【学校の怪談】『放課後の女生徒』など 短編10話【6】|学校にまつわる怖い話

【学校の怪談】『放課後の女生徒』など 短編10話【6】|学校にまつわる怖い話 学校の怪談

 

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学校にまつわる怖い話【6】全10話

学校時代の恐怖体験、七不思議や不気味なうわさ、怪現象などを集めて読みやすくまとめました。

動物的な直感

どっちかといえば不思議だなぁと感じた出来事。

通ってた小学校に飼育小屋があり、兎と鶏を飼っていた。
ある日、うちのクラスの男子の親が
「学校の飼育小屋に、うちの鶏を入れたい」
と言い出した。
男子が祭りの縁日で買ったやつが大きくなり、朝から鳴くので近所から苦情が出たと。
学校から許可が出たらしく、男子の親が鶏を連れてきた。
ところが、その鶏がなかなか飼育小屋に入らない。
先生も手伝って無理矢理入れようとしてるうちに、鶏逃走。
あっという間に学校外へ出てしまい、探しても見つからなかった。

その翌日、朝から飼育小屋に人だかりができてたので行ってみたら、
野良犬か何か入り込んだらしく兎も鶏も全滅。
先生と生徒が死体を学校裏に埋めていた所に、
逃げていた鶏がひょっこり現れた。
鶏は今度は暴れる事も無く、すんなり飼育小屋に入ってガツガツ餌食ってた。

動物の直感的なものを感じた出来事。

 

チャイムの音

十年前位のことです。 当時小6でした。
夜いつも通り寝ていると珍しく目覚ましなしで目が覚めました。
トイレに行き小便をして部屋に戻り時計を見ると午前5時過ぎ
また寝ようとするとチャイムの音がなりました。
(自宅から小学校まで歩いて1分位の距離)
誤作動で鳴ったと思い気にもせず眠りにつきました。
いつも通り登校したら校門にパトカー数台とまっていて
不思議に思い下校後母親に理由を尋ねると
ある生徒が明け方校庭で首吊り自殺したとのことでした。
その日から幽霊など信じるようになりました

 

音楽が好き

私はある音大卒で、その学校にデカいホールがあった。
霊感の強い友達が言うには、そこに
2体くらいの霊が住んでいるという。
『すごく音楽が好きみたい。危害は加えないよ』とのこと。

有名なコンサートホールには、もっとたくさんいるのかも知れない。

放課後の女生徒

うちの高校は放課後の女生徒っていう怪異がある。
放課後に下駄箱前で3回後ろを振り返ると、3度目に前に向き直ったとき目と鼻のギリギリに血まみれの女生徒が現れるってやつ。
俺もやってみたが3回振り返る前に誰かに呼ばれたりして最後まで出来た事がない。

 

上がれずの階

私の通っていた高校は、埼玉県の北の街にありました。
確か、建て直しをしたので今はもう無いのですが、私が学生の頃には「開かずの間」ならぬ「上がれずの階」がありました。
外から見ると確かに3階があるのですが、2階までしか階段がないのです。
階段が閉鎖されているのではなく、階段自体が2階までしかないのです。

おそらく、3階への階段があったであろう場所の天井には、他とは違う色の板が張り付けてありました。
もともと3階まであった階段(木造)を切り取って内装工事をしたようでした。
そのため、そこへ昇る方法は全くありませんでした。
しいて昇ろうとするなら、外から梯子でも使うしかなかったのです。

この3階の部屋には、曇りガラスのはめ込まれた窓がついていました。
その窓には、七不思議にまつわる不可思議現象が噂として流れていました。
6月の梅雨時、確か5月の第4水曜日か木曜日から数日の間だけ、雨の降った夕方にかけて、
左手を窓に押しつけるようにした女性の人影が窓から浮き上がるというものでした。
私も何度か見ましたが、あれは奇妙でした。

 

足首

教室で,劇の練習してたんだけど、誰かにいきなり足首をつかまれた。
冷たい手だったんだけど、仲間に今だれか触ったでしょ?ってきいたら、
足首に白い手が絡まってたよって、まじめな顔で言われた。
よく考えたら、誰かが掴むには距離的に無理があった。

 

体育館の照明

電気に関わる変な事として思い出した。
高校のとき文化祭で泊まりがけ作業してたとき、体育館の照明がなぜか点滅した。
ブレーカーで縦列ごとに消すタイプな上、ゆっくり消えていく照明なのに全部一斉にバッバッと点滅。
当然みんなパニックになり、体育館からにげた。
結局ブレーカーに異常は無く、照明が仕様外の点滅をした理由もわからず、原因不明で終わったよ。

奇怪な女の子

俺が通ってた小学校では、真昼間から奇怪な女の子が徘徊した事件があった。

風貌のよく見えない、外見が分かりづらい女の子が、真昼間から校内を走り回ったんだ。
ちょうど給食の時間帯で、北校舎の3階で女子が走っているが追いかけないようにって校内放送が流れてびっくりしたのを覚えてる。
皆で大騒ぎになってると、そのうち北校舎3階のトイレの窓から女の子らしきのが乗り出してきて引っ込んだ。
その直ぐ後に先生が窓にきて頭傾げてるのがみえた。
後で話をきいたら追い詰めたはずな女の子が消えたそうだ。
あの件は今もってよく分からない出来事だったよ。

 

体育館

私の通う高校には廃止になった体育館がある。
3年前に教員の首吊りがあってから部活動をしている部員に怪我が相次いだり、変なものをみる人が増えたから。
御払いも効果無しで、いろいろと不都合がありすぎなので廃止になった。
自殺事件自体は揉み消しができたらしいのだけど、それが反って高く付いた感じ。

 

戦前に建てられた高校

当時、俺の通っていた高校は戦前に建てられたという
おんぼろ木造2階建て校舎。所在地は北海道。
もっとも今はテッキンコンクリート校舎に建て替えられたが。
歴史のある木造校舎ゆえに、怖い話にも事欠かなかった。

その1
真冬の暖房は、教室の片隅の石炭ストーブ(ちくしょう、年がばれるぜ!)。
断熱や気密性なんて概念も無い時代の建物ゆえ、
授業中、ストーブの近くの生徒は半袖の夏服でも暑くて汗を流し、
そしてストーブの対角の生徒はコートを着込んでも寒さに震えていた。
寒さが厳しい日の退屈な眠くなるような授業では、
まさに凍死の恐怖が頭をよぎったものだ・・・。
寝ていけないのは冬山だけではないことを学習した。

その2
ある日、休憩時間に教室の中心付近の数人が貧乏ゆすりをした(これは偶然)。
意外と床がゆれることに気がついた周りの数人がそれに同調した。
床がゆれる事が面白くて、次々と同心円状に無言で広がる貧乏ゆすりの輪。
やがて床が抜け落ちるのではと思われるほどに床が軋み音を立ててゆれる。
無言で始まった行為ゆえ、誰も止めようと言えないまま恐怖と戦っていた。
授業を告げるチャイムに明らかにほっとした空気が教室に漂った。

その3
古く田舎の校舎ゆえ、トイレは和式のぼっとん式トイレだった。
臭いもきつく、中は見たくも無いものが丸見えだし、おつりの恐怖もあるし、
使わないで済むよう、最大限の注意を払っていた。
しかし3年間の間にはどうしても数回使用することになる。
そして使ってみて初めて理解できる恐怖があることに気付く。
用を足す間、便器をまたいでいる足もとの古びた木造の床が軋み音をたて、
わずかな身体の動きにも大きくゆれる。
下にはなみなみと歴史をたたえた広大な風景・・・。
死よりも恐ろしい恐怖があることをここで知った。

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