『教科書をいつも借りる子』など 短編10話【99】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『教科書をいつも借りる子』など 短編10話【99】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【99】

 

美術はパッション

夏頃の事だけど中学の息子の参観日に行ってきた。

科目は美術。

息子の中学は普通の公立中学なんだけど美術、特に絵画に力を入れてて毎年校内絵画大会が開催されたり外部講師や芸術家の方を招いたりしてるんだ。

今回の参観日にもそこそこ有名らしい方が講師として招かれてたんだけど修造感が物凄かったw

「はいみんな見て!この陰!影!

この陰!影!の角度!範囲!どう思う!?

・・・うん足りないね!足りない!

目に見える陰!影!だけじゃない!

心の目!パッションで感じよう!ね!パッション!

静かに佇むこのりんご!静かに佇みながらも熱いパッションを放ってるね!

そのパッションを全身で感じてみよう!そしてそのパッションを陰!影!にするんだ!」

生徒「先生よくわからないです…。」

「理解出来ない?違う感じるんだよ!出来ないなんて言ったら出来ない!僕には出来る!さぁ言ってみて!僕には出来る!」

生徒「僕には出来る…。」ボソッ

「聞こえない!もっと!

生徒「僕には出来る。」

「まだだ!」

生徒「僕には出来る!」

「まだいける!」

生徒「僕には出来る!!」

「うん!集中して書きなさい!」

授業中に何度もこんなやりとりがwww

今時こんな熱い先生いるんだねwww

 

亡くなった祖母を見て思った事

隣県住まいの父方祖母が危篤の知らせを受け、旦那に子供預けて行ってきた。

臨終には間に合わなかったんだが、病院に駆けつけ、ベッドに横たわる祖母を見た時、

「おばあちゃ~ん(泣)」

みたいな悲しみより、

「小さっっ!!」

と驚いた。

元々小柄な人(140cm代)だったけど、亡骸となった祖母は「ヨーダかっ」てくらいの縮尺だった。

病気で寝たきりが3年続いて、筋肉がほとんど無くなったのもあるとは思うけど。

また祖父が大柄な人だったらしく(40歳前で他界した人で会ったことない)、父やその兄弟姉妹5人がみなすごい大柄で、その大柄な6人に囲まれてるので、非現実的なほど小さくて、うっかり吹き出すところだった。

祖母の最後の顔はちょっと笑ってた。

「こんなに大きな子たちを、この体から6人も産んで育てたのよ。すごいでしょう」

と勝ち誇ってるようにも見えた。

それは確かにすごいことだよね、よくやり通したねと思ったら、やっと悲しくなった。
.

 

嫁が妊娠して懺悔

大晦日なので今年の懺悔。

喪男歴が長くやっと結婚できたことから俺は変な方向にはっちゃけた。

うちの親は毒親。

高圧的でなんでも子供を自分の思うようにしたいタイプ。

特に親父がひどい。

親孝行しなきゃ!という方向にははっちゃけず俺は

「これで俺は別世帯の大黒柱!つまり親父と対等!」

とはっちゃけた。

大黒柱vs大黒柱で、もうあんなジジイ怖くないぜと親父を挑発し続けた。

親父とわざと接触しては奴の言うことの真逆をやり(今車を買うな、と言われたら買ったり)郵便物に「~様」ではなく「~君」と宛名を書いて出し3000円の贈答品が届いたら5000円のを返し父とは呼ばず苗字で呼びかけ、とサル山のボスのごとく親父とマウンティングし合った。

親父がそのたびキーキー怒るのが楽しくてしょうがなかった。

嫁には

「あのジジババと俺たちは対等だ。お義父さんなんて呼ばなくていい」

と言い会う機会をわざと増やし、そのたび俺と一緒に両親にナメた態度をとるよう言った。

嫁は「そんなことするくらいなら会わなきゃいい」

と言ったが俺は長年の鬱屈を晴らしたくてしょうがなかった。

結果、嫁が実家に帰った。

迎えに行き謝罪して戻ってもらった。

嫁を両親と接触させるのをやめたが俺自身はまだサル山のボス争いを親父と続けた。

秋になって嫁から「妊娠した」と告げられた。

俺は喜んだが嫁は浮かない顔。

嫁「生まれる子にあなたと義父の争いを見せたくない。これからも義父とやり合い続けるなら離婚して欲しい。義父より上に立つことより大事なことがある。あなた自身がいい父親になることだ」

と言われた。

目が覚めた気がした。

その場ですぐは無理だったが、一カ月猶予をもらいすこしずつ親父から脱却した。

今となれば親父と争うことも親父の支配下にある行為だったんだとよくわかる。

無視と疎遠こそが親父を忘れる一番の道だった。

11月に引っ越し完了。

携帯電話も着信拒否した。

固定電話は解約した。

今年の大みそかは夫婦でまったり過ごしている。

元旦に嫁実家に行ってランチする予定。

帰ったらまた夫婦でゆっくりして2日3日はどこへも出ない。

最高の正月だ。

教科書をいつも借りる子

小学校高学年の頃。

友達(A子)がよく教科書を借りに来る子だった。

普通に借りて返す、が一か月に何回かならいいんだけど、毎回ラインや書き込みをしてる事、ほぼ毎日のように来る。

しかもこっちが返して、と言わないと返しに来ないからA子のクラスの子には私がA子に借りに来ていると思われる始末。

一度

「今日は持ってきてないから」

と断ると大声で

「なんでそんないじわるするのぉー!」

と泣き出して二人で職員室で怒られた。

いい加減にしろ!と怒っていると同じクラスの子がある作戦をくれた。

それを聞いて私は次の日にそれを実行。

A子が借りるであろう算数の教科書を準備して待っていると案の定

「算数の教科書かしてぇー」

と来た。

内心爆笑だったが

「いいかげん自分で持ってきなよ…」

と言いながら貸しだし。

すると授業が終わってすぐにA子が教科書を返しに来た。

「なにこれ!先生に笑われたんだけど!」

と怒るA子に

「え?だっていっつも忘れてるから。ことわざであるじゃん。初心に返る。って」

と返すともういい!と帰って行った。

A子に貸したのは表紙は今の学年のだが、中身は一年生の教科書。

前日に先生に一年生の教科書を貰って表紙だけ張り替えた。

そしてA子は授業を普段聞いていないし、あてられて初めて教科書を開く子だった。

A子のクラスの担任は授業を聞いていないA子をよく指名する、とA子のクラスの子から聞いていた。

案の定A子が指名され慌てて指定されたページの問題を答えたのでクラスは爆笑。

先生から怒られたA子が

「これは私子に借りた!」

と名前を見せるがそこにはA子の名前。

担任にも信じてもらえず教科書に悪戯した事、授業を真面目に聞いていない事でさらに怒られていた。

とA子のクラスメイトから聞いた。

 

私をブラコンだと思っていた兄嫁

お正月には会わないので、今日親戚で集まってきた。

そのときに婚約者を紹介したんだけど、兄嫁が超びっくりしていた。

何でそんなに驚いているんだろうって思ってたら、兄嫁の中では私が兄に道にならぬ思いを抱いていて、だから顔の割にずっと喪女だったんだと思ってたwっていわれた。

意味が分からなすぎる orz

婚約者もポカーン。

うちの親族は女性は巨ニューばっかりで、私一人が普通の大きさ。

兄はムキムキだから、胸囲としては兄の方がある。

家族みんなに貧ヌー貧ヌーとネタにされるんだけど、たまたま兄が私の乳を馬鹿にしているところを兄嫁が見て、そういう性的なコミュニケーションを受け入れているところでピンときたとか言われても…。

「やーい貧ヌーだから彼氏できないんだろ!」

「煩い!貧ヌーは認めるが、彼氏いるぞ!」

「嘘つけー」

みたいな会話だよ?

そりゃ、人に聞かせるもんじゃないけど、別にそんな異常ではないよね?

彼氏いるってことは兄嫁にも言ってあったんだけど、全く全然信じてなかった。

そういえば、なんかそういうニュアンスのこと言われたなぁと思った。

でも、冗談だと思って流してたんだよ。

兄みたいなムキムキは全然タイプじゃないですとか言ってた。

それに私さんすごーくブラコンじゃない、って言われても、仲はいいと思うけどそんな極端にいいわけじゃない。

兄嫁が体調を崩して2月ほど実家に帰ったとき、兄が兄子を連れて実家に帰ってきたんだけど、そのときに面倒を熱心に見てたらしいし!

自分では産めない兄の子だからでしょって言われても、甥は大好きなのは認めるよ、可愛いもん。

でも、甥っこを可愛がってはいけないの…?

母もぎっくり腰だったから仕事で疲れてても必死でお世話したのにー!

結婚して家を出たら、もう甥っ子の面倒は見られないね、と言ったらそんなの困る、勉強を教えてってあわあわするの。

来年4月から小学校なのに、ひらがなも読み書きできないって言われてドリルかってきて、私のお金でチャレンジとって教えてたからなんだけど、自分の子だろ、それくらい自分でやってやれよ。

甥と関わることが誤解を生むなら、甥は可愛いけどもう距離を置くよ、もう実家に放牧されても私は構わないよ。

そもそも放牧されるのが多いから、可愛そうで情が移ってしまったんだよ。

洋服もおもちゃももう買ってやらん!チャレンジも解約する。

あぁ腹が立った!

–後日投稿–

妹と弟が見かねて兄嫁に抗議してくれた。

兄は学生時代最初のバイト代で私たちにゲーム買ってくれるくらいにいつも優しくしてくれた。

勉強も見てくれたし、具合悪いときは病院までおんぶしてくれったけ。

だから兄に受けた恩を甥に返すのは当然のことと思って突然の託児でも引き受けたし、甥がダメなことをしたら真剣に叱ったし、勉強教えるのも苦じゃなかった。

甥に色々と買ってあげるのも嫌じゃなかった。

実家暮らしで趣味もお金かからないから金銭的な余裕もあるしね。

身内なんだから助け合うのが当然と思ったから。

兄嫁が育児ノイローゼだ、腱鞘炎だ、体の調子がどこか悪い、風邪気味だから、と理由をつけて預けて行くのを自分のできる範囲なら何でもしてあげようと思ってた。

見返りなくても、恩返しだし互いに感謝があればそれでいいって。

そういうのも異常と思われていたのかと思うともうなんか苦しくなったきて…。

で、妹と弟が問い詰めたところ、兄嫁本当はそんなこと思ってないらしい。
なんか兄嫁的には稼ぐしか能のない喪女として見下していた私が、さっくり結婚して育児に参加してくれなくなることが強烈に不愉快で、だまし討ちになった気分だったんだって。

だから、無理矢理文句つけたんだって。

あと、甥が好きな人ランキングが

兄>私>祖母>妹=弟 で兄嫁県外なことが判明してそれにも嫉妬したと。

うーん、親子関係は希薄だなぁって思ってたけど、6歳児の言葉でそこまでショックを受けなくてもねぇ;;

本気じゃない可能性の方が高いんじゃないだろうか。

正直に謝ったんだから、これからも甥を預かれってって言われても…なんか嫌だんだよね。

甥は可愛いし、会いたいって泣いているよって言われると心が揺れるけど、もう正直兄嫁に関わりたくないんだよ。

婚約者はすっげー兄嫁さんww

って笑ってくれたのが救いw

よーし、頑張って早く地元離れよう!

 

ホームセンターで見た人々

年末、ホームセンターで見た訳わからん人々。

細い通路で品出し中のパート女性と話しかけるバイト青年。

女性は何度も青年に「仕事中だから」と言うが、馬鹿なのか無神経なのか喋り続ける青年。

客がすれ違うのは難しい狭さ。

パート女性の後ろにカートを押した中年夫婦が来た。

自分は通路に入りかけで、夫婦に

「通りますか?」

と聞いたが

「ここにいます」

って返事。

背後の状況に気づかないパート女性、逆に客が目の前にいるのに全く話を止めない馬鹿。

この状況で平気って発達障害かと思うレベル。

しかし馬鹿の顔を見る限り女性と話せて嬉しくてたまらない感じ。

夫婦つれのオッサンの方は顔に青筋たててカリカリ来てる。

状況を理解してない店員とは対照的に、小心者の自分はヒヤヒヤしてた。

商品を選ぶのに手中しようとするが、頭の半分はオッサンvs馬鹿の対決に気が行ってしまう。

何かあったらどうしようとオロオロ。

よく考えたら自分が女性店員に注意すれば良かったのかも。

5~10分以上経ってやっと馬鹿が去り、パート女性が仕事しようとしたら、オッサンが女性に説教し始めた。

オッサンが曰く

「さっきの馬鹿(バイト)は自分と何度も目が合ったのに、どく気遣いが皆無だった。ケシカラン。が、パートのあなたに言っても仕方ない。文句を言うから馬鹿と店の責任者を呼んでこい」

言いたい事はわかるけど、じゃあ、なんでじーっと待ってたの?

自分が

「通りますか?」

と訊いたのに

「ここにいる」

と答えたのはあなた自身では?

店員をどかせて通りたいのなら直接「通れないよ」と言えば良いのに、何も言わないで「パートにはわからない、責任者を呼べ」ってクレーマーか。

察してくれないと怒っちゃうの?とおちょくりたくなった。

パート女性は懸命に謝りながら馬鹿と店のエラい人を呼んだ。

女性とエラい人平謝り。

しかし馬鹿は

「目は合ってません。気づきませんでした(へらへら)」

と言って謝らない。

客に注意されて謝らない上反論って馬鹿すぎ・・・。

勿論オッサン激高。

「気づかないはず無いだろが。ふざけんな!」

そしてエラい人には

「あんなアホを雇うなんて店の教育がウンタラカンタラ」

と説教。

で、「反省文を出せ」だってwww。

店のエラい人は

「反省文は状況を確認してから出します」

と言ってひたすら謝りつづけ、数分後、ようやく気が済んだのかオッサンは去った。

その後店内を買い回っていたら、他の売り場で、さっきのパート女性が次の品出し用カートを押して歩いて行く後ろを、馬鹿がまた話しかけながら追っかけていた。

客は視界に入っていなそう。

全然懲りてない。

それが怖かった。

底抜けなお馬鹿さんもいたもんだ。

ホームセンターって変な客が多いとは思ってたけど、店員もヘン?

 

鼻息荒いお見合い相手

「釣り乙」とか言われても仕方ない内容なんだけど、年末にあった話。

フェイクあるから矛盾とかあったらごめんなさい。

私はまだ学生(義務教育は終わってる)で、普通に両親もいて弟が一人っていう普通の家族。

ただ、父方の祖母の頭がおかしい。

この前、法律で結婚できる年齢になった私に

「お見合いしなさい」

と言ってきた。

これが私の誕生日の一週間前の話。

お見合いはもちろん両親に反対されたし、私だって嫌だと言いました。

ですが毎日続く電話と自宅凸にうんざりして、私はとりあえずお見合いはOKしました。

これが12月の半ばの話です。

そして今から3日前にお見合いしました。

どうやら、良家の息子さんらしかったのですがとてもそうは見えない下品…というか気持ち悪い方でした。

年齢は40代で、脂ギッシュでした。

「性格がよくて家事がしっかりできる美人な処○」

と結婚したいそうです。

お見合いは高そうな料亭でしたんですが、なんというか…うん。

ただひたすら気持ち悪い人でした。

話し方が漫画に出てくるオタクそのままみたいな感じで

「○○(私)ちゃんは…ブヒー、可愛い子だねぇ…ブヒー、アニメの…ブヒー、ナントカちゃん(知らんキャラだった)みたいな…ブヒー」

「ぼ、ぼくみたいな人と…ブヒー、結婚できたら……ブヒー、し幸せになれるよ…ブヒー」

みたいな感じで。

ちなみにブヒーは鼻息(?)で本当にそんな音が出てました。

第一、お前みたいな親より年上の金しかないキモオタと結婚してどうやったら幸せになれるんだよ。

あと、料理の食べ方が汚かったのでこれはないなーって思ってその場で

「結婚は無理だ」

とはっきりお伝えしてしまいました。

その場に一緒にいた、祖母がそこで

「なに言ってるの○○さん!あなたそんなこと言って!!!」

みたいな事をわめいていましたが、ここ最近溜まっていたストレスのせいもあってか

「うっせえクソババア!!何でアタシがてめぇの頼みなんかでこんな豚と結婚しなきゃいけねぇんだよ!」

と怒鳴り散らしてしまって祖母( ゜д゜)ポカーン

あーやっちゃった、と思うのと同時に、もう引き下がれないなと思い(何故思った)

「てめーもてめーで何なんだよこの豚!お前みたいなキモオタに性格がよくて家事のできる美人な処○が嫁ぐわけねぇだろ!てめーの所に嫁いでくれんのはせいぜい金目当ての奴だ!!」

と…まあ、今思えばお見合い相手の方には酷いこと言っちゃいました、本当にごめんなさいorz

祖母はまさか私がこんな事を言うなんて思っていなかったんでしょうね。

私が

「もう帰ります」

と言って鞄を取ったところでようやくハッとして

「○○さん!貴方何を考えてるの!!私に逆らって…絶縁!絶縁よ!!」

と喚き散らしておりました。

おう、さっさと絶縁でもなんでもしてくれクソババア。

親から緊急用にと渡されていたお金を使ってタクシーで帰りました。

これで終わりです。

こうやって書いてみると、修羅場というよりDQNだったかもしれませんね。

天真爛漫、傍若無人の義弟

うちの夫は三人兄弟の次男で、一番最初に結婚した。

長男=舅に溺愛されて育った。

一昨年結婚。

次男=私の夫。

空気扱い。

三男=舅、姑、長男に溺愛されて育った。

夫とは8歳違い、長男とは11歳違い。

この三男が、愛されまくって育ったからか

「俺を嫌いな奴なんてこの世にいないでしょ」

とナチュラルに思い込んでる、よく言えば天真爛漫、そのまま言えば傍若無人な性格。

その性格のまま新婚の長兄宅にいりびたるようになった。

(うちは、夫が三男の弟を嫌っているので来ない)

最初は長兄がいる時夕飯を食べに頻繁に来る程度だったのが、そのうち長兄が留守の時も来て泊まるようになっていったらしい。

食事作らせるの当たり前、風呂わかせ、お菓子ないの?ビールは?布団敷いてよ気がきかない、俺が来てやってるの嬉しいでしょ?もっと感謝してよ、しないとかまってあげないよ、という態度で
何日も居座っていたそうだ。

たまりかねた兄嫁は何度も自分の夫(長兄)に訴えたが

「姉ができたみたいで嬉しいんだよ、おまえに甘えてるんだよ、よろしく頼むよアハハ」

で流すだけだったそうだ。

我が家がこのへんのいきさつを知ったのは、三男が借金こさえて長兄宅から金目の物をごっそり盗んで逃走してからだった。

三男逃走により家族会議が開かれたが、舅姑は予想どおり三男をかばうだけで話にならず。

兄嫁は「もううんざり、離婚したい」

長兄「離婚だけは勘弁して。第一悪いのは弟でしょ?俺悪くないじゃん」

舅姑抜きで話し合うも、長兄の意見は変わらず。

さすがに三男の所業がひどかったことは理解したが「俺は悪くないのになぜ離婚」の一点張り。

後日、兄嫁に頼まれ、私と夫が立会人として話し合いに同席した。

いつもの「俺は悪くないのになぜ」を長兄が始めたところで

兄嫁「三男くんのことを最初は弟と思い可愛がろうとした。あなた(長兄)が、三男くんが私を姉のように思ってるって言うから。あなたを信じて」涙

夫「兄嫁さんは頑張ったんだ。それもこれも、兄貴を信じて」

私「でも結果はひどいことに…。なにもかも、お義兄さんを信じて」

と三人で

「長兄を信じた結果こうなった。長兄を信じて。長兄を信じて。長兄を信じて」

と沈鬱に連呼していたら、長兄がだんだんうつむいていった。

最終的に

「俺が悪かった」

とポツリ。

長兄夫婦は離婚寸前までいったが、土壇場で兄嫁さんの妊娠が発覚し再構築となった。

その後三男がへらへら戻ってきたが、長兄「二度と来るな」と言い渡し、絶縁。

うちは別に絶縁してないが、長兄夫婦が義実家と疎遠になったことで自然に疎遠に。

舅姑は夫にまったく興味がないので連絡もない。

今年の正月前は

「長兄がまたはっちゃけて義実家に行こうって言いだすんじゃないか」

と夫が心配してたが、電話してみたら

「嫁の腹でかいし、家でまったり寝正月」

だそうで安心した。

 

自分age 他人sage

昔同僚だった人が口を開くと人の悪口ばっかりだった。

本人は多分悪口と意識していないけど、傍から聞いているとどう聞いても悪口。

同僚のだれそれが仕事できないとか、上司のだれが人としておかしいとかそういうことをずーっとしゃべっている。

必ず自分age 他人sage

きっと私のこともいいようにしゃべっているんだろうなと推測して距離を置いていた。

仮にその人をAとする。

Aは経歴はすごく優秀だし、公的に通用する立派な資格もち。

でも仕事が長く続かないのは本人は意識していないけど、この悪口三昧のせいだと思っている。

会っても気分が悪くなるだけなので、大勢で会う場合はともかく、正直避けている。

で、もと同僚つながりで、その人と一時同じ会社にいた人。

この人をBとする。

Bさんも優秀だったがなんというか仕事に恵まれなく不本意ながらがんばっていた。

Bさんは性格もいいし、一緒にいて楽しいし親しく付き合う同僚も多かった。

でもAはBさんに対しても悪口みたいなことばかり。

「あのBさんはね、本当に仕事しないのよ。給料泥棒よね」

みたいなことを言う。

私はBさんと親しくしてもらってたので、これがきっかけでAと距離を置いた。

そのBさんがいろいろあって起業、人と縁に恵まれてこじんまりと安定した経営だという。

ついでに赤い糸のご縁にも恵まれてご成婚、配偶者の人も素敵な方。

いろいろ苦労していたのを見ていたのでBさんおめでとうと心から祝福できた。

こないだ知り合いを通じてAがBさんや私の悪口を言いまくっていたと聞いた。

「よく自分で起業したよね、あんな取り柄のない人が」

とかいろいろ言ってたらしい。

やっぱり言ってたかという思ったが、正直どうでもいい、勝手に言っていろと思っている。

Aは留学したりいろいろ資格を取ったり経歴がすごくなっているけど、今も職を転々としている。

あれじゃあ何処行っても勤まらないよと思うが、別に本人へ忠告する義理もないのでこのまま距離を置く。

 

漫画家が家に遊びに来た

本当に些細な事なんだけど衝撃だった話。

夫の友人に漫画家さんがいて、去年家に遊びにいらっしゃることになった。

その人のことも作品も知らなかったけど、調べてみたら有名な雑誌に載っててアニメにも舞台にもなってる作品の作者さんらしかった。

そんなすごい人が…と緊張でカチンコチンになってしまったんだけど、実際に会った漫画家さんはものすごく気さくでいい方でホッとした。

夕食も終わって皆でくつろいでいる時に、漫画家さんとうちの息子が絵の描きあいをしてて、覗かせてもらったら理解の範囲を超えてた。

うまく説明出来ないんだけど、

(1)まずに同じ方向の線を何本か引く

(2)それとクロスになるような線を引く

(1)(2)を何回か繰り返して気付いた時にはその紙の中にまるで白黒写真のように精巧なジバニャンがいた。

しかもジバニャン完成までにかかった時間は多分5分もかかってない。

驚きと感動で呆けていると、漫画家さんはにやっと笑ってまた何かを描き出した。

今度は普通の描き方の人間のようで、みるみるうちに描き上がったそれは私達家族の似顔絵だった。

「ささやかですが今日のお礼に…」

とのことだった(他に高級なフルーツをおみやげとして頂いていた)なんだか凄く衝撃を受けたと同時に感動してしまった。

漫画家さんってすごいんだね……

頂いた絵は額に入れて玄関に飾ってる。

あと、その漫画のファンになってしまったw

あ、あと家族の絵を描いて頂いている時に少しびっくりしたのが、最初に紙の真ん中あたりに大きな手のひらを描いて、その少し離れた位置に小さな手を幾つか描いてて、失礼にも(妖怪かな?)と思ってたら 肩→足→眼→口→鼻→胴体の順にみるみる絵が出来上がったのにもびっくりした。

漫画家さんの空間把握能力ってどうなってるんだろうと感心しきりだった。

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