【短編】意味がわかると怖い話 全54話[解説付き]その壱|ショートショート意味怖

【短編】意味がわかると怖い話[解説付き]ショートショート意味怖 意味がわかると怖い話

遺体は誰が

妹を殺した、井戸に捨てた 次の日死体は消えた 友達を殺した、井戸に捨てた 次の日死体は消えた 女を殺した、井戸に捨てた 次の日死体は消えた 上司を殺した、井戸に捨てた 次の日見死体は消えた 母が邪魔なので殺した、井戸に捨てた いつまでも死体はそのままだった

 

 

解説
妹の死体は消えていた。
友達の死体も消えていた。
上司の死体も消えていた。
母の死体は消えていなかった。
今まで死体の処理をしていたのは?

 

 

 

なぞの予告文

英語のテストを受けた。 問1:騎士にあって夜にないもの 問2:私 問3:陸にあってそしてにないもの 問4:学ぶにあって稼ぐにないもの 問5:ヤードにあって急性呼吸器病にないもの 問6:開けるにあってペンにないもの 問7:あなた 私は悲鳴をあげた。

 

 

解説
①K
騎士 Knight
夜  Night
②I
私 I
③L
陸   Land
そして and
④L
学ぶ Learn
稼ぐ Earn
⑤Y
ヤード Yard
急性呼吸器病 Acute respiratory disease(ard)
⑥O
開ける Open
ペン Pen
⑦U
あなた You(U)

 

 

写真撮影

中3の仲良し4人グループ。4人はいつも一緒でしたが、そのうちの1人が事故で亡くなりました。とても仲が良かったので3人は悲しみました。月日が経ち、3人は卒業旅行で様々な場所へ行き写真も撮りました。帰ってから現像し1人が「これよく写ってるね」と3人が笑ってる写真がありました。

 

 

解説
3人が写真に映るにはもう一人必要?

 

 

誰が犯人

そこは完全な密室だった。
黒皮刑事は、血まみれの遺体となった少女に軽く手を合わせた。黒皮は部屋中を調べたが、窓、扉といったものの全ては内側から施錠されており、誰も侵入することができない状況であった。そこで黒皮は、ベランダに繋がる窓の鍵を開けると、そこから外に出た…

 

 

解説
犯人は黒皮刑事?

 

 

赤い景色

ある女性は東京の大学に進学が決まり、
東京に一人暮らしする事になりました。
生活を始めているうち、部屋に小さな穴があいているのに気づいた。
その穴は隣の部屋に続いていて、穴を覗いてみた。
穴の向こうは真っ赤だった。
「隣の部屋は赤い壁紙なのか」と思いつつ毎日、
女性は小さな穴を覗いていた。

いつ見ても赤いため、隣の部屋が気になった女性は、
マンションの大家に聞いてみることにした。
「私の隣の部屋にはどういう人が住んでいますか?」
すると大家さんは答えた。

「あなたの隣の部屋は病気で目が赤い人が住んでいます。」

 

 

解説

見えた赤は壁紙でなく隣人の目。

 

 

血糊のエレベーター

とある廃墟に幽霊が出ると言う噂があった。
俺は友達と共にその廃墟に行ってみた。
廃墟の中は色々な物が散乱していた。
何台もあるエレベーターの前まで行くと
血糊のような物が壁に付着している。
二人は上の階へ向かおうしてエレベーターのボタンを押した。
次の瞬間エレベーターが降りてきた。

 

 

解説
廃墟には電気が通っていない。ということは、エレベーターが落ちてきた?

 

 

トニー

大の野球好きのトニーが80歳で死んだ。
葬儀の翌日、同じく野球好きの親友デビッドの枕元にトニーが現れて言った。
「デビッド、良いニュースと悪いニュースがあるぜ」
「トニー!君なのか?」

デビッドは親友との再会を喜び、言葉を続けた。

「で、良いニュースって何だ?」
「聞いて驚くなよ。天国でも野球が盛んに行われているんだ。俺も1つのチームに入ったんだぜ」
「そりゃすごい!で、悪いニュースは?」
「明後日の先発は君だ」

 

 

解説

天国での野球で「明後日の先発は君だ」。
明後日までにトニーが?

 

 

一人になったら

パソコンをしていると一通のメールがきた。
なんだろうと思い開いてみると
「ひとりになったら死ぬ」

の一言しか書いてなかった。
俺はちょっとビビった、イタズラメールだと思ったのだがその後すぐに、同棲している彼女が
「コンビニに行って来るから-」 と言ってきた。

俺は一瞬焦った。 このままだとひとりなる…
いや、でもあれはただのイタズラだ。 そうに違いない。
まさか彼女に「怖いから行かないで」とも言えるわけがない…

「じゃあ行って来るから-」

「……うん」

二時間後

なんだ、大丈夫じゃないか!ビビらせやがって…
やっぱりイタズラだったんだな。

 

 

解説

イタズラメールはパソコンに送られた。
彼氏向けに送ったとは限らない。

 

 

殺人鬼とのゲーム

友達と飯食ってたら、突然こんなこと言い始めたんだ。
友「殺人鬼から逃げた時間に応じて金がもらえるゲーム、知ってる?」
俺「は?そんなのある訳ねーだろ(笑)」
友「いや、あるんだよ。俺参加したことあるし。」

嘘だったと思ってたのに友達の顔は真剣だった。

俺「え、参加したって、結果どうだったんだよ?」
友「ん、俺?3人だよ。」

 

 

 

解説
友達は、逃げる側ではなく追いかける側。
友達が答えた人数とは。

 

 

 

鏡に映る人影

廃校になったある小学校にある大きな鏡を深夜2時ちょうどに見ると怪奇現象が起きるという話を聞き、夏に友人三人と早速行ってみた。
その学校は山奥にある木造の学校の校舎で、いかにも廃校という感じだった。

玄関を入るとホコリっぽい匂いが鼻にツンときた。
例の鏡は玄関の突き当たりん右に行くとすぐそこにあった。

もうすぐ2時になる、蒸し暑いなか三人とも固唾をのんで鏡を見守った。

2時になった!!…だが、特に変化はなく、長袖の三馬鹿がこちらをじっと見ているだけだった。

遂に五分が経過し、これ以上見ても無駄と思い、三人で大したことないな、
と笑いながら校舎を後にした。ふと、友人たちの服装を見て、蒼くなって動けなくなってしまった・・・。

 

 

解説

鏡に映っている自分たちは長袖だったが、自分たちの服装は?

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