『怪我させて言い掛かり』など 短編10話【77】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『怪我させて言い掛かり』など 短編10話【77】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【77】

 

家庭の事情で万引き

高校の頃、違うクラスだが同級生で違う部活だったけど、部室が近いこともあり仲良くなった女の子Aがいた。

とても明るくて良い子だったけど手癖が悪かった。

もちろんその時は知らず。

色んな部室内での財布紛失が相次ぎ、万引きの常習犯だったらしいそのAが犯人との噂が。

私はそんなことをする子ではないと思っていたので信じていた。

しかしその後、Aのクラスのパソコンの授業中に先生の財布が紛失。

あれよあれよという間にカードから120万おろされたらしく(暗証番号をナゼ知っていたかは不明)警察沙汰になった。

捕まったのはA。

その先生とはかなり仲が良かったらしく先生はショックで退職。

その子も退学になった。

それを気にどこかに引っ越したらしく二度と会うこともなかった。

それから10年ぶりに何と家の近所子供を連れてるAと再会!

もう私はびっくり!

話しかけると昔のままの明るい彼女。

昔の話はお互い全く出さなかったけど。

それから一ヵ月後にAと近所の児童館でまた偶然会って、少し話をして帰ると財布がない!

どんない探してもない!

疑うのも酷いけどすぐにAを疑ったよ…。

メールも電話も知らないから連絡の取りようもない。

ただ、予備の財布だったので中身は3000円だけw

カード類も免許も入れてなかった。

2週間後子供を連れて歩くAに会った。

車を止めて話しかけてお茶に誘って…

お会計のときにAが出した財布は私のもの!

傷や使い込み具合を見ても完全に私のもの。

ハンドメイドの珍しいデザインのレザーの財布なので、

「その財布って…」

とAに言うと

「え?なに?どうかしたの?」

とまるで何もないかのような態度をされた。

思い切って

「私の財布なくなってそれとそっくりなの」

と言うと

「知ってるよ。預かってたんだよ」

だって。

そして中の自分のお金だけ抜いて返された。

「拾ったときはもう中身がなかったよ」

と平然と言われたよ。

もう盗みって完全に病気だと思う。

もちろんこれから先会っても関わらない。

Aにとっては仲の良い人もどんな人でも盗みの対象にしかみえないんだなと悲しくなった。

–後日投稿–

同級生じゃなくて同学年でした。

違うクラスです。紛らわしい言いかたしてすみません。

Aとの会話では旦那の話が出てこなかったので、いるのかどうかも分かりません。

後出しですみません。。

高校生の頃にAが捕まって、その時初めて

「Aは産みの親と育ての親が違って。。云々」

という話を聞きました。

それで色々あり寂しくて犯罪に手を染めたという話らしいです。

実際にとても寂しがりな印象で、聞いた話だと高校時代に毎日万引きをしては盗んだものをクラス全員に配ってたそうで。

もちろんその時は誰も知らなくてAがお金持ちと思っていたらしい。

なので、その時盗んだ120万も仲の良い子の服や靴などを買って自分のものは何一つ買わなかったというのを聞きました。

家庭に事情が色々あるからという理由で窃盗をするなんて駄目に決まっていますが私自身がどこかAを「可哀想な子」と見下した目で見ていたのかも。

高校時代のそういうことを思い出して警察に通報するとかは全く思いませんでした。

 

号泣する泥おやじ

自転車置き場にて。

20mくらい先で財布を落とした女性を発見。

その人は気づかずそのまま外へ。

拾って、声をかけよう近づいたら少し遠くから60代くらいのハゲオヤジが走ってきて財布を拾って懐に入れるのを見てしまった。

オッサンに

「それどうするつもりですか?」

と聞いたら

オッサン「届けるに決まってるだろが!」

と喚き、外へ出て行った。

さっきの女性を呼びに行き、オッサンを追跡して後ろから見てたらオッサン、財布を懐から取り出して中身を10秒ほど物色。

お札とカードを取り出しサイフを路上にポイッ。

女性は怒って追いかけようとしたが静止。

先に長い信号待ちの交差点があるので近くの交番に俺がダッシュ。

警官を連れてくるとオッサン予想通り信号待ち。

警官「落とした財布の中身だけ取ったって聞きましたが?」

オッサン「あー?知らんわ!!」

オッサントボけるも俺と女性がその場を見たという証言でオッサン交番に連行、持ち物検査。

案の定5万円が出てきた。

オッサン「俺のじゃ!!!名誉毀損で警察に訴えるぞ!」

俺「民事に警察は介入しませんが・・・もうちょっと勉強したほうがいいと想いますよ」

オッサン「何じゃその口の利き方は!」

しかしカードがどこにもない。警官に奥の部屋に俺と女性が案内されて

警官「カードを抜いたのは本当に見たんですね?」

俺「はい」

女性「間違いないです」

警官「わかりました。あなた達を信用して腹をくくりましょう、市民を守るのが警官の仕事です」

ここから警官が・・・・

別の警察官が自転車置き場に防犯カメラの映像を開示を依頼しに行く。

さっきの警察官は何度もオヤジに確認。

警察官「本当に取ってないんですね?」

オヤジ「取ってないわ。チッ 最近の警官はろくに仕事もしやがらねぇな」

オヤジはイスの上であぐらをかいて偉そうに座っている。

オヤジ「お前らもな、絶対許さんからな!!」

俺と女性を脅しにかかる。

警察官「調べたのは財布だけですねぇ。ポケットを確認していいでしょうか?」

オヤジ「あ?ふざけるな!!」

警察官「ご協力下さい。何も服を脱げとまでは言いませんので」

オヤジ「お前、何もなかったら訴えるぞ?いいのか!?」

オヤジがここで一瞬ひるんだスキを警官は見逃さなかったようで

警察官「かまいません。ではポケットを拝見」

そして出てきた女性名義のカード。

オヤジは知らんとトボけるがここで別の警察官が戻ってくる。

ビデオカメラを手に入れたらしい。

その場で検証。

端っこのほうで、顔もギリギリ確認できるような画質だがオッサンと髪型と服装全て一致。

オヤジ突然泣き出して

オヤジ「許してくれ!頼む!執行猶予つきなんじゃ!!」

警察官「ダメです。あなたが子供なら情状酌量できますがあなたは今まで悪い事を学んできたはずでしょう」

オヤジ号泣。

で、立件することになり後日女性からの連絡でわかった事だけどオヤジは過去に強姦事件と窃盗事件で捕まってるらしい。

前科ニ犯らしい。

強姦で懲役2年、執行猶予3年という判決が出たばかりでこの事件。

証言はしなかったけど裁判でもなんか言い訳ばかりしてたらしい。

「あんたも(裁判官)落ちてたら貰うだろう!?」とか。

まあその後どうなったかはまだ聞いてません。

来週に女性から連絡くれるらしいです。

とりあえずスレ違いかもしれませんが「置き引きはずうずうしい。」ちょっと無理があるか(‘A`)

 

娘さんと結婚したい

先月頃我が家に、茶と金を混ぜたような髪の若者が訪ねてきた。

だらしない服装と話し方で、正直あまり関わりたくないタイプだった。

玄関先に突っ立ったままいきなり彼は

「娘さんと結婚したいんですけど」

と言う。

娘に恋人がいることは知っていた。

将来的に結婚したい、今度正式に紹介したいとも。

無闇に反対をするつもりはないが、見た目からしてこんなふざけた男との結婚は許さん。

彼を怒鳴って追い返したあと出掛けていた娘を家に呼び戻して、さっき彼が家に来たこと、あんな奴との結婚を本気で考えているのか、と言ったところ、娘の態度が急変した。

曰く「あれは彼氏じゃない。最近やけに言い寄ってきて困っている。何故か私と結婚する気でいる。気持ち悪いから警察に相談しようと思っていた」と。

本物の恋人のシャメを見せてもらったが、黒髪短髪で実に真面目そうな青年だった。

翌々日に娘と俺と恋人君で話をすることになり、そこで恋人君に「娘さんと結婚させて下さい」と話を頂いた。

服装にも清潔感があり受け答えも好印象で特に反対する理由も無かったのだが、恋人君はまだ社会人になって日も浅く半人前、娘はまだ学生。お互いが落ち着くまでしばらくは婚約という形にする、ということで話がついた。

その翌日、また例の恋人ではない彼が

「やっぱり結婚したいんですけど」

と家に来たので詳しい話を聞いた。

彼曰く「娘は本当は俺のことが好きなのに、素直になれないらしい。だから貴方から説得してくれ。俺のがぜってー娘を幸せにするし」

と訳のわからんことを言いやがる。

現在の仕事を尋ねたら

「コンビニの深夜バイト」
学歴は「高校中退」
家族とは絶縁状態。

「そんな奴に大事な娘はやれない。二度と娘に近づくな。次、娘に関わったら警察を呼ぶ」

と言って追い返した。

それから我が家には来ていないが娘のアルバイト先周辺をうろついているらしいので、捕まえて警察に突き出そうと思う。

 

怪我させて言い掛かり

母親が浮かない顔で相談してきたので話を聞いてみたら原付で事故を起こしたらしい。

よくよく状況を聞いてみたら家の前の細い私道に右折して入るとき後ろでガシャーンと大きい音がして70歳くらいのおばちゃんがこけて原付のみが突っ込んできて止まった母親の足に当たったらしい。

母親がおばちゃんに大丈夫ですか?と心配して尋ねたらおばちゃんが鬼の形相で文句を言ってきたウインカーを出していなかったのでコケた(ちゃんと出していた)原付のカゴが曲がったどうしてくれる!

アナタは足が痛いというが私は全身が痛い等大きな声で怒鳴り散らして来たらしい。

母親は救急車呼びましょうか?
警察に連絡しましょうか?
等提案したのだが今から仕事があるからと固辞し連絡先を交換のみでその日は別れたそうだ。

次の日から商売をしている実家におばちゃんから何度も連絡が来て自分は悪くない!治療費と修理代、慰謝料を出せとわめき散らして商売が滞るわ、
商売している店にまで押しかけて来るわでほとほと困っているところにおばちゃんの保険屋から連絡がありどうしてよいかわからないとのこと。

ちょっとカチンと来たので俺が代理で交渉する旨を保険屋に伝えさせ保険屋と交渉をしはじめた。

保険屋は初めから高圧的な態度で依頼者(おばちゃん)は結構な怪我をしている早急に事件にして解決を図りたい。

どうして警察を呼ばないのか?

救急車を手配しなかったのか?

誠意が足りないのでは?

と矢継ぎ早に繰り出してくる。

どうも話がおかしいと感じた俺は事故現場の状況や、当時のおばちゃんの言動を伝えるとおばちゃんが保険屋に真実を偽って自分に都合の良い話しかしていなかった様子。

保険屋の動揺を感じた俺はココからは俺のターン!

とばかりに事故の状況を考えてみてください、どう考えても母親は加害者でなく被害者だ後ろから突っ込んできて挙句の果てに怪我までさせておいて、何をいっているのだ!と突っ込みまくりw

保険屋がタジタジになったところで

警察に届けて現場検証したいのはこちらも同じです!

そう伝えて警察に行くことになった。

結果、100-0でおばちゃんの責任となったw

前方不注意、車間距離をとって無かった事、道路の右側を走っていたことをおまわりさんにこっぴどく怒られていたらしいwwww

母親もあざが出来るくらいの怪我をしたのだが、基地外なおばちゃんとこれ以上関わりたく無いという理由で人身事故にはしなかった。

その後もおばちゃんが実家に何度も連絡して文句を言ってきたのでためらわず通報してやったら警察から厳重注意を受けたようだwwww

怪我をさせておいて逆に人のせいにするとはずうずうしい。

 

デパートでベビーカー事故

ベビーカー軍団に後ろから激突された事はある。

ぱたんっと倒れて、身動きも出来ない私。

いゃぁぁ~ん!赤ちゃん乗ってるのに信じられな~い!非常識だよね~!

ギャーギャー騒いでいたママ軍団に、

そんなデカいベビーカーで通路いっぱいに広がってるのが悪いんじゃない?

赤ちゃん大事ならケータイ片手に喋るのやめたら?

まずは、謝ったら?

子供にそうやって教えないの?

悪いことをしてしまったら真剣に謝りなさい、って教えないわけ?

ジリジリ冷静に詰め寄ってくれた、ちょっとヤンチャな女子高生よありがとう。

ベビーカー軍団は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。

その後デパートの医務室→整形外科までつきあってくれてありがとう。

無数の打撲と、膝裏あたりの靭帯切れてました。

ただいま、入院中です………。

彼女がデパートの医務室を挟むという小技を使ってくれたおかげで、治療費と病院までの交通費+αはデパート持ちになってました。

何より、店内アナウンスで「ベビーカー御使用時のお願い」が入るようになったらしい。

あの時の女子高生とはメル友になってます。

ヤンチャな外見にも関わらず、非常に常識的な子なので、楽しい。

靭帯の完治まであと2ヶ月位。

完治したあかつきには、ちょっといい店でご飯奢る予定。

軍団本人達に請求出来ないのが、ちょっと悔しいー!

いまはちょっとベビーカー恐怖症気味です。

長くてゴメン。

 

ウニを踏んだ泥ママ

家族で海水浴に行ったときのこと。

海の水で壊れたら困るので、ビデオカメラは車に置いてままにしていたんだけど、子供があまりにも喜んでいる様子に、ちょっとだけでも録りたいなぁと車に取りに戻った。

駐車場は階段やスロープを20メートル位上ったところにあり、戻ってくる最中、海水浴場の人たちの様子がとてもよく見えた。

その海水浴場の名物イベントは、いわゆる「もちまき」の様に、海産物を蒔いてお客さんに拾わせてくれるというものだったのだけれど、それがもうすぐ始まりそうだという頃合いで、夫と子供が手をつないで開始を待っているのも見えた。

階段の残りが結構あって、間に合わないかもと思い、その場所から望遠モードで録ることにした。

開始と同時に阿鼻叫喚の地獄絵図になって、海産物はすぐ無くなってしまうんだけど、夫と子供は運良くウニを4つほど拾うことが出来たようだった。

その他にも見逃されているやつがないかなぁと、子供にウニの入った網の袋を持たせて安全なところで待たせ、浜から1~2メートル位のところを探す夫。

ウニのとげをこわごわしながらもつんつんしようとしている子供。

そんな様子を録っていたら、子供に近づく女性が。

あ…と思った瞬間、子供の手から網の袋をもぎ取って行った。

慌てて階段をかけ下りて駆け付けると、すぐに気づいて引き留めた夫を罵りまくっている女性。

「言いがかりをつけるな、これは自分で拾った物だ」

と主張しているようだったので、ビデオカメラを出して

「階段から録っていましたよ、一部始終。」

と言うと、顔を真っ赤にして怒り出し

「子供連れてるのに4つもとれるなんて卑怯。
私は親に子供見て貰っててもとれなかったんだからおかしい。
子供連れてたら本当は取れなかったはずなんだからなくたっていいはず。
とにかくよこせ!」

と意味不明な議論を展開。

誰かが呼んだのか、係員が走ってきたのが見えたとたん、

「こんな物!!」

と網を投げ捨てて、ウニを思いっきり踏みつけた!

ところが、ビーチサンダルだったから脱げやすかったのか、勢いが余ったのか、半分くらいカカトが脱げた状態で思いっきり踏んでしまい

「ぎいいいぃいいいいやー」

っと叫ぶ泥ママ。

とりあえず救護室に運ばれていきました。

話を聞いてやってきた泥ママのご両親が謝ってくれましたが、本人があやまりに来ることはありませんでした。

ウニのトゲって皮膚の中でぼろぼろに折れちゃうから抜けないので、手に負えないと判断して病院に運ばれたのかもしれません。

かなり思いっきり踏んでたので。

その後、係員の人に手招きされてついて行くと、

「嫌な思いをしたねぇ、これ持ってってねぇ」

とウニをいっぱい詰めてくれようとする。

夫がとったのは4つだから、それ以上は貰えないと言ったら、

「正直でいいねぇ」

と余計に持たせてくれようとする。

それでも悪いと言ったら「んじゃ、こっちだ」と、運ぶ途中やいけすの中で死んだり、弱って売り物にならないあわび

(漁師の人はおちあわびという。バター焼きしたりして普通に食べれられる。)

を小さいビニールにごっそり詰めてくれた。

ビデオカメラ様々な出来事でした。

 

遺産放棄すると一筆書け!

ウトの古稀のお祝いをみんなでした時。

ウトが「自分も良い歳だから遺言状でも書いておこうか。たいした資産はないけど俺が死んだ後揉めたらイヤだしなあ」

といったので

「遺言状なんて書かずに、自分の葬式代だけ残して、後は使い切っちゃうほうがいいですよ」

と私が言った。

これはうちの父方の祖父が死んだ時も、母方の祖父が死んだ時も散々遺産で揉めて、特に父方の方は未だに長兄と末の弟の間にしこりが残ってるのを見てるので親にも

「葬式代だけ残して後は使い果たしてから死んでね」

って言ってるからついウトにも言ってしまったんだよね…

ウトメは笑って

「じゃあ今度二人で旅行でもいこうか」とか

「豪華クルーズでもいってみたいわね」とか

そういう冗談でその場は盛り上がったんだけどこれが義弟嫁の気に障ったらしくて、後から抗議のメールがきた上そんなこと言うなら遺産いらないんだろうから、遺産放棄すると一筆書け!と言われた。

いや、そもそも私、遺産相続の権利ないんだけど・・・と冷静に返したらそれも気に入らなかったみたいで、さらに長文メールがきた。

読んでないけど、このままほっといていいもんだろうか。

旦那はほっとけっていうけど・・・

 

山で記憶喪失になった

山で遭難して大捜索なんてニュースをみてカキコ。

私のではなく私の父が遭遇したプチ修羅場。

父は定年した後、市の歴史探索の会に入会している。

普段は、公民館で研究家の人から色々な郷土の歴史について学び、年に数回、バスで遠方の有名なお寺や城跡へ日帰り研修旅行に行くのが活動内容。

ある秋の日、あるお寺と景勝地に研修旅行に行った。

バスを降りた場所から200メートル位小さな坂を上った場所に写真スポットがあるので、そこでもう一度集まり集合写真を撮りましょう。とバスの中で全員に説明してからバスを降り、それぞれゆっくり坂を上って行った。

全員集まったかなと思ったところでデジカメで写真を撮り、確認したところ何かおかしい。

写真の人数、実際にいる人数を数えたところ一人少ない。

Aさんがいなくなっていた。

大急ぎで来た道を戻り、バスや道のりを探したのだがAさんはいない。

写真のことを忘れ、坂の上にあるお寺?に先に行ったかと考え見に行ったがやはりいない。

まだ、最初の目的地のため時間は10時。

この先、昼食も予約しているし、2か所目では現地ガイドを予約している。

昼ぎりぎりまで全員で探したが、Aさんは見つからず。

結局、幹事のうち数人はその場に残り捜索。

他の人は、そのまま予定通りの行程を取りながら、万が一のため先回りしてないか探すという捜索の旅になってしまった。

夕方になっても、Aさんは見つからなかった。

他の人は無事に帰ってきたが、もちろん満足に旅なんてできなかった。

幹事の人は責任を取って地元警察に捜索届を出し、不明になった街に宿泊することになった。

先に帰った人の中の数人はパニックのAさん家族に土下座して謝ったようだ。

ところが、午後9時事態が急変。

Aさんがひとり自宅に帰ってきた。

みんなが落ち着いてからAさんに話を聞いてみると、

「気が付いたらどこにいるのか分からない場所にいたので、近くにいたタクシーで最寄の駅まで乗せてもらい、その駅から記憶をたどって電車に乗りここまでやっとのことで帰ってきた。」

とのことだった。

本当に一時的な記憶喪失だったようだ。

Aさんにとっても修羅場だったんだろうけど、幹事もメンバーも家族も修羅場だったので、〆られまくり痴呆疑いをかけられたのはたのは言うまでもない。

学園ドラマの呪い

中学入学直後の話。

中1のときの担任が学園ドラマに変な影響を受けたような熱血教師。

事あるごとにクラスの協調・団結について語り、休み時間に無口な奴が一人で本を読んでたら

「君も恥ずかしがらずにみんなの中に入るんだ!」

とかいって連れ出してほとんど無理やり体育館かグラウンドに連れて行ってクラスみんなと遊ばせようとする。

その先生は少しウザかったけど、クラス中は比較的良好だった。

で、その先生、毎月一度、その月が誕生日の奴の誕生会をクラスのみんなでやろうと計画。

さらにそのとき最初の一回をサプライズパーティーにすることで協調。

団結をよりいっそう深めようと考えたらしい。

先生は4月生まれの人を除いたクラス全員に声をかけ、計画を練った。

その計画は教室以外の掃除場所は普通に掃除して、その時間中に教室に飾りつけ→掃除終了時にクラスメートが今月誕生日の奴に「ちょっと話が」といって教室に誘導→教室に入ったらみんなで「ハッピーバースデー!!」というもの。

て、4月生まれの奴が全員教室以外の掃除担当のときに誕生会を実行。

そうとも知らない4月生まれの生徒(内一人が俺)、普通に掃除を進めていく。

そして掃除が終わったとき、同じクラスで、唯一小学校も同じだった女子Aが俺に声をかけてきた。

「(俺)君、この後ちょっと用事が…」

ただ俺、この日はほしかったゲームの発売日、そして俺は。

先生でもないし、今まで話したこともないAの話=重要度は非常に低いと判断してしまい、Aが話し終わる前に

「悪い、用事あるから明日にして!」

と言い残してそのままダッシュで帰宅した。

翌日登校するとAはすすり泣いているし、なぜか先生がすでに教室にいる。

昨日Aが俺に話しかけたことも忘れていた俺は何がなんだかわからなかったが、先生が近寄ってきて

「(俺)!お前は今までよくがんばったな!でももっと早く先生に相談してくれればよかったのに!」

と俺の両肩を掴んで前後に揺さぶりながしゃべるしゃべる。

「Aに虐められてたのを我慢したのは偉いが、それでも先生に相談すべきだった!」

「Aの事を恨んでるかもしれないが、先生がちゃんと言い聞かせたからAを許してやってくれ!」

などと言われ、なにがなんだかわからなかった俺は「は、はぁ」としか言えなかった。

それを聞いて先生は

「A!良かったな!お前がひどいことをしたのに(俺)は許してくれたぞ!」

と言って、一時間目の授業開始。

授業中Aの鼻をすする音が何度か聞こえた。

休み時間中、訳のわからなかった俺はクラスメートに話を聞いたところ

・誕生会の日、俺を連れてくるはずのAが一人で教室に入ってくる

・「(俺)はどうした」と聞く先生にAは「用事があるとかですでに帰ってしまった」

・これを先生、何をトチ狂ったか「Aは小学校のときから(俺)を虐めていて、今日も(俺)が誕生日を祝われるのが気に食わなくて(俺)に声をかけなかった」と判断

・誕生会もそこそこに先生と一部クラスメートによるAの断罪会に、今日俺に謝るようにAに強要

・Aと親しいクラスメートも知り合ってから一月経ってないAを擁護できないまま今日になった

という流れだった。

俺はクラスみんなと先生にAは悪くないことを説明し、Aにも話を聞く前に帰ってしまってごめんなと謝罪、Aも俺は悪くないと言ってくれた。

でも先生はそれを

「本当にそうならAは(俺)を追いかける、呼び止めるなどできた、それをしなかったのはAが(俺)を虐めているから」

「(俺)はやさしいから自分を虐めたAを庇っている、そして自分を庇うようAが強要している」と判断。

それから3月まで先生のAに対する態度は他の生徒に対するそれと比べて冷たかったし、なぜか先生の俺に対する態度は良かった。

決して仲が悪くなかったクラスも3月までの間

・Aも俺も悪くない派(クラス半分以上)

・Aが呼んだのにそれを聞かなかった俺最低派(一部女子)

・先生同様変な学園ドラマにはまったらしい先生派(一部)

に分かれて少しギクシャクしてしまった。

普通に教室のドアを開けたとき、教室内がお葬式ムードでAがすすり泣く子だけ聞こえたときがたぶんこの時最大の修羅場。

小学校のとき

「生徒会占拠でとなりのクラスの奴に投票したら先生に抱きしめられた」

という事態もあったので、俺の義務教育は学園ドラマののろいにでもかかってたんじゃないかといまさら思う。

 

正義の使者からメールが来た

お前の犯しているはんざいを知っている。

このまま警察に通報したらお前の人生終わりだよ。

この犯罪者め!m9(^Д^)

正義の使者より

というメールが、知らないフリーメールから来た。

心当たりは無い事もない。

スピード違反?違法駐車?拾った100円を届けなかったこと?

大学生の時に、友達をストーカーした奴を、バットでぶん殴ったこと?

元旦那と野外で△△△したこと?

そういえば結構昔に昔彼と違法バーに行ったことが・・・・

変に返信してヤブヘビになってもいやなので、無視した。

すると翌日次のようなメールが。

なんだ、無視するつもりか?この詐欺師が。

この事が知れ渡ったら、間違いなく社会から袋叩きにあうし、牢屋に入るのは間違いない。

お前の人生を壊すのは本当に簡単。

正義の使者より

ん?詐欺?・・・・・・・・・

少なくとも詐欺を働いた記憶はあまりない。

がっつり化粧と、寄せて上げているぐらいだ。

気持ち悪い。新手のスパムメール?メアドを変更したほうがいいかも?

今回も無視する。

ふ~ん、無視すれば済むと思っているんだ。

そっちがそのつもりなら、こちらも相応の手を打たしたもらう。

正義パワーを思い知るがいい。

正義の使者より

さすがにちょっと怖くなってきたので、、警察に相談することに。

派出所とかじゃなくて、ちゃんとした警察署に行った方がいいみたいなのでそちらに伺う。

担当は女性の方。

一通り説明してメールも見せたが、反応は、実害がないので警察は動けない、とか、無視すればいいじゃないですか、とか、そのメールをブロックすればいいじゃない、とかで、全く親身に聞いてくれない。

この対応には腹が立つが、如何ともしがたいので、この女性警察官に何とかしてもらう事は諦めた。

このまま放置していても状況は変わらなそうなので、本腰を入れて対応することに。

まずは、こちらから返信をしてみる、人違いじゃないですか?と。

すると回答は、

お前の犯罪は、仮に世間が許してもこの正義の使者は許さない。

人違い?お前は「東京 花子」(※私の実名)だろ?私はすべてお見通し。

お前の生活保護詐欺の事は証拠が挙がってんだよ。

お前がこれまでの行為を完全に反省し、誠意を見せるというのであれば、通報は考え直してもいいが、どうする?

そして、「誠意とは何ですか?」「誠意とは誠意だ?常識で考えろ!」的な問答が数回続く。

そして、「仮に誠意をお金とすると、おいくら支払えば忘れて頂けますか?」と聞くと、200万との答え。
実は生活保護詐欺、でピーンと来るものがありまして。

私はシンママですが、フルタイムで働いて、普通にお給料を頂いておりますので、生活保護を受ける資格はありません。

でも、私は兄から(兄も私もいいトシをしていますが)毎年結構相当な額のお年玉を貰っております。

で、そのお小遣いを、友達との内輪で、生活保護とネタにしていたことがあるんです。

近年の生活保護詐欺事件の頃にはそういうジョークはやめていましたが。

多分、これを、私が生活保護をもらっている、と誤解した人がやっているのではないかと。

で、弁護士に相談して、地方議員の紹介をもらって、別の警察署(前よりも大きい所)に言って、マヤってきました。

やってもいない犯罪で脅迫されていて怖い、眠れない夜が続く。

夜道を歩くのが怖いし、子供に何かがあるかもしれない。

警察に行っても警察は何もしてくれなかった、きっと私と子供が殺された後に初めて警察は動くのだろう。

と、おじいちゃん担当者に、弱いシンママを涙ながらにアピール。

人のよさそうなおじいちゃんもらい泣き。

・・・・・1週間ぐらい経ちましたでしょうか、脅迫者が警察に捕まりました。

脅迫者はやはり、私と友達の話を小耳にはさんだ、近所のママ。

私は、児童園で何回か顔を見たことあるぐらいで良く知らない人。

生活保護詐欺が流行っていたり、生活保護受給者がパチンコしていたら通報する法律が話題になったりで、これはカネになると思ったのでしょうかね。

その後は、警察署に行ったり、脅迫者のご両親&旦那から斜め上の主張付きの謝罪凸を受けたりしましたが、後は警察にお任せをしました。

彼女自身は、刑務所には入らずに済んだようですが、いつの間にか、家は町からいなくなっていました。

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