スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
小学生が席を譲った
昔、小学生がババアに席を譲ったのだが「そんな歳じゃない!」とファビョる。でも座る。
なんでも「譲られたから座るんじゃないよ!空いたから座るの!」とかいう超理論。
小学生もう泣きそう、つーか泣いた。
それを見ていたお姐さんが
「この子から見たら、というか私から見てもアナタは充分に年寄りです!文句言うなら立ったら如何ですか!」
「何で立たなきゃいけないのよ!空いてたかムグュ」
お姐さん、ババアの口を手でグワシっと塞ぎ
「サッサと立て、な?」
車内は立て立てコールと拍手喝采の雨アラレ。
居た堪れなくなったババアは次ですぐ降りた。
しかもお姐さん、小学生へのフォローも忘れない。
「相手がとんでもない糞ババアだっただけだから君は何も悪くないのよ、君はとてもいい事をしたの。」
あの時のカッコイイおねいさん、ありがとう。
Uターンしてきた車
昼間ちょっと近所を流してたら、交差点でUターンしてきた車とぶつかりそうになった。
信号が青になったから発進したら、対向車線の右折レーンの軽自動車がいきなりUターン開始して俺の進路を塞いだ。
急制動で間一髪、車の側面に衝突寸前で停車できたが、頭にきたからクラクション連打・空吹かししてやった。
そうしたら乗っていた老夫婦の助手席のババアの方が
「ちょっと!あなた!危ないじゃないの!!」
と窓を開けて怒鳴りだした。
そこへパトロール中であろう制服警官登場
ババアが「おお巡りさん!!ちょっとこのバイクの人に絡まれてるんです!!」
と警官に助けを求めたが
警官が「ここはUターン禁止ですよ。路肩に車寄せてください。」
と軽自動車を誘導していったww
馬鹿が駐車場として使ってた
もう何年も前のこと、当時。
元々畑で、使っておらず柵で囲んである土地があったんだが、しばらく見ない間に、どこかの馬鹿が駐車場として使ってた。
「勝手に止めるな」と注意の貼紙張っても効果なし。
そこで昼間に知人に頼んでユンボで穴掘ってもらって、巨大落とし穴を製作。
最後の情けとして手作りの注意看板も立ててやった。
が、翌朝見に行ってみると見事問題の車が落とし穴に落っこちてて、すぐに持ち主が見つかった。
そいつ初めこそ色々ゴネてたんだが
「穴があるという注意看板も立ってたし、穴は元々あいてた。それに無許可で人の土地使うほうが悪いに決まってるだろうが!俺の言ってること間違ってるか!!」
等と怒鳴りつけてやったら
「すいません、すぐ片付けるので許していただけないでしょうか?」
と折れやがったので許すことに。
まあ念のため引き上げに立ち会ったんだが、車体が思い切り歪んだ様でドア開かなくなってた。
当時出たばっかりの下し立てであろうY31セドリックが悲惨な事に。
あの持ち主歪んじゃった車をどうしたやら・・・・・・・・・・・
県外ナンバー
今週水曜日の話。
用事済ませて帰宅の途中、いつも使う国道が事故か何かで渋滞中。
仕方ないので、気が進まないけど住宅街の通りを回避の道として使わせてもらった。
俺の後ろについていた県外ナンバーのアリストもくっついてきた。
見た目、このスレの住人が大好きなタイプの奴ね。
夕方で歩行者自転車ともそれなりに走っているしあまり使い慣れない道だしで、制限40km/hを守って走行。
そしたらアリスト、煽る×2。蛇行ハイビームクラクション。
嫌だけどこっちも55km程度まで速度上げるも、攻撃止まず。
そういうことされると気が小さい当方、後方に気が散って前方確認も疎かになり、つい前方の路上駐車の車両に気付くのが遅れてしまった。
こっちは何とか急ハンドルで回避できたが、アリストは見事に路駐のセンチュリーにクリーンヒット。
レンズやらガラスやらが粉々に散る衝突の瞬間って、けっこう綺麗だね。
救急車と警察呼んであげて、おでこから鯨の潮吹きみたいに血を出してふじこってた。
上下白ジャージの不自然な色の日焼けした兄ちゃん、今頃どうしてるかな?
後から気がついたことなんだけど、そこのセンチュリーのお宅、なぜか塀がものすごく高くて、監視カメラが何個も付いてるんだよね。
家の中から不自然なくらい多人数の男が出てきてたし。
証券会社コース別採用面接にて
とある証券会社コース別採用面接にて
面「志望動機は?」
俺「御社に対する志望動機でしょうか?それともIBコースへの志望動機でしょうか?」
面「ん?ああどっちでもいいよ」
俺「では御社への志望動機となぜ私がIBコースを選んだかですが・・・カクカクシカジカ・・・」
面「ふーん・・・趣味は?」
俺「水泳です」
面「なんで?」
俺「泳いでるときは何も考えずにストレス解消になります」
面「へぇ・・・趣味がストレス解消って変な話だね」
俺「そ、そうでしょうか」
面「まあいいや。君って何か特別なこと出来る?」
俺「えーっと・・・すいません、思い浮かびません」
面「じゃあ終了。何か質問ある?」
俺「あなたは誰に対してもそういう態度なんですか?」
面「は?」
俺「僕の人生が懸かってるかもしれないんです。その覚悟で僕は望んでいるのにあなたの態度はなんですか?逆にあなたは何か特別なこと出来るんですか?」
面「・・・」
俺「僕はこの面接で落とされるんでしょうから最後に言わせて頂きます。
はっきり言ってあなたの態度は非常に不快です。
もうすでに他の証券会社から内定を頂いておりますので、そちらでがんばることにします。
そしていずれあなたの僕に対する態度を後悔させてみせます。では」
なぜか内定もらえた
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