ゾッとした怖い話『ここにいるよ』など 全5話|洒落にならない怖い話【短編・オカルト】

ゾッとした怖い話『ここにいるよ』など 全5話|洒落にならない怖い話【短編・オカルト】 厳選

 

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有名な話しでマジでゾッとした怖い話【短編まとめ】

 

カップル

これは、実際に起きた話だ。俺が、20歳の時のこと。

俺は、葬儀場ではたらいていた。
中には、産まれてすぐに死んでしまった赤ちゃんや、事故にあって死んでしまった人もいた。俺は、職場の人たちと、飲みにいった。その帰りに、葬儀場を通った。

その中のAが「幽霊って本当にいんのかなー」なんていいだした。Aが「幽霊写真とろうぜー」みんな酔っているので、乗り気。俺、酔ってたもんだからっい乗ってしまった。次の日のことである。昨日一緒に飲んでた友達のBが、青ざめた顔でふらふらこっちにくる。その手には、昨日撮ったと見られる写真を持っている。「どうしたー」と聞くと
Bが無言で写真を渡された。

俺は、心臓が止まりそうになった。その写真には、Bの後ろに顔面グチャグチャで顔面崩壊している、女か男かわからない霊が・・・
俺は、すぐに、お祓いしたほうがいいと進めた。次の日、お祓い結果を聞こうと、Bに電話をした。いつになってもでないのだ。
仕事にも来ないし、どうしたのかと、怖くなった。
仕事が終わって、Bの家に行こうと、車に乗って、出発しようとしたその時、車のガラスに赤い血のような液体が垂れてきた。

俺は、びっくりして固まった。その光景を眺めていたその時、バン!!
びっくりして目を閉じた。
恐る恐る目を開けると、顔面グチャグチャの服装から男とみられる、したいがふってきた。
次の日俺は、病院のベッドの上で寝ていた。
話を聞くと、俺の車の上にふってきた男は、Bだった。Bの後ろにいた幽霊は、多分Bの彼女だろう。Bは、Bの彼女が浮気をしていると勘違いし、DVし、顔を殴り顔をグチャグチャに刺し、殺したのだ。
Bは、自殺したのだろう。自分の顔をグチャグチャにし、飛び降りたのだ。

 

見つけた

俺が体験した洒落にならない夢の話。

夢の中で俺は葬式の招待の手紙を受け取った。

それが誰の葬式か分からないが、行ってみることにした。

その家に行ってみると、俺と同じく招待された人が家の前に1列に並んでいる。

何故こんなに並んでいるのかと先頭を見ると、なんと家の前に改札口があるではないか。

皆一様にその改札口に招待の手紙を入れて通過し、家の中へと入って行く。

改札口の隣には、その家の者と思われる黒い服を着た長い髪の女の人が立っており、改札口を通過する人達に向かっておじぎの姿勢で「ありがとうございます」を繰り返している。

いよいよ俺の番が来て、皆と同じように改札口に招待の手紙を入れた。

「ピンポーン」

いきなり改札口が閉まって焦る俺。

すると隣に居た女の人が俺の腕をガシッと掴んできて俺を睨みつけた。

その女の人の目は人間の目ではく、まるっきりヘビの目をしていた。

ひるむ俺にその女は凄い形相で口を開いた。

「やっと見つけた」

ここで俺は飛び起きたが、心臓はもうバクバク状態だった。

話はここで終わりだが、幽霊をよく見るという友人にこの話を俺の部屋で聞かせた時、

「そんで起きたとき、ふと隣を見るとその女が立ってたんだよ」

と怖がらせようと冗談を言ってみた。

するとその友人は真剣な表情で部屋の隅を指差し、

「分かってるよ。今もそいつ、あそこでお前のこと見てるもん」

 

ここにいるよ

俺が小学生の頃の話。

俺が住んでいた町に廃墟があった。

2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。

ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、地元の人間でもあまりこの場所に近づくことはなかったらしい。

ある日、俺は友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。

まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。

そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。

友人と近づいて確認してみると、扉の前に

「わたしは このさきの へやに いるよ」

と書いてあった。

俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。

歩いて行くと分かれ道に突き当たって、壁に

「わたしは ひだり に いるよ」

と書いてあった。

少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。

すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に

「あたまは ひだり からだは みぎ」

と書いてあった。

友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。

でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。

部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に

「わたしの からだは このしたにいるよ」

と書いてあった。下を見ると

「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」

俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。

それからはもう、その場所には近づいていない。

 

屋根の上

現在進行形な話。

昨晩、知人の家で二人で飲んでました。

テレビは点けっぱなしにしてあったので、話題が尽きると自然と二人で黙ってテレビを眺めてました。

で、ローカル局の数分程度のニュース番組を見ていた時、我々は同時に気付いてしまいました。
ちょうど、「資料映像:○○町」というテロップで、上空からヘリで住宅街の様子が流れていました・・・
友「あ、○○町ってここじゃん!」

私「おー、もしかしたら映ってるかもなぁ」

友「ちょっと待てよ・・・あの駐車場がこっちの向きで映ってるって事は・・・あった!」

私「おぅ!映ってる映ってる(笑)」

二人して、画面の片隅に半分だけ映っている知人宅をテレビに寄って指差しながら(酔っているのもあって)馬鹿
笑いしていました。

しかし、映像が途切れる直前、僅かにカメラがぶれ、一瞬だけですが知人宅全体がテレビに映ったのです。

友「・・・あれ?」

私「・・・ん?お前も見えた?」

知人の家は典型的な二階建ての一戸建てで、屋根は紺色の瓦が敷き詰められているのですが・・・

友「・・・なんか、赤いのが屋根に乗ってたような・・?」

私「うーん、何かの見間違い・・・には見えなかったような・・・?」

確かに、屋根の上に赤い「何か」が乗ってるのを、なまじテレビに近づいて注視していたために見てしまいました・・・。

ちなみに彼の家は、急坂の丘を造成した住宅地の一番上にあるため、

屋根に直接よじ登る以外に確認することが出来ません

しかも、家の形の関係上、庭から梯子をかけないと登れず、家族にも言うに言えない状況が続いています。
少なくとも、あの赤い「何か」が今現在は屋根の上にない(いない?)事だけでも確認したいのですが・・

 

転校生

小学校3年の夏休みが終わって、2学期の初日。

担任の先生がそのクラスに女の子の転校生が来たことを知らせた。

ただし転校生は入院していて、まだ学校に来られないという。

ホームルームで「新しいお友だちに手紙を書いて励まそう」
ということになり、みんな思い思いの手紙を書いた。

でも顔を見たこともない相手だから、どの手紙も

「早くよくなってね」「早く一緒に遊ぼう」

といった型通りの平凡な内容にしかならなかった。
次の週末、手紙とめいめいが持ち寄ったプレゼントを持って、先生とクラスの数人がお見舞いに行った。

クラスを代表して病気の女の子に手渡したのは、学級委員の女の子。

夏休みにすっかり日焼けして、男子から「黒んぼ」とからかわれるほど活発な子だった。

彼女ははつらつとした大きな声で、
「◯◯さん、早くよくなって一緒に遊ぼうね」と言いながら、
手紙、千羽鶴、オモチャ、人形、マンガ本などを1つ1つ手渡した。

病気の女の子は少しはにかみながら、小さな声で「ありがとう」とだけ言った。

2学期の終わり頃、その子が病院で死んだ。

翌週、病院から学校に手紙とプレゼントが送り返されてきた。

お通夜で先生と両親が相談し、学校で引き取ることにしたという。

届いた段ボール箱を教室で開いたら、底のほうに何か黒い小さなものがある。

1人の子が手にしたとたん、「わぁ」と叫んで放り投げた。

よく見るとそれは病院でプレゼントした、ビニール製の小さな女の子の人形だった。

黒く見えたのは、ボールペンで突き刺したらしい小さな黒い凹みが 全身を埋め尽くしていたからだった。

 

小指

ある日、こんな夢を見てしまう。

おばあさんが、かなり一生懸命に探しものをしている場面に遭遇するのだ。

「なにを探しているのですか?」と聞くと、小指を捜しているという。

ふと見るとおばあさんの左手には小指が無い。

ここから小指探しが始まるのだが、中々見つけることができない。

もし朝になり眼が覚めるまでに小指を見つけることができないと、昏睡状態に陥り、一生目が覚めることがないという。

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