恥ずかしくて死ぬかと思った体験 短編10話【31】
1
15歳のとき、歳の離れた姉が結婚。披露宴の途中で、寄せ書きをする色紙が回されてきた。
私は披露宴に出席するのも、お祝いの寄せ書きをするのも初めて。
なのに、一番最初に書かなくちゃならなくなった。
こんな色紙に何書けばいいのかなあ?と迷った結果、真ん中に大きな文字でお祝いの言葉を書いて
簡単なラクガキみたいな絵を端っこに描いた。
私は、色紙は1人1枚なんだと思ったんだよ…
他の人は、私のカキコの余白に小さな字で短いコメントを書いてました。
誰にも何も言われなかったけど、今でも思い出すと顔が赤くなってしまう。
2
電車で。ちょっと熱っぽくってウトウトして座っていた。
意識も遠くなっていたのでアナウンスが聞こえにくくなっていた。
が、自分の降りる駅名がきこえてドッキリして、ビクっとなってしまった。
あわてて降りようとするが立ちくらみで前傾姿勢で立ち上がる。
足元がフラついて何かにつかまろうと前に手をついた。
就活中っぽいお兄さんの股間にタッチ。
しかしそれでも姿勢は安定せず股より下に手がズルズルと。
そしてお兄さんの足と足の間に転がり込むことに。
恥ずかしすぎておかげで意識はハッキリになったが恥ずかしすぎて尚も体調悪いフリを。
結局降りたい駅には降りれず、次の駅でそのお兄さんに医務室か駅長室につれてってもらった。
あの手の感触は忘れられない…
3
お昼の商店街をロングスカートで自転車に乗っていました。
突如ペダルが重くなって、あれ?と思う間に自転車は停止。
前輪を見ると、スカートが思いっきしからまってる!
ちょっと慌てたものの、とりあえず自転車を道路の脇に寄せてからゆっくりスカート外そう、と自転車を降りたら
スカートが全部脱げた。
ウエストのとこ、ゴムだったので走りながら脱げてたの気づかなかったみたい・・・
超慌てて前輪からスカートを抜こうとするも、ガッチリくいついちゃってびくともしない。
通りすぎる人々の視線が痛い。しかもパンツ丸出しの18歳女。
半泣きでしゃがみこんでる(パンツが見える面積を少なくするため)と、
おじさんが声をかけてくれた・・・が、私がパンツ一丁だと分かるとビビってた。
私を見ないようにしながらスカートを抜こうとするおじさん。
力任せに引っ張るのでスカートが破れ、焦るおじさん。
でも抜けないので、タイヤのフレームをぶっ壊したおじさん。
救出されたスカートを受取り、おじさんの前で履く私。
夕日がまぶしかったです。
4
満員電車にとび乗ったが、持っていた傘だけが外に残って扉が閉まった。
駅員に手伝ってもらって少しづつ中にしゅるりゅると引っ張りあげた。
すると、隣のサラリーマンがだんだんと手を上げ始めた。
見ると、傘の柄をサラリーマンのスーツの胸元から肩につっこんでた。
次の駅までその姿勢で、気まずい空気が流れていた…。
5
18歳の春、大学受験の最後はお決まりの早稲田だよね。
3学期はすでに学校の授業もなく、ずーっと家で机に向かう日々が続き、
運動不足により不確かながらひと月以上の便秘だったけど
何ら不快な症状もなくすごしてた。
なのに、その最後の試験の朝、東西線の駅をおりたとたん、
もよおしてしまった!
ホーム脇のトイレに駆け込んで、
それまでの人生で見たこともない位大量の勉ちゃんを出した。
和式のトイレに山盛りいっぱいとなり、それを流してまた2杯めもいっぱい。
よくこんなに人体に留まっていられたと感心しきって分身にわかれを告げて
個室から出ると、なんとそこには長蛇の列が!
そして思いっきり注がれる「おまえがこんなに待たせおったウンコ野郎か!」の視線。
こんなことで動揺してしまい、結局最後にまさかの不合格。
あの朝、ウンを落とすって、こういうことなんだと身をもって知ったよ。
6
家の近所のサービスステーション(ガソリンスタンドね)で、「ハイオク満タン」とオーダーするつもりが、「ハイオク大盛り」と言ってしまった。
・・・吉野家帰りに給油に寄るもんじゃないと思った。
7
中1の時、ブラスバンドのパーカッションパートにいました。
(小太鼓とかシンバルとか鉄琴の係ね)
2学期になったある日、先輩が「そろそろ1年生も校歌の演奏に入れよう」と
言い出し、私もシンバルの係としてデビュー決定。引退したこわーい3年生も
「期待してるからね」とプレッシャーをかけてきました。
デビュー当日、メチャメチャ緊張した私は
4小節も早くシンバルを打ち始めてしまいました。
校歌なんて学校の生徒なら誰でも知ってるから、
私が間違ったことは一目瞭然でした。
3年生の引きつった顔が見えたときは、本気で部活やめようと思いました。
体育の時ジャージずり落とすのが流行ってた中学時代
全学年合同体育の時、友達におろされパンツの半分落ちた私
しかも気付かずにそのままの状態で30秒ぐらい立ってた
死にたいな
8
銀行の窓口にいたとき。
私が居た頃はハイカウンターでお客さんとは立って応対していた。
お客さんとの話が終わり、いすに座ろうと思ったらイスが無い!!
私は店内に響き渡るような悲鳴を上げながら床に尻餅。
ロビーに座っているお客さんはもちろん、後ろで後方事務をしていた行員。
たまたまお昼に帰ってきていた渉外担当が大爆笑。
穴があったら入りたいと真剣に思ったよ。
その後、課長に
「俺も銀行員生活20年以上だけど、尻餅ついたこは初めてみたよ」
って言われて激しく鬱だった
9
大学生のとき、待ち合わせに向かうために学校最寄りの駅で電車を待ってた。
真夏でめちゃくちゃ暑く、北国育ちの私には猛暑の京都のプラットホームに立ちっぱなしは
相当きつかったらしい。
15分後電車が入ってきて、扉が開いたのでさっさと涼しい車内へ乗り込もうと思ったんだけど、
もうろうとして頭と足の動きが一致しなかった。片足をあげて、車内におりたはずが
すこーんと、ホームと電車のはざまにその足は落ちた。
思いっきりひざを打ち付けて、後ろの女性(同じ大学の人だろう・・)に大丈夫ですかと言われ、
とにかく恥ずかしくて痛かった・・・。
はいてたサンダルがすきまから線路に落ちなかったのが唯一の救いだったけど。
10
昔、居酒屋でバイトしてた時。
その日はバイト休みだったんで、電車に乗って買い物に行った。
いつに間にか、うとうとしてた時にドアが開いて人が乗ってきた。
「いらっしゃ・・・」やばかった・・・小声だったんで助かったけど。
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