震災の時のほっこりする話 – 短編5話収録 – 優しい話・体験談まとめ

震災の時のほっこりする話 - 短編2話収録 - 優しい話・体験談まとめ ほっこりする話

 

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震災の時のほっこりする話 短編2話

 

 

お前みたいな男は息子なら誇らしい。 だが娘の夫としては最悪だ!

 

内輪ネタ震災ネタで悪いが。

うちの嫁はベルギーから来てた留学生だったが、嫁の両親からメールが届き
「ああ、結婚自体反対されてたから嫁は帰れって言われるんだろうなぁ」と思ったら
こっちの状況確認だけで「もしかして何か送ってくれるのかいな?しかしベルギー
からだといつになるか解らんなぁ(苦笑」とか思ってたら、
地震から4日後には何故か「嫁の両親と一緒に生活」を始めてたw

食料・水も食料も東京で買ってきてくてたとかでワゴン車一杯で持ってきてくれて、
まじでポルナレフ状態w

 

車は日本のメル友にレンタカーを借りて貰い夜通し走って来たらしい。
日本語解らないし来た事も無かったのにローマ字で書かれた住所だけで来るなんて
無茶苦茶すぐるwwww

 

子供まだ居ないのに粉ミルクとかおむつも持ってきてくれたから家の近くの
避難所に配って歩いた。
何でおむつも?って聞いたら「お前がびびってお漏らししてると思ったから」
と親父さんに仏頂面で言われたわw
やべぇwww嫁と同じかそれ以上に親父好きになっちまいそうな位萌えたwww
真面目に掘られても良いとか思っちまったwww

 

今日帰っていったが昨晩お義母さんは「あの人、実の娘より貴方の名前のほうを
遥かに多く叫んでたのよ・・・気持ち悪いわねぇw」
とか言ってて思わず茶吹いたw

 

唯一滞在中に揉めたのは仕事の事で、俺は食品関係なんだが親父さんに

「こんな時にまで仕事してないで妻の近くに居るべきだろ!日本人の悪いところだ!」

と怒られた事だったが色々説明したら

「解った、お前みたいな男は息子なら誇らしい。だが娘の夫としては最悪だ!」

と殴られた。
でも嬉しくて泣きそうになったでよ。初めて認められたような。

 

 

震災発生当時に路上教習中だった

 

震災発生当時、自動車の路上教習中だった
サスペンションが効いてるせいか結構マイルドな揺れで
「うはww結構でかい地震っすねww」
とか教官と談笑してたら、目の前の塀が轟音を立てながら崩落
俺も教官も黙り込んだ

 

その後、塀や納屋が道路に崩れ落ちて進路妨害しまくりの
信号機も全部停電で機能してない中を
「うーん、、向こうが優先道路だから気をつけて出てね」
「あれが予告信号だよ、消えてるけど」
「あー、地割れかな?結構大きいよね、習ったとおりよけて」
「この交差点障害物増えてるね。気をつけてね、それからクラッチはもっと丁寧につないで」
「そういえばうちのカミさんがさ、肉じゃがは豚肉だって言い張るんだけど…」
と、この状況下でごく平然と教習続行するのに衝撃受けた

 

教習所帰ったら教習所自体が大破してた
「あれー、やっぱり相当大きかったみたいだね」
って悠然としすぎだろ教官

 

結局復旧の目処が立たずに転校するはめになった
まあでも、緊急時の実践的運転なんて体験しがたいことを練習させてもらったし、
これはこれで貴重な体験かも。

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