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【意味怖《その拾捌》】『息子に届いた手紙』など全5話

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【意味怖《その拾捌》】『息子に届いた手紙』など全5話 意味がわかると怖い話
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焼肉

歯医者に行って麻酔を打ってもらった。
麻酔が切れるまで何も食べてはいけないと言われた。

飲みに誘われて、焼肉に行ったが自分一人だけ食べないのはいささか惨めだ。
一枚だけ食べてみた。何ともなかった。

もう大丈夫だろうと思いそのまま食べ続けた。
その中でどうしても噛み切れないのがあった。

5分後激痛が走った。

 

解説

肉の中で噛みきれないもの。
自分のタン(舌)。

 

 

親切な医者

脳死が確認されて二週間を経過した彼の皮膚細胞は、無数のチューブに繋がれ、人工呼吸器と点滴によって生き続けていた。
しかしそれも、昨日までの話。
彼は死んでしまった。
「すみません。手は尽くしたのですが…」
お医者さんはとても悲しそうな顔で告げた。
彼の亡きがらを抱いた時、とても軽くて、苦しかったんだと思う。
でも、もう苦しまなくていいんだよ?楽になれたね。
「………治療費は結構です」
決して裕福とは言えない私の状況を察してか、
なんて優しいお医者さんなのだろう。
私はすぐに泣いた。
「……遺体を見るのは辛いでしょう」
お医者さんがシーツを被せる。
「……思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」
この一言で私は立ち直れた。
ありがとうございます。お医者様。

 

解説
軽くなっていた遺体=この医者は彼の臓器を売買していた。
だから医療費も取らず、早く火葬するのを勧めた。

 

 

息子に届いた手紙

精神病棟にいる母親から、息子に届いた手紙らしい。

大介、イタリアの生活はどうですか。お母さんはフツウ。
守護神ジス様のおかげで、元気です。お医者をだまして何でも食べちゃう。
隣人達めケッコウ気さくでいい人ばかり。安心しれ。明日は仕事で、皆
船が来るて、喜んどる。毎日楽しいです。給料でるし飯も固くない。
ね、ね!!病棟生活だからって悪いことないわ、わりと私にはいい老後です。じゃね。

 

解説

縦読み

「介護人が、イジめる!タスケて!」
「はだしで フまれるわ」
「何日も私 食事ない」

 

 

水着の女の子

「んぁ? 誰だあれ?」
見ると一人のスクール水着姿の中学生くらいの女の子が、まるで俺達が来るのを待っていた様に
乗ってきたレンタカーのボンネットに腰掛けていた。
「…こんにちは。 これお兄さん達の車?」
「あぁ、借りた車だけど、そうだよ。キミは? 地元の子?」
コクッと頷いたかと思うと、同時にピョンッと車から飛び降りた彼女は、
俺達の顔を一人一人品定めでもする様に見上げて、俺達の間をねり歩きながらこう言った。
「あの…よかったらこの近くの駅まで乗せていって欲しいんだけど、駄目?」
「そうだなぁ、あと10年、いやあと5年経ったら是非にでもと言いたいところだけどさ…」
人一倍女好きの修平がそんな冗談を言いながら断ろうとしたので、俺はすかさず
「いや、困ってるみたいだし乗せていってあげようぜ。
駅の近くに行けばラーメン屋くらいあるだろうし、どうせついでだろ?」
と言って、その少女の願いを聞き入れようとした。
「駄目だ! おい、早く車を出すから、みんな急いで乗れ!」
突然、大きな声を出して仁が反対してきた。
やや青冷めた顔でその少女の方を見ながら俺達を車へと急かす。
「どうしたんだよ、突然。この辺は車も通らないだろうし、彼女もこんな格好で置いてけぼりじゃかわいそうだろ?」
そんな言葉にも聞く耳を持たず、仁は車にキーを挿しエンジンをかける。
「いいから…よし、全員乗ったか? 出すぞ」
遠ざかる車の中で、バックミラー越しに彼女の姿が見えたが、特に落ち込む様子もなく、
じっとこちらを見ている様に彼女は突っ立っていた。

「なぁ、どういうことだよ、説明してくれよ?」
「あっ、この4人の中でお前だけ彼女がいるからって、その彼女に義理立てて女は乗せないってか?」
「あんな子供だってのに、色男は何かと気を使って大変だなぁ、おい」
そうやって3人で茶化したものの、仁は訳を答えず、強くアクセルを踏み込んだ。
加速した車が、陽炎が揺らめくアスファルトの道を駆けていく。

 

解説

陽炎が出るほどの気温でボンネットの上に水着で座れるか?
この少女は人間ではない?

 

 

特別番組

お気に入りのドラマが今日放送されるのでTVをつけると違う内容だった。
しかし新聞のTV欄では間違いなくこのチャンネルなのに・・・・。
内容はホラードラマらしい番組を見ている女性のTV画面の前で殺人鬼が、ギロっとにらんでTV画面が砂嵐に、ところがTVを見ていた彼女の後ろから その殺人鬼が現れて彼女を惨殺してしまった・・・。
あまりのことに固まってしまった私の眼の目でTV画面の中の殺人鬼が、ギロっとにらんでTV画面が砂嵐になった・・・・。

解説

この語り手に同じことが起こっている。

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