恥ずかしくて死ぬかと思った体験 短編10話【35】
1
宅配便の仕事中、急に便意を催し公園の
一つしかないトイレに駆け込みました。
公園は子連れ奥さんでイッパイ。この時点でかなり注目。
平静を装ってドアを開けようとしたもののドアノブがない。
ドアノブがあったであろう痕跡の穴がひとつ。
しかたがないので中に入り、外から開けられないようにドアノブの穴に指を突っ込んで用を足しました。
しかしパンツを上げようと指を抜いた瞬間ドアオープン。
開けた奥さんらしき人物はビクーリして逃走。
しかもドアは180°フルオープン状態。
パンツ下ろしたままチョコチョコ歩いてドア回収、チョコチョコ歩いて室内に撤収。
2
オートバイで北海道を旅した帰り。
東北のある町で、突然腹の具合が悪くなった。
オートスナック(自販機・ゲームのあるところ)を見つけて
俺はさっそうとバイクを止め、タバコをくわえながらトイレに入った。
長旅をしてると便秘がちになる。
ふっ、なかなか出ないぜ。そう思いながらきばって半分出た時、突然ドアが開いた。俺が驚いてふりむくとヤンキーもびっくりしたらしく、何も言わずにドアを閉め居なくなった。
カギかけるの忘れたYO‥ばつ悪いなぁ～と思いつつトイレから出るとヤンキーが5人ぐらいいたが、俺はなにくわない顔をして店の外に出て
もう一度タバコをふかしながらバイクにまたがったその瞬間こけてしまった。顔を上げるとあいつらの爆笑がガラス越しに‥
俺はバイクを慌てて起こしメットもつけずに走り出した。
一刻も早くこの町から離れたかった。
3
数年前、ガソリンスタンドへ行った時のこと。
初心者ではなかったし、スタンドも慣れてたのに
給油口を開けるとき間違えてトランクを…というのは良くある事だけど
私はシートのレバーを引いて仰向けになってしまった。
めちゃくちゃ恥ずかしかったよ…。
もうひとつ、スタンドで、ガソリン入れて帰る時お見送りのスタンドマンが
「どちらへ行かれますか？」と聞かれ、「？これから、友達のうちへ行きますが…」
と答えてしまった。彼は「右か左か」と聞いていたのね。
もう、あのスタンドへは行ってません。
4
今大学一年の女ですが、4月の入学式の事です…
朝からカメラ用意したりスーツ着たり友人に連絡入れたり、とてんやわんや。
その合間にそれはそれはアホほど気合い入れて化粧をしました。
で、完璧じゃーいざ行かん！！と家から出てしばらく、
駅にもうちょっとで着こうかという時にふと鏡を見ると、なんと「眉毛がない」。ウソダロー(⊃Д`)
電車の時間が迫ってたので、頭の中真っ白になりながらも急いで
人目に付かない小さい公園にGO。
必死の形相で鏡とにらめっこしてると、前方で足音が。
はっとして見上げると、そこには50代くらいのオヤジさんが哀しそうな目で私の方を…。
アイメイクバリバリなのに眉毛無しの状態で街中を闊歩してた恥かしさに加え
おっちゃんに一部始終をあの哀しい目で見られてたのかと思うと…
式典以上に思い出に残った出来事でした。。
5
会社の受付をしてた頃。
「○○ですがー・・中村はいますか？」と年配の男性から
電話がかかってきたけど○○の部分が聞き取れなかった。
「スミマセンお声が遠かったようで、どちら様でしょうか？」などと
聞きなおすと「チツですぅ」とまた言われた。
私は頭の中で「チツ？？膣！？地津？」などとグルグルしつつ
「チツ様・・・ですね？」と確認すると
相手「いいえ、チツですぅ。」と答える。
困った・・。「チツ（膣）」にしか聞こえない。。。
質問を２回くらい繰り返して相手の声がイライラしてきた頃、
やっとわかりました。
相手は訛っていて「父ですが中村はいますか？」と言っていたのでした。
恥ずかしくて落ち込んだ。
6
必修クラブの時間（美術部）、先生の来るのが１０分ほど遅れた。
スケッチブックの上で思いっきり寝ていた私は、出席で名前を呼ばれ「はいっ！」と
顔を勢いよく上げたら、ヨダレが切れずにつーっと糸引いた。ほぼ全員に見られた。
当然、スケッチブックの上には大きな水溜りが・・・
7
急坂を下っている途中で脇道から子供の三輪車が飛び出してきて
それをよけようとブレーキ掛けたらブレーキが壊れ、坂道を自転車で暴走、
進行方向が赤信号の交差点に突入するもギリギリ車を避ける
しかしそこで運が尽きたのか、直後に大勢のギャラリーの見守る中
角のの八百屋に特攻した事・・・・・・・・・・・・・・・・
スイカ六つ、トマト六十個、胡瓜三十本等等
一万円相当の商品を破壊し、後に弁償させられた上に、
骨が折れまくり救急車で運ばれた・・・・・・・・・
8
小学校の料理クラブにて。。。
その日のメニューはラーメン。
みんなで一生懸命作った生ラーメンは伸びきっていて不味い。
そして・・・すごく熱かった！
おまけに私は風邪を引いていた。
「どへっくし！！」
・・・くしゃみと同時に鼻水、口からはグダグダの麺が飛び散った。
まさにスプラッシュだった。
9
通学時に電車のドアに頭をはさまれた。
10
会社での出来事。
連日夜遅くまでの勤務だった上に数週間続けての休日出勤だった自分は、寝不足のままにトイレ（大）に入った。
ズボンとパンツをおろした所までは覚えているのだが、
うつらうつらして、はっと気付くとトイレのドアが開いたままだった。
その場には誰もいなかったのだが、誰かにこの姿を目撃されたんじゃないかと、疑心暗鬼の日々…。
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