ちょっと笑える切ない話まとめ
偉人たちの名言
「無能な働き者は害悪である」
(H・V・ゼークト:第一次大戦後のドイツ陸軍中興の祖)
「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」
(ゲーテ:18世紀のドイツ最大の劇作家、小説家、詩人、哲学者、政治家)
「無能な味方よりも有能な敵のほうが役にたつ」
(マキャヴェリ:イタリアルネッサンス期の政治思想家、外交官)
「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」
(ナポレオン:フランス革命期の政治家、軍人、フランス皇帝)
「政府の中でオレが一番原発のことをよく知っている」
(菅直人:20後半~21世紀初め 民主党党首、反日活動家、プロ市民)
「海水を長いホースで原子炉に汲み上げるべきだ」
(鳩山由紀夫: 同 民主党元党首 脱税犯)
「ガソリンを学校のプールに貯蔵すればいい」
(安住淳: 同 民主党国会対策委員長 新聞記者)
大阪のある高校のエピソード
大阪のある高校のエピソードなんだが・・・・・・
その高校は日教組の力が強かったんだよ。
また、韓国との交流にも熱心で、韓国の高校と姉妹校になったりもしていた。
ある時、韓国の高校がスポーツの交流試合のために日本にやってきたんだ。
韓国のチームは、「国際試合なのだから、試合前に国歌を流そう」と言って韓国の
国歌のテープを手渡した。
その高校では「国歌演奏の際に立ち上がる必要なんてない」と普段から教育してい
たものだから、韓国の国歌演奏で生徒は一人も立たなかった。
国歌演奏中に横を向いている日本の生徒を見て、韓国側は不快に感じてた様だが、
その時点ではまだトラブルにまではなっていなかった。
そして夜の交流パーティで、韓国のチームは国旗の掲揚を要求して、持参した大極旗
を手渡した。
その高校では「国旗の掲揚は良くないこと」と普段から教育していたものだから、
生徒はその国旗を司会席の後ろに洗濯物のようにぞんざいに吊るした。
それで韓国のチームがキレた。
昼間の国歌演奏でも敬意を払わなかったし、お前らは喧嘩を売っているのかと韓国語
でまくし立てたんだよ。
怒鳴られた生徒は意味が分からず、
「これは、掲揚したりしてはいけないと教えられていた国旗を掲揚したから怒って
いるに違いない」
と思い、吊るしてあった大極旗をその場で引き摺り下ろしてしまった。
ついに韓国チームは激怒して、宿舎に帰ってしまった。
その高校の生徒は、最後まで自分たちの何が悪かったかが分からなかったそうだ。
たったひとつのキス
「これ、恋人のカオリ」
初めて彼女をこの家に連れて来られた時、私はガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。
私とアキラが同棲し始めたのは6年前の事だ。
高校から一人暮らしを始めるアキラが、寂しいからという理由で昔から仲の良かった私を
このマンションに半ば強制的に連行したのが始まりだった。
「はじめまして、カオリです。」
そう行儀よくお辞儀したカオリは、アキラにはちょっと勿体無い位可愛かった。
顔にも口にも出さなかったが、内心私は複雑だった。
私のほうがアキラを知ってる。笑っているときも落ち込むところも、この女よりよく知ってるのに。
アキラとカオリが付き合いだした馴れ初めは、たったひとつのキスかららしい。
元々大学で仲が良かった二人だが、ある日とうとうアキラの理性がぷっつり切れてキスをした。
これでカオリに万一ほかに好きな人でも居たら一大事というかシャレにもならないが、
強運にもカオリもアキラが好きだったらしい。目出度く両想いになったそうだ。
…たった、キスひとつで変わる関係なら、どんなに良かっただろう。
「な?言ってた通り可愛かったろ、カオリちゃん。」
カオリが帰った直後玄関を振り返って、自慢げにアキラがふふんと笑った。
ああ、可愛かったよ、長い間連れ添った私なんかよりあのコを選んだ位なんだから。
…可愛くないと、納得いかない。
「拗ねんなよ、バカ」
よほど態度に出ていたのか、アキラは笑って、いつものように私に軽くキスを落とした。
…キス、たったひとつで、変わる関係だったら、どんなに、良かっただろう…。
キスなんて何回もしているが、関係が変わったことなんて、ない。
…なんだかふいに悔しくなって、私はみゃあ、と鳴いてやった。
嫌ならタクシー使え!
ずいぶん前の話だが、帰宅中のバスでたまたま、
運転手のすぐ後ろの席に乗って小説を読んでいたら、
ババァが運転手の横にやってきてた、そして
「私の家は次のバス停から少し言った先を右に曲がって、
10Mくらいだから、そこまでいってちょうだい」
と、に要求していた。
当然却下されたが、しつこく食い下がって、うるさかったし
聞くに堪えなかったので、「うるせーな、嫌ならタクシー使え!」
とつい、言ってしまった。
ババァは俺に向き直って睨みつけ、言い返そうとしたが、
バス停についてしまったので、
「なによケチね、会社に訴えてやるから!」
と捨て台詞を吐いてババァは降りていった。
すげ―奴がいるなぁと思いながら、読みかけの小説に眼をもどすと
運転手さんがボソリつぶやいた。
「あのおばさんね、毎回、家まで送れと言って来て困ってるんですよ
バス停も毎回すこしずつ家に近い方にずらしてるんですよね・・・。
すぐにもとの位置に戻してますけどね・・・ハハハ」
力なく笑う運転手さんの背中に哀愁を感じた出来事だった。
もしあの日・・・
当時神戸の大学に通ってて学校近くの二階建ての木造アパートの一階に
住んでた。
ちょうどセンター試験で大学が休みで研究室にも行けなかったので前の日まで
彼女(OLだった)とスキーに行ってた。
で、アパートに帰ってきて彼女の家まで送っていこうと思ったら。
「疲れたし、泊まっていく」と言いだしたのでそのまま二人で並んで寝てた。
そしたら何がなんだかわからないうちに天井が崩れ落ちてきて生き埋めになった。
身動きはとれなかったが手を伸ばしたら彼女の手があって、彼女の手を握って
「地震みたいやね」「きっと助かるよ」って話をしていた。
「助かったら何が食べたい」とか「助かったらどこに行きたい」とか話してて
最後には「助かったら結婚しよう」って話になってた。
ところが何時間経ったかわからないけど彼女が突如苦しみだして力が
抜けていくのがわかった。俺は何も出来ずに叫ぶだけだった。
でも、彼女の苦しんでる時間はそう長くなかったと思う。
だんだん冷たくなっていく手を握りながらずっと叫んでたと思う。
そこから後のことは全然覚えてないんだけど夕方6時くらいに助け出
されたらしい。
あの日彼女を家に帰していればいまごろはどうなってただろう、と思うと
鬱になる。もしかしたら結婚してたかもしれないが、恐らく普通に別れて
忘れてしまってるかもしれない。
でも、彼女は今も元気に生きているんだろうなと思う。子供もいて幸せに
暮らしてるかもしれない。
検査のために病院行ったんです
この間、しばらく頭痛が止まないんで検査のために病院行ったんです。病院。
そしたらなんか先生がMRI撮った写真見て深刻な顔しやがるんです。
で、よく見るとなんか影が見えるとか言って、「ご家族の方にもお話を」とか言い始めるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、たかだか影如きで普段パートで忙しい嫁まで病院呼ぶんじゃねーよ、ボケが。
影だよ、影。 ただの現像ミスじゃないかっての。
なんか田舎から両親まで呼ばれちゃって一家四人で病院か。おめでてーな。
「よーし!俺、手術頼んじゃうぞー」とか明るく言ったら、みんな目に涙ためて怒ってるの。
もう見てらんない。
お前らな、特定疾病・罹患の診断書を書いてもらうから、さっさと生保に連絡しろと。
病院ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
生か、死か、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。擦り傷ごときで来院した奴はすっこんでろ。
「取り敢えず病状が病状ですから一応身辺整理を」とか医者が言ってて笑えない。
帰宅して入院準備とかしてたら、家族全員集まってきて「大丈夫だから」とか言ってるんです。
で、両親が帰ってやっと落ち着いたかと思ったら、嫁の奴が目の下を赤くしたままの笑顔で
「大丈夫!心配ないよ」とか言って、そこでまたぶち切れですよ。
あのな、表面的な強がりなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。 不安げな笑顔して何が
「大丈夫!」だ。
お前は本当に大丈夫だと信じているのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
お前「大丈夫だよ」って言いたいだけちゃうんかと。
入院前日だってのに、お前が腕枕して俺の頭を抱きかかえて「大丈夫だからね」って
、何者ですか。
「死んだら許さない」とか言われたって、死んだ人間をどう許さないんだっての。
「もし俺が死んだら、お前は若いんだからさっさと俺を忘れて他の男と幸せになれ」
なんて俺も言ったりして、格好つけちゃうだろうが。
大丈夫、大丈夫って何千回も言ってないで、さっさと別のことを心配しろって。
天邪鬼(あまのじゃく)の俺から言わせてもらえば、
今、天邪鬼の間での流行はやっぱり不安を押し殺して「問題ない」、これだね。
碇ゲンドウ風に「問題ない。」これが通の励まし方。
「頭をちょっと開いて中の影取り出すだけ。問題ない。」これ。
で、一度やってみたかったスキンヘッド。これ最強。
しかしスキンヘッドにすると俺の頭の形の悪さがバレるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まぁお前ら健康人は、
愛する人を悲しませないためにも定期的に人間ドッグにでも行っておきなさいってこった。
あのハゲの人カッコよくない?って言われたことある?
女たちが街を歩いててあのハゲの人カッコよくない?って言われたことある人いるの?
カッコいいとはいわれたことないなぁ。。
小学生に投石されたことはあるけど
俺も河童!って叫ばれながら小学生に石ぶつけられたことある
もうやめようぜ。涙が止まんねえから
妻の変化
何気なく、洗濯物を眺めてたら、妻の下着だけ、自分や子供よりも多いのに気づいた。
それ以来、洗濯物が干してあると無意識に数えるようになった。
必ず、妻が多い。
ある日、妻の下着がほとんど新しくなっていた。それも、それまでのベージュじゃなくて、
ピンクやら花柄だの。
あれ、とおもた。
そういや、最近肌が綺麗になってたし、髪型も前ほどバサついてない。
妻はちょっと美人だ。
ヤバイ、とおもた。
ある日、帰ってきたら子供が言った。「ママ、いいにおい~」
シャンプーの臭いだ。風呂場は使った形跡が無いのに。
これは、まずい。かなり、まずい。
自分は、それから妻の行動を気にし始めた。ホントは代休の日、会社にいくフリをして家を出た。
10時頃、妻が車で家を出た。後をつけた。
妻の行く先は、新しく出来た温泉センターだった。
今、はまっているらしい。
浮気でなくて良かったが、俺が働いてる間に温泉・・・いいな。
公園のおじさん
消防の頃、俺達の遊び場は近所の公園だった。
そこに結構な頻度で「おじさん」がいて、ベンチに座ってこっちを眺めてたんだ。
何がきっかけかは覚えてないが、「おじさん」と仲良くなった俺達は時々「おじさん」と遊んだ。
でも「おじさん」はすぐ疲れちゃって、サッカーもすぐぬけるし逆上がりもできなかった。
「年だからなあ」と笑いながらベンチに戻っていく後ろ姿は、本当にただのおっさんだった。
ある日リフティングをしていたら、珍しく「おじさん」が熱中した。日が暮れるまで一緒にいた。
始めはボールを落としまくっていて、「おいおいしっかりしろよ」といぶかしんでいた俺達も、
汗まみれになりながら22回までできるようになった
「おじさん」をすごいと思うようになっていた。
ただのおっさんがガキに混じって真剣にリフティングしてるなんて、
周りからしたら滑稽な光景だろう。
でも、「おじさん」は真剣だった。そのことが俺達を感動させたんだと思う。
23回目でボールを落とした「おじさん」に駆け寄って「おじさんすげーよ!」
とみんなで言った。
「おじさん」は「そうか、すごいか」といつもより嬉しそうに笑った。
俺達は「おじさん」に敢闘賞として
当時流行っていたドラクエのバトル鉛筆をあげると
「ありがとな」と言って「おじさん」は帰っていった。
次の日から「おじさん」は公園に来なくなった。
「おじさん」はヤクザで、
あの翌日に抗争相手の組の事務所に拳銃持って乗り込んで刑務所送りになった、
ということはしばらく後に知った。新聞にも載ったらしいが、
文字ばかりだったことしか覚えていない。
「おじさん」は公園で遊ぶ俺達を眺めて何を思ったのだろうか。
あんなに一生懸命リフティングをしながら何を考えていたのか。
22という数字は俺にとってお守りみたいなものだ。
今年も花火大会がやって来る。
花火大会の日は毎年年老いた両親に「彼女と行って来る」と言って外出してる。
そして花火大会とは反対方向の公園に行くんだ。花火の日は人気が少ないからね。
そこでひとりでタバコ吸ったりビール飲んだり。
頃合いを見計らって家に帰るんだ。両親には「あー楽しかった」と言ってるよ。
でも両親は気付いてるかも知れないな。
今年も花火大会がやって来る。
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