ちょっと笑える切ない話まとめ
大盛りと味噌汁、タマゴ
いつもの牛丼屋に入る。
「大盛りと味噌汁、タマゴ」。
不細工な中国語人店員が片言で注文を伝え、30秒も経たぬうちに丼が出てくる。
反対側のカウンターを見ると、髪の薄くなったサラリーマンが
携帯電話を見ながらニヤニヤ笑っている
タマゴに醤油を入れかき回し、七味と紅生姜を牛丼にかける
何も考えない、メシが出てきたら条件反射でかき回して掻きこむだけだ。
「アリガトーゴザイマシタ ゴヒャクハチジュエンニナリマス」
茶で口を濯いで外に出る。
牛丼屋の外に出ると、駅前のパスタの店の前に行列ができていた。
黒板の立て看板に「本日 女性のお客様半額サービスデー」と書きだしてあった。
列に並んでいるのは、家族連れやカップルが多い。
「ケッ、馬鹿じゃねえのこのクソ寒いのに。」
強風吹きすさぶ軒先でも、誰もが楽しそうにしている。
父は子を抱き上げ、恋人同士は繋いだ手を離さない。
これが食事だ。
食べて心が豊かになる食べ物が、食事だ。
オレが食べたのは、ただのエサだ。
ただ生きるために採った、エサだ。
電信柱に供えられた花
よく通る道に花が手向けられている電信柱があり、
通る度に供えられた花の種類が変わっていたので
よほど大切な人を亡くしたんだろうなと気になって見ていた。
ある時、その電信柱の前を通ったらその花が荒らされていた。
次の日通ると花は綺麗に新しくなっている。
その日の夕方に通るとまた花が荒らされていた。
その後荒らされる→新しい花→また荒らされるというのが暫く続いた。
猫や鳥にやられたのかな?と思いつつ通り過ぎていたが、
ある日偶然にもその花を荒らしている最中の人を発見。
俺はとっさに車を降り、
「何してるんですか!」と咎めた。
するとこちらを向いた40~50代位の女性に女性が
「○○ちゃんを返して~」と号泣。
虚をつかれうろたえながら彼女を宥めつつ話しを聞くと、
彼女は娘さんをここで亡くした。
娘さんは歩いていて、車に突っ込まれた。
運転していた男性もこの電信柱にぶつかった衝撃で亡くなった。
この花は加害者の男性の家族が供えている。
その花を見る度に娘を思い出してしまい、いたたまれなくなって
花を荒らすようになってしまった。
といった感じでした。
「もうこんな事はしませんから・・・」
と泣きながらふらふら帰っていく彼女を見て
やるせない気持ちになり暫くそこに立ち尽くしてしまいました。
死ぬ前に…クリームパンが食べたい…
俺には90のじいさんがいる
先月癌で入院し、闘病中だったが昨日あることを言われた
「死ぬ前に…クリームパンが食べたい…」
俺はすぐにコンビニへ走り、クリームパンを買って戻ってきた
それをじいさんに食べさせると、一口食べたとたんに死んでしまった
何よりも安らかな顔だった
「死ぬ前に食べれて幸せだろう…」と思い、かじりかけのクリームパンを見てみると、クリームに届いていなかった
幼馴染の美香ちゃんの夢
幼馴染だった、美香ちゃんは幼稚園の頃は看護婦さんになると言っていた。
小学生の頃は飛行機に憧れてスチュワーデスになると言っていた。
中学生の頃はは教師になると言って猛勉強していた。
高校生の頃は格好いい女になると言い秘書を目指していた。
大学生の頃は女子校生に戻りたいと言っていた。
そんな彼女は今、日替わりでやりたかった全ての職業に就いている。
ロシアと日本の外交
(ロシアの外交)
Level1:ドル売りをほのめかす
Level2:NATOを牽制する
Level3:ウクライナを脅す
Level4:欧州向けガスのパイプラインを停止させる
Level5:核ミサイルの発射スイッチに手を伸ばす
(日本の外交)
Level1:見守る
Level2:注視する
Level3:遺憾に思う
Level4:遺憾の意を表明する
Level5:話し合う
道徳の授業で部落差別を扱ったばかりに・・・
道徳の授業で部落差別を扱ったばっかりに、
クラスで虐められてるA子が『部落』と仇名をつけられ、虐めが学年単位になった。
実際A子の家は代々尊敬される仕事に就いてる人物が多く部落の家系ではない。
でも、教師は『部落差別してはいけないよ!』と教えている手前
「A子さんは部落民なんかじゃありません。」と言う訳には行かず、
「この学年には部落差別している人が大勢います。とても悲しく許しがたい事です・・・」
とやってしまったわけさ。おかげでA子部落確定よ。
これが学校から周辺地域に広がっていく。
Y子ん家は気の毒な目つーか特別な目で見られるようになって住み辛くなり、
何処かへひっそり引っ越していった。
部落差別の無い所、部落知らない所では部落差別の授業やらんほうがいいと思うぞマジで
大きな仕掛け時計
近所のデパート入口に大きな仕掛け時計があった。
1時とか2時とかになると人形が出て音楽に合わせて踊るやつ。
単純だけど子どもたちには人気があった。
しかし、老朽化したのか、半年くらい前に仕掛けが取りやめになって
見かけはそのままのただの時計になってしまった。
今日たまたまその下を通り過ぎると、事務的な取りやめのお詫びを書いた張り紙があった。
その横には、全文ひらがなの紙がもう1枚。
とけいがだいすきだったおともだちへ
みんながだいすきだったとけいのおにんぎょうさんたちはおやくそくがあり、
○月×日におうちにかえりました。
でもみんなはこれからもげんきにきて
おにんぎょうさんたちのことをおもいだしてね。
ありがとう。
その書き方のせいか、人形たちはいつか戻ってくると信じている子供が
多いらしく、デパートに問い合わせが何件か来ているらしい。
クリスマスに帰ってくるというデマも子どもたちの間で
流れていると聞いて、ついなごんでしまった。
自分もあの時計見て育ってきたから、少し泣いた。半年前に戻りたかった。
プロポーズ
俺が付き合って3年になる彼女に結婚を申し込んだ時の話だ
俺「結婚して下さい!」
彼女「…ごめんなさい…」
俺「な、どうして?!」
彼女「実は私…」
彼女「結婚してるんです。」
俺「…」
よっしゃぁぁ!!
THE ENDォォ!!
彼女「しかも…」
俺「へ…?」
彼女「3年前に…」
よっしゃああああああああ嗚呼AHHHぁぁ!!!THE・ENDォォォォォォォ!!!!!!!
死ぬ前の願望
俺、死ぬ前に小学生の頃を、一日でいいから、またやってみたい
わいわい授業受けて、体育で外で遊んで、学校終わったら夕方までまた遊ぶんだ
空き地に夕焼け、金木犀の香りの中家に帰ると、家族が「おかえり~」と迎えてくれて
TV見ながら談笑して、お母さんが晩御飯作ってくれる(ホントありがたいよな)
お風呂に入って上がったらみんな映画に夢中になってて、子供なのにさもわかってるように見入ってみたり
でも、全部見終える前に眠くなって、お部屋に戻って布団に入る
みんなのいる部屋の光が名残惜しいけど、そのうち意識がなくなって…そして、死にたい
センター試験
いよいよ明日がセンター試験本番ですよ!
むっちゃドキドキしてきた…。
受験生の皆さん、今日くらいは勉強は休んで明日に備えますよね?
今日と明日だよ
来年こそはがんばってよ
シーズン開幕からこんなことになるなんて
受験要綱を見た。
どうやら今日と明日、両方とも試験があるらしい…。
親に話したら泣かれた。怒られた。殴られた。
学校の先生に電話したら怒鳴られた。今すぐに学校に来いって言われた。
今から学校に行ってきます……もうだめぽですか?
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