなければ幸せな生活が出来たかも知れない犬が一番可愛そうでした。
本家で親戚の集まり
前の世紀のある年の正月に、本家で親戚の集まりがあった。
当時は本家の一人息子Aが絶賛不良化してる最中で、暴走族の頭だか幹部だかでかなり知られた存在らしく、親戚も行くのためらってたんだが
本家が「普段からあの子家に寄りつかないから」と言うので一同が集まったところ、タイミング悪くちょうどその日に限ってこのDQNが仲間連れで家にいた。
最初は離れで騒いでたのが、いつの間にかみんな揃って母屋の方にちょっかいようになって、こっちの料理や酒を勝手につまみながら、当時新婚の従姉を標的にしだした。
最初は下品な言葉ぶつけられるのを従姉や従姉の旦那がたしなめてたんだけど、酔っぱらってて気が大きくなってるのもあってだんだんエスカレートしだして
Aがいきなり「こいつで姫始めしようぜー!www」とか言い出して、離れの方に引っ張っていこうとした。
当時小学生だった俺は怖くて何もできないし、親戚と一緒に目を伏せて関わらないようにしてたら、いきなり「ゴッ」て鈍い音がして、見たら旦那がAの頭を何度も何度も踏みつけてた。
初対面だったから知らなかったけど旦那、空手の黒帯でキレると何するかわからないタイプの人だったらしい。
俺はそこで二階に隔離されて先のことは見てないんだけど、後で聞いた話だと、Aの連れは半殺しにされてるAを置いて全員逃げていって、そこから小一時間、親戚一同旦那から思い切り説教されたらしい。
そして10数年後の現在、Aはこの事件のトラウマで対人恐怖症になったらしく、引きこもり歴10年オーバーのニートになってる。
従姉の方は何が原因か知らないけどその後離婚して、旦那が今何してるかは知らない。
旦那の家族は長男教
現在私の家は、私達夫婦と上二人娘の少し離れた息子の五人家族。
うちの旦那の家庭は絵に描いたような膿家(非農家系)の次男。
まともに育ったことが奇跡。
案の定膿家お得意の長男教で育てられた。
跡取り息子の義理の兄は40手前で独身だった。
そんなある日。
義兄に地元の有力者から娘を嫁にやるという縁談話が来た。
しかし、その縁談には有力者の跡取りにうちの長女(当時小学生)を嫁に渡すという交換条件付きだった。
私がそんな事出来ないと伝えたが舅が、
「女腹が偉そうな口を叩くな!」(息子妊娠前だった)
「これで我が○○家も安泰になるんだから文句を言うな!」
「○○家がどうなってもいいのか!」
すると隣で黙っていた旦那が
「どうなってもいいよ。こんな家・・・」
と呟いた。
たった一言だが私はスカッとした。
その後旦那は自分の実家と距離置いてくれた。
舅はブチ切れて弁護士を雇おうとしたが、全ての弁護士から断られるというある意味偉業を達成したと同時に有力者にも嫌われ立場が悪くなった。
それに懲りたのか「もう昔の風習みたいな事はしない」という念書を次男に書かされしばらくは大人しくしていた。
その後、舅は私達夫婦に息子が生まれると電話で「初めての男孫を抱かせてくれ!」と懇願してきたが、その時は息子の調子が悪かったので旦那が丁重に断ると
「そういうのは女の血が悪いせいで病弱なんだ!そんな所に居ないで早く長男の養子にするんだから連れて来い!」
と舅誤爆w
今度は旦那が実家と「断絶」してくれた。
その後舅は「あの女(私)が来てからこの○○家はめちゃめちゃだ!」と喚きながら死んだ。
その前に義兄は精神的な病気を治療するため精神病院に入院中。
舅の遺産は義兄の入院費に当てたが、最近では舅の長男狂から解放され随分まともになった。
ドアをボコボコにされた
もう時効なので書く。
東京に住んでた頃、激務でほとんど家に帰れない日が3ヶ月ぐらい続いてた。
時々帰ってこれても、終電で帰ってきて始発で出るとかだし、休日も半休がほとんど。
死ぬかもと思っていたら、その半休すらとれなくなるほど忙しくなり、さらにマンションのドアがボコボコにされる嫌がらせまで受けだした。
日に日にドアの傷は増えて行くんだけれど、疲れすぎて不動産屋に電話とか考えられず、「自分は世界中から嫌われている」とか鬱になって終わらせてた。
そんなある日、久しぶりの全休もらえて寝ていたら、昼ごろに大音量で目覚まし時計がなった。セットした覚えはない。
思い出してみたら、自分の目覚ましは数種のパターンを覚えさせることができていて、昼ごろに一日だけのつもりで、いつかにセットしていた目覚ましが、毎日鳴っていたらしい。
超強力だったため、マンション中に響き渡るレベル。
これでドアがボッコボコだったんじゃないか?と思ったところで、「いんのかコラァ!!!」とドアを蹴る音と女性の怒鳴り声。
ドアがドッカンドッカン蹴られてる。
震えあがって何もできず、
「おるんやったら出てきて土下座せえ!」とか
「この野郎殺してやる!」
「夜勤なめんな!」
とか色々叫びながらドアが蹴られ終わるまで、震えてた。
その後、ドアポケットの郵便受け見たら、手紙とかプリントとかで目覚ましを注意される紙がけっこう詰まってた。
枚数だけで、ドア蹴られる前から鳴らしてたみたい。
不動産会社からも、「連絡がとれないから」と来てた。
下の集合ポストしか見てなかったから全然気がつかなかった。
ちなみに携帯は契約時から変えてたし、実家は迷惑電話のせいで知らない電話番号をとらなくなってたから…。
不動産会社に行って謝罪して、ドアは自費で交換して、近所に菓子折り配ろうか迷った上で、女の人と鉢合わせするのが怖かったから、引越する時にドアに「本当にご迷惑おかけしました」とだけ貼り紙して出て行った。
本当に申し訳なかった。
未清算の財布を盗まれた
買い物したものをカートに乗せて、自分のバッグは肩からかけて買い物したものはかごに入れてカートの下。
親から財布買ってくるように言われてたので、カートの上部分はカゴだけ状態で、電話で話しながら希望の色とか聞いて、決まった財布をカゴに入れたあと他にもいろいろ見てみようとその付近をウロウロしてたら、突然後ろから体当たりされて倒れたところに子供をスリングで抱いた人がカートのカゴに入ってる財布を持って走り去った。
近くにいた高校生男子数名のうちの1人が倒れた私に手を貸してくれて、他の男の子たちは近くにいた従業員に「財布盗んだ人がいる」と伝えに言ったり、泥ママを追いかけていったり。
従業員に、持っていかれたけど自分のものではなくて、これから支払いにいこうとした未清算のものであることを言ってると、追いかけていった高校生が泥ママを連れてきた。
トイレに入ろうとする泥ママを入り口で捕まえたらしい。
泥ママは「痴漢!この子痴漢よ!」
と周りの人に助けを求めてるのか聞こえるように大きな声で言ってるけど
「黙ってろ。ひったくり」
と同じように回りに聞こえるように大きな声でいいながら連れてきていた。
「赤ちゃんなのよ!子供がいるのよ!」
と騒いでたけど
「だったら暴れないでおとなしくついてこい」
と言われてた。
泥ママと私と高校生たちが事務所みたいなところに連れて行かれた。
「トイレでオムツ替えようとしただけなのに、いきなりこの痴漢に腕をつかまれた!早くオムツ替えないと肌が弱いからオムツかぶれできちゃうじゃない」
と言ってる泥ママ。
高校生は「この人がこっちの人かのカゴから財布とっていったのをみた」
といっても
「そんなもの持って無い」
と言い張り
「そこまで言うなら荷物調べたらいいじゃない!」
と自分から持ってたバッグをひっくり返して中身を出した。
確かにバッグの中は私のカゴに入っていた財布はない。
オムツとかおしりふきとそのママのものらしい財布と携帯くらい。
「ほらね?私は何もとってないから。無実だし」
とニヤニヤしていて高校生たちは
「絶対盗った!見てたから!ねぇ?盗られましたよね?」
と私に聞いてくる。
「確かに盗られたけど、あれはこれからお金を払う予定の財布で、私の財布はちゃんとここにあるので」
と自分のバッグから財布を出すと、泥ママが「え?」って言った(笑)
高校生たちに、財布はこれからお金を払おうと思ってカゴにいれていたものだと説明してる間も泥ママの表情が微妙な感じに。
スリングの中にいた赤ちゃんが泣き出したので
「オムツ交換するところだったんですよね?まだちょっと事情聞きたいのでこちらでどうぞ」
と部屋の隅のソファーへ誘導されると、挙動不審な感じになっていった。
とにかくトイレに行きたいと言うのをそちらのソファーでと強くすすめられて、ソファーに赤ちゃんをおろそうとするとポトッと音が。
見ると泥ママの足元になくなった未清算の財布。
荷物の中には隠さないで赤ちゃんが入ったスリングの中に入れてたのね。
泥ママはお金が入った財布をカゴに入れてると思ってとったんだろうと思う。
「ぶつかったときに紛れ込んだ」
と言い訳してたけど誰も信じてない。
だけど店の外にでたわけではないので万引き扱いにもならないらしい。
私にぶつかったのもわざとじゃないといってたけど、手首が痛いといったら怪我させたってことで家族を呼びましょうといわれた。
旦那を呼ばれるのがかなりイヤだったみたいでゴネてたので、私も手首が痛いとゴネまくったら呼ばれることになった。
泥旦那には謝ってもらったけど泥ママは「わざとぶつかったわけじゃないのに」とグチグチいってた。
万引き扱いにはならないし、私のものではないので窃盗にもならず微妙な終わり方だったけど
「今度何かやったら離婚するっていってただろ!」
って言ってる泥旦那にバレただけでも満足。
本当は手首痛くないし。
高校生男子たちにはなんだか申し訳ない気がしたけど
「追いかけてるお前かっこよかったwwwww」
「あの袋(たぶんスリング)てあんな使い方すんのかwww」
と笑ってた。
詐欺師に銀行口座を売った
解決記念に書き込みします。
秋口に「詐欺師に銀行口座を売った」容疑で事情聴取を受けました。
今年銀行に就職した従妹に頼まれて開設して1000円入れただけで、そのままになっていた子供名義の通帳を詐欺師が所持していたと。
まったく身に覚えなく困っていたのですが、その後の捜査で詐欺師Aが通帳を入手した経路が判明。
それが、子供の同級生Bママ・・・
遊びに行った先で盗み出して、生年月日や記念日など、暗証番号のヒントになりそうなメモとともにAに売却。
数十万円受け取っていたそうな。
Aが使っていたり持っていた通帳の中に、私以外にもママ友数名の通帳があり、Bは主婦仲間と共謀した金儲けだと主張。
なんと、時々カフェやファミレスなんかで「今日はおごるわ!」と言っていた時のレシートを証拠として提出したそうだ。
思い返せばその時に暗証番号の話になったっけな・・・
捜査員のみなさんの尽力で真相が明らかになり、私達は潔白が証明されました。
昨日、B家族と実親が総出で謝罪に見えました。
ご主人、ご両親とも真面目に働いていらっしゃる方なのに可哀相で・・・
謝罪が遅くなったのはBの弁護士が、Bが(私や他ママを)共犯だと主張しているのだから、Bを信じてあげてくれと言ったんだそうです。
B家はBとは絶縁する、子供のことはどうか変わりなく接していただけないかと涙されていました。
B実親は、示談ということではなく賠償金や慰謝料は対応しますので、B家にではなくB実家の方にお話しください、とこちらも涙ながらにおっしゃっています。
これらの対応は、今後他の被害者ママや弁護士と相談します。
子供の付き合いは、子供に任せるしかないです。
さすがに母親たちが逮捕まがい(任意の事情聴取)と家宅捜査までされているので隠しきれず、ある程度のことは子供達もしっています。
通帳の保管方法ですが、クローゼットの、鍵はかからないものの隠し棚に入れていました。
しっかりした金庫を購入します。
みなさま、よいお年を・・・
野菜泥に放火された
だいぶ昔の話。
田舎で庭が広いからとちょっと気合の入った家庭菜園をやってたんだが、息子の同級生の母親が収穫物をかっぱらおうとした。
曰く私が収穫したんだから私のものでしょ、いえそこは家の敷地内なんで不法侵入+窃盗行為です。
助け合いだの家計が苦しいだの言い訳してるのを無視して警察呼んで引き取ってもらった。
そしたら夜中に放火された、畑にガソリン撒いて火を点けられたんだが当然畑に隣接する家の壁も焦げた。
しかもソイツ、自分の息子と一緒に燃える畑と延焼しかけてる我が家をじっと見てて、野菜泥の時に顔を覚えてた警官に問いかけられてべらべらと自白して逮捕された。
逮捕される時の言い訳は、アイツ(私)のところは穫れた野菜をくれないケチケチ一家だ、あんな畑があるからご近所関係が悪くなる、だから焼いてやっただけ。
こちらに向かって私さん一家も本当は感謝してるよね?また仲良くやりましょう、だって。
息子の同級生の母親って以外一切接点もない、校区は一緒だけど隣町の住民なんて知らんわ。
コイツの夫も、妻も苦しみ悩んだ末にやったことなんで弁償とかしなくていいですよね?被害届も取り下げて下さいね?とか言うんで夫が弁護士入れてきっちり取るもの取らせてもらった。
いや、野菜泥して厳重注意受けたその晩に放火に来て、何が苦しみ悩んだ末の犯行だよと。
そして何が一番キチかって、その一家まだ隣町に住み続けてる事だろう。
トラブルメーカーの兄
うちの兄はトラブルメーカーだった。
小さい頃、近所の子たちで遊んでたんだけど、兄が加わると絶対に2派に分かれて喧嘩が始まる。
ずっとそれが兄のせいだとは思ってなかった。
家でも、母と私二人の時は喧嘩なんてしなかったんだけど、兄が一緒の部屋にいるときに限って母娘喧嘩になる。
父と母も普段は仲がいいのに家族団らんで揃うといつの間にか喧嘩になる。
ある時、兄が部活の合宿で数日間家をあけた。
家族の誰も喧嘩しなかった。
母がふと「お兄ちゃんがいないせいか家の中が静かね」と言った。
誰かが喧嘩する時は必ず兄がいた。
兄がいない時に誰かが喧嘩したということはなかった。
フラッシュバックのように過去の誰かの喧嘩と兄の姿が思い出された。
皆が興奮して言い争ってる時も兄は決して感情を荒げたりしてなかった。
むしろ微笑んだ表情で皆を宥めてた。
たぶん皆、兄のことを一番喧嘩と縁遠い人間だと思ってた。
私もそう思ってた。
でも喧嘩やイザコザがあるときは必ず兄の姿がそこにあった。
小学生の時のキャンプや修学旅行の時、クラスが分裂するほどのもめごとが起こったり、キャンプ半ばで帰る人が出たりした。
そういえば、兄が参加した行事でトラブルが起こらなかった時はなかった。
だけど証拠はないし、私に対していつも優しい兄だった。
なのになんでこんな妄想に取りつかれたんだろうと恐ろしかった。
親に言うことも出来ず、でも黙ってることも出来ず、祖父にぽろっと言ってみた。
祖父の兄、父の伯父にあたる人が私の兄にそっくりだったらしい。
とても頭がよくて穏やかでリーダーシップがある人だったそうだ。
人をとりまとめ、仕切って、でもそのグループはいつの間にか瓦解、そのグループのメンバーは最終的には二度と口を利かなくなる。
何度もそういうことを繰り返し、周囲の人間関係が荒れ野原のようになったそうだ。
そしてある日その祖父の兄は失踪した。
荒れた人間関係の結果、ノイローゼかなにかになった人間にどうにかされてしまったのではないかと祖父は思ってるらしい。
ただ、要領もよく商才もあったようで、それで家族を養ってもくれてたそうだ。
私の兄も、なんでもできる。
家族に優しいし、成績もよくて家の手伝いもする。
スポーツも万能。
なぜそこまで嫌な顔をせずにここまでできるのか不思議だった。
祖父が両親と話し合い、様子を見て、兄と話し合った。
どんな話し合いがあったのかわからないが、「お兄ちゃんはわかってくれたよ」と母が言ってた。
それからは一度も家族で喧嘩することもなく、兄の学校でトラブルも起こらなかった。
社会人になった今、兄は時々警察に行く。
行きつけの飲み屋での喧嘩の目撃証言だったり、知人同士のトラブルについての仲裁者としてだったり。
必ず事情を知ってる第三者として。
月に1度以上は必ずそういうことがあって、不安になる。
兄が犯罪を起こしたわけじゃないけど、怖い。
ずっと変わらずいい兄ですが、一度も妹に暴言を吐いたことのない兄というのは普通じゃないのでは?と考えたりします。
少なくとも、物心ついてから兄に意地悪をされたことがない。
これだけ優しくされてるのにそういえば私から兄に甘えたことが一度もなかったような気がする。
修羅場というより、出来のよくない妹の被害妄想です。
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