短くて読みやすい怖い話【1】全10話 – 洒落怖 ショートショート

短くて読みやすい怖い話【1】全10話 - 洒落怖 ショートショート 短編

 

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短くて読みやすい怖い話【1】

 

 

□ 1 □

 

 

石川県の小松市という所で、あるデパートに隣接して立つ立体駐車場に勤務する警備員から聞いた話。

ある日の昼、その駐車場の裏で中年の女の死体が発見された。
どうやら車で駐車場に来て屋上の8階から飛び降り自殺したというのが監視カメラの映像から分かった。

その自殺者の乗ってきた軽自動車はその日のうちに親族か関係者らしき人が引き取りに来たが、見慣れないお札の様なステッカーが貼ってあったのが妙に印象に残った。

翌朝、その警備員が勤務先の駐車場に向かう途中、交通事故現場に遭遇した。
どうやら路肩に止めてあった大型トラックにノーブレーキで軽自動車が突っ込んだようだった。
軽自動車は完全に原型をとどめていない程大破していて運転手は即死だというのが素人でも一目で分かった。

ただその車は、あの飛び降り自殺した女が乗っていた軽自動車と同じステッカーが貼られていた。間違いなく同じ軽自動車だった。

 

□ 2 □

 

島根県のビジネスホテルで聞いたはなし。

ここは今は名前こそ有名ホテルチェーンだが、昔は客足の遠のいた寂れた個人経営のホテルだった。これはその当時の話。

出張でこのホテルに泊まっていたAさんは上の階からの物音が気になっていた。古いホテルだったから上の階の宿泊客の物音が響いてるのだと思った。

寝付けないので何と無く聞いていると、その物音の中に非常に苦しそうな男とも女とも分からない、うめき声のが混ざっているのに気づいた。

もしかすると上の客が病気か何かの発作で、苦しんでいて助けを求めてるのでは無いかと不安に思い、Aさんは急いでフロントに電話をした。

すると電話に出たフロント係は「お客様の部屋が最上階でございます。ですから上の階はございません」
と答え、続けざまに「ご迷惑をおかけしますが、何も起こらないのでご安心下さい」と締めた。

確かにうめき声は続いていたが何事もなかった。

ちなみにこのホテルは実在しています。

 

□ 3 □

 

福岡県の門司港でのはなし。

深夜、Nさんがここで夜釣りをしていると海面に何か浮かんでいるのが見えた。
しかし暗くて何かわからず、懐中電灯の明かりを向けてみるとソレは海中にチャポンと消えた。

魚か水鳥かなにかだと思い、特に気にせず釣りを再開した。
しばらくするとまたソレが浮かんでいるのが見えた。今度はさっきより近くに。
再び懐中電灯の明かりを向けると、またチャポンと沈んだ。

妙に気になったNさんは次こそ正体を見てやろうと懐中電灯を構えたまま海面を睨んでいた。
するとさっきより近く、本当に目の前でソレが浮かび上がってきたので懐中電灯の明かりを向けてみると、
それは、顔の肉が腐ってずり落ち白骨が剥き出しになった人間の頭だった。

Nさんは腰を抜かしたが、勇気を出して海面を確認するとソレはもう消えていた。
あれは霊なのかそれとも本物の死体なのか確かめる気にはならなかった。

□ 4 □

 

友人の話
友人が小学生だった冬のある日
近所にある自動販売機の前に女性がたっていた
しばらくすると、女性はどこかへ去っていった
その日は雪が積もっていたが、自動販売機付近は足跡はなかった

 

□ 5 □

 

青森県弘前市で聞いたはなし。

俺はぶどうが嫌いなんだけど、訳があるんだよ。

ある春の日、有名な花見スポットは大勢の人でにぎわっていた。
満開の桜を見上げながらそぞろ歩きをしていると、ある太い桜の木の高いところに誰か登っていて、咲き誇る桜の花の間から顔が覗いていた。

誰だよ、非常識な奴だなと思っている矢先、その人がストンと地面に落ちた。
あっ、と思ったが大勢の人間がいるにも係わらず誰も騒ぎもしない。

おかしいな、見間違いだったのかと思って、その桜の木の横まで来た時に根元に目をやると、
そこには、まるでぶどうのようにいびつに膨れ上がった生首が落ちていた。

それからぶどうが食べられなくなったんだよ。

 

□ 6 □

 

会社で1人で残業していた時のこと
機械の裏から男の子がこちらを覗きこんでいるのがみえた
すぐさま、機械の裏をみたけど
誰もいなかった
気のせいだと思っていたけど、
社内で休日出勤や深夜に子供の声を聞いたという人が数人いるらしい

 

□ 7 □

 

十年位ドラゴン倒したりと忙しい冒険生活送ってたんだけど、
ふと自分がおかしいことに気づいて、周り見たら精神病棟だった。当時28歳。
改めて医者に解離性障害って聞かされて、学生の頃にとんでもないいじめにあってたことも思い出した。
突発的に精神病が治るのは稀らしくて、もう治ったって主張してから一年経って退院できた。
今は何とか就職できて、多分人並みに暮らせていると自分は思う。
当時は本当にドラクエ的な世界で冒険してたと思い込んでいたから、楽しかった。
酒場の女の子と仲良くなったりとか仲間と知らない場所に冒険に出たりとか。
話聞いたら全部他の患者とか看護士だったらしいんだけど、それでも楽しかった。
仕事終わって、一人暮らししてるアパートに帰って電気つけた時とかに凄い寂しくなる時があって、たまに帰りたくなる。

□ 8 □

 

だいぶ前の出来事です。
友達に借りたテープに録音されていたラジオ番組を聞き終わり、いちいち停止ボタン押すの面倒だからと、
テープが再生し終わって停止するまで放っておこうと思ったんです。
しばらく無音だったんですが、突然波が打ち寄せる音と共に、抑揚のない男の人の声で

「海に浮かんでいるものでしりとりをしてみよう」
と言う声が聞こえてきました。
僕が「?」と思っていると、小さな女の子の声で

「人間」

とつぶやくのが聞こえたと思った瞬間、
バチーン!と停止ボタンが跳ね上がりました。
あの時ほどビビったことは無かったですよ、って不思議なことを話すつもりが恐怖体験話してますね、僕(汗)。
まあ、これが僕が生きてきた中で一番不思議でビビった出来事です。
ちなみにテープは、この時伸びてしまって二度と聞けなくなりました。
このこと友達に話すと
「借りたテープ駄目にした言い訳だろ」
って言われますがマジ体験なんですよねぇ・・・。

 

□ 9 □

 

マンションに住んでるんだけど、深夜に帰ったその日はエレベーターの自動点検で使えなかったんだよ
で、しかたないから階段で上がってったんだけどしばらくしたら下から階段を上がってくる足音が。
聞いた感じハイヒールっぽい。

で、階段の構造は下を見れる感じなんだけど見たら超満面の笑みの女が
こっちを見上げながら早歩きで階段を上がってくるんだよね。
めちゃくちゃ怖くてダッシュで自室まで逃げたわ

 

 

□ 10 □

 

検索サイト「Google」で「階段」と検索すると、膨大な数のページが表示されるが、
ときたま、たった一件しか表示されないことがある。
そのページは階段の写真が一枚表示されているだけのものだという。
もちろんこの階段を上がることはできないが、誰かが下りてくる可能性は否定できない。

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