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廃墟にまつわる怖い話 – 全9話『廃墟の館』『廃墟のホームレス』『白いビル』など

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廃墟にまつわる怖い話 - 全9話『廃墟の館』『廃墟のホームレス』『白いビル』など 短編
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廃墟にまつわる怖い話

 

廃墟で体験した凄まじい話

今から10年前、当時小3だった俺は、仲のいい友達の家に遊びに行った。
その友達の家は農家で、街から少し外れたところにあった。
俺を含めて四人、自転車で行くことにした。(以降、俺、A、B、Cとします)
家に着いて友達が迎えてくれた(以降、Dとします)

着いてすぐ当時よくやっていたセガサターンで遊んでいた。
セガサターンも飽きてきたころ、Dが

「実は近くにヤバそうな廃墟があるんだよね」

と突然言い出した。
当時、心霊系にめちゃくちゃ興味があった俺達は、セガサターンを止め、話しを聞いた。
小3だったので今まで肝試しをしたことがなかった。
テンションの上がった俺は

「これは行くしかないっしょ!」

当然みんな賛成。自転車で向かった。

廃墟まで自転車で10分(田舎の10分は結構遠い)廃墟まではいくつか難所がある。
身代わり地蔵が5体並んでるとか、工場の溜池みたいなところがあって、そこでは事故が多発していて、常に花が置いてあるとか。(後にそこでも体験。)
みんなテンションがおかしかったから、猛スピードで廃墟についた。
着いて間もなく血の気が引いた。
AとCはすぐに帰りたがった。

Dが

「とりあえず入ろう」

俺とBは賛成、AとCもしぶしぶ賛成して入ることに。
ドアを開けた「ギィィィィ」と映画のような効果音がしたと同時に生暖かい空気を感じた。
意外な広さにビビリながら周りを見渡した。(隣のトトロのあの家に似ている)
みんな固まって歩いた。俺は最後尾で、DとBが先頭でまず台所のようなところに向かった。
ごく普通だった。

次に居間に行くと、それまで静かだったBが足を止めた。居間に入ろうとしない。

「なにこれ!足動かん!」

他のみんなは居間に入っている。Bからは涙がこぼれている。しかもその涙は自然に出ている感じだ。
それを見てただ事じゃないと思い、居間を出てBを掴んだ瞬間!大きな音が家中になった。
その音は空襲警報みたいなサイレンっぽい音でみんな条件反射でしゃがんだ。

誰かが

「台所!」

と微かに叫んでるのが聞こえ、台所の方を見ると、男が立っている!

白衣らしきものを着て後ろを向いてる。
みんな耳を押さえながら、そいつにくぎづけ。その男はゆっくり振り返って、ポケットに手を入れて無表情でこっちへ向かってきた!無我夢中で玄関へ走った!

動けなかったBも走ってた。玄関に走り着いたが、ドアが開かない!

「やべーよ!」

もう号泣。その時サイレンが止んだ。

サイレンは止んだが足音が聞こえてる。振り返ると白衣の男が目の前にいた!
みんな凍りついて立ち尽くした。Dだけがドアを開けようとしていた!
白衣の男は奇声を上げるように笑い始めた!それと同時にまたサイレンが鳴りはじめた!その時ドアが突然開き、みんななだれるように外に出た!
自転車に飛び乗り逃げた。逃げながら後ろを見るとドアが静かに閉まっていくのが見えた。
自転車で友達の家に逃げ着いて、友達のお母さんに訳を話したら叱られた。
そのお母さんもその廃墟のことを知っていました。
この体験が最初にして一番強烈でした。

 

廃墟の館

オレの親戚の話です。
一昨年の夏、親戚がオレの住む地方に友達6人(男女3:3)で旅行にきました。

親戚とその友達は移動中に怖い話で盛り上がったらしく、会うやいなやノリノリで

「ここらへんで心霊スポットとかない?」

と聞いてきました。

そこでオレは地元の人はほとんど近寄ることがない廃墟の館を紹介しました。
そこは夏の間ヤンキーのたまり場にもなるので霊体験とは無縁だと思ったからです。

夜まではオレも親戚とその友達と花火をしたり遊んでいましたが、夜中の一時を回った頃いよいよ出発することになりました。
オレは子供の頃に親に冗談半分で連れて行かれ、吐き気や目眩、そして寒気等に襲われた経験があるため断りました。

ここからは聞いた話です。

森の中にあるその廃墟に続く道路には当然の様に明かりなどなく、ノリノリだったテンションが一気に下がるほど真っ暗だったそうです。
でも事前に

「ヤンキーとかがいるかもよ」

というオレの話を聞いて

「向こうにはきっとオレたち以外にも人はいるだろう」

ということで、引き返すことなく現場に到着。
ですが、そこにはヤンキーの影はなく、ただただ静寂だけがあったとのこと。

田舎なので月明かりが明るいはずなのですが、森に覆われて月明かりも頼りにならない。
そこで車のエンジンをかけっぱなしにして、ライトを点けておくことにしました。

でもそんな状況下ではさすがに怖くなって
「帰ろう」という人もいたようです。

そんなちょっとしたパニックの中で親戚は、どうも変にテンションが上がってしまったらしく、女の子にいいとこを見せたいという気持ちもあいまって、その廃墟の中に入ることを決めたそうです。

結局中に入ったのは男2人だけで残りの四人は外で待っていることに。

その廃墟は二階半のかなり立派なつくりで二階にはバルコニーもありました。
最初はビビリまくっていた親戚も持ってきた懐中電灯で照らしながら進むにつれ、恐怖にもなれてきたらしくドンドン進んでいったようです。

中にはヤンキーのたまり場らしく当て字の漢字の落書きや下手なドラえもんがいたるところに書いてあり、それも恐怖心を紛らわしてくれたとのことです。

で、ほぼ廃墟の中を見終わりバルコニーに出て外の友達におちゃらけながら、「何も出なかったよー」とかなんとかそんなことを言ったそうです。

でも車のライトがまぶしかったのと、車のエンジン音がうるさかったため、外の友達のリアクションは全然分からなかったみたいです。
外に出て

「○○君スゴーイ!勇気あるー」

とか賛美されることを期待していた親戚を待っていたのは、うつむいて泣きそうになっている女友達3人と顔面蒼白になってあわてている男友達でした。

そのただならない雰囲気を察した親戚は

「何かあったの?」

と聞くと、外で待っていた男友達はこう答えたそうです

「オマエらがそこのバルコニーでこっちに向かって手を振っているとき、その後ろに白くぼんやりと光っている女の人が立ってたんだよ」

その話を聞いたとたん車のエンジンがボンッ!と音を立てて落ちてしまい、月明かりすら入ってこないその廃墟前は親戚達の叫び声だけが響いていたそうです。

パニックになりながらも全員が車の中に逃げ込み、エンジンをかけようとします。

でも当然のようにエンジンはかからず、みんな体育座りのような姿勢で震えながら

「ごめんなさい」や「すいません」を口々に連呼していたとのこと。

そして5分くらい経った頃、今度は何もしていないのにエンジンがかかったそうです。
そしてそのまま謝るというより、叫びながら車を発車させ逃げ帰ったきたのです。
オレはこの話を聞いたときも相当怖かったですが、その後廃墟帰りの親戚に呼び出され、半狂乱の男女6人に理由も分からないまま真夜中の駐車場で説教を受けたことが一番怖かったです。

 

有名な廃墟の元病院跡

それほど怖いかどうかは分からんけど、2年ほど前私は友人3人と、4人で幽霊が出ると有名な廃墟の元病院跡に行きました。

ここはさすがに一歩踏み込んだ時点で「おかしいな」と思うほど、冷気に満ちていて夏だというのに私は肌寒くなってきました。
で、暫く階段も上り進んでいくと病室が並ぶ病棟に出ました。

その階のナースステーションを見た友達のAが「誰かがいた」と言いました。

これが始まりだったのです。私達は怖くなったのですが、やはり肝試しできた事もあり、怖いからと帰る気にもなれず、その階を手分けして散策しようという事になったのです。

私はAと共にナースステーションを中心に探索しようと詰め所に入り、色々探っていました。
するとAが私の肩を叩き、血の気のない顔で震えながら「Bが奥の病室に入っていく時、その後ろに付いていく影が見えた」と言うのです。

で、言い終わった後私に「肩ぶつけたの?」と聞いてくるのです。

私は不審に思いながらも右肩を見てみると何か泥水を付けられたような痕が白いTシャツにべったり付いているのです。

私はお気に入りのTシャツだった事もあり、Aに「ちょっとさっきアンタが叩いた時にこうなったんでしょ!」と少し強い口調で言いました。

するとAは何言ってんの?という感じの顔で「肩なんて叩いてないけど?」と言うのです。

私は怖くなって、「こんな時にからかわないで!」と怒ると、Aは「何時の話してんの?本当に触ってないよ」と真剣な顔で返してきました。

さすがに私は本気で怖くなってきて、とりあえずBとCを呼んで、もう帰ろうと言いました。

が、AはBとCが入って行った部屋に近付くのも怖いみたいで、ナースステーションから呼ぶ事にしました。

しかし何度呼んでも返事がありません。

私もAから影が付いていったと聞いた後なので、さすがに呼びに行けません。何より右肩が妙に重く痛かったのです。
その時、Aが「携帯で呼ぼうか?」とBに電話しました。

すると何と着信音が反対側の通路の方から聞こえてきたのです。

それだけでも不意打ちでビックリしたのに、電話に出たのは明らかに男性だったらしいのです。

Aが焦ってBに替わってと何度も言っていました。

諦めたのか電話を切ったAは私に「ねぇ私達だけでも逃げた方が良いかも……」と言いました。

その時電話に出たのが男性だった事を聞きました。

もう私達は怖くなって、急いで階段に向かって全速力で下りていきました。
病院から抜け出すと車まで全速力で走って車に乗り込むと、少し余裕が出来てきて、私は「電話してみようか?」と今度はCに電話しました。

するとCは速攻出て

「ちょっとBが急にいなくなったんだけど?2人と一緒にいるわけ?うちだけ1人?勘弁してよ~」

と意外に呑気で少し安心しました。

で、とりあえずCには急いで出てくるように伝え、改めてBに電話しましたが繋がりません。

私達は車を病院のフェンス越しまで近づけてCを待っていると、暫くしてCがふらつきながら出てきました。
「どの部屋にもBがいないって!電話も繋がんないし、ちょっとヤバくね?どうする?」

とCが車に近づきながら大きめの声で話してきました。

とりあえずCを車に乗せて事情を聞きました。

Cが言うには奥の病室に2人で入ろうとした時、BがCの背中を何度も突くので、Cが振り向くとそこにはBは既にいなくて、Cは怖くなって私やAの所に行ったのだろうとその時は思っていたようです。

そして、私からの電話の後はCは1人でひたすらBを探し回っていたらしいのですが、その時、トイレから男性の話し声が聞こえてきたらしく、強者のCは個室を片っ端から開いて中を確認していったらしいんだけど、結局誰もいなく、Bの名前を叫んでも返事はなく、とりあえず出てきたらしいんです。

暫く、そこに車を止めて、3人で話し合ってるとBが泣きながら大急ぎで車まで突っ走ってきました。

私達は安心してBを迎え入れようとドアを開けても入ってこずにBは泣きながら激怒しているのです。

「ちょっとどういうつもりよ!皆でシカトして!何度呼んだと思ってんのよ!

しかも3人だけで帰るつもりだったんでしょ!」

と叫んで、そのまま倒れました。

私達は怖くなって急いで救急に電話して救急車を呼びました。
彼女はそのまま搬送された病院で亡くなりました。脳梗塞でした。

まだ26歳だったのに、しかも倒れてすぐに搬送されたのに手遅れだったというのです。

その時、救急隊員に私は「肩どうしたの?」と聞かれ、思い出し、右肩を見てみると何と泥だと思っていたのはどす黒くなった血のようなものでした。

そして後で気付いたのですが、Cの背中にも私と同じようにドス黒くなった血のような小さな手形が無数に付いていました。

それから翌年、Cが急性白血病で亡くなり、その半年後にAが交通事故で亡くなり、生き残っているのは私1人です。

その私も5月に脳梗塞で倒れ右半身麻痺になり、今もリハビリ入院中です。
しかし今は安心しています。

入院する前は家にいると恐怖に震えていましたが、入院していると何故か不思議に怖くないのです。

病院は何かに守られているのでしょうか?とても不思議です。

自宅にいる時によく見た悪夢も見ないで済んでいます。

鏡に映る影に悩まれせる事もなくなって、このまま入院てのもいいかな、とかまで思っています。

亡くなった3人には悪いけど、私は生き残れそうです。

私はセラピストの先生にこの話をしても、あんまり怖がらないので、ここに書いてみたんですが、頭痛めてるから文章変ですね。細かい事はまだまだいっぱいあるんだけど、左手しか使えないので

あんまり長文も書けないので、これくらいで勘弁を。

>>すげー気になる。謎が残ってるんだ。
「ちょっとどういうつもりよ!皆でシカトして!何度呼んだと思ってんのよ!しかも3人だけで帰るつもりだったんでしょ!」
どこから呼んでたんだ。一人異次元……?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

それは私達3人も凄い疑問だったんだけど、結局分からずじまいで、彼女の言い方からして、彼女からは私達が見えていたようなんだけど、私達には全く見えず、で、Cが最後までいたので、Cに聞いてみたんだけど、C曰く1人であの階の全部屋確認したと思うとの事で、唯一不審だったのがトイレだったらしいんだけど、トイレと言っても個室3つあるだけのトイレだったらしく

見逃す事は有り得ないと言っていました。

それで、私のTシャツに付いていた血糊らしき物は洗っても完全に染みになっていて、捨てる事にしました。

Cもシャツに付いていた手形が取れないという事で、一緒に捨てる事にして、Cの家の近所に中学校があって、そこに焼却炉があるというので、私のシャツも一緒に焼いて貰う事にしました。

もしかしたら、あの時お払いしておけば、こうゆう結果にならなかったのかもしれませんね。

あの日以来、3人の周りで変な事ばかり起こりましたから。

入院して以来、私には安息な日が続いています。おかげでCが入院している時に言った事が分かってきました。
私達はあの日以来、病院に近付くのも怖くて避けていたのですが、Cが入院してお見舞いに行った時、私とAがCに「こんな時に入院なんて最悪ね」と、無神経な事を言ったらCは微笑んで

「入院してから、凄く落ち着くのよ」と言うので、聞いてみると今の私と同じように

「入院してから変な足音も聞く事もないし、人の気配に怯える事もなくなった」

と聞いて、Aと私は心底入院したいと思ったほどです。

Aは毎夜、誰かがいる気配がすると亡くなるまで言っていたので、私は私で妙な夢ばかり見るし、顔を洗って顔を上げた時一瞬鏡に映る私の顔の横に何か影のようなものが見えていました。

でも、あの時の私達は怖くてお払いとか考える程度の余裕もなく、あの日以来、ホラーも見れない始末です。

しかしAは最後まで自分の責任だと責めていました。

あの日、Aがネットで病院の事を知り、私達に勧めてきたので、結局、私とCはそんなAを責める事はなかったのですが、慰めるほどの余裕もなく、今でも後悔しています。

今だから言えるのですが、好奇心で心霊スポットに行くのはやめた方が良いです。

やはり心霊スポットと恐れられる場所には、その時何も見えなくても何かいると思うんです。

私もこうなるまでは高校時代から色々な心霊スポットにCと行ったものです。

後悔先に立たずとは正しくこの事ですね。自分の愚かさを昔の写真を見るたびに噛み締めています。

お祓いは退院してからする予定です。

入院してから両親にも今回の事を話して、両親から他の3人の両親に話して貰い、お祓いする事になりました。

あと、大久保病院と言う所じゃなかったはずです、長崎ではないので、しかし、病院関連に行かない事をお勧めしますよ。

 

 

廃墟と化した病院

私は霊的現象は信じていませんでした。

私の周りに居る「自称霊が見える」人達の話も全く信じていませんでした。

ですが、今では信じています。

信じざるを得ないと云うのでしょうか。

丁度1年前の話になります。
私とH(男)とK(男)は幼馴染。
小さい頃からいつも一緒でした。
その日も3人でN県にある、廃墟と化した病院に肝試しに行こうとなったのです。

時刻1時。

真っ暗で周りは何も見えない。たった一つの懐中電灯を頼りに歩きました。
夜中の病院って本当に怖い。霊的に、とかじゃなくて理屈無しに怖い。雰囲気だけで怖い。
余りの怖さに失禁しそうになった私を見て、やはり肝試しは明日にしようとなりました。(きっとHもKも怖かったんでしょうね。)

翌日昼ごろ。

雨が降っていましたが、明るく、これなら行けそうと思っていました。
病院内に入ると、イヤ~な雰囲気。匂い。
暑いはずのに空気が生ぬるい。寒気がする。
私達は適当に病院の格部屋を廻りましたが、少し飽きてきました。
幽霊なんて居る筈もなく、私は内心ホッと安心していたのです。
そろそろ帰ろう、HだったかKだったかがそう言いました。
するとその時、突然

「カーンカーンカーン・・・」

階段をハイヒール等で歩く足音が聞こえてきたのです。
もうそれだけで大パニック。
HもKも、勿論私も悲鳴もあげられず、その場で立ちすくむだけ。
普通こんな状況でしたら必死に走って逃げますよね。
でもその時の恐怖感と云えば、足がすくみ、身動き一つ出来ない。
だんだん足音が近くなってくるのが手に取る様にわかる。

その時でした。Hが大声で

「走れえぇぇぇぇっぇぇぇぇぇーーーーーーー」

と言ったんです。
私とKはハッとし、3人でダッシュで病院から逃げ出しました。
漸く車まで戻ると急いで車を出し、無事に近くの食事処の様な場所まで着いたのです。
車の中でも、そこに着いて数分の間も、私達は無言のままでした。
Hは汗をビッショリ掻いていました。
Kは泣いていました。

私はただただ呆然としていました。

「俺たちの他に肝試しをしていた奴が居たんだ。きっとそうだよ。」

Hは自分にそう言い聞かせるように言いました。
私とKは

「ウン、ウン、そうだよな、それしかないよな」

と返しました。
そうして私達は納得し、帰ったのです。

次の日、Kから電話がありました。

「お前見たか?」

そう言ってきたのです。

「何を?」

そう返すしかないじゃないですか。

でも本当はわかってたんです。

Kは「何か」を見た。

いつも強気のKが霊を見て泣く?私より怖がる?おかしい。

Kは続けてこう言いました。
「俺、見たんだ。病院で。足音が聞こえて・・・逃げ出しただろ?

その時、俺、チラッと後ろを振り返っちまったんだ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・何を見たの?・・・・」

「女だった。俺たちが逃げると共に女も走ってこっちにきたんだ。真っ黒で長い髪をバサバサさせて、すげえ勢いでこっちに向かって走ってきたんだ。ものすごい形相だった。本当に殺されるかと思った。だけど、・・・笑ってたんだ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

現在、HもKも私も今までと変わりなく仲が良いです。
でもあのときのことは誰一人話さない。
タブーになっているんです。
Kは普段嘘なんて絶対吐くような人ではないし、電話の内容も本当だと思います。

 

 

ヤバい廃墟

僕は霊感が強いなどと言うことはなく、霊体験のようなものは一度しか体験したことはありません。
しかし、その一度があまりにも強烈で恐ろしいものだったので、今でもはっきりとその時の情景を思い浮かべることができます。
あんなに恐ろしい思いはもう二度としたくはありません。
これから話すことは、その時僕が実際に体験した正真正銘の実話です。
今から約10年前の9月、当時大学1年生だった僕は念願のクルマを手に入れて、毎晩のように友達とドライブを楽しんでいました。
その日も友達5人で集まって雑談などしているうちに
「ヒマだから心霊スポットツアーにでも行こうか!」
という話になり、僕の車に男5人で乗り込み出かけました。
実際のところ、僕が心霊スポットに行ったのはこのときが最初で、そして最後でした。
なぜならこの体験のあとは二度と、絶対にそんなところへ行く気にはなれなかったからです。
このとき一緒に出かけた5人の内の3人(今井、中野、水谷)は地元の出身でしたが、僕と竹田の二人だけが地方の出身でした。
僕はまだ大学のある地域について、あまり詳しくはありませんでした。
したがって僕は地元出身の3人に案内されるがままに車を運転し、人柱があるとされているトンネル、自殺者が後を絶たない滝など、心霊スポットを何カ所か巡りました。
5人とも霊感といったものは持ち合わせていなかったこともあり、特に変わったこともなく、僕としては少し期待はずれのような気がしていました。
程なく中野が
「次はホンモノだぜ。○○にある廃墟に行ってみよう」
と言いだしました。
すると今井が突然焦ったように
「ち、ちょっと待ってくれ!俺、あそこだけは絶対に行きたくないって!頼むから勘弁してくれ!」
と言い始めたのです。
今井は、先ほど行った心霊スポットで、ヤバイとされている滝にふざけて立ちションをしたりするほど怖い物知らずな奴でしたので、不思議に思った僕達は理由を聞いてみました。
今井が言うには
「あの廃墟は本物だ。本当にヤバイらしい。ずっと昔に火事があって一家4人全員が焼死した家で、その後何度も取り壊そうとしたが、そのたびに事故などのトラブルが起きて、結局取り壊せないままになっている。数年前に暴走族の数人がふざけてその家に火をつけたときもな、、そこにいた全員が事故死している」
と、ここまでは僕もよくあるネタ話だなーと思って聞いていたのですが、今井はこう続けました。
「浪人時代に俺の友達がそこに行ったんだ。そいつはそこで大変な目に遭った。そいつが俺に忠告したんだよ。
『あそこだけは行かない方がいい』って」
「大変な目」の内容については、いくら聞いても今井は教えてくれませんでした
地元出身の水谷も「○○の廃墟」についての噂は聞いたことがあったらしく
「うん、あそこはヤバイらしいよね。やめたほうがいい・・」
などと言い出しました。
言いだしっぺの中野まで
「・・そうだよな・・・あそこはヤバ過ぎるか・・・」
ところが地元出身じゃない僕と竹田は、そんな話を聞いて俄然ワクワクしてきました。
今までの心霊スポットが期待はずれだったこともあり、どうしてもそこに行ってみたくなったのです。
行きたい派の僕と竹田、行きたくない派の今井・中野・水谷でしばらく議論して、たどり着いた結論はこうでした。
「その場所まで行くことは行くが、行きたくない派3人は車から降りない。どうしても家の中に行きたいなら僕と竹田だけで行く」
僕たちはその廃墟に向かいました。
その廃墟は人里から少し離れたところ、うっそうと茂った草むらの奥に建っていました。
道端に車を停め、背丈以上もある草むらの向こうの暗闇に、その廃墟の2階部分がうっすらとようやく見えるほどでした。
その廃墟に近づくには、生い茂った草むらの隙間にわずかに残っている小径の名残のようなものを10メートルほど奥にかき分けていかなければならなかったのです。
僕と竹田は車の中でもう一度3人を誘ってみましたが、3人は行かない、の一点張りでした。
仕方なく僕と竹田は2人で車を降り
「あいつら意外と臆病だよね」
「おー、ここはホントにけっこういい感じだぞー。マジで出そう。ワクワクするー!」
などと言いながらその小径へと足を踏み入れました。
小径に一歩足を踏み入れたその瞬間、なぜか僕は言いようのない恐怖に駆られました。
小径を覆い尽くすかのように両脇から生い茂っている草、その奥の暗闇の中にうっすらと見える廃屋・・・
今まで感じたことのない、あまりの気味の悪さに僕は思わず足を止めてしまいました。
竹田も同じように感じたらしく、僕と竹田は小径の入り口で立ち止まったまま顔を見合わせ話しました。
「ち、ちょっと・・・ヤバイな」
「う、うん。ヤバイ」
「どうする?やめる?」
「でも行きたいよな」
「うん。行きたい」
「やっぱ、2人だから怖いんだよ。あいつら連れてこようよ」
そうして僕らはもう一度車に戻り、再度3人を説得にかかりました。
3人はやはり行きたくないの一点張りで、車中の説得は相変わらず平行線のままでした。
僕たち2人が車に戻ってから10分ほど経った頃でしょうか、僕はふと、あることに気が付きました。
車の室内灯がついてる・・・
僕は当然のように半ドアを疑いました。
当時の僕のクルマはホンダのシビックで、当時のホンダ車には運転席のメーターパネルの中に各ドア&トランクの開閉状態が図で表示されていたのです。
そこで僕はそれを見てみると、助手席のドアが開いている表示が出ていました。
僕は助手席に座っていた今井に
「そこのドア半ドアになってるから、ちゃんと閉めて」
と言い、今井も、
「あ、そう」
と言いながら、一度カチャッとドアを開けて、バタンと閉めました。
室内灯も消えました。
しかし、そのときはまだ誰も気づいていませんでした。
その場所で車を降りたのは運転席に座っていた僕と、後部座席左側に座っていた竹田だけだったこと、一番怖がっている助手席の今井がドアを開けるわけがないことを・・・
ドアのことなどあっという間に忘れ、僕たちは再び車の中で
「行こう」
「行かない」
と議論を繰り返していました。
そしてさらに数分たった頃、僕はまた気づきました。
また室内灯がついてる・・・
表示を見ると、また助手席。
終わりの見えない議論に少しイライラしていたこともあり、僕は今井に少し強めの口調で言いました。
「おい、さっきちゃんと閉めてって言っただろ」
「え?ドア?お前何言ってんの?俺さっきちゃんと閉めたよ」
「だってそこ、まだ開いてるぞ」
今井はおそるおそるドアノブを引くと、明らかに半ドアの「カチャッ」という軽い音とともにドアは開きました。
今井は急いでドアを閉め
「ちょっと待ってくれよ、おれさっき閉めたよね?カチャッて開けて、バタンってちゃんと閉めたよね?みんな聞いてただろ?」
一同
「うん・・・。聞いてた」
考えてみると、僕は室内灯が消えたのも確認していたのでした。
全員が今起こったことを反芻するために黙りこくった・・その時でした。
それは聞こえてきました。
静かに、しかしはっきりと力強い声で。
「・・・てよ・・・き・・てよ・・」
明らかにこの世の物とは思えない、おそらくは中年の女性と思われる声。
それは私たちに呼びかけていました。
「聞こえた!?」
「今の聞こえたよね!?」
「今の何!?」
「逃げよう!」
僕はもうパニックになり、とにかく一刻も早くそこを離れなければと思いハンドルを握り、ギアを入れ車を発進させようとしました。
そこで、気づいたのです。
また室内灯がついていることに。
しかし今度は半ドアではありませんでした。
横を見ると、なんと今井がドアを開けて車を降りようとしているのです。
「おい!今井!何やってんだ!早く乗れ!行くぞ!」
僕は叫びました。
すると今井は、意外なことに驚くほど冷静な顔でゆっくりとこちらを振り返りました。
それは本当に何事もなかったような顔でした。
目がうつろとか、薄笑いを浮かべているとか、そのようなことは全くなく、普通の、無表情な今井の顔でした。
しかし、僕にはそれが逆に不気味に感じられました。
「俺、行かなきゃ」
今井は言いました。
「はぁ!?」
「俺ちょっと行かなきゃ。先帰ってて」
「バカお前何言ってんだ!?帰るぞ!早く乗れって!」
ところが今井はそのまま何も言わずドアを閉めてその廃墟の方へ歩き出してしまいました。
僕らはもう完全にこれはヤバイと思い、全員車を降りて今井を止めに行きました。
僕たちに取り押さえられた今井は、意外なことにそれほど抵抗もせず、きょとんとしたまま車へと引きずり戻されました。
僕はすぐに車を発進させ帰途につきました。
車中で誰かが
「今井、大丈夫か?」
と問いかけると、今井は普通に
「うん、もちろん」
と答えていました。少しボケーっとした様子でした。
何となく、誰もが先ほどの出来事にはもう触れたくないような雰囲気になり、僕らは口数少なくコンビニに寄って僕の家に帰りました。
まだ少しボケーッとしたままの今井のことは心配でしたが、誰かの冗談に微笑む様子も見られたので、そのまま5人で雑魚寝しました。
次の朝、今井はすっかり元通りの今井に戻っていました。
少し経ってから今井以外の4人で
「あのことについて今井に話すのはよそう」
という暗黙の了解ができました。

その後、僕たち5人に特に変わったことは起こりませんでした。
そして今井が居ようと居まいと、僕たちの間では誰もその話題に触れることは無くなりました。
話はここまでです。
今思い出しても嘘のような話ですが、これは本当に僕たち5人が実際に体験した実話なのです。
あのときドアを開けて今井を呼んでいた存在とは・・・
そしてもしあのとき僕たちが廃墟に入っていたら・・・
もし今井を連れ戻すことができなかったら・・・
想像すると本当に鳥肌が立ってきます。

 

 

白いビル

私の地元に(地元では)有名な心霊スポットがあります。
私の体験談ではありませんので詳しくは分かりませんが、かなり前の話です。

そこは山の中にあってトンネル潜ると(車はトンネルの手前までしか行けない)白いビルのような廃墟がある所なんですが、夏場はやはり行く人が多い所です。

元彼の友人も数名でそこへ行ったそうなんです。
途中までは何事も無かったらしいのですが、一人だけ顔色がめちゃくちゃ悪くて、彼氏の友人も少し気にかけていたのですが、車の所へ皆で帰る途中、その人が突然ものすごい勢いで逆戻りして、ビルのほうへ走っていってしまったそうなんです。
皆慌てて後を追いかけたのですが、その人の姿はありませんでした。

全員で必死に彼を探したのですが見つからず、警察にも相談したそうです。
後日彼は遺体で発見されたらしいです…

話を聞いててうそっぽ~って思ったのですが、元彼は亡くなった方のお葬式行ったみたいです。
私も昼間そこへ行ったことがありますが、トンネルの途中から空気が変わってちょっと気持ち悪い。

でも一番怖いのはそこへ来た人を狙って張っているヤンキーなんですけどね^^;

 

 

廃墟見物

5~6年前ぐらいだが、住んでいた一家が自殺か?強盗で死んでしまって、その後、出ると○奈川で有名な廃墟?に友人と2人で見物に行きました。
廃墟といっても、ただ誰も住んでいないだけの家屋で、まずは一階を玄関~リビング~台所の順番で見学して、実際に殺された?という2階に上がって行きました。

きっと2階は凄惨な現場の雰囲気が漂っているのだろうと、期待に胸ときめかせて観にいったのですが、痕跡もなくガッカリして階段を降りて、帰ろうと玄関をあけようとしたその時、2階から「もう帰るの」とか「バイバイ」とか聞こえたのでした。
(なんて言ったかはあんまり覚えていない)
友人と2人でギョッとして、万が一の時に使おうと(笑)
当時売られていた梵字BB弾と五方星BB弾装填してある、電動ガンを2階に向けて掃射を行い、スワット如く、子供が隠れていそうな場所(押入れとか)をくまなく探したんですがなにもいませんでした。

あれはなんだったんでしょう????

 

 

廃墟の壁

俺が小学生の頃の話。

俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。
ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。

まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に

「わたしは このさきの へやに いるよ」

と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって、壁に

「わたしは ひだり に いるよ」

と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に

「あたまは ひだり からだは みぎ」

と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでくと、突き当たりの壁に

「わたしの からだは このしたにいるよ」

と書いてあった。
下を見ると

「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」

俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。
それからはもう、その場所には近づいていない。

【解説】

『ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね』

という一文だけ最後に

「書いてあった」

とは書かれていない。
つまり、これは実際に聞こえてきた

「声」なのだろう。

つまり、左の部屋から頭だけが追いかけてきた。
急いで窓から飛び降りたらしいが、やはり後ろを振り向かずに即飛び降りたのだろうか…。

 

 

廃墟のホームレス

先日起こった洒落にならなかった事。

オカルト好きな俺とA男とB子で怖い話を2時間ぐらいしてたんだけど、A男が「心霊スポット行かない?」って言い出して、ノリで行く事になった。

俺の住んでる所はど田舎のT県。
最強に怖い心霊スポットがあるんだけど、三人でそこは辞めとこうってなって、
程々に怖いF市にある廃墟に行く事になった。
A男が車運転で。
いざ着いてみると周りは真っ暗。
本気で怖くなってきた俺とB子はちょいガクブルだったけど、好奇心モリモリのA男が先頭に立って侵入。

結構人が来てたらしく、廃墟の入口に
「近隣の迷惑になりますのでむやみに入らないで下さい」って看板があった。

無視。侵入。

入ってみると意外に広くて、もう夜の2時まわってたから真っ暗で懐中電灯忘れて三人で携帯のライトを頼りに固まって捜索。

まず一階を探索。地元のヤンキー様達がスプレーで壁に「夜露死苦」だの「喧嘩上等」だの書いてあった。
笑う俺達。
和んだところで更に奥に進むと襖のある部屋?和室みたいな部屋があって襖と襖の間に写経みたいなお札が縦に目茶苦茶貼ってあって、流石に三人もビビった。

ガチなのか?と思いながら、次は二階へ行こうってなって階段へ進んだ時A男にメールがあった。
まさか…と思って恐る恐るA男の携帯を三人で見た。

自称霊能力者のC子からだった。
内容はこうだった。

「今すぐ家に帰って。お願いだから。」

次は俺とB子に同時にメール

「今どこにいるか解らないけど今すぐ家に帰って。お願いだから。」
はぁ?と思いつつ、戸惑ってたらB子がいきなり猛スピードで出口に走り始めた

そして俺とA男もダッシュで追い掛けた

B子が「皆早く帰ろう!早く!」と叫んでた。
とりあえずC子の言う通り、B子を追い掛けて。

車の中で俺がC子に電話したら、

俺「どうしたの?」

C子「どこにいたの?」

俺「F廃墟。心霊スポットだけど、メールの意味わかんないんだけど?」

C子「そうだったんだ。私今さっきまで寝てたのね、そしたらアンタとAとBが夢に出てきて三人共傷だらけだったん。すっごく嫌な予感したからメールしたの。」

俺「マジで?俺達その時、その廃墟の二階に行こうとしとったんやけど」

C子「行かない方が良かったと思う。」

俺「なんかあったんかな?」

C子「わかんないけど、なんか不安になってね。でも戻ってくれて良かった。じゃあ私また寝るね、おやすみー」

俺「あ、はいはいお休みー」

-ピッ-

俺が二人に電話の内容話すと、

A男「C子ってモノホンなんかな?つかB子なんでいきなり走り出したん?」

B子「見た…」

俺「何が?霊!?何系??女の子!?」

B子「違うよ、私さ台所付近に行ったらカップ麺の容器の空が大量に落ちてたの。」

俺「…で?」

A男「なんでそれで逃げたの?つか見たって何を?」

B子「…両手に包丁持ったホームレスみたいな人が二階の部屋からこっち見下ろしてた」

俺 A男「……マジ?ヤバくない?」

B子「だから逃げたん。」

 

『廃墟にまつわる怖い話 – 全9話』 終

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