『卑しい女』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

地元の道の駅

春先だったんだけどね。
地元の道の駅で山菜祭ってあったの。

んで並んでる山菜見てたらいかにもなDQNが売り子のおねえちゃんに安くしろって言ってんの。

おねえちゃんそんな権限無くておばちゃんもいないから困ってたのよ。

そしたらDQNがさ!勝手に

「はい!3袋買うから1000円ね」
とか言っていきなり金だけ渡して持ってったの!

おねえちゃん何も言わずにあたふたしてるから俺言ったのよおねえちゃんに

「言ってきてやるよ!」
ってさ そしたらさ

「いいんです!」
って強く言うの

「なんで!」
って言い返したらさ

「あの人3袋500円のを1000円で買ってくれましたから」だってwww

ホントDQNバカWWW

 

 

広い駐車場のアパート

広い駐車場を持っているアパートが近所にある。

大家さんは長年地元に住んでいるお婆さんで、他にも不動産を複数持っている。

そこへ幼稚園児を連れたAさんが現れ、娘の送り迎えの間だけ車を置かせて欲しいと言ってきた。

大家さんは場所も空いているし短い時間なら、と好意でそれを了承。

Aさんは確かに最初のうちは、数分車を止めるだけだった。

それから数ヵ月後。

だんだんと長くなる駐車時間。
勿論お金は払っていない。

大家さんがAさんに長い時間停められるのは困ると言うも、その場では謝りながらも行動は変わらず。

酷いときには丸二日停められていたらしい。

大家さんは優しい雰囲気の小さなお婆さんで一人暮らし。
だからAさんは増長していったのかもしれない。

そんなある日、Aさんは単身赴任する夫の元へ娘と向かった。

勿論車はアパートの駐車場へ無料駐車。
かなり長い滞在で1週間近く車を停めていた。

そして帰ってきたAさんが見たのは、長さが半分に潰れた車。

駐車場の隣の今は使われていない田んぼに落ちていた。

半狂乱になりながら警察を呼ぶAさんだったが、結局犯人は分からず。

大きなトラックのような車で何度もぶつけられたのでは?と警察からは言われたらしい。

ところで、この大家さん。

小さなビルもひとつ事務所として貸しているのだが、相手はヤの付く職業の方々で。

もう30年近く契約していて親しいらしく、それらしき男性方と大家さんが井戸端会議しているのを何度も見かけている。

田舎のとあるセコケチママのお話でした。

 

OL風のお姉さん

公園でOL風のお姉さんにお菓子を集ってるずうずうしいガキがいた。

母親と思しき女は「早く貰ってきなさいよ」みたいな感じでちょっと離れて立っていた。
するとお姉さんは「いいよ」とお菓子を地面に投げ「欲しかったら拾いなよ」

拾おうとするガキ→ファビョりながら子供の手を掴み連れ去る母親

親子が立ち去るとお姉さんはおもむろにお菓子を拾い、軽く汚れを払うと何事もなかったように食べた。

お姉さんステキ過ぎ

 

 

卑しい女

もうだいぶ前の話だけど、口癖は「お金がない」「奢って」「ちょうだい」な卑しい女がいた。

飲み会では財布にお金を入れないままやってきて「お金持ってないし?」と他人に出させてバックレ。

ランチにも勝手についてきて「お金持ってきてない?」と誰かに奢らせ。
1、2回は「え?え?」と策にはまってしまった顔ぶれも、あまりの図々しさにだんだんと疎遠になっていった。

ランチには見つからないように逃げたり、まいたり。
飲み会も情報が漏れないように必死。
もちろん友達なんていなかったけど、勝手に「友達でしょ」とつきまとって、なんとか他人にお金を出させようとする嫌な人だった。
初めて「卑しい」っていう形容詞はこういうときに使うんだなあ…と実感できたような人。

そんなある日、その女が大学の近所の喫茶店で揉めているところに遭遇。
レジの前で泣いてる。
やばい!と思ったときはバッチリ目が合ってしまって、こっちに向かって
うわああ??ん、みたいに泣きながら抱きつこうとした。避けたけど。

どうやら別のグループにたかるつもりでついてきて「お金ない」をやって「あっそ」と置き去りにされた所だったらしいw

お店の人に「お知り合いですか?」と聞かれて
「顔は知ってますが友達じゃないので払いません」と言ってUターンしてきた。
なんで、とかひどい、とかわめいてる声を背後に店を出てから、連れと一緒に大笑いした。あれはスッキリした。
お店の人はいい迷惑だったろうけど、置き去り実行したグループGJ!!と今でも思う。

 

 

トメの脚色話

トメの脚色話がきっかけで、旦那の親戚達からネチネチいじめられた。

旦那に言っても「みんな悪気はないんだから気にするなよ?」と笑ってるだけ。

この親族は田舎の土地持ちの家で名門気取り。
いつも集まりがあるとハナにかけていた。

今回、私の父方の本家の集まりに旦那を連れて行ってやった。
(今までは私1人で行っていた。)

父方の先祖は某戦国大名の家臣で、現在は本家がお寺、分家の伯父さん達は会社社長だったりする。

本家に着いた途端に緊張してガチガチの旦那。
私はフォローしないで従兄弟達と笑い話してましたよ。

父方一族は表立って先祖や家系の自慢・アピールをしないだけ。
ついでに旦那に一族のお墓を見せたら固まっていた。

虎の威を借りるようで恥ずかしいけど久々にスカッとした。
あとは自力で頑張る。

 

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