『なぜ外国語の名前なのですか?』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

日本には美しい言葉があるのになぜ外国語の名前なのですか?

当時(数年前)、
私:大卒直後で会社員
弟:高校生
Aおばさん:祖父の妹(私から見て大叔母)
B:Aおばさんの孫、クオーター、弟より2歳上、男。
Cちゃん:近所の女の子で、礼儀正しいいい子。小学校高学年。
Cママ:Cちゃんの母親。

Aおばさんは、当時としては珍しい国際結婚をして英国某所在住。
会えるのは数年に1回で、その度に色々な話を聞けるのを私たち姉弟は楽しみにしていた。

その後おばさんの孫であるBが日本に1年の予定で留学に来ることになり、我が家に滞在決定。
BはAおばさんとBの母(Aおばさんの娘)から教わって簡単な日本語会話はできるので、
滞在中はBが弟に英語を、私と弟がBに日本語を教え、休みにはよく3人で遊んでいた。

Bが来て1ヶ月ほどのある日、私たちが3人で出かける時に近所の女の子Cちゃんに会った。
いつも礼儀正しいCちゃんがもじもじしているので、先にBが
「コンニチハと、僕はBです。あなたのお名前は?」挨拶。
だが、なぜか涙目になるCちゃん。

その後ろから、
「C!きちんとしな!全くこの子は!」と現れたCママ。
そこでCちゃんの名前を聞いてえっという顔をするB、Cママに、
「スミマセン、この子は、Cという名前なのですか?」
「そうだけど!?なんか悪いの?」
「なぜ日本人なのにCという名前なのですか?」
「!?」
実はCちゃんは外国語当て字系のいわゆるDQNネーム。
それを自覚し出したCちゃんは名乗るのが恥ずかしくなっていたとその後聞いた。

その後はずっとBのターン。
「日本には美しい言葉があるのになぜ外国語の名前なのですか?」
「なぜ日本の言葉を大切にしないのですか?」
「日本の女性の名前は綺麗なのにどうしてですか?」

唖然として言われっぱなしだったCママ、
顔を真っ赤にして「C!帰るよ!」と強引にCちゃんを引っ張ってゆこうとしたが、
Cちゃんはそれを振り払って私たちに向かい、
「母がすみませんでした」と一礼。戻っていった。

なぜ?どうして?と不思議がるBにDQNネームの説明をするのは実に大変だった。

その後Cちゃんが、中学進学を機に別名を自分の意思で名乗るようになって、ゆくゆくは改名を考えていることを聞いた。
「外国の人が聞いてもおかしいなら、私がおかしく思っても不思議じゃない」と、あの一件で考えたのだと言う。
Cママは超放任だったが、礼儀作法のしつけはCパパさんとおじいちゃんおばあちゃんがしていたので、今も人気のいい子。

Bは留学を終わった後もなんやかやと日本に来るようになり、夏と冬の一大イベントも欠かさず行くようになり、そこで知り合った日本人女性との結婚が決まったので記念カキコ。

 

 

地味だった私にいちいち絡んできた女子

中学の時地味喪だった私にいちいち絡んでからかってきた今で言うキョロ充女子A
ある時トイレに入ると中から「ねえ、今誰が入ってきたの?」とAの声
「私だけど何?」と答えるとAは「私さん、紙がなかったからちょうだい!」だった

私は親切にも予備ロールをとり「持ってきたから開けて」「!?開けられるわけないでしょ!入れてよ!」
「?上から放り込めばいいの?」「そんな事したら紙が汚れるじゃない!いいから入れてよ!」
「は?だったら渡せないけど?」「なんで分からないのよ!入れてって言ってるでしょ!」
以下休み時間が終わりかけ他の人が入ってくるまでエンドレス

最後はA半泣きだったなあ
結局後から来た人が親切に上から紙の端を少しずつ送って渡してあげてたし
Aは「私さん意味分かってくれなかった!気が利かない!」とか延々文句垂れてたけど
これ以降絡んでくることはなくなり(むしろわざとらしいくらい友好的に)
一度また舐めたクチをきいてきたので
「そんな事よりトイレに入る時、ちゃんと紙あるかどうか確認してるの?」と言ってみたら
逃げていって二度と絡んでくれなくなったので寂しかったな(棒)

 

冬の間中オレはあいつの灯油注文を受けなかった

小中とオレをこってりいじめてくれたAが嫁を連れてUターン転職で戻ってきた
オレんちはクソど田舎でガソリンスタンドを営んでいる
ガソリンの給油もするが、冬は灯油の宅配もする
こっちは雪国なんてエアコンやコタツだけではしのげない 灯油最強の地

冬になって案の定Aから灯油の注文の電話が来た
しかもまだオレをなめくさって値切ってきやがる
オレは「値切るようなお客さまはウチではお客さまとみなしません、お断りさせていただきます」
とガチャ切り

すぐに発狂電話が折り返しかかってきたが「クレーマーの対応はいたしません」とまたガチャ切り
ウチの親父は電話が嫌いで電話番はほぼ100%オレなのでAからの電話はすべてクレーマー扱いで切った

ちなみにクソど田舎なので、大き目のガソリンスタンドはウチしかない
つまりA家を宅配地域に入れているスタンドはウチのみ
何度目かの電話で隣町のスタンドの番号を一方的に唱えておいた
宅配地域外だから断られたか割増料金をとられたかどっちかだろうがそこまでは知らない

とにかく冬の間中オレはAの灯油注文を受けなかった
アパートだしエアコンついてるから寒さは厳しいだろうが凍死することはないだろう
嫁さんには悪いが

さすがに陰険な仕返しだと自分でも思ったのでこのことは誰にも言わずにおいた
まあAが言いふらしたかもしれんがオレからは言わなかった
そして先週、Aが春になってすぐ離婚されたことを知った
もともとAはモラハラ気質で(昔からそうだったが)20代で結婚し今30代になった嫁さんに対し
もう羊水腐ってるだの産廃だの普段からいろいろ言ってたらしい。ちなみにAと嫁は同い年

そこへ灯油の件が決定打となって
「生活必需品も売ってもらえないなんて、地元でいったい何やらかしてきたんだ」と
怖気をふるった嫁さん、雪がとけてすぐ実家へ逃亡、そのまま離婚になったそうだ

嫁さんまで巻き込んでDQNだったと思っていたが結果的に嫁さんを救えたらしいので
胸のつかえがおりた
ほっとしたので書き込んでみた

 

 

やたら女を語りたがる童貞

女叩きってわけじゃないんだが、やたら女を語りたがる童貞A男
例文としては
「女ってのはさ~、相談にアドバイスが欲しいんじゃないんだよね。相槌を打って欲しいだけなんだよね
そういう生き物だってことを踏まえて、女の望むようにしてやるのが云々」
「女ってのはさ~、いい意味で本能の生き物なんだよね。理屈とか法律とか、二の次なわけよ
そういうことを踏まえた上で、女をどう扱うかが肝心どうのこうの」
こんな感じ
「女ってのはさ~」「生き物」「踏まえて」の間にその都度違う単語が挟まる感じ

うっとうしいが攻撃的なわけではないし、ハイハイと流しときゃ済むので皆スルーしていた
しかしそんなA男についに彼女ができた
途端に豹変するA男
今までの「女ってのはさ~」が「もてない男ってのはさ~」に変わった
「もてない男ってのはさ~、自分から動いて傷つくことを恐れてるんだよね。よく言えば繊細。悪く言えば臆病
そういう生き物だってことを踏まえて、彼らを優しく導いてやる手がどうのこうの」
こんな感じの説教になった
今までは机上の空論だったが、今回は脱喪男した先輩様からの上から目線マジ説教

A男にもてない男呼ばわりされ続けたB男がついにブチギレた
A男と彼女のデートに無理やり割り込んで、過去のA男の言動についてぶちまけてやったらしい

A男はその後まもなく彼女にふられたようだ。B男の作戦のせいかどうかは不明
今はA男B男ともに彼女はいない

仕返しっていうか、相討ちだったかもしれない

 

 

同じことをこっちはクラス単位でやってやろう

小学六年生の頃、男子数人かにいじめを受けてたんです。
いじめの内容は、学校で自分が話をしても
無視しようと言うよくあるいじめでした。
最初の頃は我慢していたんですが、
流石に一ヶ月もされると辛いものでした。
そこで復讐してやろうと思い、友人のAとBに事情を話し、
作戦を立てました。

その作戦とは、同じことをこっちはクラス単位で、
やってやろうと言う単純なものでした。
自分で言うのもアレだと思いますが、
幸い、自分はそれなりに人気のある方だと思いますし、
それに、相手の方はそこまでクラスの人に
好かれてはいなかったんです。
そこでクラスの一人一人に声をかけてまわって
準備を着々と進めていったんです。

そして、ついに作戦決行の日がやって来ました。
何も知らずに学校に来ている奴ら…
プププwww
そこからはと言うもの、
やっぱり小学生、泣き出してしまったんです。
その時、自分は奴らが泣いているのを見て、
心の底がスカッとしました。
これにて 復 讐 完 了 

 

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