『おしゃべりしている店員』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

レンタルビデオ屋の女性店員

レンタルビデオ屋で、隣のレジに並んでた兄ちゃんが女性店員(22?25くらい)にニヤニヤしながら紙を渡して、DVDを探してくれと頼んでいた。
どうやらAVらしい。
店員「男性店員のが詳しいので交替しますね」
男「いや、アンタに探してくれって言ってんの!
客に頼まれたんだからちゃんと仕事しろよ(ニヤニヤ)」
店員「…かしこまりました。少々お待ち下さい」
店員、パソコンで検索(多分)した後レジを離れ、10分後、戻ってくる。
店員「お待たせしました」とDVD2本持ってレジに入る。
その時、男の知り合いらしき女性2人連れが男に声をかける。
女性ら「○○主任!お住まいこの辺なんですか?何借りたんですか?」
とレジを覗き込む。
店員「それでは○○様、タイトルをご確認下さい。(とびっきりの笑顔)
1点目が『それいけパイパンマン2』もう1点が『鶴のマングリガエシ』
でよろしいでしょうか?」
女性ら「ええ?何それ…」とどん引き。
男「えっ…いや、ちが…俺じゃな…」
店員「お客様に渡されたメモ通りの物をお持ちしたんですが…おかしいですね…」
ああっ!大変失礼致しました!」
男「いやあ…」店員が空気を読んでくれたと思い、ホッとした顔。
店員「『それいけパイパンマン2』は1週間前にレンタルされてますね!
ではすぐ『それいけパイパンマン3』をお持ち致しますので!」
女性ら「何?エロビ?エロビだよね…」と遠巻きに見ている。
男「いや…もう…いいです…」
店員「そうですか?ではまたありましたらお声をおかけ下さいね!(ニッコリ)」
その後、背中を丸めて帰る男を部下と思われる女性2人は軽蔑した顔で見送っていた。
男がホッとした後の店員さんの巻き返しがカッコ良かった。

 

 

女性客とおしゃべりしている店員

近くに、ラーメン屋が出来たので、行ってみた。

注文して、持ってきて、さあ、食べようとして、上に載っている野菜をかき分けたら虫がいた。
別に、事を荒立てようという意志はない、取り替えてくれれば十分なので、店員に声をかけた。

俺「すいません?」
店 返事をしない。(´・ω・`)な顔で、こっちを見るだけ。若い女性客とおしゃべりで盛り上がっている。
俺が何も言わないので、おしゃべりに戻る。

俺「すいません?」
店「はい」 返事はするが、こちらには来ない。また、おしゃべりに戻る。

俺「すいません?」
店「はい。聞こえますから言ってください」

言いましたよ、聞こえるような大きな声で

「虫 が 入 っ て い る の で、 取 り 替 え て く だ さ い」

水を打った、という表現があるけど、まさに、そうだった。
ざわついていた店内が一瞬で静かになった。

店員は、黙って下げて、黙って新しいのを持ってきた。謝罪も何も言わなかった。
会計時に、「呼んだよ、俺」と声をかけたが、「○円です」だけだった。

しばらくして、前を通ったら、もう店はなかった。

 

バイト先のスーパーの店長

バイト先のスーパーで客の子供が商品のお菓子を勝手に開けて食ってしまった。

そのことを店長に報告しその親と店長で話し合うことに。

親の言い分は纏めると

「うちの子供の手の届く位置に好物を置くのが悪い」
「客は神様だろう」

うわーこんなこと言うやつ本当に居るんだとドン引きしてたら、店長がいきなりモンスターエンジンのコントの真似しながら

「私も神だ、お前も神なのか?我々神はどんなに飢えていようが店の商品を勝手に食べたりしない」

「神の風上にも置けないやつめ!お前には罰を与えなければならない、どれ(俺の名前)、この地にあるという警察に通報しろ」

笑い堪えながら電話に手をかけると

「それだけはやめてください!!」

と懇願してきた。

それを聞いた店長が

「なら弁償お願いします」

と素のテンションに戻って言った所で堪えきれず笑ってしまった。

 

 

携帯ゲーム狂いの先輩

会社の先輩が重度の携帯ゲーム狂いで、ポイント目当てで無理矢理加入させられ、俺が商談中に電話かけて来て、「1分以内にアレとコレを応援出してくれ」やら、夜中の3時に「緊急バトルだから、今すぐログインしろ」やら、「今回の(ゲーム)イベントは大事なイベントだから、会社では携帯を預けろ。」とか、常識で考えられない事をするようになった。

極め付けは、便所に行ってる間に俺の携帯を勝手に弄り、友人等の登録アドレスに勝手にゲームのお誘いメールを送りまくっていた事。

さすがに腹が立ったので猛抗議したところ「あっそ!次のイベントも大事だからよろしくね」って返事が帰ってきた。

同部署の課長に相談しても、「注意しておく」と言ったっきり。
相変わらず毎晩「ログインしろ」「アイテムを寄こせ」メールがひっきりなしに来る状態。
さすがにもうダメだと思い、次の日に人事課に行き、翌月に退職する旨を報告。
(同業他社から引き抜きの話が来ていたので、水面下で話を進めていた)

今まで来た全メールの内容と受信時刻(就業中含む)を提出。
勝手に携帯を弄られて、複数の友人に勝手にメールを送られた旨も報告した。
人事課の課長からは、何とか辞めないで貰えないか?と、懇願されたが却下。
翌週から残っていた有休消化をねじ込んで、家族を連れて旅行に出かけた。

旅行中も先輩から、ひっきりなしにメールが届いた。

「なんて事してくれたんだ!」
「誤解だったって人事課長に言ってくれ。やばい事になってるぞ」
「たかがゲームが原因で会社辞めるって、社会人舐めてんのか!」(お前が言うなw)
などなど、多数の問い合わせを受けたが完全無視。
更に受信内容を全て人事課長に転送。
電話も鳴りっぱなしで五月蝿いので、着信拒否に設定した。
(同僚からも電話鳴りまくってたが、後で掛け直したら、同僚では無く輩がかけていた事が判明)

そんなこんなでひと月経って、引き抜きの会社に入社する事が出来た。
住宅控除も充実しており、収入もアップしたので、家のローンの繰り上げ返済が出来る様になったと嫁は喜んでいる。

そのふた月後に元同僚と酒を飲んだんだが、引き継ぎも満遍なくできていたので、業務は問題無く出来ていたとの事。良かった。
ただ以前と違うのは、俺が有休消化中に部署内で2名ほど、ほぼ俺と同じ様な内容で退職希望者が続出し、
先輩は遠方の子会社に配属、課長は課長代理として他部署に移動。
空いた課長ポストに元同僚が収まったという事だw

棚からぼた餅とはまさにこの事だww

 

 

29歳のフリーターの男

「俺には警察官や弁護士の友達がいるんだ」
「だから俺にナメた態度とったらそいつらが黙ってないからな」
「俺のためならって、惜しむことなく力を注いでくれる友達なんだ」
が口癖だった、店のことを仕切ってる29歳のフリーターの男に、
「友達がいなきゃなんもできないんですね」
と言った新人の女の子w
それからフリーター男は、その新人の女の子をネチネチずーっといびってたけど、
新人の女の子はそんなのどこ吹く風で完全スルー。
周りがどんどん新人の女の子の味方になっていって、フリーター男は自滅w
「戻って来て欲しいって皆が泣いても、俺はもう戻らないから」
って捨て台詞を残して辞めていったけど、誰も引き止めなかったw

どれだけネチネチやられても、淡々と仕事する新人の女の子は最高にかっこよかった!

 

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