【学校の怪談】『夜の校舎で肝試し』など 短編10話【8】|学校にまつわる怖い話

【学校の怪談】『夜の校舎で肝試し』など 全10話【8】- 怖い話・不思議な話 - 短編まとめ 学校の怪談

 

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学校にまつわる怖い話【8】全10話

学校時代の恐怖体験、七不思議や不気味なうわさ、怪現象などを集めて読みやすくまとめました。

 

こっくりさんという「何か」

小学校の時にコックリさんが流行った
最初はオカルト好きな奴だけだったんだがよくあるようにその内に熱病のように学校内に拡がっていった
それは特に女子を中心に放課後おこなわれていた
俺もやってみたがいまいち信用できなかった
そんな時に俺と同じように感じた女の子がクラスにいて否定論で盛り上がった
正直これはうれしかった
なぜならその子はクラスでも人気者(活発で可愛い)で俺はひそかにそのコを好きだったからだ
俺はくだらないと思ったので一回やってそれっきりだったんだが
そのコはやさしいコだったので信じないながらも友達に付き合っていた
そんなある日そのコが学校に来なくなった
どうやら病院に入院したらしいとの事だった
そのコと家族ぐるみで付き合いがあるという仲の良い女子に聞いた話だと
実はそのコは最初は信じていなかったにもかかわらず自宅でこっくりさんを一人で何日もやりつづけていたらしい
止める親の言う事も聞かずに夜中までやりつづけて最後はぶっ倒れて救急車で運ばれたという事だった
その後すぐに学校でこっくりさんは全面禁止になりそのコが精神病院に入院してるという事を聞いた
それ以来そのコはもう戻ってこなかった

当時の俺は好きだったコがそんな風になってしまったという悲しみと
あんなに明るくて元気だったコがいとも容易くこっくりさんという「何か」に引っぱっていかれたという恐怖で
それまでの自分(大げさだが・・)が変わってしまった

それから今日まで俺はオカルトにどっぷりと浸かっている
オカルトという謎が解ける日を夢みて・・

 

ボロボロの石像

俺が通ってた都内の小学校の話
学校の東門の横に小さい池とボロボロになった石像が置いてあった
その石像ってのが人が手を繋いでるような形なんだがボロボロすぎてハッキリとした詳細はわからん
うちは俺が在校中に100周年になったくらいだからかなり前からある石像なんだと思う

んであんまりにもボロイからなのか石像壊して池埋め立ててそこに飼育小屋作るって話になったんだ
ところが工事にはいる直前になって校長が原因不明の急死
教頭もそれから1週間でこちらも原因不明の急死
その週の日曜には池と石像をお払いしてたよ…
結局その事件があったせいか埋め立て話はお流れになったぽかった

でさ、この前久しぶりに小学校の方に行ったら校舎とか壊して全面工事してたんだよ
囲いがあって中は見れなかったんだけどあの池と石像はどーするんだろうか…

 

夜の校舎で肝試し

高1の時に卒業した中学で同窓会をやった時の話
食い物やジュース等を持ち寄って騒いだ後
夜の校舎で肝試しをやった。
俺は幹事と同じ高校だった関係でおばけ役だったので
懐中電灯持って配置について待ってた。
因みに校舎2階のローカの一番奥、両脇は家庭科実習室と理科室
まだ人が来ないので懐中電灯を点けてたら
ライトの照らす先に小さい手の影があるのに気が付いた。
自分の手は懐中電灯より後ろにあるから違うし
懐中電灯を確認してもそんな影が出来るような汚れとかも無いし
懐中電灯と照らしてる壁の間にも何も無い。
不思議に思ってたらその影が手を振るように揺れだしたんで
気味悪くなって場所を変えたらその影も出なくなった。

学校のプール

学校のプールといえば、高校のころ死亡事故があって閉鎖埋め立てされた。
理由は夜中に水音が聞こえるのが頻繁に聞こえるようになったのと、水泳中足を引っ張られる生徒が激増したから。
御払いを2度やったが効果無しで安全優先で廃止した。

 

ピアノと歌声

母校の高校の話。
その高校は俺の歳より若い学校だったためか、七不思議どころか怪談なんて
俺の部室の話を除けば無かった。
ある日、学祭の準備で俺と男の友人二人と
付き添いの教師一人(男)で深夜12時過ぎまで残っていた。
準備が終わり、校内の施錠を手伝った。校舎は三階建てで北と南の二つ。
教師と友人一人が北校舎を、俺ともう一人の友人が南校舎を担当した。
北組二人は0感で南の俺達は以前からその手の体験があった。
実は南に向かった俺達は、数時間前に北校舎で恐い思いをしたので
少しホッとしていた。

一階は職員室なので施錠済み。二階を確認し三階の西端の教室を確認しに行くと
ピアノと一人の女性の歌声が聞こえてくる。
なぜか俺にはその歌声がすごく一生懸命に歌っているように聞こえて
その歌声にちょっと心を打たれた。
しかし不思議な事に歌詞の内容がわからない。
うまく言えんが、日本語で歌っているのようなのに、耳から脳に伝わるまでに
何を言っているのかわからなくなる感じ
もしかしたら日本語っぽく聞こえただけなのかもしれないけど・・・
曲は合唱曲っぽくはなかった。
「こんな時間までがんばるな」と俺が言うと
友人が蒼い顔で「もう俺達以外にこっちの校舎に誰もいないはずでは・・・」
二人で顔を見合わせ、一呼吸無言になると
改めてじわじわと恐怖が湧きあがって、わけのわからない悲鳴をあげながら
東端の部屋に逃げ出した。

うちの南の校舎の三階は変わった構造で、西端と東端を
長い壁の無いベランダ型の廊下で繋いで、図にすると下のようになっていた。
北への渡り 中庭 北への渡り
階段—-|——-廊下——-|——-階段
西端の教室—–|— 教室 壁 部室—|—-東端の教室

東端の教室の施錠を確認し、ふと気づいた。東のその教室は音楽室で
ピアノはそこにしか無い。しかも学祭でソロの歌の発表の予定は無く
そもそもうちの高校で吹奏楽部以外に音楽関係の部活は無かった。
すっかりビビりながらも最後に自分達の部室にむかう
ここは一人住人がいるのは解っていたので、ガクブルしながら
ドアをノックして「お邪魔します」と一言いってから入った
施錠を確認し、「お邪魔しました」と挨拶し何も起こらないまま
教室を出た。

その後、無事に北校舎の連中と合流して校舎を出た。
教師に他に誰かいるのかと尋ねるも
俺達以外にいないし、女の子は8時に全員強制的に帰したという。
校門を施錠する前に校庭から南の西端の例の教室を見た。
照明も消えて誰もいないようだった。
学祭当日、俺の聞いた曲はおろか歌の発表はロックと
北校舎に行った友人のクラスの「この木何の木~」の合唱だけだった。
今も彼女(とピアノの人?)は歌っているんだろうか・・・。

友達の葬式で・・・

友達が中学のときに交通事故で亡くなった
葬式の日は学校だったのだが学校側が気を利かして
葬式に行きたい人は欠席にしないと言ったので行った
出棺のときにみんなで学校の校歌を歌うことになったのだが
歌ってるときに死んだ友達の歌ってる声がした!
俺は「俺は疲れてるなー」と思ったが、死んだ友達は特徴のある高い声だったので
まさか・・・と思った
葬式の終わった後に葬式にいた友達にそのことを話したら
お前もか?と言われた。後で聞いてみると他にも数人いた・・・

空耳だったのかな?

小学校のプール

小学校の時に、誰が作ったのかプールに死水さんが出るって噂があった。
12時だったか2時だったか忘れたけど、その時間にプールに向かって、
「死水さん、いますか?いたら腕を見せてください」って言うと腕を出してくる。
次に足を出せって言うと足を出す。でも最後に頭を出せって言うと、
「私には頭がないの、あたなのをちょーだい」と言って頭をもがれるって噂だった。
なんでも死水さんはほんとは普通に清水さんで、昔プールで排水溝が壊れたかなんかで、
髪の毛を巻き込まれて頭が千切れたとかなんとからしい。
あの頃はそれずっと信じててプールの授業みんな怖がってたなー、

 

完成に近づく絵

俺は小学校の頃不思議な絵を見たな

音楽室を掃除してたんだが、後ろに飾ってある絵が気になったんだ
一番正面から見て右端の絵だったんだがなぜか顔のラフ(?)と体のラフ位しか書いてなかったんだ
あまりにも飾ってあるのとしては未完だしおかしかった。
子供心に何かくるものがあったのか覚えてないがそれを掃除の時に毎日見るようになってたんだ
そして見始めて少し経ってから気がついたんだがその絵が少しずつ進んで行ってるんだ
一気に形が出来てる、とかじゃなくて書かれてる線が増えてきて完成に近づいてるんだ
毎日少しずつではあるがしっかりと線が書かれていて明らかに変わって行ってるんだ
なのに一緒に掃除している人や先生に聞いても「何言ってるの?」って言われたりするだけだった
進級したしばらく後に見たらほとんど白黒だけど完成してたな・・・
最初は消えかけって位の絵だったのに今では完璧な絵になってた
でも誰に言っても信じてくれないんだよな・・・・
なんだったんだろ、あの絵は・・・

一応、生徒作の絵とかではなくて、本当に只飾って有っただけの絵
人の名前は・・・あったかな・・覚えてないorz

 

不思議な告白

今日通ってる高校で体験した出来事。
放課後友達といつも通りバカ話しながら校門出ようとしたら、今まで会ったことのない女生徒に呼び止められた。
真面目な顔で俺にこう言った。
明日までにわたしに告白してください。
でないとあなたは将来命に関わる大きな事件に巻き込まれます。
と真顔で言うんだ。
俺も友人もポカーンとしちまった。
俺はふざけて付き合ってくださいって言った。
関わってるとこりゃヤバイなと思ったから。
そしたら女生徒はニッコリ微笑んでありがとうわたしもだいすきと言ってるうちに目の前できえちまった…
あまりの事に呆気にとられちまった。
あれはなんだったのか訳分からん。

 

「花子さん」の自画像

自分の行ってた小学校、昔の卒業生が卒業製作で作った「15センチ×20センチ位の板に自分の自画像を彫ったもの」が校舎内の壁に飾っておりまして。

その中に、卒業できずに亡くなった「花子さん」の自画像が混じっており、雨の日に「はーなーこさん!あーそびーましょー」と声をかけると返事が返ってくるという、ありふれた噂がありました。

で、ある雨の日にその噂を確かめてみようという話になり、男子20人程で壁に向かって叫びました。

「はーなーこさん!あーそびーましょー」

もちろん返事が返ってくるはずもなく、内心がっかりしながら教室へ戻ろうとしたその時

カタン

という音に振り返ると、壁から一枚の自画像が剥がれ落ちていました。

全員半狂乱で教室まで走り、授業にならないほど興奮したのを覚えています。

おそらく、声の震動や湿度などの偶然が重なっただけだとは思いますが、これが小学校で一番怖かった出来事です。

ちなみに、剥がれた自画像は男子のものだったというオチがつきましたw

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