『干物を盗まれた』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

  1. スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
    1. 干物を盗まれた 数ヶ月前のご近所の泥奥の話です。 近所に良い釣り場が有って、大き目の鯵(アジ)がサビキ(擬似餌の付いた釣り針)で良く釣れた。 でも、刺身やタタキや焼いて食べても続くと飽きてしまった。 で、干物にしてとっておこうと思い、作って庭に干したら、5枚の内2枚が無くなっていた。 猫かな?と思い、今度は七味をまぶした干物を干したが、又無くなった。 取りあえず近所の交番に言うが苦笑いされた。 一応、不法侵入って事で記録だけしてもらった。 で、その週末、また庭で干物を干していると、近所のK奥がこちらの様子をチラ見していた。 こっちが気付いたら、スッと居なくなった。 ご近所さんだが付合いは無く、通りかかれば挨拶をする程度。 これは!!と思い、干物に細工をする事にした。 使ったのは「THE SOURCE」、4枚の七味干物に各々5滴。 念の為、「激辛・注意!!」の看板も置いた。 夕方の5時頃に見たら、2枚無くなっていた。 物が物だけに、交番に連絡し30分位でおまわりさんが来た。 玄関の内側で状況を話をしていた。 近所で救急車のサイレンが聞こえた。 翌日に近所でのウワサを聞いた所、K夫婦が「食中毒」で運ばれたらしいと聞いた。 その後、干物が無くなる事はなかった。     買い物カートで暴走していた 昨日スーパーでガキが子供用の買い物カート(言い方がよく分らん)で暴走していた。 凄く迷惑だったが母親の姿が見えない。 レジ前に母親が居た事が分り、子供の暴走カートの前にフラフラ?と出てみた。 勿論ぶち当たった。 周囲のおばちゃん達が「大丈夫?」とおいらの心配をしてくれた。 母親がビックリしたらしいが、こちらには来ないで子供を自分の方に呼び寄せた。 ムカついたので一発文句でも、と思ったら、父親らしき人が登場し、子供を殴り(ガキ号泣)母親を怒鳴りつけ、おいらに謝罪に来た。 文句が言えなくなったが、父ちゃんあんたいい人だ、と思った。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   牛丼屋で飯食ってたら 牛丼屋で飯食ってたら、横に座った会社帰りと思われる40代くらいの男が 「ファーストフードなんだからよ、もっと早く持ってこいよ。そういうサービスでやっていけると思ってるのかねぇ」 と、店員に怒りはじめた。 その後もくどくどと説教を垂れる始末。店員は平謝り。 別に牛丼持ってくるのが遅かったわけじゃないし、サービスも普通だったので、俺は店員に同情しながらその光景を見ていた。 すると向かい側に座っていた強面の兄ちゃん二人組が大きな声で 「会社のストレスを他の場所で発散するやつっているよな」 「いるいる、自分より弱い奴に当たるやつ」 「そういうやつに限って全然仕事できなくて家庭でも居場所ないんだよな」 「俺たちって勝ち組ではないけど、そういう大人にならなくて本当によかったよなー」 と話し出した クレームリーマンは真っ赤になりながら牛丼を掻きこんで、むせながらスゴスゴ退店。 店員が兄ちゃん達に会釈すると、兄ちゃん達も照れくさそうに会釈を返してた。     笑われたり馬鹿にされたり 高校の時、1?2年同じクラス、3年は隣のクラスだった超絶リア充女Aに私の動作や言動や持ち物をいちいち笑われたり、馬鹿にされたりしていた。 大っぴらに笑うんじゃなく、クスクスと。 二年の時、Aが東京のある私立大学に進学したいが、親が猛反対しているという話をたまたま聞いた。 当時の私は、適当な地元(西日本の田舎)の公立大学や短大に入れればいいなと軽く考えていたけど、それを聞いて、Aと同じ大学を陰ながら目指すことにした。 世間的に見たら大したことない大学だけど、当時の私の偏差値を考えたらかなりレベルは高い。 でもAに対抗することだけを考え、何とか合格した。 Aは結局親の反対に合い、地元の公立に進学した。 東京に進学する人自体が珍しい中、キ喪女の私が東京の華やかなイメージの私大に進学することは、周りから見てかなり衝撃だったらしい。 これで1スカ目。 Aに対抗することだけを考えてたために大学自体に思い入れはなかったけど、実際入学してみたら授業も楽しく、尊敬する教授や大好きな友達もでき、喪ながらも楽しい毎日を送っていた。 大学二年の時に高校の同窓会があったのだが、Aに 「Aさんは自然が豊かな地元の大学でいいな?☆私も東京の大学じゃなく地元大学に進学すれば良かった☆」 と言った時の「そうなんだ?☆」と返しながらも、一瞬凄く怖い目をしたAが忘れられないwこれが2スカ目。 結局Aは地元のうんこ企業に就職し、私は東京で、Aが憧れていた分野に就職している。 大学はAに対抗したくて選んだけど、今の職種は、大学で学んだ上で自分で決めた。 結果的には私の人生を好転するきっかけとなってくれたAの嫌がらせに、今は感謝している。 Aは見た目も可愛く、勉強もでき、コミュ力もある超絶リア充だったけどなぜか喪やぼっちをかなり馬鹿にするところがあったから、今思えば家庭などに問題があるんだろう。 Aを心配したり同情する気持ちが、Aにとっては一番悔しいだろうけど心配。     IT関係会社のダメダメ上司 うちの会社はIT関係で、取引先には中国韓国も含まれている。 で、当然中国語、韓国語が話せる社員がいるんだけど、当然一般職より給料が良い。 2人とも真面目で普段から色々と勉強してるみたいで、仕事も早くて正確。 トラブルがあっても、パキパキと対処してくれて皆から頼られてる。 でもダメダメ上司(この二人の上司でもある)が、影で悪口を言いまくってる。 自分より頼られてる+給料が良い+自分より頼られてるのが気に食わないらしい。 韓国の方は在日で、奥さんは日本人なんだけど「ハッ」とするほどの美人。 その奥さんに「日本人なの?何で韓国人な ん か と結婚したの?もったいないね? 美人なのにねえ」 とか平気な顔して言いやがった。 かなり気まずい空気になったんだけど、入社2年目の女子社員Sがその上司が近くにまだいるのに奥さんにこう言った。 「なんかすいませ?ん。あの上司は○○さんの事ねたんでるみたいなんですよ?。やっぱり上司より仕事は出来るし、責任感がありますし、皆から信頼されてますんで?。ああいう所が嫌われる原因なんですけどね?、やっぱほら、自分じゃ分からないんでしょうね?。あ、そういえばこの前上司のミスで、○○さんすごく遅くまで残業なさって大変そうでした。あの時も、結局○○さんがいないとどうしようもなくって、大変でしたよ?でも○○さん帰っちゃった後で、携帯で連絡してわざわざ戻ってきていただいたんですよ。戻ってきていただけるまでの間、私達上司に散々八つ当たりされちゃって困っちゃいましたよ?。あの時位○○さんが上司だったらって思ったことは無いですよアハハハハー」 S、お前マジでGJ!!! 上司は顔を真っ赤にしつつ離れていった。 後で「すごい天然だね、Sさんw」と言ったら 「は?私天然じゃないですよ??あれわざとですから。いい機会ですよ、自分が周りからどう思われてるのか知るいいチャンスじゃないですか。」 それ以来 上司は○○さんにも中国語担当の方にも悪口を言わなくなり、むしろ卑屈な態度で接してくるようになって、弱い相手に八つ当たりしたりネチネチ絡む事も無くなった。 おかげですごく会社内の雰囲気が良くなったよ。 S、本当にGJだ!!!   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧
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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

干物を盗まれた 数ヶ月前のご近所の泥奥の話です。 近所に良い釣り場が有って、大き目の鯵(アジ)がサビキ(擬似餌の付いた釣り針)で良く釣れた。 でも、刺身やタタキや焼いて食べても続くと飽きてしまった。 で、干物にしてとっておこうと思い、作って庭に干したら、5枚の内2枚が無くなっていた。 猫かな?と思い、今度は七味をまぶした干物を干したが、又無くなった。 取りあえず近所の交番に言うが苦笑いされた。 一応、不法侵入って事で記録だけしてもらった。 で、その週末、また庭で干物を干していると、近所のK奥がこちらの様子をチラ見していた。 こっちが気付いたら、スッと居なくなった。 ご近所さんだが付合いは無く、通りかかれば挨拶をする程度。 これは!!と思い、干物に細工をする事にした。 使ったのは「THE SOURCE」、4枚の七味干物に各々5滴。 念の為、「激辛・注意!!」の看板も置いた。 夕方の5時頃に見たら、2枚無くなっていた。 物が物だけに、交番に連絡し30分位でおまわりさんが来た。 玄関の内側で状況を話をしていた。 近所で救急車のサイレンが聞こえた。 翌日に近所でのウワサを聞いた所、K夫婦が「食中毒」で運ばれたらしいと聞いた。 その後、干物が無くなる事はなかった。     買い物カートで暴走していた 昨日スーパーでガキが子供用の買い物カート(言い方がよく分らん)で暴走していた。 凄く迷惑だったが母親の姿が見えない。 レジ前に母親が居た事が分り、子供の暴走カートの前にフラフラ?と出てみた。 勿論ぶち当たった。 周囲のおばちゃん達が「大丈夫?」とおいらの心配をしてくれた。 母親がビックリしたらしいが、こちらには来ないで子供を自分の方に呼び寄せた。 ムカついたので一発文句でも、と思ったら、父親らしき人が登場し、子供を殴り(ガキ号泣)母親を怒鳴りつけ、おいらに謝罪に来た。 文句が言えなくなったが、父ちゃんあんたいい人だ、と思った。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   牛丼屋で飯食ってたら 牛丼屋で飯食ってたら、横に座った会社帰りと思われる40代くらいの男が 「ファーストフードなんだからよ、もっと早く持ってこいよ。そういうサービスでやっていけると思ってるのかねぇ」 と、店員に怒りはじめた。 その後もくどくどと説教を垂れる始末。店員は平謝り。 別に牛丼持ってくるのが遅かったわけじゃないし、サービスも普通だったので、俺は店員に同情しながらその光景を見ていた。 すると向かい側に座っていた強面の兄ちゃん二人組が大きな声で 「会社のストレスを他の場所で発散するやつっているよな」 「いるいる、自分より弱い奴に当たるやつ」 「そういうやつに限って全然仕事できなくて家庭でも居場所ないんだよな」 「俺たちって勝ち組ではないけど、そういう大人にならなくて本当によかったよなー」 と話し出した クレームリーマンは真っ赤になりながら牛丼を掻きこんで、むせながらスゴスゴ退店。 店員が兄ちゃん達に会釈すると、兄ちゃん達も照れくさそうに会釈を返してた。     笑われたり馬鹿にされたり 高校の時、1?2年同じクラス、3年は隣のクラスだった超絶リア充女Aに私の動作や言動や持ち物をいちいち笑われたり、馬鹿にされたりしていた。 大っぴらに笑うんじゃなく、クスクスと。 二年の時、Aが東京のある私立大学に進学したいが、親が猛反対しているという話をたまたま聞いた。 当時の私は、適当な地元(西日本の田舎)の公立大学や短大に入れればいいなと軽く考えていたけど、それを聞いて、Aと同じ大学を陰ながら目指すことにした。 世間的に見たら大したことない大学だけど、当時の私の偏差値を考えたらかなりレベルは高い。 でもAに対抗することだけを考え、何とか合格した。 Aは結局親の反対に合い、地元の公立に進学した。 東京に進学する人自体が珍しい中、キ喪女の私が東京の華やかなイメージの私大に進学することは、周りから見てかなり衝撃だったらしい。 これで1スカ目。 Aに対抗することだけを考えてたために大学自体に思い入れはなかったけど、実際入学してみたら授業も楽しく、尊敬する教授や大好きな友達もでき、喪ながらも楽しい毎日を送っていた。 大学二年の時に高校の同窓会があったのだが、Aに 「Aさんは自然が豊かな地元の大学でいいな?☆私も東京の大学じゃなく地元大学に進学すれば良かった☆」 と言った時の「そうなんだ?☆」と返しながらも、一瞬凄く怖い目をしたAが忘れられないwこれが2スカ目。 結局Aは地元のうんこ企業に就職し、私は東京で、Aが憧れていた分野に就職している。 大学はAに対抗したくて選んだけど、今の職種は、大学で学んだ上で自分で決めた。 結果的には私の人生を好転するきっかけとなってくれたAの嫌がらせに、今は感謝している。 Aは見た目も可愛く、勉強もでき、コミュ力もある超絶リア充だったけどなぜか喪やぼっちをかなり馬鹿にするところがあったから、今思えば家庭などに問題があるんだろう。 Aを心配したり同情する気持ちが、Aにとっては一番悔しいだろうけど心配。     IT関係会社のダメダメ上司 うちの会社はIT関係で、取引先には中国韓国も含まれている。 で、当然中国語、韓国語が話せる社員がいるんだけど、当然一般職より給料が良い。 2人とも真面目で普段から色々と勉強してるみたいで、仕事も早くて正確。 トラブルがあっても、パキパキと対処してくれて皆から頼られてる。 でもダメダメ上司(この二人の上司でもある)が、影で悪口を言いまくってる。 自分より頼られてる+給料が良い+自分より頼られてるのが気に食わないらしい。 韓国の方は在日で、奥さんは日本人なんだけど「ハッ」とするほどの美人。 その奥さんに「日本人なの?何で韓国人な ん か と結婚したの?もったいないね? 美人なのにねえ」 とか平気な顔して言いやがった。 かなり気まずい空気になったんだけど、入社2年目の女子社員Sがその上司が近くにまだいるのに奥さんにこう言った。 「なんかすいませ?ん。あの上司は○○さんの事ねたんでるみたいなんですよ?。やっぱり上司より仕事は出来るし、責任感がありますし、皆から信頼されてますんで?。ああいう所が嫌われる原因なんですけどね?、やっぱほら、自分じゃ分からないんでしょうね?。あ、そういえばこの前上司のミスで、○○さんすごく遅くまで残業なさって大変そうでした。あの時も、結局○○さんがいないとどうしようもなくって、大変でしたよ?でも○○さん帰っちゃった後で、携帯で連絡してわざわざ戻ってきていただいたんですよ。戻ってきていただけるまでの間、私達上司に散々八つ当たりされちゃって困っちゃいましたよ?。あの時位○○さんが上司だったらって思ったことは無いですよアハハハハー」 S、お前マジでGJ!!! 上司は顔を真っ赤にしつつ離れていった。 後で「すごい天然だね、Sさんw」と言ったら 「は?私天然じゃないですよ??あれわざとですから。いい機会ですよ、自分が周りからどう思われてるのか知るいいチャンスじゃないですか。」 それ以来 上司は○○さんにも中国語担当の方にも悪口を言わなくなり、むしろ卑屈な態度で接してくるようになって、弱い相手に八つ当たりしたりネチネチ絡む事も無くなった。 おかげですごく会社内の雰囲気が良くなったよ。 S、本当にGJだ!!!   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧

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