スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
スキー場の駐車場で同学年のチャラ男と会った
かなりモメたが決着したのでカキコ。
スペックは学生で♂
年明けにバイト先社員で仲の良い先輩夫婦を乗せてボードに行ったんだ。
先輩とは話も趣味も合うので、お互いに何度か車を乗せ合って遊びに行っていた。
その日は先輩の奥さんも一緒にスキー場に行ったんだけど、偶然にも同じ学年のチャラ男も同じスキー場に来ていた、しかも駐車場は対面。
俺は中古の小汚いハイエース、向こうはオヤジのベルファイアで男女比率3:3の6人というリア充っぷり。
すでにこの時点で俺の負け決定。
普段からDQN丸出しでウザイので関わらないようにしてたんだけど、
「え?ナニ?お前も来てたん?女連れ?マジ?見せろよwえ?人妻?じゃいいや」
そんな感じで早速絡まれた。
超ウザイ。
半分無視してさっさと滑りに行って3時ごろ車に帰ってきたらチャラ男軍団がモメてる。
どうやら車の鍵を落としたらしい。
話を遠めで聞いてたら、お前が悪い、いやお前も悪いで罵り合ってるだけ。
鬱陶しいから、さっさとJAF呼ぶなりなりセンターハウスに聞きに行けよって言ったら
「え?マジで、カッコ悪いじゃん、誰か行ってきてよ」
ってこっちを見てる、ふざけんなお前が行け。
これ以上関わるのも嫌なので無視して先輩と風呂に行くことに。
一時間くらいで戻ってくるとチャラ男の車が無かった、どうやら鍵は見つかったらしい。
正直見つからなくてもいいかなとか思ってたかど、乗せて帰れとか言われるのも嫌だから少しホッとして家に帰った。
悪夢はここから始まる。
午前1:30分ごろ、俺の携帯が鳴った。
見慣れない番号だが、一応出てみる…チャラ男だった。
事故起して車が動かない、怪我人も居る、人通りも少ない、助けてくれ、こんな電話だった。
「いや、それなら早く救急車と警察呼べよ、ここからそこまで片道4時間くらいかかるんだぞ」
「いや、全員酒飲んでるからさ、呼べないんだ、ちょっとここまで来て代わってくれん?」
…こいつ、俺に事故の身代わりをさせるつもりだ。
「怪我人居るなら早く救急車呼べよ、バカかお前」
「呼べねーっつってんだろ!早よ来いや、殺すぞ!」
この瞬間、こいつら死ねって思った。
「で、お前らどこで事故ってんの?」
「国道○×の△□辺りだよ」
「あーそこ橋が多いから良く滑るよねー、ご愁傷様、早く警察呼べよ、じゃあの」ガチャ
そのまま最寄の警察署を調べて匿名で「事故みたいですよ」って電話しておいた。
その後は修羅場だったそうだ。
免許は取り消し。
全員で200万の罰金。
車は廃車。
骨折したり歯が欠けたり。
親が「助けなかった俺にも責任が~」とか言い出したり、見舞金払えとか、薄情者呼ばわりされたりと散々だった。
最終的に弁護士を間に入れて黙らせたよ。
信号無視の車に突っ込まれて事故を起こした
青信号で交差点内に侵入したら、信号無視の車に突っ込まれて事故を起こした。
とりあえず警察と保険屋に届け事情聴取。
相手は、私が赤信号無視だと嘘をついて保険屋+警察に報告。
私は相手が赤信号無視だと主張、まさにカオスな状態になった。
相手は普通の中年の夫婦で、隣に乗ってた妻っぽいオバサンまで「旦那は青信号で進んで!あの子が信号無視して交差点内に入ってきた」と証言してきた。
警察からは完全嘘つき的な目で「じゃあOOさん(私)、もう最初から一回説明いいですか?」だと。
私が説明すると相手の中年が「若い子は嘘つきで嫌だねぇ~」って聞こえるように言ってくる。
結局モメまくりで近くの警察署まで全員連れて行かれた。
腹立たしかったんで「じゃあ私の車に車載カメラが付いてるんで確認しましょう」って事になった。
相手の中年夫婦は相当動揺してたけど、そんなものハッタリでカメラ何て無いとふんでたらしく、私の車から警察の方とカメラ持ってくるまで「また嘘が始まったwwwpgr」とか言ってた。
当たり前だけどカメラの内容確認したら相手が嘘を言ってるのがバレた。
相手は今度は「プライバシーの侵害」とか「カメラ積んでるなんてまともじゃない」とか怒鳴りつけてきた。
最終的に「なんでカメラなんか積んでやがる!?」って言われたんで、「私は結婚してこちらの県に来たんですけど、結婚する時に両親から【名古屋は嘘つきが多いから、証拠はいつでも取っておきなさい】って言われて付けたんですよ」って言ったら、私を疑ってた警察も相手の中年夫婦も押し黙って。
先ほどのグダグダが嘘のようにスラスラと動画と私の証言で調書を取って帰宅した。
保険屋にも動画を提出。
7対3でまとめようときてきたけど、嘘をついてきたことが悪質だったので、私がゴネまくって9対1にしてもらった。
本当は両親に【名古屋は嘘つきうんぬん】なんて言われてないし、車載カメラはつべにうpするためにつけてるので嘘つきは私なんだけどね。
派遣契約に入って無い!
「派遣契約に入って無い」って事で挨拶すらしない派遣男がいました。
たまたま事務で同じ派遣会社から来ている方が寿退社との事で、プライベートで部署メンバー集め送別会をしてあげました。
(この方は大変すばらしい女性)
当然派遣男は無視、飲み会でコミュ取らない人間は邪魔なんで。
で、派遣男がどうやらこの事を自分の派遣元で聞いたらしく、なんで呼ばないの?
差別だ、区別だとわめき始めました。
するとウチの本部長が、「申し訳ない、あなたと定時外の飲食を共にするは契約に入ってなかったからお呼び致しませんでした。で、今後もその旨に関して契約するつもりは御座いません」と軽やかに、且つ丁寧に説明すると、30杉のオッサンがオンオン泣き出しました。
寂しいなら、寂しいって言えよ。
異常に本社勤務を主張する東大卒のバカ女
東大出た職場の新卒採用のバカ女が酷かった。
一応全国展開もしてるそこそこ大きい会社の本社勤務なんだが。
異常に本社勤務であると言うことを主張する。
支社の人間には全てタメ口、他県の支店長クラスにも食ってかかるほどの剛の者。
「支社が本社に口を出すな」と全て強引に押し切って責任は他人へ丸投げ。
発注ミスや施工のトラブルも全て現場へ押し付け。
ミスを指摘してきた人に「確認するのがあなたの仕事」とだけ言って電話をガチャ切り。
急に飛び込んできた案件を「これやっといて」とだけ言って丸投げ。
しかも頼むにしてもその態度は何だと言われると「私本社勤務なんですけど?分かります?」と言ってガチャ切り。
オーダーミスで施工不能になっても「柔軟な対応をするのは現場の仕事」と言って謝罪もフォローも無し。
最終的に西日本を統括してる大阪支店の本部長をブチ切れさせて、九州に左遷された。
エスカレーターを塞ぐバカップル
関西の出来事なので台詞に関西弁入ります。
当時大学生。
その日は部活のメンバーと飲み会があった。
飲み会もお開きになり、俺は仲の良い友人7、8人くらいと駅に向かった。
時間は10時半くらい、人はまばらだった。
切符を買ってホームに行こうとしたとき、エスカレーターの前に立ち止まっている二人がいた。
ホスト風の男(蟹の甲羅のような顔をしている。以下蟹男)と、ケバイ女(限りなくウンコに近い。以下ウン子)
エスカレーターの前にも関わらず、二人は濃厚なキスを繰り広げていた。
しかも長い。
二人の世界に入りきっている。
位置的にエスカレーターを塞ぐ感じになっていて完全に邪魔。
友人の一人、Aがスッと動いた。
キスをしている蟹男とウン子に近寄り、至近距離からガン見。
他のメンバーも無言でAの後ろに一列に並び、全員でガン見。
最初は無視してキスを続けていた蟹男とウン子も、あまりのガン見についにキレた。
蟹男「何やコラ」
A&他「…………」
蟹男「何や文句あんのかオイ!?」
ウン子「てかキモイんやけど!」
A&他「…………」
蟹男「何か言えやゴラァ!!!」
ここで唯一列に並んでなかった俺が動いた。
俺「(Aに近寄り)すみませ~ん」
A「はい?」
俺「このエスカレーターの前で『道を塞ぎながらキスしまくってる気持ち悪いバカップル』が見れるって聞いたんですけど」
A「はいそうですよ!今ちょうど休憩中みたいです」
俺「ああそうですか。じゃあちょっと待ちましょうかね」
この辺で蟹男キョドりだす。
ウン子は顔真っ赤。
更にウンコに近づいた。
周りには既に結構なギャラリーが集まっていた。
携帯を取り出すA。
俺「あ、写メ撮るんですか?じゃあ俺ムービー撮ろ」
携帯を取り出す俺。
そして一斉に携帯を取り出し構えるメンバー。
蟹男プルプルしながら「ナメんなボケェ!」とか叫んだ。
周りで見てたギャラリーから
「世の中ナメとんのはお前らやろが!」
「公共の場で汚いモン見せんな!」
との声が上がる。
もうこれ以上ないほど真っ赤っ赤になった蟹男とウン子は、人混みを掻き分けて逃げて行った。
Aは何故か一緒になって並んでいた綺麗なお姉さんとハイタッチを交わし、何事も無かったかのように階段でホームへ向かった。
俺達の「いや階段で行くんかい!」というハモリツッコミで、周りのギャラリーからは爆笑と拍手が巻き起こった。
以上、大学時代にあった武勇伝でした。
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